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林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

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このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
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走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
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このContentsは、適当に増殖します。

「春一番は嵐の如く」"荒らし"の間違いかも?。

林道日記(OFF-ROAD・DIARY)085-3



ランドマークのない入口。


●人呼んで「裏真名畑林道」
本線に違わぬ峰越えロングダート!

概要
 戸中林道はこの鉄塔筋では極めてスタンダードな林道といえるだろうか。
その理由と思われる事象を幾つか書き出し、その標準の意味を考えてみる。

 まずは戸中林道の終点標柱を見てみると、平成10年東京電力の送電線用鉄塔として建植されるいわき線代  鉄塔として企画された鉄塔用作業林道であると思われる。
 だが、林道脇にされる植林は若い物で10~15年前後、古い造林で40年前後と推測される。
 この場合その40年前に植林したときの作業道が存在した筈で、そのルートに時代的誤差はあるだろうが、現在の戸中林道のルーツが在るのではないか?と考えている。


No-119~No120
南いわき幹線 東京電力平送電所。
の案内柱がある。


「砂防ダムがある」と言う事は元々河川管理林道?(笑w

 
 
そして戸中林道に限らず、この界隈の林道は多少の個体差はあっても、その方向性と成り行きは似た者ではないだろうか?と考えている。
 戸中林道の県道60号線側の入口は林道では無い(正確には市道?)様なので、
まずランドマークである林道標柱そのものがない仕様なのだ。

 ゲート周辺にもいわゆる棚倉営林署謹製の物は見当たらない。まるで新規の林道にすらみえるが。
 戸中林道高内支線には棚倉営林署時代の路線銘版が存在する事から、戦前もしくは戦後には既に林道があったと考えられる。


「また?案内がある」
左(直進)No119~No120
右(右折)No118 、とある。


このゲート前だけ「コンクリート舗装」されてる。
理由は不明、ここのみの舗装である。重要路線だからか?


ここは直進すると倒木や警笛鳴らせの標識の出迎えを受ける。
林道は地形に沿って西北西に齣を進める。

 
 TouringMapple2008.3版に林道として掲載。関係者以外通行止。
 
戸中(とちゅう)林道
総延長:2.37Km(全線未舗装)
導入区間:0.4Km(起点ゲート前
          〜県道60号)

 取り敢えず話しながら行ってみよう。
 県道60号線から入ると極めて平凡な舗装の山道を民家の裏側から入って行くという、これまたありふれた犬の卒倒状態である。一応川沿いであり、沢の名も戸中沢という。


若い植林地。路面状況は安定している。



「植林地が両側に現れる」林道下は5〜10年、上は15年以上?。


 そして、お約束の様に民家の裏側からさほど遠く無い所に砂防ダムがあるのだ。
 
ダムから三叉路のあるゲート前まではざっと300mほど、林道が砂防ダム管理道を兼ねるのは当たり前の様に普通だ。
 当然、上流に行けば砂防ダムが沢山あると思っていた。
 ゲート前に到着、向かって右(東)から戸中林道高内支線が合流して来る。本線である戸中林道からだと高内の部落までほぼ下りとなる林道だ。
 
本線前には当然ゲートがあるが立ち入り禁止の看板も無く・・・もとい倒れていた。山火事注意の横断幕に見送られて行く。

 本線に入ると流石に近年に作られた林道だけに道幅も広く待避所もあって関係者には使いやすそうな道である。
 鉄塔の工事が終わったまま放置という風情で、ダブルタイヤで均された砂利が走る場所を指定しているようだ。
 林道は山尾根南向きという絶好の地形に逆らわらずにタルい感じで登って行く。多分重量のある鉄骨などを荷揚げする都合上、鈴鉄とまではいかないものの、傾斜をキツくして距離を稼ぐ事は出来ないのであろう。
 

暫く走ると雑木林が復活する。
尾根が近づいてきた。


路肩の法面が一部欠損している。
去年のかんじではなさそうだ?


植林地帯を突破する、周りには何も無い!
林道はひたすらに尾根を目指して南斜面を蛇行して登る。
ん?何だあれ。

 

起点から2Kmを示す標柱。自宅で確認するとこれはゲートからの距離だ。

 そして鈴脳の道下は皆若い植林で背が低い傾向が強く感じた。足下が苗木で背が低いため今の所比較的に見通しはよさげだ。
 しばらく、いやもとい結構登ってくると伐採地域なのか段々周りの木々が小さくなって来た。
 そしてここがそうなのか?そばに寄り添っていた沢があっという間に小さく細くなりヘアピンを介して反転すると崖がわには遠くを見通せる展望が開けて来た。
 
おおっ、あの鉄塔まで行くのか!


相変わらず広い道幅。ゲート通過後の方が狭く見えるのは周りの植林のせい?。


暗橋で沢越えして尾根の北側へ
ここも大きく法面崩潰?軽自動車なら通過が可能だが


計画は最終段階へ(笑wここが終点?。


 後からログを確認すると、既に道の表示の無い所をKLXは走っていた。
 林道は隣の尾根に移る事無く、沢の源流を超えずに終わるのだが、実際には暗橋で沢越えしていたのだ。
 そして緩いヘアピンの先には輝くばかりの紅白の塔が天空に手を広げていた。この塔の為に造られた戸中林道は最後の度場まで坂道と言う、まさに登る人生で終止していた。
 入口には無かったが、この度場には終点標柱があり、間違い無くこの林道が戸中林道である事が解った。
そしてこの土場には、もう一つの謎が仕掛けてあったのである。


終点の標柱を確認。
珍しく終点以外の情報が書かれてない。




「No119高層鉄塔」これは高いな、よくこんな物を造る。


 「なんだこの道は(泪



「うわ〜〜鉄塔管理道だよ(泪
この道幅!セローやKLX125は行けそうだ!(笑w


「平成25年度申請、許可。」
「管理作業道」
ステンレス板に表記。


「No121 巡視路敷き 延長3.769Km」

 
調査日(15/1/4)の状況:
 路面状況は優良(爆。
巡視路以外?は申し分のない路面状況です。いや道じゃねえだろう、そこは(笑。

 標柱の距離感覚からすれば、県道60号から林道ゲートまでの間は市道または個人の道ですかね?。
または砂防ダムがあるので。県や市の河川管理者向け管理道絽という可能性もあります。
 林道はゲートから終点までの様ですが、現時点でゲート周りに林道標柱は確認出来ませんでした。
 少なくともゲートより先は棚倉森林管理局管理の国有林をお借りしている形と思われます。だが状況から鑑みて、平成25年以降に林道の修復なども無く、ほぼ放置プレイでしょうね。
県道から直接入るのはランドマークが無いので高内林道から入って来るのが妥当と思われます。
 まあ、あまりピストン林道は扱わないんだけど、ちょっと気になってね。
 

隣の鉄塔まで道は3.7km
121番鉄塔の、その先は「厨川林道」?
道はあるのか?(笑w。



八溝・表郷林道群03
大森林道
/県道377号線八溝線
(旧久慈川林道)

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