林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。




椚合折松林道のT字路にある林道起点・・・。
林道標柱が新品だ!
これって一体どのようなタイミングで交換されるモノなのだろうか・・・?。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)050-1



●コースから繋がる林道群。

 林道に限らず道路は「生き物」である。それぞれの営林署や民営林は理由あって道路を延伸したり閉鎖してるが、開発の果てには詰まるところ生育状況の順に、10年単位で順繰りに禿げ山を作りつつ展開してゆく。
 ここもまた、林業以外にも畜産などの振興増進が更なる林道の開削を呼び、異なる目的の林道が複雑に絡みあう地区となっている。
 先ほど「生き物」と形容したのは、これに四季の表情を加え、来るごとに違うルートアプローチをすれば、同じ林道群に足を運んでいるのに見るたび違う表情に出会えるのだ。
 故に、群体と化した入遠野林道群は実に深い味わいを持つと思われる。
 椚合折松林道からを起点とする「三大明神林道」は、小粒ながらもピリリと辛い別口のいわき側アプローチルートとして、有名な「モトクロスしどき」コース入口手前にその終点を持っている。

TouringMapple2005.3版に普通の道として掲載されている。

●三大明神林道
区間総延長:約4.3Km(全線未舗装)
概要
 椚合折松林道が入遠野のいわき側導入となるメイン林道であるなら、今回ご紹介する三大神明林道はそのサブルートと言えよう。


木製OP塗装、フィルム切文字加工の標柱。
3年くらいで剥がれて仕舞うんだよな、文字が。
こういう木モノは手書きで御願いしたいな。


トップの写真の直線を登り切った処が、
この有様。イヤな予感・・・。



キタこれ!ズブズブじゃん!。



そもそも4tトラックが一杯の重量をかけて走るんだ、一度ぬかるんだ路面が直るわけもない。
伐採作業中の土場を抜けて、林道は下り始める。


 そもそもこのルートは伐採道であり、しどきから上の椚合折松林道に合流した事により、林道として格上げされたのでは?と思われる(根拠レス)。
 それ程に、林道の中間部分は荒れている。その為か(どうかは解らないが)実際に切り出した原木は三大明神ではなく椚合折松林道を介して里に下ろされているのだ。


土場を過ぎると林道は荒れ始める。

 実際に林道を走ってみる。
 当日は椚合折松林道にある起点から突入した。袂にある標柱はここ数日に交換された新品で、柔らかく均された土には草一本生えていない。
 入口から見る三大明神林道は直線の登りで始まる。ピークまで100m程の登り傾斜自体はさほどでも無いが、問題はピークから先の路面の軟弱さだ。
 ただでさえ軟弱なのに、赤土を補充した形跡があり、通過する4tトラックの重さも手伝って、雨期には絶対来たくない、まるで焼き物の練り土の様な状態だった。
 程なく土場に着くと、犯人と思われる営林関係者が4t車に原木の積込作業中だった。重機に乗るオヤジさんに通行の許可を頂き、道を空けて貰う。
念のため道は繋がっているか?確認するとレース場まで降りれるとの事だ。


沢のせせらぎ部分がそのまま道の様だ。
乾燥時に来たのは幸いである。


それは地形と重力によって流れて・・・?
「沢になり、滝と化している(爆」。


そして枯れ沢は、
林道を深く抉り始める!


 土場を過ぎると、林道は開き直ったかのように表情を変えて来た。
 路面には縦横無尽に枯れ沢が走り、幾つもの沢がコーナー毎に烏合離散して水を集め、やがて滝となってヘアピン下の林道に流れ込む・・・カーナビに釣られてローダウンのBBなんかじゃ間違っても来ちゃ逝けない。(爆
 でもオフ車で雨の日は楽しそうでもあるが。


地元の車以外は人影もまばらだった・・はづだが何だ?この軽トラの集団は?

 荒れ果てた林道に白く輝くガードレールを視認した時、それまで気にも掛けなかった事実に気が付いた。
「標識がない・・?」
 そう、起点で案内標識を見た以外、道中で標識が無い様なのだ。
待避所あり、止まれ、徐行、路肩弱し、制限20Km、警笛鳴らせ、落石注意・・支柱がナローゲージかどうかという以前に、この林道には標識が見当たらないのだ。
 途中、間伐作業中の軽トラらも路肩に縦列駐車で、安全施設と呼べるものはあのガードレールだけであった。

しどき側にも看板はあるが、ついに道中標識は無かったと思う。


路面を横切る枯れ沢にオプションの倒木。
心地よくジャンプなんかしちゃうと、
もれなく倒木に頭突きしてしまう。


おお、ガードレール!。
そういや、何か足りないな?この林道。


待避所のような広場も散見出来るが、
そんな表示はない。
間伐の草刈り機の音に紛れて、
勇ましいエキゾーストも聞こえてくる。



n三大明神林道終点。零度の向き先300m程で「モトクロスしどき」コース入口がある。
休んでる間にも、2ストロークレーサーの官能的な排気音が聞こえる


調査日(07/9)の状況:
 元伐採道の根拠は、この「標識のなさ」です。全長4.3Kmと決して長くない林道ですが、普通なら、否、勿来/いわき管轄の営林署管理林道で標識無しは珍しい。民営(または個人?)なら標柱にその旨の記名があるでしょうから、やはりこの状態で営林署扱いなのでしょう?。
 路面状況は荒れですが、頂上の泥濘以外は引き締まった路面なのでグリップ良く走れます。
当日はバイクの足跡は皆無でした。