林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。



このContentsは、適当に増殖します。

林道日記(OFF-ROAD・DIARY)067


春だねぇ。大森林道の終点と県道60号黒磯棚倉線の合流点である。
写真正面方向が桜並木の有名な戸中峠だ。






6月30日まで通行止め!。
なんだ、八溝山線の事か・・・


シンプルな林道標柱(笑w 金が無いのか?。


日、出づる東に向かって走れ」


花吹雪の舞う峠に向かう。


●地区を結ぶ「ハブ林道?」
概要
 大森林道は戸中峠のある県道60号黒磯棚倉線の北西側から八溝山に入れる林道である。福島県側の玄関口とも言える県道377号線八溝山線や北茨城からのメインルートとも言える茨城県道  321号上南方大山田線に比べると地味な林道である。

 だが、県道60号を挟んで終点の北側には厨川林道が在り、これが旧表郷村の犬神ダムを介して白河の関に起点のある旗宿金山林道に接続している為、八溝山の林道群をセットすると中々にロングダートな組み合わせを見せる林道となるのだ。
 2010年中に90年代に名を馳せた久慈川林道か県道指定され、新たに県道377号八溝線となって、ほぼ舗装化が終了しそうだが、この地区にはそれこそ数えきれない程のピストン林道が存在し、1日掛かりでもその全貌を掴む事は難しい。
 都市圏に近い事から、それ程植林事業が盛んだった事が窺える林道群である。また、八溝と言えば湧水群が多数在る事でも有名であり、南側では清流を生かしたワサビ田園なども見受けられる。



大森林道ゲート。無論ゲート側が大森林道本線。画面右手は樺沢林道。


樺沢林道にも支線が在るようだ?それにしても随分林道が入り組んでいるな?



最初こそ直線に登ってゆくが・・・。


つづらと言うよりグルグル登る?。


名もない峠を通り抜ける。


 しかし旧来から在る県道はどれも林道に舗装した程度で、普通車の交互通行もままならない程に狭く入り組んでいる事もある意味特筆と言えよう。
 そんな舗装化の波の中、大森林道は北から入るロングダートの生命線とも言える接続林道「ハブ林道」になりつつある。
 また、最近は全日本ラリー選手権のコースにも組み入れられているようである。

TouringMapple2010.3版には未だ林道表記。県道377号八溝線(旧久慈川林道)はお勧め表記。

大森林道
林道総延長:6.52Km(全線未舗装)
  旧距離:4.608Km
  新表記:6.476Km

では、逝ってみませう。
 当日はGWの割に同業者が少なく感じられる朝だった。
 例によってこの林道は終点から入り起点で接続というコースを取る。
終点である県道60号線の橋のたもとには「通行止め」の看板が建ち、或いはこちらも通行止めなのかと勘繰ってしまうが、通りがかりの農耕サンバーのオッチャンに
大丈夫!逝けると力強く貫通宣言されてしまう。

 「忘れてぇ〜くれるな〜(それは関白宣言)」などと脳内さだまさしコンサートに一人酔いしれつつ、散り始めの桜をファインダーに収めて大森林道に突入する。
 林道は驚く程のフラットダートだ。


 正直「こんな良い道だったっけ?」と記憶を遡るが結構深い轍で砂利とともにハンドルを取られる様な印象と雪道しか思い出せない。
 路肩が広くなったと思うとそこは貯木場で現場小屋などもある。成る程そのせいだな?
 幾つかに別れた貯木場の最後に、林道は二股に分かれていた。立派なゲートがあるほうが大森林道らしい。

 側にある保安林表示板には、
それこそ初耳の林道名が目白押しである。取り敢えず撮影して大森林道の本線へゲートを潜ってゆく。



下りになっても
超フラットダート!
久慈側はより直線的へ高速ルートである。



「お約束だな」沢筋のヘアピンで高低差を一気に縮める。


 予想に反して登りの蛇行が始まっても路面状況に変化が無く、相変わらずのフラットダートで名無しの峠に上り詰める。部分的に道幅を広げたり路面を補修した跡が在る。どうやら久慈川沿いの県道八溝線に資材を送っている様だ。

そこでやっと気がついた。
 
久慈川の橋の架け替えを今やってるので大森林道が工事車両の通行ルートになっているのだ。
 クネクネと登る峠を越えて直ぐに、道は開き直ったかの様にロングスパンの大ヘアピンで下り始める。
 案の定、
峠を越えるとダートのフラットさに磨きがかかり、直線では一般法定速度を凌駕する程だ。
 
片手運転でカメラを構えたままにコーナリング、朝日に透ける山桜や新緑が美しい。
 途中、沢と林道が入れ違うクランクコーナーでブレーキングが遅れ、路肩に突っ込みかかるが持ちこたえ、間もなく目前にゲートが見えて来る。


なんつー高速ゾーンだよ・・・。


先ほどの沢をクランクで越える。
この直後、スリップして川に落ちそうになる(爆



「おお・・デカっ!!」 沢沿いにそそり立つ大木が凛々しい。?


 
ここが県道八溝線との合流点である。まだ、八溝線はダートだった。
珍しく新旧の林道表示が建っているので写真撮影すると・・・
「距離が合わない」
 表記距離が  Km程新しい方が短いのだ。まあ、些細な事なので謎はナゾとして放置することにした。

 振り返ると八溝線の起点(棚倉側)に工事看板が在り「久慈橋新設工事」と銘打ってあった。丁度通行止めもここから県道60号までの区間である。

 ところがその反対側、つまりこれから向かう八溝山方面にも工事看板が在るのだ。
 昨年09'の夏にさるオフ会でここを走ったが、実はこの先の旧棚倉小学校久慈分校跡の手前まで舗装は進行していたのだ。このT字路から僅か4〜500m程でダートは終了する。
 棚倉側の起点から橋の架け替えと共に舗装化が進んでいるので、
県道377号線の全線舗装は目前と思われる。
 管理し易いとはいえ、林道フリークには寂しい限りの道であった。

調査日(09/7/20)の状況:
 路面状況は基本的に優良。
砂利ダートのみの直球勝負ですが、平日、休日共々人の出入りも激しい林道です。通過の際はスピードを控えめに(お前が言うか>俺)山菜や紅葉のシーズンはツーリング中の対向バイクは勿論、GB(ジジババ)などが路肩から不用意に飛び出したり必要以上に低速で走ったり、あまつさえウインカーを焚かずにいきなり停車しますが、すべて仕様ですので、ひたすらご注意願います。


対向車無し!全開!(←懲りてない>俺)

あ、ゲートだ。


ゲートから間もなく県道377号に合流。このゲートも閉まっているのを見た事がない。


古く大きい掲示板で延長4.608km、新しい標柱で延長6.476kmと表記の新旧起点。
これはあちらの
ゲートから県道60号線までの延長差ですね。



調査日(10/5/3)の状況:
 路面状況は基本的に優良。
 今回、県道八溝線もその大部分が舗装化され、殆どダートが消えました。

 大森林道は変わらずでしたが、一部路肩が破損した部分も見受けられました。(写真は失念。m(_ _)m)
 本文中にある表示板の距離の相違はこの日に気づきました。因みに聖書Tマップル
には6.5Kmと表記されています。
 旧久慈川林道(現県道377八溝山線)は県道昇格=舗装化の為、レポートは割愛致します。あしからず。


八溝方面へも工事予告がある。


八溝山線は向こう側も通行止め「すぐ舗装化だろうがな」