次の林道に進む。

林道日記(0ff-Road・Diary)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)My-523(2020年版)



ここからダート。 (サイコー。


●聖書Tマップルで縦横無尽に走り回る賀曽利氏の痕跡を追う(笑
                    
*読み飽きた方は飛ばして下さいm(_^_)m
●泉ヶ岳林道群。
 仙台市が誇る名峰泉ヶ岳には、森林開発と観光登山という両車輪の元次々と林道が開削された仙台オフロードフリークの定番
コースであり、泉区のアウトドア観光の要とも言える船形山連峰でもある。
 その歴史は戦後本格的となり、今回の泉ヶ岳林道群は昭和24年以降に登山道と林道の整備計画が始まり、翌年から岳山林道に始まる開削と整備が行われている様だ。
 これは折しも日本国有鉄道が企画した昭和30年台の登山ブームに見事に合致し、登山ルートの広域化とそれに伴う林道の更なる開発に繋がり、県民保養施設の整備などを経て、平成には現在のスプリングバレーリゾートが進出する。
 南側の泉ヶ岳(1172.1m)連山と北 側に連なる最高峰船形山(1500.3m)の懐を走る林道群は、
聖書ツーリングマップルお薦め12路線もある。
 只々走って写真撮ってGPS回してるだけで2日を要しましたよ。



「奥が旗坂キャンプ場」この広い舗装路が宮城県道114号升沢吉田線。


しかもまだ全線ではない(笑
 この日はコロナ禍が一息付いた秋の連休という事でソコソコ山に人が入っている状況でした。

 またこの林道群は南北に分類できると思いますがそれを繋ぐ一本の林道が、たまたま仙台市主催のトライアスロン大会の為に林道解放されていた事が判明し、
普段は営林所で閉鎖している可能性があります事をご留意下さい。


「いざ舟形山へ」旗坂から下ると左折。


案内板の集落だよ(笑
写真左から「神社入口」案内板、携帯電波立札(手前)、山火事注意看板(奥)
保安林立札、林道案内「一般通行禁止」謎の張り紙(笑。




概要
 加曽利氏お薦めのオレンジ点線で埋め尽くされる泉ヶ岳林道群。その環境も路面形態も、十本十色とも言える林道群です。
 今回は南から主だった林道を一筆書きに走っております。
 先に書いた順序と若干違う所もありますが、ご容赦ください。

 また、先に書いた通り当日はイベントで林道が解放されていて、南北の林道群が走れた幸運もありました。 林道群は一部の通行止め区間を除いて自動車の通行が物理的に不可能で通行止めでしたが、バイクは通過できた事を書き入れておきます。
 それ以外は問題なく通行出来ました。また登山口近くは車も人も多い事をご留意願います。

■小荒沢林道
 全長:9.47Km(全線未舗装)
Touring Mapple 2019.3版に掲載
概要
 
船形山神社が起点入口にある林道。



電波届きません。キャリア全滅。


森に入って行く。


森が開けるとそこが「COOPの森 三保山?」
(
2022/5撮影、前回は看板は無い)。



「多分林道下から自衛隊までが三保山?」
ダートさえ残して頂いて通行できれば、持主は誰でも良いがな?。


 この神社の北側を船形山に向かって遡るのが小荒沢である。
 でも林道は小荒沢に平行せずに、尾根隣を流れる保野川の源流に向かってジグザグに北上して行くのだ。
 
一方、この保野川に並走して西進して来るのが岳山林道である。
 岳山林道はまっすぐ船形山の登山口まで上り詰めるが、その途中で合流するのがこの小荒沢林道なのだ。


牧草地?を抜けると再び道は森に入って行く。
砂利が程よく散れてて路面は良好。



「欄干に銘板のない橋を渡る」
下を流れるのが林道名となった「小荒沢川」を越えて登って行く。


では、行きますか。
 旗坂キャンプ場に繋がる宮城県道114号升沢吉田線を少し市内に戻ると2Km程で船形山神社入口があり、それが林道の起点でもある。

 林道の東側はずっと牧草地なので久しぶりに広々とした林道だ。
 路面状況は普通ダートとしか言いようのない道だ。適度に砂利も散らされ走り易い。やや暫く気持ちの良いダートを走り抜けて登る。


自衛隊演習場の西側に当たるルートは
割と直線が多いので飛ばせる(笑。



突然視界が開けるヘアピン。
こカメラ側(手前)が自衛隊演習場側、待避所と言うより元土場?。


 
雑木林から森に入る入口で渡った橋が小荒沢と知ったのは自宅に戻ってからだ。
 簡素なPC橋に付けられたガードレール欄干には銘板が無かった為だ。
 仕様は「南丸松保橋」と同じで全長約16m、幅3.5m位だろうか?恐らく竣工年度もそう変わるまい。
 橋を過ぎると林道は蛇行を繰り返しながら、時にはヘアピンも交えて標高を上げて行く。
 周りは雑木林を交えながらの植林地帯だ。林道の東側は伐採も終わり、植えられた苗木が2m程に育っている。
 それ故林道が明るく開放的に感じるのだろう。
 枝道というか作業道も散見するが通行止めの看板がしっかり設置されている。
 
ちなみにその更に東には禁断の領域である「陸上自衛隊王城寺原演習場」があり、勿論一般車通行禁止である。


ここも「ふるさと緑の道」なんだ。


「携帯可」演習場の為にアンテナ立ててあるんだろうな?。


小雨と共に道が滑り始める
でもゲコタだと走り易い。


暗橋の路肩が落ちてる。
森に三度入ると路盤は再び砂利混じりの岩盤と拳大の敷石で埋る。


 本格的に山登りが始まると林道はヘアピン攻勢に出る。
 険しい南斜面を登り上げて尾根越えを果たし、標高108.4mの花染山の北斜面に取り付くと西側にある大滝に向かって更に登ってゆく。
 
尾根越えして北側の保野川沿いに入り、小雨が降ってきた。
 ほぼ敷き
砂利が散逸し山土の路盤が顕になった路面は雨で滑りやすく、それでもなるべく速度をキープしつつリアを滑らして楽しむ。
 登りは終わった様で、地形に合わせた小ぶりのワインディングが続くと
遂に橋が現れた。
 
その名もズバリ「大滝橋」脳内にナイアガラソングが流れ出す。
 「平成22年12月完成」と銘板にある。
15年前か?全長約18m、幅3.5m位PC橋で、どうやらこの営林署管轄の小型橋の定番仕様の様だ。
 


「この辺が演習場最接近?」
ここで道は大きくUターンしてゆく。


ターンすると尾根の北側となる。


アップダウンもあるが全体的に登り。



注意!「路肩に穴」


 
青枠の写真は2022GWの小荒沢林道突き出し尾根北側区間。谷沿いの北側斜面で谷風びゅうびゅうの日当たりが悪い最悪の線形である。
 ただ、昭和57年新規車道開削、開通らしく(起点標柱が無い為正確な竣工年は不明)林道規格は現在の物に準ずる。後述する二つの橋も予算の関係か道婆がやや狭めだが、基準は大形トラックの通行を前提としている(一車線分だがね)。
 これは当初林道を企画した旧「中新田営林署」のスペックを引き継いだ為と思われる。



この張り出し尾根北側で残雪。
(2022/5、GW撮影)。


ぐおおお、深い。スイングアームもステップも雪の中。
せめて先の地面まで行くしか無い(
自爆!


15分程イゴイゴして脱出。
止む無く撤退する、単独だしな?




丘陵っポイ所に出た。御大層な看板がある。


「大舟形山国有林」この河川整備はワシがやったんじゃ!という案内板?


「橋だ」地味に普通のPC橋の様。ガードレール欄干だし。


「Naiagara〜GoGo!」
大 滝 橋
だと!。



「Naiagara〜Go!」
宮城県北森林管理署、謹製。


「Naiagara〜GoGo!」
平成21年12月完成。

 写真を押さえた所で上流側に橋台を見付ける。中央に小さな銘板が打たれていた。
 
成る程、こいつ二代目なのか?初代は既に濁流に飲まれていた様だ。
 林道入口には標柱なども無く、林道のスペックは皆無だったので、橋の竣工年は重要なアイテム何だがな、と思いつつ発進。
 
するとすぐ先にもう一本草臥れた橋が在るじゃないか、再度停車する。



「Naiagara〜Go! Naiagara〜Naiagara〜」
隣に旧橋台がある!「こいつ二代目なのか」


 やまやまGPSの国土地理院にも川の表記がない沢だ。
 
橋の名は「小滝橋」もう定番過ぎる名称だ。
 昭和40年代だろうか?積雪の重みでガードレール上端が湾曲してる。
 やや落胆しながら三度走り出すと前方に広い場所が見て取れる、土場か?
 
三叉路だった。


「保野川林道、大滝橋」


昭和57年竣工の初代大滝橋は、平成20年頃の台風で流されたとすれば、
24年しか架かってなかった短命な橋といえる。
*まあ初代は木橋で現行は三代目の可能性もあるが



続いて「岳沢林道」に突入。
 重大な事実誤認、次回!

 ここが岳山林道の合流点、小荒沢林道の終点であるが、相変わらずそれを表記するものは何もない。
 鋭角に繋がる岳山林道の正面に
「船形山頂へ 2.6km」という二本柱の木製看板があるだけだ。そして何故かここから上が舗装されている岳山林道。
  そしてクルマの轍は小荒沢林道から頂上に向かって出入りしている。



お、クルマが来た。巧く擦り抜ける。


すぐに「小滝橋」現わる。
幾ら何でもいい加減すぎね?この名前。


「小滝橋」路肩転落防止の為、
豪華虎ロープ付き。



「中新田営林署」謹製。


「昭和57年11月完成」
旧大滝橋と同じ竣工年だ。

 なんで?振り返ると岳山林道との三叉路の奥に市販の「通行止」看板が虎ロープに吊られる様にひっそりと置かれているのであった。






二つの橋を渡ると三叉路に出る。


「岳沢林道」合流!小荒沢林道、終点。しかしそれを示す物は無い。


来訪日 2018/9/21の状況。
 
変化があって面白い林道。
 
起点から砂利敷きたてのダートに始まり牧草地か休林地だがを走り、道は引き締まったダートに移行。
 森を飛ばすと再び草原沿いの道に出るが
枝道は全て通行禁止、なんせその先は自衛隊演習場だ。
 
この辺は赤土で雨だと少し滑る。再び森林区間に入ると林道はウネウネとコーナーを繰り返して標高を上げて行く。
 
2022GWではこの辺で残雪に由り撤退している。
 
最標高地でふたつの川を渡ると程なく終点に達する。足下は砂利が散見する山土の路面でゲコタなら雨でもグリップする。
 当日のこの時間は標高が高いせいもあって雨、飛ばすのには少々スリッピーでした。上はモヤってて景色も未確認。GWは見通しのない森林区間でアウチ、結局景色は判らず終いだった。


「舟形山頂へ」2.6Km。


県立自然公園も痛みが激しい。
妨蟻処理してないのかよ?。



それで車は小荒沢から廻って来たのか。


「通行止め」続いての岳沢林道はA/B/Cの三分割バージョンで
お送り致します。





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