次の次の廃道に進む。にむ。 |
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ここに、1組の写真がある。 友人のアルバムの一コマ そこには、1991年の撮影日時と共に、 未知の道路が映し出されていた。 懐かしのDT125とXL80の背景には、 驚く程に深い闇を秘めた、初めてみる隧道があった。 その銘板には、 「栗子隧道」 と記されてあった。 三島を鬼県令たらしめた道。 その最後の難関に、挑む。 |
「ここに行ってみよう」 写真提供:ふぉるくろーろ氏 |
ご使用上の注意! このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。 走行距離は主にバイクで測定し、 旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。 また、掲載される内容は大変危険です。 当サイト掲載内容によるいかなる被害も、 当方は保証致しません。 |
廃道日記(Riding・Report)010 |
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Third-Challenge! |
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Photo :Niisawabasi 070429 旧飯坂スキー場管理道路から旧道13号線に合流。 画面左端には石積が残る。 Photo :Niisawabasi 070429 合流した旧国道を登ってゆく。 昭和一桁台の6m道路だが、現在は単車線。 相変わらずの大きなヘアピンを繋ぐ直進道。 (単車は逆向きです。) |
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参加者ご紹介
06'から当ページ常連の熊五郎さん。 華麗なテクと力を兼ね備える大峠の主。 「ケモノ道」(Brog)管理人 初顔合わせとなる宮城のカモシカ乗りとらさん。 経験に裏打ちされた老練な技が光る。 「とらさんのバイク小屋」管理人 千葉から参戦の廃ライダー、あずさ2号さん。 関東を中心に廃道ハンターとして活躍中。 「そうだ、遠くへ逝こう」管理人 いまさら解説のしようがない廃人ライダーMR。 社会復帰は不可能と診断されている。 |
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かつての明治道床から見下ろす抗口。写真で見ると2m以上高い。登り口の擁壁は約1.8m程。 トップの91年撮影のものと比べると、抗口左側が大分崩れた土塊で埋まっている。 |
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二つ小屋隧道も改修による厚巻き部分がある。内部の状態は良くない。 その最たるモノがこの隧道の滝壺だ。 04’レポと見比べると相応の堆積がある。 Photo by Azusa No-2 内壁の剥離部分をまじまじと観察するとらさん。 毎年来る度に崩落したコンクリートが増えてゆく。 Photo :Niisawabasi 070429 既に開口幅が目測1mを越えた「窓」。 80cm程度の石が引っ掛かっている。 Photo :Niisawabasi 070429 この写真は春先4月末の画像。 雪解け水がかなりの水量で流れ落ちている 。 Photo :Niisawabasi 070429 これも春先の写真。この部分の擁壁は長い。 Photo :Niisawabasi 070429 隧道内の滝から流れ落ちるようになって、 逆に雪解けの通行が容易になった(笑w と思われる。勿論路面状態が良い訳はない。 鳥川(からすがわ)で道はカーブを描き 川に寄り添って走る。 橋に向かっては直線の下りとなる。 (写真は逆向きです) |
Photo :Niisawabasi 070429 無惨な崩壊を見せる北側抗口。 抗口右手のウイングは漏水による崩壊を 起こしている。本来翼壁の上にある側溝へ 水が流れることはない。 |
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少し雨脚が止んできた。 |
現山菜取り用駐車場(旧国道13号)鳥川橋。 昭和10年4月年架橋のコンクリート橋である。橋長23.29m/有効幅6m。 昭和4橋(新沢・鳥川・大平・杭甲)のうちで 最も経年劣化が激しい橋である。 |
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Photo by Azusa No-2
橋の両端には架橋の際の道床らしき跡が。 Photo :Niisawabasi 070429 鳥川を渡ると道は再び上昇に転じる。 広場となっているここもかつては工事用倉庫があったとされる。 Photo :Niisawabasi 070429 製紙会社の所有地看板。 何げに05’に付け替えられている。 同じモノが菱川林道にも存在する。 雨の中黙々と登ってゆくあずさ2号さん。 みちはつづら折れを介して標高を上げてゆく。 Photo :Niisawabasi 070429 大平峠(仮称)の稜線部分は比較的長い直線がある。天気の良い日は展望が良い。 雰囲気は完全に普通林道だ。 |
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旧大平宿に到着。車が回転出来るスペースがある。 ここからはオートバイ1車線専用道路だ? |
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大平橋。昭和10年6月竣工。橋長23.29m、有効幅6m。 大平橋は有志の手で綺麗に清掃活動されていた。明治初期の欄干の全容を初見する。 |
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末期的な路面状況。 いや、はたして 路面と呼ぶべきだろうか?これが。 |
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撮影で時折停まるあずさ2号さんやMRを 待ってくれるお二人。 どうもすいません、お手数かけます。 |
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