廃道日記(Riding・Report) |
「怖いもの見たさ」という言葉がある。
人智を寄せ付けぬ崩れゆく美しさという物は確かに感じる事があるし、 ファインダー越しに切り取られた情景に心奪われる事もある。 崩壊という極めて普通の出来事が非日常的なまでに美しく見える。 厳しい自然の摂理、 その無限ループから急速にこぼれ落ちた瞬間、 まさに「散り際」と呼ぶに相応しい有終の美を感じる事は、ある。 怖い事だが、確かにあるのだ。 |
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ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。 走行距離は主にバイクで測定し、 旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。 また、掲載される内容は大変危険です。 当サイト掲載内容によるいかなる被害も、 当方は保証致しません。 |
廃道日記(Riding・Report)001 |
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旧県道12号線側入口。白石側。 |
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民家が途切れると、 県道は その素顔を見せ始める。 なだらかに続く里道も やがて…? |
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現在のY字路。直進が県道107号線、左が伊達沢林道(石母田峠)である。 1997年当時のY字路。 標識はそのままだがガードレールはなく、簡易のバリケードがある。 1998年にもう一度通過している。前年度と同じ状況であった。 |
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二つ目は右手が壁となっているため、 逃げ場がない。実質道幅1mという所か? |
↑現場は沢水が流れ落ちる場所となり、軟弱な路面状態。泥濘の先は豪華倒木越え付き! |
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←キターーー! |
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新緑に包まれた闇黒の洞門。
七 里 沢 隧 道 しばし立ち尽くす。竣工は昭和28年。 |
七里沢隧道である。「まだ |
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目前の状況からは考えられない。 |
まだ閉塞はしていない様だ、しかしその大きさは随分小さい。歩って抗口にルート確認すると、手前のガードレールからアクセス可能だ。 |
扁額などの一切の装飾は ない。 宮城県道のなかでも 最古の隧道と思われる。 |
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「どうしてこんな構造なんだろう?」 |
本来の道路高さと思われる、路肩を水平に貫く コンクリート。 |
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アーチ部分は崩落した岩塊のため道幅がなくなり、 ここでもジムニーの様な軽四の進入を防いでいる。 そしてアーチが終わると完全素堀区間。一体どういう理由で放置されてるのか?。 実物を見ると下地にしてもヤハだ。アーチと岩の間には板。
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植物に遮られ、抗口が殆ど見えない。周りの崩れも予想以上に激しい。
何時倒れたのだろうか?ガードレールは。 |
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冬と言う事もあるが、植物もなく抗口がよく見える。周りの崩れもなく、
パジェロが十分通行可能な1997年当時の福島側抗口。 |
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