林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。



3月末、雪解けを待てずに09年のスタートレポとなる俎板山林道。
さて
「俎板山」何て読むか判ります?
JA-11Vは福島西部広域農免道路、冬季閉鎖されるスカイパーク前の林道に入り込む。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)055-1




「あ、逝けそう・・・」
雪比状になってはいるものの、2月としては記録的に雪が少ない。
確か・・・・十六沼公園に出たはづだが・・?


●福島市の古参林道?
 かろうじて再分断を免れる。

 俎板山林道は現福島営林所のお膝元である十六沼に起点を持つ市内では古参の林道である。
 銘板には昭和21年竣工とあり、戦後間もなく造られた林道である事を示している。
 それは昨年末、東北中央自動車道の記事を読んでいて、この林道付近に「大笹生トンネル」なる構造物が建つらしいという見解から、09年の2月頃に思い出したかの様に実際に逝ってみたのだ。


途中「ミニモト」なる小さな案内板がある。
いつの間にか、
某市内バイク店のMXコースが出来ていた。


かつての支線の分岐路。だったよーな気がする。(ヲイヲイ・・・


 結果を先に言ってしまえば、やはり林道の直下を高速道路は貫通するが、林道にはダメージが無い事が確認された。
 しかし、経線に疑問を持ったMRが改めて1990年版東京人文社発行の福島県広域道路を紐解くと、すっかりさっぱり晴れやかに忘れていた事実がポッカリと浮かび上がって来たのである。(忘れてた癖に偉そう・・>俺)
 で、
 賢明なるDTM読者の皆様はお解り頂いたであろうか?この林道の名前を?。
TouringMapple2008.3版に林道表記。広域マップルにも実線表記されている。

●俎板山林道 [A]区間
 区間総延長:3.4km(全線未舗装)
概要
 写真の但し書きを一緒に読んでいた方には推察出来るが、そもそもこの林道は昭和21年に造られたが、平成10年、福島スカイパーク開港に伴う福島西広域道路開設の為に、旧来の林道は分断されたものである。
 特に支線は4箇所に渡って分断され、もはや林道ではなく単なる裏山の道だ。この分岐を過ぎると暫く山林の中を走る事となる。
 次に視界が開ける時は、林道は既に摺上川系小川の南側の崖っぷち。眼下には砂防ダムを従える小川・中野不動尊・国道13号線を眺める事が出来る。
「ん・・?」
東北中央自動車道はどうした?
と振り返ると、先程の山林の所、砂防ダムのさらに上流辺りで橋脚が見えていた。どうやら取り越し苦労か?ちゃんと立体交差しているようだ。


わーい、はじめの一歩だぁ!
雪上に轍無し。


排水設備はあるが、
いかんせん詰まって仕舞っている様だ。


あれは13号線かな?。突然ぽっかりと空き地が在る。

この林道最大の難所である法面。例年で在れば雪崩による積雪で通行は困難を極める。
09'は難なく通り抜ける。


 雪の下に時々見え隠れする路面状況は良好で排水設備も機能しているようである。雪の割に路面に泥濘がない。

 この崖区間では2箇所ほど大きな澤があり、ここが道路的ウィークポイントだ。土石流のような流れの跡も見受けられる。
 やがて、上の農園に向かうY字路が出てくる。試しに行ってみるがやはり行き止ま林道であった。


何故Y字路???
標識が落石の被害者のため、もはや
彼の指示したルートを特定できないMR。


見通しは十分、断続的に補強もある。


摺上川系小川、名前を遙かに凌ぐ大きな川である。巨大な砂防ダムを望む。



支線はやはり行き止まり。

奥は農場、ま、こんなもんでしょう。

 
特に何事無く山を下ると、無事部落にたどり着いた。
 営林署前にある起点標柱を見て、初めて竣工昭和21年を確認する。
「前に来たとき・・・こんな所だっけ?・・?」

 自宅に戻り、古い地図を見てみる。
どうやら前に来たときは部落の中にあるY字路から折れて通ったようだ。
昔の記憶と照合しつつ・・・?あれ?
なんだよ、
半分しか走ってないじゃん!
 
この時初めて、農免道路に分断された区間の存在を再確認したのだった。

つづく。

雪解けにありきたりの・・・。


中野不動尊に抜ける川子坂の部落に出る。
写真はないが反対側から来ると、
凄まじい数の「ゴミ棄て禁止」看板がある。


部落内にあるY字路を右(南)に曲がると、
営林署の建物が見えて来る。


営林署前に到着。つーより最早部落なので、通行の際は対向車に注意ですね。



起点標には昭和21年竣工の文字。
何の為に造られた林道かは・・?

調査日(09/3/15)の状況:
答え:
俎板山(まないたやま)林道。
 路面状況は優良。ダート枝林道2本も含めて、初心者向けの良いルートです。ただ、支線は狭いです。
 冬のルートを考えると、これは良い林道養成コースなのでは?ただ、落ちると小川の砂防ダムに転落だけど。
ええ、勿論バイクの話ですが何か?
 ゴミの不法投棄が非常に多かったらしく、写真撮影しているとちょっと視線が痛かったです。

市道から入ってすぐダート。
正面が営林署。


十六沼スポーツ公園グラウンド前のT字路が、
林道迷路の入口だ。

B区間へ逝ってみる。