林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。



このContentsは、適当に増殖します。ャョン
林道日記(OFF-ROAD DIARY)043-3


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注意:写真下に撮影年月の有る物以外は2011年撮影分です。m(__)m

馬坂川を越えた西側に終点分岐がある。
かつての"馬坂2号支線"
「檜枝岐川俣林道」だ。
Photo:2007.10/現状(2011)問題無し。


11'10月、ゲート前の切り株には
スズメバチが巣食って危険な状態だった。


●06'から2年間
 不通に成った馬坂側。
 
 馬坂川本流・支流の沢越えを幾度となく行う林道は、まだ旧名の馬坂2号支線の頃には既に峠に達しており、それ故に「馬坂峠」と言われる。
 歴史を紐解けば、本来はさらに尾根を挟んだ南側に江戸時代の「引馬峠」があり、戦後までは川俣から檜枝岐に抜ける直通ルートとして栄えた。
 しかし、昭和42年頃に檜枝岐村が更なる観光資源獲得の為に帝釈山への登山車道を計画、一方川俣ダムへの貯水量確保を目的とした水資源管理をするべく、営林署が進めていた馬坂林道延伸に付随した砂防ダム建設と意見の集約を見た結果「帝釈山管理道路」を含む大規模基幹林道檜枝岐川俣線はここに日の目を見る事と成る。

馬坂川の袂から分岐するY字路に標識が建つ「福島県 桧枝岐村 県境13Km」。


ゲートを過ぎると快適に登り始め。


ゲート前の予告通りに・・・。


工事現場!どうやら砂防ダムに道路が持って逝かれた模様。
路肩の基礎からやりなおし、道路を横切るグレーチングを組んだ所だ。

 
 先を見据えた桧枝岐村の野望はここに実を結び、現在のシニア登山ブームを支える重要な登山ルートとして、人が途絶える事は無い。
TouringMapple2011.3版にお勧め表記。

●基幹林道檜枝岐川俣線
(馬坂林道分岐、路線終点より帝釈山林道終点まで:11.2Km/全線未舗装)
 檜枝岐側がほぼ舟岐川沿いに絡み合うように登り上げたのに対し、川俣側は馬坂川に沿って馬坂峠に向かう。
路肩に寄せると段差と言うよりガレ?砂利が撒いてあるが間違い無く気休めでしかない、


その先も真新しい路肩補強と、法面コンクリート吹き付け施工が続く。


こう見ると普通の林道だ、この調子で県境までは・・・行かないだろうな?。



従順に地形をトレースするのかと思えば、いきなり掘り割りが現れる。
砂防ダムを過ぎで馬坂の沢が近づいて来ると
路面が荒れ始める。


支流と成る沢沿いはご覧の通り。
鉄砲水で
道路が埋まったのは一度や二度ではなさそうだ。


 しかし、帝釈山から川俣ダム方面は地形的な問題か?割と道路に支障をきたす災害事例が多い区間と言う印象が強い。
登山客も福島側の旅館から田代山、帝釈山の登山口に向かう方が多く、またそれぞれに情緒豊かな温泉が近いと言うのも一つの理由なのかも知れない。
 そんな訳で、檜枝岐側から比べると、只でさえ交通量の少ない林道。その上、過酷な地形と天候は只でさえ狭い林道をさらに狭きモノにしていた。

では、逝ってみよう。(07')
 07'、実に2時間近くかけて反対側を見に行くと、馬坂林道の分岐から川俣ダムの川俣大橋袂までは路盤崩壊による通行止めだったので通過出来ずに田代山に戻る事となる。川俣檜枝岐線はここから馬坂川にそって西へ、砂防ダムをすぎて源流(沢)になると共に林道も葛折れを始める。逆算して約5Km
で通行止め部分に到達するハズだ。

「栃の業橋」
何だか妙に意味深なネーミングだな。
道路遺構で"業"なんて言われると、さる鬼県令を思い出す。
 さて、後で説明もあるが、問題の崖崩れ部分は昨年(06'当時)から写真の状態である。


ココまで来て!?
やっと少しづつ色がつき始める。


先行の二人は、水を得た魚の様に走り回る。
対向車注意だ!



07'通過断念の際の「路盤崩落」ヘアピンの
上の路肩が落ちて法面ごと下の林道を埋める。
Photo:2007.10/現状(2011)問題無し。

今回11'の現状。綺麗に片付いているが押し流された気が路肩で立ち枯れしている。



橋の上すら泥濘とはこれいかに?
橋の竣工はS55'と比較的若い橋だ。





良く耐え忍んだと言えるが、断末魔のヘアピン上の路盤。
雨天時には近づかない事が賢明だ。


こちらも07'遭遇時の下の道の法面。
まるで表層雪崩である。
Photo:2007.10/現状(2011)問題無し。


その先は何事も無かった様に表情を戻す。


山脈の中間辺りは馬坂川に合流する沢が多い。
暗橋や橋で越えてゆく。写真は猿沢橋。
Photo:2007.10/現状(2011)問題無し。


沢越えする頃には廻りは殆ど山がなく、
一種のスカイラインと言える。


本沢と言える馬坂沢を越える。
ココまで来ると、もうすぐだ。
Photo:2007.10/現状(2011)問題無し。

 帝釈山林道川俣側ゲートから二つの橋を渡り、直線100mスパンの大つづら折れをターンすると、崖崩れにより道路は寸断される。
 川俣、馬坂林道側からだと約8Km程かと思うが、ご覧の通りで片づける気配は全くない。予算が下りないのか?わざと片づけない様である。07年度に整備するかどうかも未定である。

「サルさわはし」猿沢に架かる橋の名前だから?と言うベタなんだが、何故にカタカナ?。
Photo:2007.10/現状(2011)問題無し。

 こちら側の橋も昭和58年前後の比較的新しいPCコンクリート製の橋桁と橋台を持つ立派な橋である。 沢を一つ越えると、林道は漏水を始め、幾つかの路面濡れを起こしているようだ。

馬坂川橋。鉄筋コンクリート製の橋に一般的ガードレールを付けている。
Photo:2007.10/現状(2011)問題無し。



では、逝ってみよう。(11')
 2011年、あれから4年後にやっとリベンジとなった馬坂側。スズメバチに怯えつつ閉鎖されていた林道のバーを押すと何事無くゲートは開いた。
 最初は比較的直進が主体だ。すぐに大きな砂防ダムが現れる。美しい沢水に立ち枯れたブナの木が湖面より突き出るお馴染みの風景である。
 釣りキチ三平によく見られる典型的深山のダム湖の風情で、他のHPに写真が上がる撮影ポイントだ。しかし今回は生憎見通しが良い所は鋭意工事中であったり重機があったりだ、残念。
 
 県境まで13Km、細かいコーナーはあるものの、俯瞰で見ればほぼ直線と言えそうなダム区間を過ぎ、馬坂の沢に沿って林道は標高を上げ始める。
 その最大のターンが、かつて06'の崩落現場である。が、ご覧の通り今は面影も無い。その実、
ヘアピンの上の道は秋の台風に伴う集中豪雨の所為で、またしても危険な状態が続いていた。
 一気に標高が上がり、廻りの山々が低く変わってゆくと、再び葛折れを介して2本の橋を渡る。
 一番上の馬坂川橋を過ぎると、廻りから林が消え、砂岩を削って作られた林道に石がゴロゴロ落ちている雰囲気と成った。砂岩を削って作られた路盤に撒かれた大量の砂利ごと路面が流され始め、次第にクレパスが目立って来る。しかも、徐々に深く多くなる。

 いよいよ目前に馬坂峠とおぼしき鞍部を視認すると、そのカーブ切り通しの先には、すっかり地に伏したゲートと横一線に道路を寸断するかの様な排水路の慣れの果ての様な段差が横たわるのだ。30cm位倒木段差と同じである。加えて縦横無尽に彫り込まれたしわの様な路面が洗われたもとい、現れた。そして「帝釈山管理道路」に接続するのだ。

調査日(06/10/某日)の状況:
 馬坂林道本線が通行止めということもあって帝釈山林道の栃木側は人影も殆どない。四輪の通過跡は殆どなくバイクと自転車だけが轍を残す。
 だれも通らないので、慎重な対応をお願いする。また特に帝釈山は悪天候に弱い林道なので、晴天以外の突入は控えた方が良いと思われる。
ここは廃道と同じレベルとお考え下さい。

調査日(11/10)の状況:
 台風12号の影響を心配したが、バイクは通れそうだ、と聞いてトツゲキ。
確かに、車は厳しそう。少なくともこの日越えられるのは改造したクロカン車だけだろう。
 川俣ダム側の砂防ダム近辺こそ工事が入っていたが、馬坂の沢沿いは全体的に路面状況が酷く、特にほぼ露出した岩盤やU字溝?など普通であれば補修を擁する所ばかりであった。
 同じく写真を失念したが、帝釈山林道の接続点手前が最も荒れていて、バイクのタイヤ1本分の幅しかない路盤(それ以外は流失)も少なく無かった。
通行止めであってもバイクや山チャリが突っ込んで来るのでブラインドコーナーは注意し、必ずインベタをも守って下さい。
来年は蜂の巣が駆除されているといいなぁ。


尾根沿いに面した所は気象条件が悪いのか?
高い木がなく林道はルーミーだ。
悪天候時は地獄だろうな?ここ。


沢沿いに成ると木が高く緑も豊富になる。
水が多いと言う事は、路盤も荒れている。


林道のヘアピン、ターンインの手前にクレパスというか穴が在る?


いよいよ紅葉も本番、路面荒れも一番?。


帝釈山林道との合流点(正確には重複地点終点)写真右側の鞍部が馬坂峠だ。
Photo:2007.10/現状(2011)問題無し。