林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。



このContentsは、適当に増殖します。

林道日記(OFF-ROAD・DIARY)073-2



どちらかと言えば "廃道日記"なのか?
伐採道と言うなら、多少の差異はあっても、まあこんなモンだしなぁ。




いよいよ横川林道、胡桃坂地区へ。


伐採道をデッドエンドから降りて行く
相変わらずの半端な道幅。



道のL字コーナーはそのまま沢である。
アクロバッティクに越えて行く。


いやいや!
ホントのアクロバットはここからだ!。


●やがて人外魔境となる準避難区域の林道群。
前回の林道日記70にて、「当ページ(林道日記)は基本に"通り抜け林道をウプ"が原則だが、今回は未確認ながら「逝けるカモ」林道としてアップしています」と書きましたが、新駅〜大久原〜胡桃坂の通過が確認出来たので報告です。
まあ、
ほぼ廃道ですが。

TouringMapple2011.3版に掲載無し。林道入口の橋からほぼ全線記名が無い。

1の続き、2
 最後は小さな、場合に因ってはV字溝の様な峠を抜けて終わる、というパターンである。



おお、余裕のVサイン!


狭っ!! 今年春の二本松街道並だな、こりゃ。


傾斜角は20%以上だろうか?
セロー軍団は流石に安定してる。


先に走った人のラインをなぞってゆく。
WRではボディサイズとパワーを持て余す感じだ。

 伐採道が繋がっている林道と言えば、県道62号線から助常、新田川、冬住林道経由で県道12号線に連絡する道がこの辺では有名である。
で、峠を越えると猛烈な下りが始まる。前に遡った栃窪匙原林道の様に峠まで伐採道の様な道が続いてゆく。

では,改めて逝ってみよう。
 峠の先は江戸時代から在るんじゃないか?と思わせる様な、渋い超コンパクトつづら折れである。
 植生分岐の道を東に,丁度山の麓を時計と逆回りに尾根筋を左から回り込む様に走って行く。しかし、猛烈に切り込む下りが始まると、道は再び峠の狭さでつづら折れを始める。先日の旧二本松街道(安達太良山〜沼尻間道)並の狭く急なつづら折れである。完全に伐採道だ。
 
既にMRには正確な現在位置が判らない状態だ。

 それでも、進行方向自体は東に向かっている事は予想が付いた。だが今の問題はこの気違いみたいなつづら折れだ!ちょっとオーバースピードで入ってケツを外に振ってやると面白く曲がれるのだが,
いかんせん傾斜角がキツすぎてコワい。最後はほぼ斜面と言う所を降りて行く。


荒れてる、慣れてる?てゆーか何処が道か?。


道だ!。


折角道を走っていたのに・・・
何故道を外れるのかな?。

 最後は、合流した伐採道側から見ると"(徒歩用?)管理道から叩き落ちたバイク?"の様な合流だったと思う。
少なくともMRはそうだった(爆
(だって、木に突っ込んでフロントフェンダー折れたもの、直ったけど)

まさに伐採道と伐採道を繋ぐ区間だった。

 狭いながらも林道と思える楽しい道を東に進む。後日GPSデータを見ると、見事な程に町境を貫いていた。

 しかし、喜びもつかの間、先頭は再び道路の路肩から一気にダウンヒルを敢行する。聞けば、前回も同じルートだったらしく、相馬からの逆走は有り得ない。ここはコース的に玉野(西)側から相馬(東)に抜ける一方通行な下り専用ルートの様だ。

 迂回理由は判らないが、実際この法面突撃は大きく回る営林地帯の林道区間をショートカットしている様だ。
 先程のタイトな下りも,恐らく登る事は並の腕では無理なのではないだろうか?
そんな状況なのに、
皆さんそれがアタリマエのように法面を下り始める。しかも楽しそうだ。



て、いうかコースの角度だよ!コリャ!


いきま〜〜す!と声掛けして行かないと、コワくて行けない。


たちまち落ちて行く。

 
降り始めると、確かに降り始めこそ急角度だが、次第に伐採道の様相になり始める。この急角度で倒木には参ったが、進退窮まる訳ではない。逆にアクセルを開ける気構えが在れば難なく突破出来る。<出来るかぁ!俺。
 そして、先程と同じようにつづら折れの道が現れたのだ。
 先程、片道通行の林道と書いたが、途中の休憩などでよくよく話を伺うと、探索時は歩いている様だ、すると南相馬側からじゃないと、この道は通過の判断出来ないだろう。
 閲覧している皆様にも多分道には見えないと思う。
 明らかに林道だった先の道辺りから道は南相馬から相馬側となり,道路脇の植生は雑木林となってゆく。



「わ〜ん、ドコ走ろう?」実際の角度に写真を回転させてみると・・・
こんな感じ?。撮ってる方も斜めだからねぇ。


ヨシヨシ!追い付いた!(爆


足はT師匠、
手前の枝を器用に足で避けて進む。先は私MR。

「フツー、こんな所走らねーから」
 コレまたキツいつづら折れを下り切ると、また道はいつもの表情に戻って行く。が、先程の林道に比べると道幅は1mそこそこで、既に軽虎の進入がほぼ無理な道幅であった。周りは完全に雑木林なので、ここも相馬管内と見るべきだろうか?

 ちょっと、脇の谷に流されそうなカントの付いた道に、
"真っ直ぐでは通過出来ない千鳥の木"がある。真っ直ぐでは杉の木にハンドルが当たって通れない。
 
通過幅が確保出来るように斜めにフロントを通し、逆ハンドルを切り直して、MRの前を走るおぉじぃ氏のセローが千鳥の木を文字通りかい潜ぐって行く。
 
セローより一回り太い(乗り手なんかふた周り太い?)MR&TTRニコ改!さぁどうする!
「ええぃ!ままよ!!」(こればっか)
しかし太い上に進入角も少々アマい。
とっさに幹を抱きしめて進入角度を補正する。



対角に列んだ杉の木を腕を泳がせる様に抜ける
おぉじぃ氏。

セローに比べ幅が在るTTRと普通の人に比べ幅の在るMRは杉の木を片手に抱いて回る。


この場合の一車線とは、シングルトラックの事だと思う。しかも渋滞中。


道の残滓を探して森を徘徊する。
なかなかいい場所も無く・・・。

 僅かに幹を擦って無事通過する。
道は徐々に下り始めた。
 そして、今日のメインイベントが現れた。本日ラストは最大仰角のヒルダウンである。
 問題の伐採道のラストは、道が消失していた。それは実に中途半端に、折り返しのワンスパンだけが崩れたのである。高さ2m、差し渡し長さ2.5m、コーナー落盤部分の幅もざっと2m程である。
 取り敢えず別ルートを探して全員が林の中を散らばって探す、
 その中で前回は相当の急傾斜を一気に下った様だが、今回はその近辺のルートは危険と判断され使用不可となった。しかし、一帯は先程の坂と同程度の急傾斜であり、加えて先程の様な休憩出来る比較的平坦な所(写真撮影が出来る様な所は比較的平坦で、撮影の為に片手が外せる所である)は無い、まさに"直滑降"という状況だった。その他アチコチと探しまわった結果、結局崩れた所の縁を走るのが妥当という事になった。
 自分の技量に合わせて、直接ジャンプか縁を走るか選択して、転倒を交えながらも何とか突破する。
 MRも崩落の法面を走るが途中の木に引っかかりバイクを倒してしまう。
が、そこで自力で引き起こし再起動、からくも突破する。



ライダージャンプ!!!!
着地地点の斜度や落葉の吹きだまり具合など、的確な着眼点と車体性能を考慮した芸術的なまでの一撃。参加者全員が度肝を抜かれる。


アタック!!! 基本的には崩れた法面と斜面の境を走り抜ける。
急な角度に落ち込むのが判る。



ターン!!! T師匠の動画より抜粋、
抜群の態勢作りから必殺のターンを敢行する。絶妙!!


スイッチバックで乗り越えたりしてみる。
現在バック中、人それぞれ。

 さて、
この坂を突破後、道は不鮮明となるが、一団は林間コースを走り抜けて、いきなり横川林道(林道日記70-3)の南側に出てしまった。解散場所で話を聞く限り、また途中の会話から推し量る限り、師匠らのルートは過去2回に置いても変わらない様子である。
 と言う事は一応通過はしたものの、道は途中からショートカットしていると見るべきだろう。
考えるに、例の林道斜面から横川林道の区間までが未通区間だろう。

と言う事で
地図で追ってみた。


んん?何かイメージとGPSデータの走破ラインが逆じゃね?



「ここまで来ればもう目と鼻の先?!」(T_T)。。。



これが横川林道。
矢印の林から現れ、矢印手前側の胡桃坂に向かう。
(Photo:2011.2 写真は進行方向逆向き)


  地図の誤差かGPS的誤謬かは判らないが、実際の走行位置からは多少のズレが在ると感じる結果だ。当日の走行と近隣の風景、ランドマークからMRはブルーのラインで走破したと感じ、また横川林道側からの心象からそれが間違い無いと感じていた。しかし赤のラインで表示した実際のGPSによるルートは少々異なっていたのだ。
 ただ、GPSラインを綺麗にスライドさせても、ほぼこちらの思惑通りに通って来たと思わないが,ううむ?

再び話を戻そう。

 横川林道の西北に伸びる直線の南側から合流した我々は右折、林道成りに駆け下り、1連のヘアピンを経由して横川の支流を渡る古い橋を抜ける。
 ここにきてようやくMRは先の直線から横川林道に合流した事を認識する。
 横川の砂防ダムを横目に過ぎると道は登りに転じ、林道は川沿いに東に向かう。板屋地区に向かうT字路から道は再び下り始め2連のヘアピンを介して再び横川の川縁に出る。
 造林を出て横川を渡り、浄水場のT字路に到達する。
このT字路が横川林道の起点である。



ヘアピンを過ぎると横川の支流である川に架かる橋を渡る。
この辺が一旦一番下がる所で,
何故か落石も多数だ。
(Photo:2011.2 写真は進行方向逆向き)


東に向かって横川地区人辿り着く。ずっと緩やかな登りとなる。
(Photo:2011.2 写真は進行方向逆向き)

 因みにT字路右折、南に向かう林道が北ノ入横川線であり、南相馬の海岸線を望んで走る林道である。
 
調査日(12/4/29)の状況:
 完全無欠の放置状態、奥に行けば逝く程にヒトの入った形跡がない。
大久原までは基本林道ながらほぼ一本道であるが、大久原から横川、胡桃坂まではほぼ廃伐採道と言える様相である。夏はまず通過不能。早春か晩秋でなければ通過は困難を極めるだろう。

調査日(11/10/9)の状況
(横川林道の状況報告):
 一体何回路面が変わったのか?。写真だけでも16回?2〜3枚ピンぼけ、撮り逃しが在った筈なので、ざっと20回は繰り返したコトになろうか?



横川林道は写真左側のルート、右は廃棄された畜産場を介して板屋地区に出る。
(Photo:2011.2 写真は進行方向逆向き)


横川林道起点標柱。
珍しいのは側面に北ノ入横川線の終点表記も
併記されている。

横川林道/追記:H24.4.29
 
地図を見れば一目瞭然なのだが、地図帳では繋がっている可能性のあるルートも、現時点ではまだ走っていません。横川林道のデータはH20のデータなので例の合流地点の先は、掲載時のままと思われますが、廃。
 GPSデータを頂いたおぉじぃ氏に甲子林道の洗掘より深く,深ぁ〜く御礼申し上げます。



写真右が横川林道の起点、左が基幹林道北ノ入横川線の終点。
双方とも基幹林道のハヅなんだがなぁ。イヤ、北ノ入横川線は判るが・・・?。