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林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。






このContentsは、適当に増殖します。


破壊
をしてるのは
人間か?
自然か?




いやいやいやいや、

江戸時代から続く
森林開発は
あくまでこの国での
生産活動で、廃。





林道日記(OFF-ROAD・DIARY)084-1


●東京電力謹製、棚倉森林管理局提供の林道群!
概要
 県道60号線の北側、県境から棚倉、表郷の地域には、標高700mを頭に植林に適した南向きの山脈が繋がってゆく。県道を挟んで南の八溝山にも繋がる一大林道地域である。
 その南向きの、出来れば杉林じゃなくて一戸建ての住宅地にして原発避難者を部落毎に住まわせた方がいいんじゃないかと思うような所に、東京電力が棚倉営林署の国有地を間借りして都内へ向かう送電線を建設している。
 基本的には、そもそも植林造林した際に造られた車道林道が元になっているようだ。
 その後原子力発電所などの設置と増設に伴い、東京電力は棚倉森林管理局に申請してかなりの数を増築したの送電ラインの、今回はその一本である。
 実は、旧棚倉営林書はそれ以前に相当の林道をこの地に開削している。
 表郷の犬神ダムから県道60号に抜ける厨川林道なども、昭和11年起工という圏内の車道林道としては最古参の部類に入る。
 戦後は関東圏の戦後復興として木材を産出し、植林後は戦後のパルプ産業の原料を主目的として戦後日本の復興を陰で支えてきた地域なのだ。
 実際に歩いてみて、またネット内外にある情報、書籍を漁っても、広大に思えた原町森林鉄道地域以来の壮大な面積を抱えているのだ。



「高内」の表示がある!


hasiwo 橋を渡ると旧道、
旧道沿いに(株)シーズさんの鉱山がある。
十字路直進横断。


「昭和33年起工 棚倉森林管理局」



「高内林道 起点 延長3.609Km」


「シーズ事務所裏に入ってゆく」ん?ここは林道ですよ(笑w


「よしよし、いい感じだ・・・」対向車がある、何故?


 TouringMapple2008.3版に林道として掲載。関係者以外通行止。

高内林道
総延長:3.25Km
鋪装区間:1.0Km(起点〜字鎌田)
未舗装区間:2.25Km(鎌田〜終点)

では、まず高内から行ってみますか?
 
高内林道は県道60号線からコの字に南に飛び出た林道の一辺である。このうち、西側の戸中(とちゅう)林道とこの高内林道を繋ぐ戸中林道高内支線という短い3本の林道から成り立っている、林道サークルとも言うべきか?
 県道60号から高内の部落に入る標識がある。既にご承知のこととは思うが、この区間の県道60号線はいわゆるバイパス区間で、白子川の南側を走るバイパス区間に対して北側には旧道区間が存在する。それはさておき、橋を渡るとその旧道の十字路の先に、棚倉町では割と有名な株式会社●ーズの鉱石事業所がある。
 そこに、林道標柱を確認する。幅2.6m延長3.6Kmの高内林道は昭和33年起工と在るが、竣工は不明だ。
 交差点を直進し、事業所の裏側へ同行する大沢川と共に回り込んでゆく。
 暫くは杉林の造林と共に廃れて砂利道のように痛んだ旧式の舗装路を進んでゆく。


「隣を流れるのは、大沢?」
標柱には巾員3.6mとあるけど、路肩を入れても
ちっちゃくね??


川と道との間には、広ーい田圃が造られる。
入口から実は路面はずっと古い鋪装だ。


実はこの期に及んでもまだ「舗装」されてる路面、9t規制の橋。
だからといって広い訳でも綺麗な訳でもない道。橋の先は高内の部落だが、今も住むのは一軒だけだ
ここは直進するのが高内林道。




 風景が開けると大沢は離れ、代わりに僅かばかりの田園があり、墓地と並んで最大重量9tの欄干のない橋が現れる。橋の先に三叉路と、高内の部落が現れる。
 


相当の時間経過を感じる標識。林道は昭和33年らしい、四時辺りで良く見かける旧標識だ。



まあ戻って来るけどね!
最後の一軒を過ぎてさらに先へ。



「キターーーーー!」割とガッチリしてるけど。


この三叉路を左(西)に折れると戸中林道高内支線、高内林道はこのまま直進だ。
 高内の部落はもともと数件の部落だが、今は舗装が切れる最奥の民家のみとなった。林道までその家の車が路上駐車されているが、ダートとなった林道は勢い変わらず、再び大沢に沿って山奥に続いていた。
 
その先にゲートがあった。取り敢えずゲートから先にも道は続いていた。入口の看板に対してこの林道は妙に新しそうだ。
 

何となく突入、桶?何も聞くな(笑w


おお、いい感じだよ!切り通しの先には小さな橋と、延々と続く林道がある。


でもヘロヘロに成ってるけどね。
補修は終わっていたが、もしかして重要幹線林道なのか?。

 
 
切り通しと、その先の橋のコントラストが美しい。
 案の定トラック以外の出入りの跡はない。間伐作業だろうか?
 その先では、
林道が地滑りで寸断、これを補修復帰した場所を通過する。
凄いな、100mは落ちてるか?



路肩の側溝など、道路設備は以外と新しい。一般的だけどね。
 
補修個所で終了と思いきや林道の整備状況は引き続き安定していた。
どうやら昨年末まで間伐作業を行っていたようだ、良い傾向である。
  
おお、これはイケるのか!
 そうはいっても、地図上ではここから繋がる林道はおろか歩道、山道の類いさえない。今の所この林道は先ほどの部落内の三叉路意外に何処にも繋がらない筈なんだろうが。
 林道は川と共に遡上を続ける。
やがて尾根筋が近付き、山より空の割り合いが風景に増えてゆく。
と、その先に巨大な黒いテントが見えて来た。
なんだあの黒いテントは!もしかしてあれがゾハナ病をまき散らしているという(中略)。


間伐材の集積、というより川に流れ込んだ端材をユンボで引き上げたような・・・?。

 なんだろう?これは。どうやらこれは除染土砂の保管場所のようだ。
 この地区の除染で出た廃棄物をトンバックに詰めてここに保管しているのだろう。成る程林道がキチンと補修してあったのはこの為だったのだ。


うん、見事な造林だな!
林道はそのまま続いている


長い直線が続く?高内川とともに登る


鞍部が見えて来た。高内川と共に遡上する。


何だあの黒いテントは?
あれが真夜中のサーカスか?(違!。




「除染だな!ここは除染広場だ」
土砂などの廃棄物をここに一時貯蔵してるのだろう。
成る程、道を補修する訳だ。



 
そして、この広場の先からは明らかに未整備の林道となっていた。
 明らかに未整備の林道、未だ道路巾は2.6mを堅持している。林道に間違いは無さそうだ。行ってみよう。
道は鞍部に向かってほぼ一直線という感じだが、大沢も未だにうねうねと続いてゆく。道の半分に雪が残る頃合で、目の前の林道には数えるのも嫌に成る程の倒木が道を塞いでいた。
取り合えず写真を撮っていると、恐らくはKLX250がやって来て、こちらを確認するとスゴスゴと引き返していった。恐らく125のタイヤ痕を確認したのだろう?中々やるな。
 



ここから先にも、勿論林道は続く。
だが、
明らかに放置プレイ中だ!



「何処まで続く?」道は尾根へと登ってゆくが、
立ちふさがるのは
倒木千本ノック!(笑w
矢印位置に圭子ちゃんを追いかけてきた250がいる。


 
 
やっぱりあの広場から伐採道なのか?と見通しの良い所まで少し歩いてみるが、うんざりする程の倒木を目撃しただけであった。
 振り返るとそこには黄色い標識がここが林道である事を主張していた。

調査日(15/1/11)の状況:
 路面状況は優良(爆。
除染広場までは全く申し分のない路面状況です。
 高内の部落までは舗装路ですが大変痛んでおり、漏水も手伝ってダートと言っても差し支えないほどです。
 部落奥のダート区間については除染廃棄物仮置き場が在る都合上、一般の通行を禁じておりますが、いまさら放射能がどうこう言われても?という感じではあります。
 
今回の紹介は、基本戸中林道への導入部と言う意味合いですので、そこんとこよろしく。
 仮に、人数総当たりで倒木除去をしても、何処かに繋がっている可能性は薄いと思います。
 

ここから先のカーブまででも10本程
倒木してる。
こりゃ駄目ポそうだ・・・(泪。


ここは林道!を主張する危険標識、確かに!。
矢印位置に圭子ちゃんがいる。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)084-2



「では、ここ左折」戸中林道高内支線に突入する。


痛んだ舗装もここで終了。起点から本格ダートに。


よく在る林道脇の廃車体。
勿論こいつはジム二ーさ!。


●東京電力謹製、棚倉森林管理局提供の林道群!
概要
 県道60号線の北側、県境から棚倉、表郷の地域には、標高700mを頭に植林に適した南向きの山脈が繋がってゆく。県道を挟んで南の八溝山にも繋がる一大林道地域である。
 その南向きに、東京電力が棚倉営林署の国有地を間借りして都内へ向かう送電線を建設している。
 その後原子力発電所などの設置と増設に伴い、東京電力は棚倉森林管理局に申請してかなりの数を増築したの送電ラインの、今回はその一本である。
 実は、旧棚倉営林書はそれ以前に相当の林道をこの地に開削している。
 表郷の犬神ダムから県道60号に抜ける厨川林道なども、昭和11年起工という圏内の車道林道としては最古参の部類に入る。
 戦後は関東圏の戦後復興として木材を産出し、植林後は戦後のパルプ産業の原料を主目的として戦後日本の復興を陰で支えてきた地域なのだ。
 実際に歩いてみて、またネット内外にある情報、書籍を漁っても、広大に思えた原町森林鉄道地域以来の壮大な面積を抱えているのだ。

 TouringMapple2008.3版に林道として掲載。関係者以外通行止。



フロントフェンダーにあるウインカーと車幅灯の穴二つ。ボンネットフードのサイドに縦スリット。
オーバーフェンダー。こいつは水冷2ストローク3気筒550ccエンジンの
SJ10(後期型?)だ!(1977年軽規格改定後ワイドモデル最終形?)。


「なんじゃこの幌!」
一応ロールバーまで巻き込むタイプだが、
アフターメーカー製かな?


棚倉営林署の上に「森林管理局」のステッカー。
この標識は高内側にしかない。戸中側には起点標柱すらないのだ。


やがて分岐点と土場が出てくる。

●戸中林道高内支線
総延長:3.25Km(全線未舗装)

では、引き続き高内から行ってみますか?
 
高内林道は県道60号線からコの字に南に飛び出た林道の一辺である。このうち、西側の戸中(とちゅう)林道と高内林道を連絡している支線である。
 その入口から既にダートで、これは戸中林道本線に繋がるまでそのままだ。
 最初に遭遇したのは標柱ではなく廃車体、それも定番とも言えるジムニーである。ぱっと見フロントフェンダーの形状からスージーとは思ったが珍しい77年最終型かも知れない。

 日本の経自動車規格はモータリーぜションの発達により幾度と無く改編を受けた。それは即ち車体の拡大化と排気量の増大化である。
 75年に排気量が360ccから550ccに拡大された軽自動車だが、77年にはサイズの大型化が行われる。
 これに合わせて取り合えず新型車が出るまでの間にオーバーフェンダーのみを大型化したSJ10モデルが発売されているのだ。
正確には77年6月から新型SJ30が発売される9月までの僅か3ヶ月間のみ発売されたレアモデル?かもしれない。


「高内林道細窪支線」東京電力謹製。
幅員3.6m、延長1.58m。平成10年竣工。必殺技「壁際ゲート」
 さて、大幅に脱線したが林道は文句無しの優良林道である。林道自体は高内林道と同世代という感じの支線標識が、ジム二ーの後に出て来る。


 
更に登る「高内林道細窪支線」現在の標高は420mくらい?
今なら漏れなく難攻不落のゲート付きである。


戸中林道に向かう。


更に登る。


そろそろ先が見えてきたようだ!

 
全長637mと書かれた林道は高内から常に登りの林道である。
 そしてその中間にさらにもう一本、難攻不落の要塞のような林道があるのだ。これがまた、ややこしい名前で「高内林道細窪支線」と言うのだ。
 この林道はそのゲートの位置から「難攻不落」を奉る林道になっている。山側はほぼ垂直なコンクリート要壁、谷側は切り立った崖のようで、しかもバーエンドが道幅一杯に架かっているのだ。
二つの林道の分岐点はこの支線林道中最大の広さを誇っているが、それだけこの林道の上に立つ送電線が巨大である証である。やまやまGPSで確認するが細窪支線は影も形もない。

さて、先を急ぐとしよう。
分岐を過ぎても、と言うか分岐中も相変わらず林道は登り続けていた。
道はわずかに蛇行しながらも、ほぼ一直線に登ってゆく。路盤も良く締って走り易い良い林道である。
 そして林道は、標高にして480m程で頂点を迎える。
峠も土場だったようで、材木がおける程度の広場が出来ていた。この峠を超えると「割とあっさり」の言葉通りに戸中林道が接続!戸中林道のゲート前広場に踊りでたのであった。
この細窪支線に関する標柱や標識は勿論無く、途中の銘板が唯一の林道表記である様だ。



ここも土場だけど「ピークの切り通し」


峠の先は「下って直ぐ終了」。戸中林道に合流する。


国有林の案内板。本線よりグネグネの
鬼ヶ頬鎌田林道(笑w

調査日(15/1/11)の状況:
 路面状況は優良(爆。
全く申し分のない路面状況です。
 高内の部落までは舗装路ですが大変痛んでおり、漏水も手伝ってダートと言っても差し支えないほどです。
 高内部落から左折してようやくダートとなりますが、大変走りやすい。ハッキリ言って高内林道の舗装区間より走りやすい林道です(爆。
 
今回の紹介は、基本戸中林道への導入部と言う意味合いですので、そこんとこよろしく。



前にも見てる地図だけど「繋がって(書かれて)無いし」



八溝・表郷林道群03
大森林道
/県道377号線八溝線
(旧久慈川林道)
八溝・表郷林道群06
高内林道/戸中林道高内支線/
 高内林道細窪支線
/戸中林道

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