次の林道にゆく。

林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


前回までのあらすじ。
若葉の茂る頃に、快晴のスカイラインに向かう途中に、そのT字路は存在した。



キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)061




つづら折れの右コーナー途中から、唐突に林道が分岐している。


●かつての鉱山への枝道。
 木戸ヶ入林道林道日記47で紹介した白河の「旗宿金山林道」の支線と思われる林道である。
  先の林道日記にも明記したが、犬神ダムを擁する黄金川はかつて金を産出する鉱山であり、末期には他の鉱床の試掘も行われたと言われる。恐らくはこの木戸ヶ入線の由来もそんなところではないかと思われる。
 ただ、尾根沿いの旗宿金山線と繋がり、車道化されたのはかなり後で、元々は沢までのピストン林道なのでは?と思われる。


初めて確認された時は、繋がっているとは思わなかった。(Phot:07.7)

 一昨年に訪れた際に時間の都合から割愛した怪しい接続は、自宅で確認すると聖書TMにはなく、広域詳細ロードマップに記載される林道であった。
なかなか出向く機会がなかったのだが、折よくリンク先の「林道への案内板」様のツーリング企画があり、参加のついでに取材で走る事とした。
 従って当日は朝7時頃から犬神ダムまで周回するMRであった。
TouringMapple2008.3版に林道表記。広域マップルにも実線表記されている。

木戸ヶ入林道
 
区間総延長:3.9Km
   未舗装区間:約3.4Km
   舗装区間 :約0.5Km
概要
 当日は前回同様に旗宿金山林道を西側の白河の関側から入る。同林道を15分程走ると、最後の連続ヘアピンの途中にいきなり分岐点があった。ここが木戸ヶ入林道の終点である。


前回から一新された標柱。
全長3.95Km、幅員3.6mとある。


実はこれ、道路真ん中に置かれた砂利山の後。
下ってくるとビビる。


地図通り、いや予想通りの連続ヘアピン・・



砂利が多い!! 下るごとに狭くなって行くコーナー、滑る浮き砂利・・。


 林道はそこから旧表郷村の番所字桜平地内に向かう林道である。地図上では、途中部落手前に、金山字犬神に抜ける林道と接続しており、一種の周回林道となっている。
尚、当日はダート部分の折り返しにより起点標柱は確認していない。

では、逝って見よう。
 約3年ぶりに来訪した林道にはチェーンが掛けられ、傍らには「工事通行止」の少々草臥れた工事看板が据え付けてあった。草刈りが成され小綺麗なな路肩には白も眩しい新しい標柱が建っていた。

排水設備とか、林道自体の管理状態はいい。
 十分な空きスペースから林道に突入するとすぐ下り坂である。どうやら分岐がこの林道の最標高地点である様だ。


越えた沢は坂下川の源流部分だ。
ここを越えるとルートは直線が主流となる。


起点となる部落側のゲートはウエルカム状態。



やっと好みの路面状況に・・
自然とペースがあがる



 
この坂はかなりの傾斜でかつ地図通りヘアピンでまさに転がるように下りてゆく。途中、路面に引かれるべき砂利を道路上に置いただけという所があり、これが通行止めの理由だろうか?と勘ぐってしまう。この深い砂利のお陰で制動が難しい。
 やがて南東から流れ込んだ沢をヘアピンでかわすと、林道はまるで別人のようにゆったりと下る様になる。林道の中程で解放されたゲートを通過するが、ここにも工事看板があった。この後、植林地と伐採の終わった空き地を交互に走り抜ける。やがて空き地が東北側に現れる。この頃にはコーナーも少ない直線区間が多くなる。
そんな中、一瞬土場かと思ったそこは、登山道の入口だった。


さすが登山道、ハナから階段。


伐採の終了した所は見通しが利く。
日当りがいいので雑草が盛大に繁栄を謳歌する。


コーナーを曲がると土場?!?。


「天狗山」(笑w 思わず「寺沢武一か?」(爆
旧表郷村が開発したハイキングコース。山頂の標高は600m程度。


突然、Y字路に出る。名前からして、隣に抜けられそうだ。
本道は写真右からカメラ側の直進である。


「おもてごう天狗の森」「天狗山・金山登山口」駐車場の傍らには立派な木製看板が建っていた。5〜6台の駐車スペースがあり、待避所も兼ね備えていた。
 登山口から間もなく分岐が現れる。進行方向Y字路の右手(北東)は、これも山を挟んで隣の金山字犬神地内に抜ける林道だ。さらに直進すると杉と竹の混合林?の果てで桜平の部落に出てダートが終了する。
この後、先ほどの分岐まで戻った。

調査日(09/7/20)の状況:
 路面状況は良。但し、上の通行止め区間は深い砂利のため良く無い印象です。道路に置かれた砂利はまるでジャンピングスポットでしたね。
現在は均されていると思いますが。
 林道とも平行に流れる坂下川、林道は源流を跨ぐまでが旧坂のヘアピン、その後緩やかなコーナーと直線で自然とスピードもあがります。が、登山道があると言うことで対向車には要注意です。スピードは控えめに。


大分里にちかいのだろうか?雑木林だ。


最後は造林、でも何か竹林も混じってるよ・・?。


まるで自宅裏山へ・・・?。
ダート部分終了、分岐に引き返す。



キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)061-2




先ほどのY字路に戻ってくる。


●かつての鉱山への枝道。

 先の林道日記で紹介した旧表郷村の犬神ダムを擁する黄金川は、かつて金を産出する鉱山があり、末期には他の鉱床の試掘も行われたと言われる。
 林道木戸ヶ入線に接続するこの「林道桜平犬神線」の由来もそんなところではないかと思われる。
 木戸ヶ入線が尾根沿いの旗宿金山線と繋がる遙か前から、里道としての山越えルートであったと思われる。
あくまで私的な見解であるが。
TouringMapple2008.3版に表記さし。広域マップルに実線表記されている。

●林道桜平犬神線
 延長
区間:1.3km(全線未舗装)
概要
 その名の通り、山一つ隔てた部落の連絡通路と言える林道が桜平犬神線である。
 先ほどのY字路に戻り先ほど下りてきた右の木戸ヶ入林道ではなく、左の桜平犬神線に入る。名前通りに標識は起点銘板である。
 しかし、この起点銘板も古い。
 ちなみに金山林道は昭和13年、厨川林道が昭和11年開発なので鉱山の里道開発の歴史を垣間見る古さであろうと察しがつく。
 誤解無きように言えば、林道としての開発はつまり営林署管轄に変更になったことを意味するもので、鉱山道としては明治からの道であると言える。ま、この林道もそうかは解らないが(オイオイ・・・汗

じゃ、逝ってみませう。
分岐から上り初めて交差するルートがある。そう、天狗の森の登山ルートです。
走っていると見逃しやすそうで危険です。


藪に埋まりそうに起点銘板。


遊歩道と交差しつつさらに登る。


ヘアピン・・ないわ。


何かオフバイクより
軽トラが似合いそうな道だな。


遊歩道まではスピードは控えめに!!

 もともと小さな峠なので、差ほど長いわけではない。
 使用感たっぷりの林道は適度に走りやすく登りと言うコトもあって、これまた適度にこまっしゃくれたコーナーで上ってゆく。西の起点から東の終点に向かう訳だが、先ほどの遊歩道が南の天狗山に向かうルートで、地図をみると森に隠れた北側の先はゴルフ場だったりする。
 最初は、北側にばかりガードレールがあるのでゴルフ場対策かと思ったら単なる崖だったが。
そうは言っても小さな峠を越えると今度は犬神の部落側と言うコトもありガードレールの下は畑である。
 やがて、民家の屋根が見えると犬神の部落だ。
 終点銘板を確認して、白河の関に戻るとしよう。
あ、今山に登っていったカブの爺さん、フラフラしてるなぁ・・・。



いやぁ〜ええ感じだな
下はボルトも落ち、針金止めと言う所もステキだ。。

 犬神の集落から昭和一桁のつづら折れを登り、ダム防堤からは再び砂利道となる。金山林道の分岐迄は3.5Km。
その内ダートは約1Kmで旗宿金山林道を再び登ると、最初の分岐迄は約2.4Km
一周で全長10.4Km、ダート延長8.1Kmとなる。

調査日(09/7/20)の状況:
 路面状況は良。
 本当に部落間の抜け道ですね。
 ここは普通の生活道路、大変スピードがあがり易い林道ですが、対向車、登山の為の歩行者、さらにはユラユラと揺れながら砂利道を滑走?するご老体のカブなど、里道の林道には危険がいっぱい!(死語、既に埋葬済み)
 最後は民家に出るので、特に出入り口付近の注意を願います。

さて、うーたんさんのツーリングに逝ってみますか。

・・・・と、ガードレールだ。
排水溝と言い、基本設備は問題なさそう。


小さな峠を越える。だいぶ過ぎてから
「あ、あれが峠だったのか」という程度の峠。


ガードレール設備は完璧!
全体の2割程だがな・・(爆


そして犬神の集落が見えてくる。


おお、犬神の・・・。部落の一番手前にでてしまった。
写真奥が集落、その先にダム。




そして再び旗宿金山林道または厨川林道


次の林道にゆく。