次の林次の日記に逝く。 |
ただ、見て欲しい。 先人の残した、この巨大な回廊を。 ダートとかグラベルとかいう言葉もなく、 ただ「砂利道」と言っていた 懐かしい時代の国道。 そして、橋梁。 これは遺構というには、あまりに現実的である。 |
現在の国道を望む旧道13号線「新沢橋」。 改良に次ぐ改良で、全面砂利引きの旧国道の中で、この区間の平均的道幅は6mを越える。 かつて、これ程巨大な旧道を走った事はない。 この新沢橋だけが、旧来の寸法で異常に狭く感じた程だ。 |
ご使用上の注意! このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。 走行距離は主にバイクで測定し、 旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。 また、掲載される内容は大変危険です。 当サイト掲載内容によるいかなる被害も、 当方は保証致しません。 |
廃道日記(Riding・Report)007 |
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約30分後、2台のバイクは東栗子トンネル福島側抗口脇の、旧飯坂スキー場入口で写真を撮っていた。 |
菱川林道、国道13号線入口。 横目に見ながら登ってゆく、飛ばしてます。 「トンネルを抜けると・・」。 |
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そこは「廃道」である。 現国道13号線東黒子トンネル入口。待避所の横にそのルートは顔を覗かせる。 今回は久方ぶりの除雪用「ゴルディオン・スコップ」装備! |
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Challenge!初っぱなから「倒木潜り」だ!。 旧国道13号線に合流。 写真手前が栗子側、奥に進む緑の絨毯が旧道部分。 バイクはスキー場側(写真道成右手)から来ている。 一応長靴を履いてきたこーはくさん。 ここは思惑通りの展開?いやいや、 「まるで田圃だ!」(本人談) |
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ホントに? ホントにキターーー!!! |
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「う、動かない・・・・」 亀の子スタックに陥るXLR-BAJA |
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「エンジン掛かんね〜〜!」 こいつは一回被ると掛からねーんだ 「とりあえづ降りて休んでやろう」 日頃の運動不足か?なかなか動悸が収まらない。 さすが「メタボレスルート!」 |
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こうしてみるととにかく道幅が広い。とても未舗装路とは思えない程だ。 黒く変色っているところが腐海化した部分、大変よく滑る。 |
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流石に見兼ねたのか?オタスケマンSJさん参上。 は!速い!。 通常の3倍のスピードだ。青いけど。 おお、「なんじゃこりゃ」 写真で見る以上に通れる部分は狭い。 橋の名は「一本橋」 視線がおぼろげなこーはくさん。 「ここ。走るんですか・・・?」 (T^T)。 |
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下を意識しなければ楽々渡れる一本橋。 度胸一発といったところだが、一人の時にできるかどうかはMRも怪しい。 SJ30Vさんは別格?、行きも帰りも楽々? |
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昨年の大峠から比べると、 総てのスケールが1.25倍増量(当社比)している。! 岩塊を削って道幅を確保している。 4mを割り込む事がない。 廃道ではなく当時のまま林道として利用されたなら東北屈指のダートコースだったろうに。 こーはくさんが折り返した下を通過する。 倒木に滑って斜めに停車したSJさん。 待避所に居るのではない、全部道路なのだ。 |
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今の時期以外絶対に来たくない荒廃した旧道、夏場は激烈な藪だろう。 この窪地のような部分がヘアピンを縫うように散見出来る。 旧旧道(明治道)だろうか?。 分かり難いので道を書き込んでみると・・? |
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ヘアピンも下の方は排水機能が働いているのか? 大変安定した廃道?なのだ。 この辺はSJさんのお気に入りに登録された。 |
何か妙に沈んだ写真になってしまった。その原因は手前の倒木。 |
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避けたハヅなのに〜。 しかも転倒向きが逆だわな? |
基礎部分に樹木や流失による欠損が見受けられるものの、見事な保存状態の擁壁。 基幹国道ならではの設備と言えよう。 |
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いよいよ最終局面。 |
最後のヘアピンを廻ると、新沢橋までは現国道と平行して下る。 下は路側帯・登坂車線付きの3車線道路である。 旧国道もこの場所で6m以上の道幅があり、驚く程広い。 |
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橋の袂にある警察官殉職慰霊碑 別のところから旧道化後に、ここに移設された。 |
新沢橋。昭和11年12月竣工、橋の長さは42m、巾6m 長年風雪に耐え抜いたメラン式RC開腹アーチ橋梁が力強い。 欄干が竣工当時と違うのは恐らく戦時中に供出の為、今の欄干も一部が紛失している。 |
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親柱は4つ全部確認。 しかし「もうダメぽ」状態?写真は西南側。 こちらは西北側、 袂には旧新沢橋の橋台らしきモノがある。 (仮橋なのかな?) しかし、明治道ごと落ちてしまっている。 こちらは北東側の親柱。 モルタルの劣化に伴う剥離分解が始まっている。 |
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橋を渡ると、旧道は斜面に沿って右(南)にカーブする、 そこはしかし、もはやバイクの通行は危険!。 |
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1tは下らないだろう巨大な岩石が行く手を阻む。(T-T) 上なんて見たくもないくらい、脆い。 |
近くに国道13号。 この辺りは現道からもよく見える。 |
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明治道、本来の旧旧新沢橋の他に、もう一つ橋があったようだ。 ここも明治道とは思えない程に、道が広い。 |
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正面が今来た旧国道13号線。 左手の細い道がエスケープルートとなる。 |
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細い脇道を下り、ガードレールの内側を擦り抜け、現道に復帰する。 対岸にSJさん、慎重に下るこーはくさん。 |
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MRの零度君が居る位置も 道路から1m位の高さがある。 |
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