林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。



飛島建設「東北中央自動車道、大笹生トンネル」より。
http://www.tobishima.co.jp/news/news081004.htm


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)055-2




「いきなり最終回?なんでこんな所が「終点」なんだ・・?。


●福島市の古参林道?
 かろうじて再分断を免れる。

 俎板山林道は現福島営林所のお膝元である十六沼に起点を持つ市内では古参の林道である。

「俎山林道 終点」と表記される。
でも、何故ここに?

 銘板には昭和21年竣工とあり、戦後間もなく造られた林道である事を示している。
 東北中央自動車道「大笹生トンネル」なる構造物が、この林道付近に建つらしい。
 09年の2月頃に思い出したかの様に実際に逝ってみると、やはり林道の直下を高速道路は貫通するが、林道にはダメージ?が無い事が確認された。
 しかし、経線に疑問を持ったMRが改めて1990年版東京人文社発行の福島県広域道路を紐解くと、すっかりさっぱり晴れやかに忘れていた事実がポッカリと浮かび上がって来たのである。(忘れてた癖に偉そう・・>俺)

TouringMapple2008.3版に林道表記。広域マップルにも実線表記されている。


振り出しに戻る。


春一番で倒壊した杉の木を潜る。
極めて個人的な意見だが、
この世の全ての杉が無くなっても俺は困らない。


4枚繋ぎの写真だとデフォルメされてるようにも見えるが、
実際に視線を流すとこんな感じ。写真右手の奥は地図にもある八反田川の源流。
林道自体は排水設備等もあるが、初期の物は殆ど埋まっている。



出来る限り地図は出したくないが、表現力が無いのでやむなく。
真ん中の黄色い線が福島西部広域農免道路である。で、「まないたやま」って、ドコ?


●俎板山林道 [B]区間
 区間延長:3.4km(全線未舗装)
概要
 そもそもこの林道は昭和21年に造られた訳だが、平成10年に福島スカイパーク開港に伴う福島西広域道路開設の為、旧来の林道は分断される。
 といっても確認が取れないので、まずはその根拠を探して走ると、
嘘か誠か終点が確認できたのだ!ゲートにすら名前が無いのに(核爆。
 したがって、今回は終点からのレポートとなります。(連続カヨ・・)


常に少しづつ崩落しているのだろう。
真新しい砂利と落石のコラボ?。


あ、落ちてる。ココが最大。八反田川の源流に路肩崩壊がある。


改めて書き出すが、この[B]区間は土間までのピストン林道である。

では、逝ってみよう。
 なぜか林道の中途半端な、実に中途半端な所に終点標柱がある俎板山林道。取り合えず起点に向かって前進を開始する。
 林道は大笹生ダムの本流とも言える八反田川の源流である部分であった。林道は川と共に下り降りてゆく。
 特に終点付近、V字渓谷となる源流を越えて反対側の尾根に取り付く辺りの路面は手応えがある。

八反田川源流を越えた所にある7Kmの林道距離票。

 この源流の手前の沢筋でなんと林道距離票を確認。後日起点から通しで走ってみると、ほぼ距離が一致する。これにもちょっと驚いた。

 一番大きな路盤崩壊が在るのもこの源流付近だ。これを過ぎると、源流に沿って流れる部分はゆるやかなコーナーと直線が主になる。
 さて、この直線区間には3ないし4つの支流を道路が暗橋で跨いで八反田川に注ぎ込んでいる。その一つに鉄山線でも見た真新しい砂防ダムがあった。あの外装が間伐材で出来た奴である。
 銘板を確認すると、どうやら林道整備の最終年は平成16年頃と見るべきだろうか?。


間伐材の外装を持つ砂防ダム。
[平成16年度 八反田川支流No-1コンクリート谷止」とある銘板。


直線と緩やかなカーブで構成される。
簡易な排水設備が作られている。


実は暗橋。この写真左手(北側)に
新しい砂防ダムがある。


夕暮れ時なので焦点合わねぇ・・・
光量を上げてるがブレブレブレブレ・・・。


魚、何だこれは!


廃物利用の限界点を垣間見る!
廃タイヤ土留めに使うか・・・普通?(核爆。
しかもコンクリじゃなくてフツーに土砂しか入れてねぇぞ!


 2Km程直線を走ると八反田川は大笹生ダムに向けてのファイナルアプローチのため南に向かって高度を下げてゆく。林道は起点に向かうべく急遽北に反転、農免道路へむけてヘアピンで高度を上げてゆく。その最初のターンにソレはあった。
「何じゃこりゃ?」
さる工業所の倉庫なんですが・・・
廃タイヤの土留めスか?
 これって、体の良い産廃投棄なんじゃねースかね。

 気を取り直して上昇を開始する。沢から逃れた林道は猛然と北に向かって進撃を開始する。
 林道はつづら折れの様相で高度を上げにかかる。この時期ならまだ杉林の合間に車やバイクを発見しやすいのでスピードも乗るが、夏場は雑草が茂って見通しが悪いだろう。
 5段程度のヘアピンを登ると、直角コーナーの後にゲートが見えてくる。俎板山林道で唯一のゲートだがここにそれを示す標示板はない。前に農免道路開設の頃、ここに立ち寄った事があるがゲートに施錠があり、入れなかった記憶がある。
「成る程、閉めたくもなるわな」


あ、コルギエツタヤの花屋さんが、こんな所に
移転してる。(チゲーから>俺)。


猛然と登りを開始・・・。


この様なヘアピンを都合5段ほど登って行く。
道幅、路面状況も見通しも利くのでガンガン登って行く。


ゲート通過・・・周りにはゴミを不法投棄した跡と、それを撤去した名残り、
更なる投棄と、やるかたない堂々巡りが続いている。林道名を指し示す物はない。


 路肩では23インチだろうか?廃テレビが地面に向けて放送を流していた。
 間もなく先程の工業所の事務所前を通過し舗装が復活、無事農免道路に辿りついた。

調査日(09/5/3)の状況:
 路面状況は優良、初心者向けの良いルートです。
 いやもう、すっかり忘れてましたね、俎板山林道。多分MRがかつて持っていた全てのジムニーが走ったハヅです。A区間は(爆!
 ところが、多分 B区間は初めて。
何時からゲートが開きっぱなしなのか覚えがありません。痴呆症か?俺。
 農免道路との供用区間は300m
A/供用/B区間全ての合計は7.1Km。
林道の総延長は7.1Kmですね。

さる工業所の倉庫がある。
管理事務所前だけ簡易コンクリートが打ってある。


ここで舗装が復活。



農免道路に合流。ここからあの青看板の所までは供用区間なのだろう。




おまけ