次の林次の廃道へ。 |
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実は人工の物しかない!あずさ2号さん感激の一コマ。 |
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ご使用上の注意! このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。 走行距離は主にバイクで測定し、 旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。 また、掲載される内容は大変危険です。 当サイト掲載内容によるいかなる被害も、 当方は保証致しません。 |
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廃道日記(Riding・Report)037-2 |
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「(二人が戻って)来ないけど大丈夫ですかね」 |
石造りの立派な抗口。 扁額がないことが口惜しいほどに美しい。 |
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「なんだ?この風景は」全ての地形に手が加えられてるぞ? |
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恐ろしい程に強固な造りだ? 直線の路盤が誠実な美しさを見せる。 見渡す風景の8割方に人間の手が入る。 |
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これ・・明治製?流石に隙間が開いてしまってるが、 |
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電柱が1.5m程で切られている。 根本にコールタールが残っている。 何か標柱が埋まっている。 |
考えて閃く「熊か?」 熊の爪研ぎ100年分なのか? |
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まだまだ先まで防雪地帯が続いている! 防雪壁は遙か13号隧道の裏側まで続いてゆく。 画面左に立ってるレールは作業小屋の残滓。 |
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保線小屋の他に管理詰所の様な施設が 在った物とオモワレ。 電化するまで使われたんだと重う。 |
おおお、確かに入口の橋だ。なんという高低差! 圧倒的な存在感を見せる石積!惚れぼれするねぇ〜。 |
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13号(旧環金)隧道。 1.5mに切り出されたかつての電柱がいい味を醸し出している。 13号(旧環金)隧道スノーシェッド! あずさ2号さんが歩って突入。20m程あるスノーシェッド。 この遺構群のなかでは一番新しい施設に見える。 |
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13号(旧環金)隧道は赤岩〜板谷間の当時最長隧道である。 |
配電設備?信号機?電話線? 全部付いていそうな壁面。 内部のモルタル巻きは次々と崩落。 鉄製のタラップも折れそう。 そう言えば枕木が無いなぁ? その左手は高さ1m程の敷地のような盛り土だ。 |
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「うおお!剥脱しているぅ!」 特に横坑の東側(赤崩/福島側)の崩壊が激しい。 |
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「うわぁ」後から横杭を抜けて来たあずさ2号さんもその場で立ち尽くした。 |
「横坑到達!」 暗い隧道に花が咲いたかのような明るい光が射し込む。 「横坑全景!」 相変わらず意匠がある。しかし7号隧道に比べ意味不明な作りだ。 |
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これが土留めかよ! どうやって打ち込んだんだよ?このレール。 |
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いい塩梅だ? 何故横坑?個人的には元々は明かり取りだったんだと思う。 でも防災上、トンネルの方が良いのでは? スノーシェッドという選択支もありそうだが?建設名目が隧道だからな。 |
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旧環金隧道は直線である。 地質に難があり換線されるわけだが。 |
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確かに脆そうだ。こんどはおぉじぃさんらが先行。 キター枕木!(笑 あらかたの枕木は外され、洞内に積み上げられる。 |
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また、意匠の違うスノーシェッド。 翼壁が玉石積みとは珍しい。 |
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何だか随分ひ弱に見えるな? 足下には大きな排水設備がある。 |
「また充電している」 ここはもともと沢があり、その為に排水設備があるのだが、土石流で埋まっている。 写真左の瓦礫はその溢れた余剰分のようだ。 |
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用途不明の札。 「工 復・・・」読めない。 同じ鉄筋コンクリートでも背筋位置が 現在とは違う。 被りが少ない為、すぐ鉄筋が浮かび出す。 |
バイクで走れる終端に到達。先頭はスクーターだよ? |
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「戸沢橋梁」と14号(戸沢)隧道。
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「保線用?の手摺りが付いてる!」 「え?手摺りですか?これが」 |
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幸い?バイクは無理でもガーダー橋の中央には単管パイプの手摺があり、一時期は歩道化していた印象が在る。 |
最初はアズベストかと思ったが棄てコンだった。 |
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「戸沢橋梁」 スバラシイ!。なんというか、 煉瓦アーチがあるだけでこんなに表情豊かな橋になるのか?。 |
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何か付いてる?銘板?。 しゅん功年月日 昭和32年8月23日 施工者名 仙建工業株式会社 工事数量 張コンクリート(鉄筋入)厚30Cm21.6F 300kg 用薬品名 ポリゾスNo-5 セメント重量の0.5%混入 しゅん功年月日 昭和32年8月23日 施工者名 仙建工業株式会社 工事数量 胸壁コンクリート5.2F 300kg 用薬品名 ポリゾスNo-5 セメント重量の0.5%混入 |
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「あ、ズリ落ちた」豪快だよなぁ、大丈夫か?。 対岸のあづさ2号さん。 「帰って来ました」残念だけど仕方がない、さあ帰ろう。 |
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撤収!帰り足は速い。 速やかに撤収! 応急処置! 「ま、帰れば部品有るから」 |
帰りに改めて位置確認!実際の高低差はこの半分だと思うが。 「おおぉぉ!あの横坑だ!」 対岸から見える横坑、谷間の中、小さいなぁ。 |
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路線略図(JTBキャンブックス「鉄道廃線路を歩く」)より転載、加筆。 青線が地図上にある道路標示(旧米沢街道及びダム管理道路) |
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