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林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


国道348号線に大平林道の分岐が在る。基本村道なので、逆に判りづらい気がする。
前回は花園から来ているので余計に記憶が希薄だ。


このContentsは、適当に増殖します。
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)066


「林道交通安全」の緑ののぼりが”福島県の林道の証”なのか?
でもこれが無いと林道と思わず、標柱もスルーしそうだ。


●北茨城に極近い福島県境の
 林道
大平林道起点標柱。
林道交通安全の"のぼり"が無きゃ、通過するところだっただよ。


 かつての森林軌道である目兼林道から本道でもある横川林道を経由し、与太郎林道の名も無い峠を越えると茨城県側の熊の倉林道に脱出する。
 北茨城側に接続するのは熊の倉林道だが、ゲートまでの僅かな区間を繋いで、僅か300m程で県道27号線に接続する。


因みにここはまだ福島県塙町だ。


標識が随分痛んでいる。つーか古い!。



まあ、林道なんだから片側一車線も路上作業もオイル漏れもアリなんだろうが・・・?
一応、村を結ぶ基幹林道じゃねーんかい?。


 ここは花園渓谷の最奥地点であり。南下すれば花園オートキャンプ場をかすめ、やはり県道27号線に出る。
 今回はその分岐からパターンを変えて西側の塙町から花園に突入する事とした。予定として、亀谷地林道>君田林道を経由し北茨城県境の西側に回り込んで花園に逆進入という段取りだったが、なんと
亀谷地林道/君田林道とも封鎖通行止め!!の憂き目にあってしまった。


亀谷地林道、猿ヶ城林道側入口。
完全封鎖の上、遊歩道の案内が出ていた。大打撃だ。


 要するに、今回ご紹介する大平林道は七ツ滝柳沢林道から花園林道に入るための、エスケープルートのバックアップルートだった訳だが。(爆

TouringMapple2008.3版にはただの道路表記。林道表記なんてされた事無いのでは?

●大平林道
区間総延長:約4.4Km
       舗装区間:1.3Km
      未舗装区間:3.1Km
概要
 大平林道は国道322号塙町字那倉から同じ字滝の入のある県道111号高萩塙線に出る林道である。その風情は林道と言うより国道を尾根山でショートカットする村道である。
 聖書ツーリングマップルを見ると・・そうだよね〜、昔亀谷地のもう一本西側に県境にでる林道があったよね〜?と思い出し、逝ってみる事にした。

バンバンS字をかい潜って、走り抜ける。
砂利が多くて滑り気味。


と、ここから舗装、大平の部落?にはいってゆく。


舗装はいいとこ1Kmも無い。


分岐がある、支線林道か?。全然見覚え無いなぁ、本道は左。


 
一度R349に出て、那倉から大平に突入する。2Km程ほど走った舗装が途切れると、大平林道の起点標柱が現れた。
 うーん、じぇんじぇん見覚えが無い。(核爆

では、逝ってみますか。
 途中小さな峠?を挟んであっという間に隣の部落に辿り着く。
 僅か3軒ほどの部落の先は、元の?ダートだがさらに西に分かれる分岐があった。あわてて広域ロードマップを見直す。と何やら道が繋がっている様だが。しかし現場の手書きの表示には
『行き止まり』とまさに書いてある。


大平林道坊木支線。
全長1.5Km、幅員3.2mとある。


「やはり点線なんだな」路傍の標識には『大平林道・坊木支線』とあった。因みにこの坊木支線、点線では山向こうの松塚や長久木に抜ける様だ。

 やむなく、つーか予定通りに道成左の本道へ抜けてゆく。沢沿いの里山を大した高低差もなく村道気分で走る。対向車もチラホラ見かける。終点間際で大平林道の終点表記と共にお目当ての林道を・・(滝汗
「ここも封鎖かよぉ〜〜!!」
 しかも、思いっきり堅固な鉄製ゲートが付いてるじゃんか〜。
 失意を胸にとにかく大平林道の末端まで出る。終点標柱から間もなくダートは終了し、その僅かな舗装も県道111号高萩塙線に織り込まれていったのだった。


部落の手書き標識でも通行止めとある。


本線より古く立派な支線表示板。


広葉樹の森は心に優しい輝きを持つ。


暗橋にガードレールを組む。
橋の方が効率良さそうな気がするが?。



「え!?終点!?!」橋で分岐する林道のたもとで大平林道は終了していた。
そして・・この林道は、まさか?。



大平林道終点。一番新しく一番安くて素っ気ない表記だな。
大平線が主幹線林道なのに。

 県道111号に合流、T字路を左(東
)に向かう。
 目指すは、花園なり。

調査日(09/9/23)の状況:
 路面状況は優良。完全なる村道です。もう完膚無き迄に普通の村道です。対向車(軽虎8割)もあるので注意です。
 後日、自宅で古い地図を読み返した所、97'当時に通過している様です。
 因みに当時の書き出しに因ると、部落北側/R349の方を「大平林道」、南側/K111側を「大平林道矢塚支線」と言ったそうです。現在の標柱に変わる際または営林所が統廃合された時に名称を統一されたと推測されます。


コンクリート製の銘板が在る。
昭和40年前後の開削林道なのか?


大平林道が終了しても続くダート。
300m程で舗装路に成る。この道の区分は?


県道111号線に合流。標識がなけりゃ総ての道が林道サイズだよ、こりゃ?



このContentsは、適当に増殖します。
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)066-2


随分厳重だがな〜〜。
実は県境林道のハヅ。


●北茨城に極近い福島県境の
 林道
概要
 片貝林道は大平林道の終点位置に接続分岐されている林道である。この林道は聖書ツーリングマップルに因れば県境を越えて亀谷地・君田林道の分岐点に出る林道で、造林を目的に造られたと思われる。
 ツーリング後に自宅にある最古の広域マップル96年第4版に、翌年97年春に走行した記録があり、過去に大平、片貝林道とも通過していた様だ。
(憶えてね〜>俺)
しかし、橋の手前にこ〜んなゲートが合った覚えはさらに無く、97年以降にゲートは設置された物と思われる。 ゲートの傷み具合から見てそろそろ10年と言う感じを受けたが、05年辺りから猿ヶ城から出入りする亀谷地・君田林道をハイキングルートに指定された辺りから、反対側でもある片貝林道も通行止めにしたと推察する。
自宅で昔の記憶を辿るうちに、思い出した。
「そうだ、やはり渡河で良かったんだ」
まあ、後の祭りだったんだが(泪

TouringMapple2008.3版にはただの道路表記。

水源涵養は案林表示板。
大平林道/坊木支線、片貝林道は表記あり。
●片貝林道
区間総延長:約2.6Km(全線未舗装)
概要

終点間際で大平林道の終点表記と共にお目当ての林道を・・(滝汗
「ここも封鎖かよぉ〜〜!!」
 しかも、思いっきり堅固な鉄製ゲートが付いてるじゃんか〜。

と、思ったんだが、県道111号迄の撮影後、片貝林道まで戻ってみる。
まあ、あんなゲートじゃ入れないだろうが・・・。
「開いている」
 MRはソッコーでニコTを入れた。片貝林道は大平林道沿いに流れる  川の対岸に在る為ゲートが橋と一体化している。橋を渡ると直ぐに左の直角コーナーなのでその先にバイクを措いてゲートを閉める。林道銘板はゲートの手前、大平林道沿いに在るのに、橋を渡った正面に各種案内標識が建っている。間一髪ジモティの軽虎が通る。
 植林領域を示す表示板を見てニンマリする。期待が持てそうだ。
 措いたバイクの目前に本来のゲートがあった。こちらの方が古そうだ。

さて、逝ってみますか。
 林道自体は全く普通で、予想通り地図通りに東に向かってゆく。ちょっと整備されすぎだな?と思ったら、成る程営林作業の途中でした。幸い休みで良かった。
 営林書の土場と思われる作業区画にY字路が現れるが、既に手持ちの地図上では判別も難しい。


この林道、通った事がある・・・
だがこの名前に記憶がないな?


橋の欄干を利用して巧く付けられたゲート。
南京錠で施錠するタイプ。奥に案内板等が乱立する。


曲がって直ぐに本来の林道ゲートがある。


ある程度標高を稼ぐと・・・。


あとは高低差の余り無い道程で、低い山の間を抜けて行く。



この日ゲートの施錠がなかったのは、多分この営林作業のせい。
トラックの出入りが在る為にあらはじめ錠を外しておいたと思われる。
林道の有効道幅はいいとこ2m位だが10tトラックが入る様なので平日は要注意だ。


 取り敢えずより使われていると思われる右の道を再び登り始めると、林道脇に伐採道から出した木材を積み上げておく現場を通り過ぎ、恐らくこの林道上で唯一と思われる小さな峠を抜ける。

大きな土場の先に、小さな作業場がある。走ると直ぐだ。


その土場には地図に無い分岐が在る。右に通行の後が在るので進む。


小さな峠を越える。雑木林の木漏れ日が良い・・・



殆ど風化浸食された標柱。
「片貝林道御殿山支線」までは読める。始点終点の判別が出来ない。

 ここらから路面状況が変わり、同じような砂利道ながら落ち葉に溢れている。車両の通行が疎い様だ。
 下って直ぐに、明らかに別林道と思われるT字路に突き当たった。正面にボロボロに朽ちた旧時代の林道標柱がある。
「片貝林道御殿山支線」とある。("みどのさんしせん"と読むのかな?)

排水設備もちゃんとしている。


T字路に出た。
正面に古びた標柱が在る。



どちらが支線でどちらが伐採道なのか?標柱の位置が悪いよな〜?
取り合えず手前(カメラ側)の林道に右折する。


●片貝林道御殿山支線
区間総延長:不明
 走行距離:約1.5Km(全線未舗装)
概要

 
さて、この標柱が指し示す林道は右か左か?もしくはぶつかった先の道の途中位置を言うのかは、解らない。取り敢えず美味しい所は最後にという所でまずは何処にも繋がらないハヅの左折(北東)にニコTを進める。
 この分岐も左右の道も広域マップルに掲載されているが、双方川に面した地形で点線となっている。左折すると北に向かう所で沢に当たるハヅだ。
などと地図を脳内反芻しているうちに、あっという間に終点土場と思わしき所に辿り着いた。
 確かに東側に沢が走っていて、草むらの奥は河原のようだ。土場から先は明らかにシングルトラック、最早林道というイメージすらないが。北ルートを潰したMRは早速元のT字路に戻り、そのまま直進、南東に向かう。



地図からみる地形とほぼ一致する・・・つまり、


川沿いで終了(爆。自宅でウォッちずを見るとこの先点線の道があるらしいが、繋がらない。


 
後に自宅でウォッちずを見ると標高800m程度の山を半円状に周回している。この山が御殿山なのだろうか?
ニコTは殆ど高低差を感じない山の中腹を先ほどの倍近く走って、土場に辿り着いた。
 確かに、川を跨いで反対側まで道がある。しかし周りの地形に当日は見覚えを感じなかった。
 もっと狭い土場で、もっと川幅と落差のある所を越えた記憶だった。
考え込んだあげく、引き上げる事とした。何故なら反対側の亀谷地・君田林道は通行止めで何処にも抜ける場所が無いから、と判断したのだ。
 逆説的に、行けば絶対強行突破だ。ハイカーに迷惑を掛けても仕方ない。
途中であちこち遊んでいるので、時間も押しているし。

 という事で確信が持てないまま自宅に戻った。その後、このレポートを書くに辺り古い広域ロードマップに書き込みを見つけて確信した。
「間違いない」そして結果的に、
「やっぱ、行っておくべきだった」と(核爆

調査日(09/9/23)の状況:
 路面状況は優良。当日は作業土場まで人の出入りが多く、ちゃんとしてました。また支線御殿山林道もいかにもという風情を感じる林道です。
 11月の晩秋頃に紅葉目当てでいってみたいな。
 例の区間は最終通過が97年の1回切りですね。写真も何も残っていないので状況は今市ですが。
 ただ、逝ってもここを戻るのも確実の様です。無論、例の橋のゲートが開いていたのは営林作業の為なので、今行っても開いているかは解りません。
 片貝林道が抜てこそ、大平林道のステイタスも上がると考えるので、通過、完抜けが出来なければ意味も消失する林道と言えなくも。
 前に花園や君田、近くの横川林道辺りでナンバー無しのレーサーやATVを見かけてますので、行き過ぎると締め出しを食らう良い例なのかも知れません。
 折角の良い森なので、森林浴がてらにちんたら走る林道なのかも?


振り出しに戻る、とは良い得て妙だね。
直進する。


左手の山をゆっくりと周回し始める。


林道建設の際に、道床を合わせる為に堤を組んでいる様だ。



終了!前方の黒い茂みは川である。小さな土場で林道は終わる。


しかし、渡河の先にも悠然と轍が存在した。
「逝かずに公開するか、行って迷惑か?」今回は前者を選択した。


次の林道に進む。