廃道日記(Riding・Report)
|
街道なのか? |
廃道日記 26「相馬中村街道と旧縣道二等線」
|
|
見上げれば薄青の春の空。 十数年前に訪れた時、 既にその集落は限界と言われる状況だった。 春の木漏れ日の下には、 既に長らく放置されたであろう住宅と、 かつての野菜畑があった。 稲作の跡を覆う様に広がるススキ野は、 きっと今も 青い空から降っているであろう 放射性分を受け止めているのだろう。 「新駅」という名の部落に 人は何を夢見たのだろうか? |
|
ご使用上の注意! このデータは、 あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。 走行距離は主にバイクで測定し、 旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。 また、掲載される内容は大変危険です。 当サイト掲載内容によるいかなる被害も、 当方は保証致しません。 |
唯一!現在、新駅(新宿)地区に行くには中井塚ルート以外には無い。 |
|||||||||||||
|
中井塚林道(仮)。 幾つか支線もあるが、とにかく荒れてます(喜w。 竣工年度不明、普段は通行止めの柵もある。 雪道という事もあり、中々登るのが大変。 |
||||||||||||
名も無き峠に。 林道を駆け上がると峠に着くが、名前は不明。一応中井塚峠?冬枯れの峠は遠くまで見渡せる。 |
|||||||||||||
|
車を置いた峠の西側に道。 雪は隠さず教えてくれる。人の営みを。 |
||||||||||||
|
|||||||||||||
下って直ぐ下に分岐点?。 さて、どちらが卒塔婆峠に向かう縣道でしょうか? |
|
廃屋の前をダブルトラックなかつての縣道。 既に部落に人影はない。 |
||
新駅(新宿)地区の東端(部落入口?)にある新旧道の分岐。 ジムニーに沿って直進が新道で尾根沿いに登る新宿林道に出る。 |
|||
TTRで来た時には左折してかつての縣道?を走った。 |
|||
風情ある縣道?新宿林道が出来る前は、 これが総てだ。 殆ど下りの縣道、段々不安になってゆく。 |
|
||
何か良い感じだぞ!(笑w |
白いのはコンクリートじゃなくて砂岩です、念為。 やっと登りに転じてホッとする。 下りに比べ登りはかなりキツいわ。 |
|
||
西から北に登って来た当時の明治県道はここで大きく進路を東に変える。 社はこの峠に奉られたのだろうか?。 赤矢印の電柱は同じ電柱である、位置関係が掴めたかな? |
|||
|
|||
現在の道路は直進。 でも左手の薮下にも道の跡がある。 この辺は林道の仕様だ。 道幅は約3m、普通車の離合は至難を極める。 ガードレールが現れると道は5m道路となる。 でも路面は未普請なダートのまま。 路肩から倒木、処理の跡が古い。 法面の処理がいかにも昭和50年代風だ。 |
|
||
コンクリート橋・・・普通、つーか林道っぽいつーか?。 |
|||
ああ、杉林地獄・・・。 |
|
旧街道分岐!この日はジムだったので、取り敢えず現道を下る。 |
|||
S62頃の林道・・・?いかにも!と言う設計。 |
|||
Revenge!! 旧縣道!!。 後日、再びニコ改を駆って旧県道に突入してみる? |
|||
|
|||
何じゃ?この入り組んだ幾つもの道は???? |
|||
|
道路夢想図?無論脳内境界ですとも!ええ。 |
|
|
明治の道が残っている?。 おお、見通しいいぜ。 |
て、オレの撮影位置は「旧相馬街道?」。 この場所が「殿様道?」。どう見ても街道は二段あり、更にその下に「明治車道」?がある。 |
|
|
余りのコンパクトさの為か? コーナーの下に出るとバイクでも曲がり切れん。 |
いい雰囲気。確かに、車道化されたかの様な風情がある。 ここからだと解り辛いが、空き地てっぺんが「殿様道」左側と段差になっている。 画面左の木々の間から入ってくるのが車道だろう。 |
山側は杉林の左コーナーを抜けると、谷側の右コーナーは道幅が無くなっていた。 |
|||
|
平に見えるけど。 写真の水平は左上げ15°くらい。 おお、こんな道なのに ガードレールだ!。 なんだ?目前の路面が見えないお! と思ったら「下り坂だ」 |
||
ここで一気に高低差を詰める!!。 オイオイ、行き当たりばったりだな?でもガードレールあるし? |
|||
|
「更に詰めェる!!」 薮の真実はまだ続く激下りである。 |
合流した先は右へのヘアピン。お約束に先程分岐した旧道がフェードインする 最初は旧道貫通かと思われたが・・・。 下に折り返しと出口が揃っていて、旧道がその下で再三のターンをする。 この時点で一つ上の片方が旧旧道ではないか?という疑いが発覚する。 |
|
|
路面には大きく深い亀裂もある。 |
最終コーナーの手前で合流する新旧道(写真正面が旧道) 合流点の法面には古い石垣がある。 |
|
|
最終コーナーの先にはゲートがあり、基本通過不可能となっている。 車はな。下には民家数件と浄水場がある。 |
調査日:11/4/3の状況: |
|
どうしてバイクが外にあるかは不明。良い事あったんだ、とご理解ご協力をお願い致します。 実は最終コーナーには直進する旧道があるが、そのまま民家の駐車場に出てしまう。 というか、旧縣道上に民家が建っていると言う方が正しい。 |
次の廃道も見てみる。
|