林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。

キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)059-3


この林道は終点からだと東に向かって走るが、最初はS字と直線で標高を上げる。
しいて言えば
「山裏に行く気分」な林道である。

●繋がる南相馬林道行脚。
 繋がる林道ラビリンス!?。

 舞台は小山田地区から遂に山下地区に移動・・・当初全く予想がなかった森林鉄道の跡地である助常新田川冬住林道と、旧八木沢峠から始まる県道12号線の沿線を訪ね歩く内に見付けた林道である。
 
そもそもこの地区が、江戸時代から抜け荷と称する裏街道の里道で在った事、相馬中村藩の領域で山中に溜池を多く造り、その為の山道が存在していた事、林業の盛んな地区で森林鉄道廃止前後のモータリゼーションから急速に伐採道の普及が進んだ事・・・。
 それらが混然一体となって、
橲原地区を中心に一種の「営林ハブ」的位置付けとなるのだろうか?
 愛機ニコTは、さらに舞台を原町鹿島から相馬に移してゆく。

TouringMapple2005.3版は林道表記。(一部表記無し)

民有林林道 南山下線
区間総延長:1.7Km
 小山田(終点)〜山下間
    未舗装区間:約0.5Km
 山下〜字鶴位(起点)間
    未舗装区間:約1.1Km
    舗装区間 :約0.1Km
概要
 民有林林道落葉松線に接続する林道小山田線。大目川支流の沢に沿って拓かれ、幾つかの分岐を確認したが実質は3箇所である。
 地図上の太い実線は小田山線の途中までしか記名しない状態であり、
実は地図は通り抜け可能な部分のみを道路標記して、あたかも1本の林道の様に見せかけていると判るのは、実際に現場確認してからの事であった。
 その結果、小山田線は単独で尾根越えをしておらず、南山下林道を経由して反対側に抜けていたのだ。双方の沿線には相馬中村藩仕様の溜池も存在し、もはや地図にない林道ラビリンスの様相であった。


「南山下線」なんだ支線じゃナイじゃん!
全長1.6Kmは山を越えて東側の部落に出る距離。


相双地区お得意の「県行造林」の支柱がある。
こちら側は雑木林。


見通しの利かないS字から直線に。



「T字路?」多分500mほどで分岐だが南山下線は右だ。



こうしてみると、南山下線のコーナー途中から分岐してると理解できる。
写真左から手前が南山下線、バイクの立ち位置は同じである。



では、いってみよう。
 ヘアピンの様相を見せる南山下線と小山田線の接続点
。一通り回って消去法でここしかないだろう?ということで逝ってみると少しのS字と直線のシンプルな構成でたちまち次の分岐に辿り着く。
 真っ直ぐ東に向かう南山下線。
 これに新たに北に向かうルートが接続している。傍らの標柱を見ると「民有林林道 山下線」とある。
 どちらが先に出来たかは知らない。標柱に開発年月日入ってないからだが、地図はこの分岐を北に、つまり山下線を本線と
誤記しているのだ。いやまあ南山下線の西半分も誤記なんだが(笑www


標高100m程度の峠は、普通の切り通し
というカンジ。
聖書TMにはこの道はない。



下りには何げに3連ヘアピンがあるが、想定の範囲内。


「また溜池だよ」やがて林道は浮田部落の中に・・・?。


 だがしかし、放っておくのも仕方ないのでとにかく南山下林道を逝くことにした。所詮1.6Kmの林道である。
 分岐点からさらに登ると直ぐにピークとなった。何も無い峠を越えると、無性にヘアピンが恋しくなったかの様につづら折れで降りてゆく。
 だが、標高100m程度の峠なのであっという間に部落の直ぐ上にあるのだろう溜池に着いた。サッと小雨が降ってくる。足早に部落に降りて終了・・かと思いきや、出迎えたのはなんと"常磐自動車道延伸区間"だった。
「富岡〜相馬間か?」
 丁度いい雨宿りのボックスカルバートに雨宿りでニコTを入れ、林道標柱を探すとボックスの東側に確認した。



「部落が・・・?」出迎えは高速道路。
ここから路面は舗装になる。


溜池からいっしょに降りてきた沢も高速を潜る。「あ!林道標柱!」


 
見るとやはりこちらが起点だった。
 浮田字鶴位に出た林道。この道を田園を横断しつつ直進すると県道34号線山下町浮田の交番脇に水路と一緒に出るのだ。

調査日(09/6/15)の状況:
 路面状況は優良。よくある山道風味です。ホントの裏山に行く道と逝った感じで、距離的にも生い立ち的にも繋ぎ林道と見るべきですね。
 あまり整備がされていない様に見えますが、特に困らない感じです。
 因みに地図上では分岐の東側は点線表記か(ウオッ地図)もしくは表記がなかったり(マピオン、聖書)しますが、それも仕様ということで。


「こんな所に・・?」絶句。

キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)059-4



先程の南山下線分岐まで戻ってくる。北に向かう林道山下線
「ここが終点だ」


林道はまず尾根づたいに北西を目指す。


地図の上では尾根沿いのルートだが、
視界は開けない。


ひたすらに山の中を走る。高低差もある。。


途中に伐採道らしき枝道が幾つかある。


●繋がる南相馬林道行脚。
 いよいよ佳境へ。

こちらは終点標柱だった。丁度反対側に終点と記載されている。

民有林林道 山下線
区間総延長:3.1Km(全線未舗装)
  接続区間:約0.3Km(全線未舗装)
概要
 
この地区が、江戸時代から抜け荷と称する裏街道の里道で在った事、相馬中村藩の領域で山中に溜池を多く造り、その為の山道が存在していた事、林業の盛んな地区で森林鉄道廃止前後のモータリゼーションから急速に伐採道の普及が進んだ事・・・。
 それらが混然一体となって、
一種の「営林ハブ」的位置付けとなるのだろうか?
小山田から山下へ。山下は真野川を挟んで対岸の栃窪から山脈を越えると115号線は目前だ。
 愛機ニコTは、舞台を鹿島から相馬に移してゆく。


では、逝ってみよう。
 南山下林道に接続していた山下線は終点標柱であった。愛機ニコTは林道の遡上を開始する。
 全長3Kmの林道の内、約半分が山尾根を渡り歩くルートである。林道は山脈の小さな尾根の突端を目指していた。だがしかし、地図上スカイラインの筈の林道は木々に埋没し、殆ど視界は効かない。
 海が見えそうだが、実際には林道は尾根沿いに北西に進んでおり、徐々に林道は海から遠ざかっているのだ

 やっと進路を北東に変えると標高約  160mからダウンヒルが始まる。



「峠ってドコ?」林道は進路を再び北東に向けると猛然と下り始める。


場所によってはかなりの急角度で落ち込んでゆく。

 
尾根沿いのルートは登りながらもアップダウンがあり、正直何処が峠か走っていると良く解らないのだ。激坂の定義が傾斜何度からか判らないが、かなり急な直線とヘアピンが連動して急速に下る印象だ。
 何というか、
"直線→ヘアピン→直線→直角コーナー"
と言う流れを反復して、特に直角コーナーの後の直線が長く急な印象だった。そして、小雨の降る中直線の下りが緩やかだな?と思った途端に進行方向右手に溜池が現れた。



「ヘアピンで勝負!?」林道は急激に標高を下げる努力をする。

「で、やっぱ溜池」ホント、一つの集落に一個以上の溜池がある。


そして、T字路を左に!「林道は続く!」


「おっと!?」起点支柱を発見!慌てて停止する。


キタコレ!ココが起点だ!。


 
写真を撮って先に進むとサイドミラーに標柱が見え、慌ててフルブレーキングする。
「起点標柱だ!」
 なんだ、まだダートが残っているウチに林道の方は終了した様だ(笑w

 県道までの接続道路も真新しい砂利引きで、結局栃窪の峠からここまでの約9Km(完抜けルート設定の場合)のうち舗装区間は、べこ湯前の300m程だった。

調査日(09/6/15)の状況:
 ホントの裏山に行く道と逝った感じですが、南線と違い随分古くからある林道なのでは?と思う造りでした。索道の連絡道が車道化されたような?そんな印象です。



ついにここまでキタ〜!「真野川だ!」川向かいは栃窪部落である。
県道の橋に向けて林道は右にターンする。


県道のコーナーの真ん中に出る。
奥はお寺だ。


路面状況は優良。よくある山道風味です。あまり整備がされていない様に見えますが、特に困らない感じです。

 ニコTは県道34号線はのコーナーの真ん中に顔を出した。
 地図上ではお寺の裏に出た訳だが、北側の真野川にかかる橋を渡ると、真野ダムに向かう県道268号線の分岐に辿り着く。
 これを左折し、西の真野ダムに向かうと栃窪の簡易郵便局がある。が、この郵便局?全くそれらしくなく、門の前にあるポストでやっと判る程だ。
ここから次に入る。



ここをUターンするように左折し、
いよいよ最後の区間へ!