林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


桜散る快晴のスカイラインにそのY字路は存在した。
それは村民の生活の知恵。



キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)056





林道入口に標柱がある。

●塩の道の枝道。
 不動滝林道は基幹林道上ノ畑線の支線の一つである。八木沢峠の入口の銘板に普通林道上ノ畑線とされた全長12.6Kmのこの林道は、かつての相馬街道を一部なぞる形で開削された林道である。
 林道は全線全面舗装で、尾根沿いのルートから太平洋が遠望出来る以外に見所のない林道である。無論江戸時代の旧道「塩の道」は現存するが、とても大名行列が通ったとは思えぬ程の登山道なのだ。バイクの出番は無い。
 上ノ畑線には幾つかの支線が存在するが、完全通過の解放線はこの不動滝線のみである。
TouringMapple2008.3版に林道表記。広域マップルにも実線表記されている。


普通林道上ノ畑線。山尾根を走る新しい「塩の道」である。

林道入口には、塩の道の案内がある。

民有林林道不動滝線
 延長
区間:2.2km(全線未舗装)
概要
 不動滝林道は、かつて尾根沿いにあった塩の道から里の部落に直接降りてくる、いわば抜け道の最終形体と思われる。当然、当時は不動沢の沢筋に沿って一直線に降りてきた道なのだろう。
 昭和37年以降、原町森林鉄道が衰退しトラックによる輸送に切り替わる頃に、この抜け道も林道として開削されたと推測される。


まずはゆったりとした右コーナーとそれに続く直線。途中から杉林になる。


撮影のためニュートラル走行だが、
既に林道法定速度を超過している。


地図通り、いや予想通りのヘアピン・・


・・・・と、直線の構成だ。


比較的奥行きのあるコーナーで撮影。この辺はまだ良かった・・・。
下るごとに狭くなって行く。


では、逝って見よう。
 山桜が咲き終わる頃、不動滝線の入口には桜の花びらが舞っている。
 林道に入って直ぐに直線の両脇に整然と並ぶ杉の木が、いかにも原町を感じさせる「人が造りし山」である。

同じく普通林道上ノ畑線に分岐する立石線。ピストン林道である。


沢に向かう道筋だけ植生が少々違うが・・
沢沿いはまた杉林になる。



おお、だんだんコンパクトになってきたぞ。
上手く撮れたなぁ?この写真。不動滝の沢筋で、林道は猛烈なスパートに入る。


 そして予想通りのヘアピンでまさに峠から転がり降りる状態である。下ってゆくに従って、最初はゆったりとしていた道路の造りが、もとい敷地幅が徐々に小さくなって行く。
 もともと小さな沢沿いで絶対的な敷地幅が取れない所に、ほぼ無理矢理林道を造ったのだ。愚直な程に繰り返されるヘアピンコーナーに「それでも生活道路」と言う願いすら感じられる。
 不動様を祭った沢沿いが見えると、林道は思わず笑みが零れる程にコンパクトに、いやいや"ちみっこく"回ってゆく。昔、浅草の花やしき遊園地にあるローラーコースターに乗ったが、あの感覚だ。



ガードレール参上!益々狭くなる林道。
まあ、あの高低差ではやむなしだよね。


ヘアピンと言うより湾曲だな(笑w
これを無理繰りと言わず何という。三島並の強引さだな(爆


狭い敷地をメ一杯に使って林道を造っている。
 写真を撮らないで走るだけなら、まさに「あっという間」の林道である。
 最後は民家の庭先に出ますので、屋根が見えたらスローダウンを。大丈夫
乙次郎みたいに犬には吠えられませんので。

調査日(09/3/15)の状況:
 路面状況は優良。
 本当に抜け道ですね。ここはぜひダウンヒルを堪能してください。尚、最後は民家に出るので、注意願います。

おまけ
太古林道
 延長
区間:2.4km(全線未舗装)
県道12号線を挟んで反対側にある太古林道。残念ながら路盤崩壊で地図上の末端に到達出来ませんでした。
 無論、ピストン林道ですが。


起点標には昭和46年竣工の文字。
実際にはもっと古そうだが。


ゲートは通年封鎖、両サイドには側溝とバラ線?が施されている。


完全崩壊の路盤。道路中央から撮影。


もう、何でもアリだな、この経線。


何だなんだ?家があるんだけど。


おいおい?母屋と離れの間かよ?
マジですか?


県道12号に出る。
ちょっと先に「坂下」のバス停がある。



林道入口と言うより駐車場?。
民家の庭先にしか見えん。ここから登るのは勇気すら感じるな。