廃道日記(Riding・Report)
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標識の"楽園"へ。 |
廃道日記 27
旧県道386号二本松岳温泉線と二本松裏街道。 |
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僕の生まれた所は、 やがて道路になり、 そして 廃道の入口となっていた。 そこには、 未だ定まらない羅針盤と共に、 「通行止め」 の看板が立っていた。 そこが、僕の"生"地。 |
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ご使用上の注意! このデータは、 あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。 走行距離は主にバイクで測定し、 旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。 また、掲載される内容は大変危険です。 当サイト掲載内容によるいかなる被害も、 当方は保証致しません。 |
ここが「福島県道386号 岳温泉線 旧(廃)道区間」 分岐点だ。 |
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バイパスとも言える現県道の下を潜る。 原瀬川の北側を川と寄り添って進む。 交通事故慰霊碑がある。建植昭和37年。 分岐路がある。旧県道は通なり左へ。 右はダムへの管理道路。 |
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キタ!。 うわ、既に貫禄の佇まいだ。 |
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既に塗装すら飛んだ「車両通行止め」 看板。何時からだろう?。 |
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向かって左が河川名、「はらせがわ」と 銘打たれている。 |
右の銘板が「もみぢばし」 ”ぢ”が味を出してる。 |
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橋の前後は道幅が広い。 橋の架橋後に道路環境が変化した証だ。 バスなどの大型車はこの橋を交互通行出来ない。 |
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おお、いい感じだ。この標識は?。 |
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スゴイぞ日本の工業製品!素晴らしい!。 「コォレハ、キュウキュウドウ、デスカ?」 売られてますが(笑w。 |
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原瀬川に沿って真っ直ぐに登ってゆく舗装路。苔むして滑るんだな、これが。 |
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おおっと、ヘアピンだ。上に道が見える。 |
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びっしりとスギに覆われた路面、上下左右も杉林。 花粉症ならドン引きする光景だ。 |
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味わい深い錆び具合(笑w 1回のターンで5m前後を上げている。 更に第二ターン。の黄色い縞模様はカーブミラー。 |
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イン側は崩れた土砂と落ち葉が織りなすバームクーヘン。植林地帯を離脱する。 |
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展望台も兼ねた待避場・・・?普通に”林”に成りつつありますが、廃。 |
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むむ、これは! この石垣は、駒止は? |
一番下の石垣は、恐らく戦前のモノではないだろうか? 「最初の駒止」も多分そう。 この広い道幅は、改良に継ぐ改良で、山側の糊面を削り取っていった結果なのだろう。 |
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穏やかな道が続く。 |
標識発見!この写真だけで解ったら凄い。 |
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「スリップ注意」。 今はすっかり乾いているが、緑の「苔」の繁殖跡がある。 |
素晴らしい眺めだな!!。こちらの暗渠は石垣がキチンと組まれたもの。 昭和37年以降の2次指定前後の石垣と思われるが・・・? |
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実際正面から見た標識のピクトは「警笛鳴らせ」 鳴らせるモノなら鳴らして見ろ! と言うくらいの道だが。 あ、ファンタ・・・。 ばバスかな?トラックかな? 流石に面板は無かった。(爆 最後の意地を見せるカーブミラー。 プレートが残っていた?。 |
あ、瓶ファンタ・・・。 懐かしい。 昭和40〜50年代の瓶だ。 |
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いよいよダムが見えてきた!それにしても、いい廃れ具合だな。 ここにも「旧」「旧旧」駒止がある。 うお、これか?通行止めの犯人!!。 後日、道路は原瀬川に向かって陥没していた。 |
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成る程、それで警笛鳴らせなのか!!。違うだろ<俺? |
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「警笛鳴らせ」も実に色合いがいい。 足下に斜めっているのは、多分バス停の看板の柱。 |
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アスファルト薄っ!今時の駐車場程度の厚さしか無いように見える。 |
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これが普通のガードレール支柱・・・。 これが四角いニュータイプ?。 それほど便利ではないのだ、ララァ。 |
そしてますます狭くなる道幅。 コンクリート製の落石防止フェンスが更に道を狭くする。いよいよ最狭区間に突入か?。 |
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「幅員減少」かと思ったら「落石注意」 だった。「福島県」の文字が柱にある。 |
「スリップ注意」 ホントにコーナー毎に一枚あるな?。 ガードレールの次は・・? いつ頃の駒止なんだよ?コレ。 戦前の道が残っているのか?。 後ろ向きだが「落石注意」 原町林鉄のお株を奪う、見事に垂直の法面。 おお、こんな道なのに ガードレールだ!。 |
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ここでやっと2本目の「落石注意」標識を見るが、今となっては全部のコーナーに付ける勢いだ。 |
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現場で直接打設されたと思われるコンクリート欄干。 その下も・え?下の石垣は戦後の物かーー・・?。 |
目前に岳ダムが大きく見えてくる。道路はもうバスの幅分しかない。 |
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「落石の恐れあり」と書かれた看板。 昭和間もなくの道路には良くあるんだな、これが。 |
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廃道区間突破!無論、そんなわけはない。 |
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ダム公園がある。 本当に、只それだけの空間だが、寺崎さんが野宿しそうだ。 |
ほらな。 ダム管理道路と合流する最後の登り。 |
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高低差はざっくり100mという所だろう。 名称が「旧県道二本松岳温泉線」とある。 |
ダム本体工事着手が昭和46年、 ダム竣工が昭和55年とある。9年掛かった訳だ。 |
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おお、まだ標識があるのか? またまた「スリップ注意」だよ?。 |
おお、更にこんな所に!。 振り返ると、もう一本のカモフラージュ!。 |
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「幅員減少」がある。 昔はここから最狭区間か?。 息も絶え絶えにある「スリップ注意」。 |
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現県道459号線「ニコニコ橋」の橋台下に旧県道は吸い込まれて終了!。 |
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