次の林道に進む。

林道日記(0ff-Road・Diary)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)My-525(2020年版)



ここから極悪ダート。 (2020。
大型車、キャンプ用品積載車は走行注意。



●聖書Tマップルで縦横無尽に走り回る賀曽利氏の痕跡を追う(笑
                    
*読み飽きた方は飛ばして下さいm(_^_)m

●泉ヶ岳林道群。
 仙台市が誇る名峰泉ヶ岳には、森林開発と観光登山という両車輪の元次々と林道が開削された仙台オフロードフリークの定番コースであり、泉区のアウトドア観光の要とも言える船形山連峰でもある。
 その歴史は戦後本格的となり、今回の泉ヶ岳林道群は昭和24年以降に登山道と林道の整備計画が始まり、翌年から岳山林道に始まる開削と整備が行われている様だ。
 これは折しも日本国有鉄道が企画した昭和30年台の登山ブームに見事に合致し、登山ルートの広域化とそれに伴う林道の更なる開発に繋がり、県民保養施設の整備などを経て、平成には現在のスプリングバレーリゾートが進出する。

 南側の泉ヶ岳(1172.1m)連山と北 側に連なる最高峰船形山(1500.3m)の懐を走る林道群。




「2022版」標識柱が新たに設置され、バリケードは固定された。

聖書ツーリングマップルには薦め12路線もある。
 只々走って写真撮ってGPS回してるだけで2日を要しましたよ。
しかもまだ全線ではない(笑
 この日はコロナ禍が一息付いた秋の連休という事でソコソコ山に人が入っている状況でした。
 しかし、
普段は営林所で閉鎖している可能性があります事をご留意下さい。

概要
 加曽利氏お薦めのオレンジ点線で埋め尽くされる泉ヶ岳林道群。その環境も路面形態も、十本十色とも言える林道群です。
 今回は南から主だった林道を一筆書きに走っております。
 先に書いた順序と若干違う所もありますが、ご容赦ください。


「フラットに見えて実は川底」
上に被っていた砂利は完全流出。


何所まで続く路盤流出?


「岩盤露出」そもそもホントに砂利撒いてる?。


本当の山道がここにある(笑
登り始めた坂からずっと路盤流出だよ。



■小荒沢青沼林道(仮)
全長:9.47Km (全線未舗装)
Touring Mapple 2019.3版に掲載
概要
 聖書TMに点線記載の車道林道、
お薦め表記なし。さらにMR的に適度に荒れた林道は大好物。
 小荒沢林道から青沼入口に出るので便宜上、仮名を”小荒沢青沼林道”としよう。
 洗掘、流出した坂道を筆頭に洗い越しや泥沼なども一通り備え、どちらから入っても楽しんで貰えると思だろう。
また青沼、白沼をハブとした他林道へのショートカットとしても使える。
ただ初心者、キャンプ用品等の過積載車両、大型車は要注意路線である。

では、続けて参りましょう。当日は小荒沢林道側からトツゲキした。船形山から下って来ると、まるで鋏角Uターンだ。
 
その路肩に片づけられた通行止め看板があるが、小荒沢林道を上で封鎖していた物と同じだ、



熊がコワイ! 1m高さの熊笹が恐い。


更に奥深く入って行く。


「倒木、つーか倒壊寸前」多分ジム二−だろうか?
車の迂回した轍がある。



 動かしたのはすれちがったAZオフロードでは無く、MRと同じバイカーだ、路盤に刻まれたタイヤ痕が教えてくれる。
 その殆どがEDタイヤかモトクロスタイヤで
トレールは皆無だ。

 この三叉路には他にも水源防災の看板や木製の案内板などが建植してあったが、どれも船形山登山者やハイカーの案内用と判断できた。


斜面の両側から雨水が道路に流れ
込んでいる。



「濁流は洗掘となる」林道から雨水が抜けないのだ。


 
実際にこの登口、坂が急な上に浮石でガレがれだ。これは恐らく上からの路盤流出で濁流と共に路盤の砂利土が流され、この入口に溜まっているからなのだ。
 
その上道路左の洗掘と左右にはみ出す大量の熊笹で道幅は実質1mを切る程だ。
 車なら補修不能の擦り傷を負う事だろう。
 KLX125は浮石に足を掬われつつ、これを突破する。
 坂は逆カントの付いたS字コーナーを反復し、時折路盤が流出してロックステージの様相だ。20mくらいでこれがエンドレスで続く。
 KLXのリアがしっかりトラクション掛けないと雨と岩盤で滑って上がらない。


真直ぐに掘ってますね(笑。


突然視界が開けるヘアピン。森の隙間にあるヘアピン?。


 
 林道を斜めに走るゴム製の流水板も固定用の丸太と共に露出したり流されたりしている。
 周りはずっと雑木林に膝まである熊笹だ。子熊とか分かりづらいので個人的には嫌いだ。
 倒木コーナでは誰かが道路を塞いだ木を切って通路を確保している。切り口がチェーンソーのそれなので営林業車だろう。
 
これをかわして更に登る。倒木辺りから路面に砂利敷きがわずかに残り、グリップが回復する。
 雑木林を抜けると今度は義当たりのいい空き地に飛び出て、大量のススキに林道を塞がれる。
 
ええいままよ!
と真ん中の薄い所を狙ってスカルプ!これを無事突破した。
 林道は蛇行を止め、漸くまっすぐに登るが、それ故またしてもダブルトラック型に路盤が流出している。
 
そして洗い越しだ!



また、熊笹の街道。


「倒木処理してあるある」


「おお、洗い越し」でも下り坂で林道にも流れ込んでるよ。

 実際には暗渠排水が詰まって溢れた沢水が道路を流れてるだけなんだが(爆笑。
 しかも一部がそのまま林道下流に流れ込んでいる。イヤな予感しかしねえ、しかしもう一度洗い越しがあり、これで大丈夫か?と思ったら、

案の定
下の低い車道に溜まって、そこが泥沼になってやがる。


ここ、いい感じだなぁ。


もう一回「洗い越し」両方水は綺麗なんだが。

「その先はまさに“泥沼”」。

 そこを抜けると沢の手前から少し降り気味だった道が登りに転じ、
そこからもガッツリと路盤流出最後まで荒れた林道だった。
 
青沼側には通行を規制する黄色テープが、誰かに外されてた。
 
極上の悪路は、唐突に広く明るい6m幅の鋪装蕗に接続したのだ。

登り詰めて終了?


また荒れ下り。峠の頂点から路盤流出。

「完全に沢」路肩に逃げ場があれば洗掘、無ければ泥濘。


戻って「岳山林道」に突入。
青沼キャンプ場経由で「青野林道」に突入。

 しかもヘアピンの真ん中、アウト側に接続してるのが、ちょっと危険である。
 そして、舗装路側には木製の案内柱が2020年の段階で、既に建植されていました。

●おまけ
 この三叉路、右に下ると、
青沼(青沼キャンプ場)経由で
青沼林道(仮)へ。
 左に登ると白沼自然公園経由で
白沼青田林道(仮)、または葡萄沢林道などに繋がります。



「流木すら発生してる」


「最後の登り!!!」面白いルートだよ。

来訪日 
 2020/9/21の状況。

 
実走した区間は通行止めでしたが、無事通過してます。
 小荒沢林道の起点から荒れた道、荒れた道と進んでゆくので一部路盤の欠損があります。
 
個人的に適度に荒れた林道の魅力が凝縮されてる、楽しいルートです。


何かフツーの林道に戻ってる。


ラスト10mが鋪装。接続先は6m鋪装蕗だよ。


お、通行止?。


「俺じゃねえよ、切ったの」


 単に荒れてるだけでは無く、泥濘や渡河もある。青沼側から下る方がバイクの汚れ落ちもよさげだ(笑

 
青沼側は突然S字コーナーのアウト側に出て来るので通行車要注意です。
 
ここに道があると思わないので、舗装路側の車は皆、飛ばしてますので。


加美町謹製「ふるさと緑の道」
左「青沼」右「白沼」。



この先(写真左)が青沼。「正面が今来た林道」
こちら側は簡易に黄色いテープだけ。





次の林道に進む。