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林道日記(OFF-ROAD・DIARY)



ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ョン
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)005-2.5





そして2014バラ坂林道へ。



冬佳林道終点、
と同時に助常林道終点らしい。
正面に見えるのがバラ坂林道終点である。


実際には写真左が冬住林道(終点)直進がそのまま助常林道本線であり、
600m程先の
土場で終点と成る。
その土場が、そのままバラ坂林道の終点と思われる。

2014.6月探索、2015追記。


●これは一種のタイムカプセル!?原町・浪江の周辺林道群
  川俣・原町・浪江を軸とした広域三角地帯には、地元の方が芋煮会に来る程の美しい渓流美を備えた林道が幾つか存在する。
 加えて、南相馬市(旧原町市)の野手上・高ノ倉・横川ダムを結ぶ「林道黄金の三角地帯」に走る林道群は個性的だ。林道の一部が森林鉄道の軌道跡であるこの林道群には、まだまだ未確認、未踏破の林道が溢れている。
 江戸時代、相馬中村藩御用達の森林は斧を入れる事を赦さず、明治期に本格的な開発が始まった。
 日本の産業の原点ともいえる森林地帯だ。その開発の歴史として、現在の林道群は存在するのである。
 特に若葉鮮やかな早春・紅葉の絨毯が敷き詰められる晩秋には、ぜひ走っておきたい林道だ。
 尚、紹介する林道の中には廃道や山道、電力管理の道路もあるので、林道に限らず、十分安全に留意して通行して頂きたい。

●バラ坂林道(廃林道)
区間総延長; 不明
      (未走行部分を含む)
未舗装区間:北区間:約1.6Km
      南区間:約1.4Km
        (進入可能区間)
 
 かれこれ10年以上前に、初めてこの林道に来た時だったろうか?
 たまたまあのY字路で聖書Tマップルを見ながら休んでいると、助常から来たライダーと情報交換が出来た。
「この道は何処に出るのですが?」と聞くと、優しい地元ライダーさんは、
いや、あっちは橋が流されてみんな川を渡るんだ。上級者向きだから行かない方がいいよ」と言われました。
 まだOFF一年生のウブな私は、何げに諦めて助常に下っていきましたとさ、ちゃんちゃん。



終点からバラ沢?の源流までは比較的路面状況は良い。尾根筋からゆっくり降りてくる。



バラ坂林道南側の暫定終点、土場由来の空き地はススキの原である。
TTRの正面方向が林道。


 あれから10数年・・バラ坂林道はもはやトライアル車も厳しいルートになってしまった様だ。少なくともMRの様なヘタレには手に負えないシロモノである。
 終点から先となってしまったが、バラ坂林道の最大の問題は県道側の橋が使えないことだろう。

 県道12号線のバラ坂バス停前から起点の始まるバラ坂林道は、通年封鎖のゲートを越えると名前の通りのバラ沢沿いを登って行く林道である。
 沢沿いに大きくつづら折れのヘアピンを登ると、滝によって急速に標高を詰めたバラ沢と一番川幅の狭い地点で道と沢は橋で交互に位置を変える。
路面は一部に深い轍があり手強い。
「だー〜」
ハッキリ言ってこの橋は渡れない、マジ怖くて。
 橋は橋台からみて最初から道路として造られた様だ。昭和40年代まではトラックによる通行があったのだろう。
橋の上流部分はほぼ土石流の残骸状態で、道床は殆どない。まさに「バラ」状態であった。
現在は廃林道である。
 ちなみに踏み跡があるので、徒歩での通過は可能と思われる。

 調査日(08/11)の状況:
 完全に廃道。
終点側には封鎖など何もないが、沢を越える橋が無く、こちらも進入が出来ない様だ。
 だが、部落からのショートカットルートとして徒歩で使われている。
県道12号バラ坂側のゲートは通年封鎖となっている。解除されている場合は営林関係者が入山している。
 また、09’3月以降に道路工事が入っている様である。


バラ沢源流部分。昔は木橋が架かっていたとの事。延々踏み跡が続いている。


変わって、
バラ沢林道県道12号側(北側)入口。
入って直ぐに万年封鎖のゲートがある。


1.5Km程登るとバラ沢を越える橋がある。


橋は落橋寸前だった。橋から上流は路盤が流失、土石流で通行不能だ。

キャプこのContentsは、適当に増殖します。ョン
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)005-3




冬佳林道の最標高地点近辺に枝道がある。
画面右手の土手上に気を付けて見ると、ちゃんと電力の案内板が付いている。


●電力保守道(原町線)
区間総延長:不明(進入可能区間)
未舗装区間:確認距離、約1.5Km

 江戸時代、相馬中村藩御用達の森林は斧を入れる事を赦さず、明治期に本格的な開発が始まった。
 日本の産業の原点ともいえる森林地帯だ。その開発の歴史として、現在の林道群は存在する。
 昭和40年代に入ると都市部の電力需要増大に応じて各地に大規模な発電施設と変電所、そして送電システムが構築される。この送電線もその頃に出来たのだろう。
 当時用いられたのは冬住林道の前身であろうが、その一部は現林道の下敷きになって寸断されている。
 電力道は現在の林道から自由に出入り出来るが、その道幅や傾斜等の経線は歩道に準じた物であり、キャタピラ車以外には通行が難しい場合も多い。
バイクに限って言えば十分通行が可能であるが、実際には倒木や路肩欠損などバイクと言えど通行不能な場合も多々ある。
 そして、路面は砂利などを撒かないので泥濘が深い場所では注意が必要だ。しかしその危険を冒しても、秋頃の電力道が通る雑木林は極彩色に包まれて心が和む場所である。


 路面状況は基本泥濘荒れ。
番号通りに逝けるが、帰れる保証は無論無い。

 冬住林道近辺の原町線は比較的ショートな電力道であり鉄塔までの到達は比較的容易だ。
 ただ一部に階段があるため、先の見えない急な下り坂が予想できる場合にはバイクを降りて自分の足で確認してからの方がいいだろう。普通の林道と違い実際にトルクを掛けられる場所は極端に少ないのであら初め予測を建てて走る事を心がけておきたい。
 また、常に分岐に標示板が在る為に道を間違える事は希だ。
不安な場合は鉄塔本体にある番号と照らし合わせて、大体の場所を確認して行けばいいだろう。


本来の林道からさらに2m程登って行く。


煉瓦隧道をひっくり返した様な色鮮やかな落ち葉のアプローチが美しくも恐ろしい。


木漏れ日と紅く染まる絨毯の林道。


晩秋の電力道は素敵だ。
下り坂でエンジンを切って進むと、鳥の鳴き声とタイヤが落ち葉を分ける音が心地よく響く。


最後に、事故があった場合には救出が困難な場所が多いだろから、走行の際には単独を避け、くれぐれもトラブルのない様にお願いしておく。

 調査日(08/11)の状況:
 完膚無きまでに作業道。
無論封鎖など何もないが、何があってもおかしくないので深入りは避け必ず下見をしてからの通行をお勧めする。
 無論電力管理の歩道ルートとして徒歩で使われているので荒らさない事は大前提である。絶対に複数で、無理をしないように。

鉄塔沿いは伐採が終了していた。
青空が高い。鉄塔で折り返し、隣へ。


旧伐採道は新林道に道を譲る。
フワフワの落ち葉でバイクが動けない。


そして2台は、オブジェとなる。
「お助けェ〜!!?」



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