廃道日記(Riding・Report)
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卒塔婆峠で、廃道祭り。 |
廃道日記 28-2「Revenge! 卒塔婆峠」
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13人の落ち武者が 村人に狩られてしまった山 「クビカケの森」。 阿武隈山系は 低い山が連なる山脈なので、 入り組んだ沢に迷い込むと進退窮まる。 塩の道を 峠の尾根沿いに造る相馬藩の手法は、 現在の登山の原理そのものである。 きっと、 巧みに沢に筋にと追い込まれ、 村人の手にかかったのであろう 落ち武者達。 その魔の山の懐に、 今、俺達は居た。 |
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ご使用上の注意! このデータは、 あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。 走行距離は主にバイクで測定し、 旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。 また、掲載される内容は大変危険です。 当サイト掲載内容によるいかなる被害も、 当方は保証致しません。 |
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立入禁止区域の外苑。背徳の峠だ。 (Photo:2011.4) 「スタンド埋まった」 何故か力尽きたWR250F。 |
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「下見て来ます?」 先遣隊はおぉじぃ氏、手前のセローはS老師。 「下はダメだよ」 フカフカでモトクロスタイヤでは掘るよ。 |
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「誰か切ってる!」「あ,俺!!(爆」 09年のままなのか?(笑w。 |
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本来の道幅は法面の崩落によってなだらかな地形に変化していた。 「そこに倒木だよ」流石に難易度が高い。 |
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根性入れて切れ!。 |
そして突破!3倍のスピードで。 |
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素晴らしい道幅が残る所も在る。 廃れ具合もいい味だ。 |
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植生の違いが境界の証。写真右側が南相馬、左が霊山玉野中井塚。 道沿い正面東方向が新宿(新駅)方面のハズ。 |
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道はやがて登り始め、沢の様相となり 体積した腐葉土と格闘して走る事となる。 倒木を何本か潜る。 三度目のちいさな峠を越える。 「いい香り」RMXの廃気煙にソソられてしまふ。 ジャングルだ。道が不鮮明となる。 だが植生からして道はここしかないだろう。 道だけど・・・倒木祭り開催中!。 |
トツゲキ!!。うりゃうりゃ〜!。 ああっ!。 「結構登るよな?」「こんなに登るとはおもわなかった」冷静に判断されてます。 スゲえ、専用の金具で吊っているゼ。 |
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どっちを越えよう?根元か先か?。 その先でもおぉじぃ氏が思案中。 |
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見事な落葉が情緒を醸す二等仮定縣道/街道跡。 |
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実は浅い掘り割りに横一文字の倒木。 SD氏がルート判断ミスで立ち往生する。 わからねぇよな、普通。 |
腰まである熊笹の海が広がる。山陰からして、そろそろ新駅部落か?。 放射能残留値は高そうだ?(笑w いや、笑い事ではないんだがな、笑うしかないだろう?今更。 |
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倒木に足跡。一人だけ真ん中越え。 残り全員が写真左の根岸から越え・・・。 「ダレ?」 |
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Q;街道?縣道?何処ですか?という状態だわな。 |
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A:ここは段差越えがありつつ緩やかな右コーナー?。 |
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その先は再び延々の熊笹薮の道が今度は尾根線の北側に続く。熊笹の中に中途半端に倒木が在ってイキナリびっくりする。 |
あやうく絞首刑になりかけたSD氏。 まさに「クビカケの森」の恐怖! 排気煙キター! この香り、今日も良い日だなァ・・・。 誰かガイドしてる! |
S老師も迷う、BS師匠も迷う。ここは何処?元道路なのは間違いないが・・・?。 どう見てもただの窪地なのに・・・? |
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これがT字路?! 色分けしないと道と解らない。 手前の赤色が今通ってきた道(振り向いて撮影)。 |
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藪に光学迷彩化してゆくRMX。 藪の中には騎馬隊5台が居る。 |
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道発見?!何処がダヨ。全く足下が解らないが実は元"土場"? 伐採や間伐の端材がゴロゴロしている一大地雷源とも言える。 |
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現実には密生した薮の中、営林署が放置したであろう間伐の端材にハンドルを取られまくり、やっと前進していたのだが。 |
広大な藪はやがて収束し、足下には1本の林道が 現れる。そしてその道は・・・・。 |
新宿地区の 新駅集落に出る!!! 赤い矢印の田圃道に出てくる。想定外の位置だった。 |
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あのコーナーの先で皆さん休んでます。 薮の所は総てかつての田圃だ。 |
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廃道日記 28-3「Revenge! 卒塔婆峠」
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13人の落ち武者が村人に狩られてしまった山 「クビカケの森」。 阿武隈山系は低い山が連なる山脈なので、入り組んだ沢に迷い込むと進退窮まる。 塩の道を峠の尾根沿いに造る相馬藩の手法は、現在の登山の原理そのものである。 きっと、巧みに沢に筋にと追い込まれ、村人の手にかかったのであろう落ち武者達。 その魔の山の懐に、今、俺達は居た。 |
今回のルートマップ。後半部分、新宿(新駅)から坂下まで。 オレンジの線は2011年探査時の通過ルート。赤が午前中の卒塔婆峠ルート。 新駅区間は車も大丈夫なかつてのメインストリートで、時折廃屋もある。 今回は坂下側の山上にある廃道区間に来訪。こちらは単車のみ通行可となる。 |
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街道沿いの元山浄水場。夕日を浴びて咲き誇る桜達、今日も良い日だなァ・・。 |
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ゲートがない!。 水神様のご褒美か?魔の森の思し召しか? |
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ダートのつづら折れの先に!旧街道の入口がある。 |
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旧道上には電柱。このライフラインがある限り、 この道は死なないだろう。 昭和40年代まで使われた道。 時の流れが紡ぎ出す、緩やかな道。 |
振り向けば、旧道 |
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自己再生する森、抗う道。限りなく自然に近い、人工。 |
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最後のヘアピンを駆け上がる。いいね、このうねり具合。 廃コンパクト!このサイズとなると小型車以外は曲がれないな。 小型オート三輪なら余裕で曲がれるかも? |
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緑の光に満ちた旧道。 |
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現道に合流する!夕日と共に今日の所は引き上げだ。 |
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次の廃道も見てみる。
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