林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。





高度があがってくると、眼下に見える会津若松市はまるで箱庭のようである。
ン〜長野の林道に似てるな、しかしこの舗装路は頂けない。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)039

朝日を浴びて輝く蕎麦の花畑にかこまれて、その林道は存在する。



●雄国沼に繋がる極めて残念な舗装林道、オシイ!オイシイ?

 ツーリングマップルのお勧めルートに指定されていた有名林道である。少なくとも手持ちの2001年4月2版にはオススメされていたが、このHP標準推奨地図である2005年4月3版ではその指定を外されている。理由は不明だが、きっと担当者がクソ重いアメリカンか何かで通行調査したのだろうと勝手に予測する。
「一説には地元の要望で通行車両減少を目的にワザと外して貰ったとの話もあります。この高原の動植物はそれ程貴重であり、またこれ程市街地に近い所で250種はあろう高原動植物が観れるという事は、これはつまり会津若松市、塩川町が天然の都市近郊型高原植物園を持っているに他ならない。ここはぜひこれ以上の宣伝などせず、舗装も撤去して頂き、更なる環境保全に邁進して頂きたいものである。」
 全日本林道モーグル化計画推進委員長 えんどうみちよし様からのお言葉でした。(誰ソレ?)

 では、その「都市近郊型高原植物園」とやらに逝ってみよう。

TouringMapple2005.3版に実線表記。かつてのお勧めルートだが賀曽利氏と編集部の温度差があるのか?現在はオススメされてない林道である。

設計延長は9.92Kmとあるが、バイクのメータ読みはほぼ10Km。
やっぱり「なかみちちせん」と読むのかな?


味わい深い屋根付き林道表示板。
傘地蔵みたいと接近すると思わぬトラップが!
居なくて良かったアシナガバチ。


舗装後10年以上は経過してるかな?
最初は田畑を抜ける直線登りだ。


林道入り口から約2Km先で漸く補助看板(いわゆる通行注意書き)がある。

植林区間に入るとこのようなヘアピンが思い出した様に何度か現れ、短いスパンで高度を稼いでゆく。
道幅は十分で大型車のターンを想定した作りは流石だ。舗装が恨めしい。




●林道中道地線
区間総延長:約10Km(全線舗装)
概要
 雄国沼に通じる基幹林道。その険しい地形の為林道雄国線とともに早々に舗装化されてしまった不運の林道?である。
 この道は延々とヘアピンを繰り返し一ノ沢沿いの尾根を雄国沼に向かって登ってゆく林道である。道幅は平均2〜2.5mを有しヘアピンコーナーも利用して比較的等間隔に待避所がある超優良林道であり、舗装が崩壊しかかっている訳でも、二輪通行止めでもない単なる繋ぎ林道的色合いも薄く、林道日記に特筆すべき点は一つを除いて全くない。


林野庁「森の巨人百選」認定。
「杓子ヶ入メグスリノキ」100m先とある。
勿論その下は「熊出没!注意!」だ。


 「それは景色だ!」

そう言い切って仕舞える程に綺麗な箱庭風景がテンコ盛りで皆さんを迎える事だろう。ぜひ晴れた朝に突入する事をオススメする。
 その「ラピュタ」的箱庭感はなぜマップルのお勧めルートから外されたのか?解らないほど綺麗である。


林道は「一ノ沢」沿いに登ってゆく。
沢沿いの木漏れ日は秋の装い・・・。


待避所は上り下りで標識込みで標準装備。
ヘアピンコーナーも一種の待避所として機能しているような感じだ。


植林地、雑木林を抜けると目前が開ける。


そして目前には戦慄の道路経線!・・ん〜画面左上に見えるのは「あっっUFO!」
(死語、既に埋葬済み)

「ブルースカイ」
こんな青空を見ていると某カラーチャートにある「スカイスクレーパー」という色を思い出す。
色味が似ているのではなく印象色として言葉が思い出されるのだ。
写真正面は越後山脈かな?多分御神楽山辺りかな?





よく見るとカーブミラーみたい?
と、言う事は・・・?。


 そして林道はこの辺りからまさに「プチ崖っぷち」「崖っぷち」を繰り返して激情的に標高を詰めてゆく。その為、このラスト2Km程、雑木林の中頃を最後に、あれほど律儀にあった待避所が無くなって仕舞うのだった。加えて、ガードレール等の安全装備も不揃いでその役目を全う仕切れないほどに痛んでいる。一部にはこういう道路にありがちなコンクリート製ガードも存在する。

 遠望に心奪われながらもさらに上に登ってゆくと、程なく左右から山が無くなり、妙な平地が見える。これが雄国沼である。ここからは、林道雄国線を北に向かう事となる。笹藪の中に林道標柱「終点」を確認、撮影の後次のステージへ。


いやあ、高い高い!。


ガードレールもワイヤーもない!
まるでボーリングピンのよう。


よくもまあこんな所に道を造ったもんだ。それにしても舗装が恨めしい。
長雨で発生したらしい土砂崩れはきれいに撤去してあった。

絶景で目が離せない状態が続く。




調査日(06/9/24)の状況:
 本当にこれだけの林道がダートだったらと考えると悔しくて夜も眠れない林道である。
路面状況は優良つーか普通舗装だが、雑木林の区間は晩秋の頃にはたっぷりと落ち葉の絨毯になっていそうなので対向車と共に注意が必要である。

 
そしてこの道は、更なる絶景に我が身を誘うのであった。 


雄国沼到着。林道雄国線に合流する。


雄国沼の外輪山?雄国山が画面右端。奥の山は多分飯豊連峰だろう。
ああっ!あそこに難攻不落の空の要塞が存在するのだ!
(トリップしてんなよ>俺)




キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)039-1.5


●雄国沼への基本道路、しかし実際にはただの舗装林道、オシイ!オイシイ?

●林道雄国線
(中道地終点〜大窪林道終点まで)
区間総延長:約4Km
(走行区間のみ全線舗装)
概要
 雄国沼に通じる基幹林道。その険しい地形の為市道雄国沼線とともに早々に舗装化されてしまった不運の林道?である。こちらが本道と思われる。


T字路にぶつかると、道成左折。
林道雄国線に合流する。


林道雄国線の全容?斜面を下ってゆくのが市道である。
上の方で分岐して平行に行くのがこの後来訪予定の大窪林道だ。

中道地林道から出て左折、雄国沼の外周道ともいえる林道雄国線に入る。
写真正面の林道?は逝って来い林道である。今回は割愛したが地図上は1.5Km程度。
最後は猫魔山(写真左手奥の雲間に見える)への縦走登山道となるようです。


標高は1200m!会津盆地が箱庭状態だ。こりゃすごい。
Reidの奥にあるお立ち台はハングライダーのスタートデッキ?である。
かなりの高さだ!



 天候、快晴。
まさに雲一つ無い天気だ。
 雄国沼の所だけ、エアポケットの様に、台風の目の様に雲一つ無い。
車も人も殆ど居ない。
流れる風と雲。
降り注ぐ秋色の太陽。
景色独り占めだ。
「サイコーだ!」 


雄国線のメインパーキングとなる金澤峠。
広い駐車場に車は僅かに2台。


ニッコウキスゲが咲き始まる前の雄国沼は人影も薄く、きれいだ。
花を観れないのは残念だが、落ち着いていいなぁ。
実に立派な「金澤峠」の標柱。思わず拝んで仕舞いそうだ。



調査日(06/9/24)の状況:
 本当にこれだけの林道がダートだったらと考えると悔しくて朝も眠れない林道である。
 路面状況は優良つーか普通舗装だが、何分接続通過だけなので、普通なら掲載しないところである。ま、めでてえっ!つー事で。
 道幅は明らかに先の林道より広いが決して余裕がある訳ではなく、
普通車のすれ違いが出来る程度に考えた方がいいと思う。


そして、次の道に!