林道日記(0ff-Road・Diary)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)My-521(2020年版)



分岐「林道大平桑沼線/種沢林道/升沢林道」
どれも峰越えを含むロングダートの三叉路だ (サイコー。


●聖書Tマップルで縦横無尽に走り回る賀曽利氏の痕跡を追う(笑

●泉ヶ岳林道群。
 仙台市が誇る名峰泉ヶ岳には、森林開発と観光登山という両車輪の元次々と林道が開削された仙台オフロードフリークの定番コースであり、泉区のアウトドア観光の要とも言える船形山連峰でもある。
 その歴史は戦後本格的となり、今回の泉ヶ岳林道群は昭和24年以降に登山道と林道の整備計画が始まり、翌年から岳山林道に始まる開削と整備が行われている様だ。
 これは折しも日本国有鉄道が企画した昭和30年台の登山ブームに見事に合致し、登山ルートの広域化とそれに伴う林道の更なる開発に繋がり、県民保養施設の整備などを経て、平成には現在のスプリングバレーリゾートが進出する。



「升沢8.3km/種沢5.6km」繋いで走ると10Km越えだよ。


 南側の泉ヶ岳(1172.1m)連山と北 側に連なる最高峰船形山(1500.3m)の懐を走る林道群は、聖書ツーリングマップルお薦め12路線もある。
 只々走って写真撮ってGPS回してるだけで2日を要しましたよ。
しかもまだ全線ではない(笑
 この日はコロナ禍が一息付いた秋の連休という事でソコソコ山に人が入っている状況でした。
 またこの林道群は南北に分類できると思いますがそれを繋ぐ一本の林道が、たまたま仙台市主催のトライアスロン大会の為に林道解放されていた事が判明し、
普段は営林所で閉鎖している可能性があります事をご留意下さい。

概要
 加曽利氏お薦めのオレンジ点線で埋め尽くされる泉ヶ岳林道群。その環境も路面形態も、十本十色とも言える林道群です。
 今回は南から主だった林道を一筆書きに走っております。
 先に書いた順序と若干違う所もありますが、ご容赦ください。

 また、先に書いた通り当日はイベントで林道が解放されていて、南北の林道群が走れた幸運もありました。 林道群は一部の通行止め区間を除いて自動車の通行が物理的に不可能で通行止めでしたが、バイクは通過できた事を書き入れておきます。


「みやぎ未来の森林・縄文の森」


GPSで、聖書TMと見比べて(笑。




駐車場の道路対岸!!!。
見覚えのある看板が!ここも宮城県指定「ふるさと緑の道」


 それ以外は問題なく通行出来ました。また登山口近くは車も人も多い事をご留意願います。

■升沢林道*2020年版
 
(遊歩道地図内表記は“桝沢”
全長:7.08Km(全線未舗装)
Touring Mapple 2019.3版に掲載

概要
 
林道群の南北を繋ぐ重要ハブ林道。しかも場合によって営林署が通行止めにしてしまう危険林道?である。
 
と言っても林道自体はごく普通の林道であり、こちらは更に直進感がある。路面状況は良好だが殆ど見晴しは無く、ひたすら隣の山に走り込む雰囲気だ。
 途中にいくつか遊歩道の入口があり、そこから先が更に狭く一種のボトルネックが二ケ所と続く
 最狭区間は左右に熊笹がはみ出す直線区間は軽自動車でも左右を摺るが、バイクには余り関係が無い。
林道全長7.2Kmは聖書TMとほぼ変わらず、周辺林道では長い部類だ。
 MRは仙台市主催のトライアスロン大会の日に走った為林道が解放されていたが、他の日は通れるか不明である。
 ちなみにこの「升沢林道」が通行止めだった場合、一度「種沢林道」経由で県道147号線「升沢吉岡線」に降りて県道から旗坂キャンプ場のある升沢/内水面地区に登る事で迂回が可能だ。

駐車場が足りずに路肩駐車が横行する。
旗坂へ進軍開始!。


大トロな気ィもする・・このアクア。
アオリとみなされない様に車間を空ける。


時速30Km/hでも追い付いて草w。


キタコレ。ボトルネック区間の始まり


「一般車通行禁止」伐採/運搬作業の為とある。


そしてこれが升沢林道最狭区間だ。


では続けて行ってみよう。

 
大平桑沼線の流れでそのまま升沢林道に突入する。
 
種沢林道は後で来よう(そのまま失念、この日は時間切れ(笑)

 入口部分は幅5m程あって縦列駐車の車があった。写真を撮る内にその中の一台が発進して、やむなく車に続いてタラタラ走って行く。
 道幅は大平桑沼線より少し狭め、しかも深い杉林が左右に立つので圧迫感を感じる。こちらはバイクだが、先を走る青のアクアはかなり慎重だ。
と思ったら停車した。
 
こちらも距離を置いて停車して眺めると道路左右に鉄筋棒が刺されロープが開いていた。
 アクアの車幅では通れると思うが
看板にビビってアクアは進入を断念する。丁度ここは遊歩道の入口で他にも路肩駐車の車が2台いたのだが、アクアはこちらにバックしてきて路肩に同じく縦列駐車する感じだ。


日陰になると、この道幅に戻る(笑。


殆ど標高差のない等高線沿いに進む。
クルマは殆ど通らない。


二つ目のボトルネック。ここも自然遊歩道の駐車場。


 俺の見立てでは鉄杭はギリかドアミラー畳めば行ける感じだが、まあいいか(笑
 アクアが駐車終わる前にKLXが隙間を駆け抜けて突破する。
 トライアスロン開催とか知らないので、
営林署が連休中も伐採作業してると思った。実際路肩にそういう看板と鉄管の工事用簡易ゲートがあったし。
 
そしてここからしばらく升沢激狭区間となる。


そして道は更に奥へ。




直線だなぁ。でも登山者とか山から出て来そうで抵抗がある?。


 浅い雑木林の中、見通しの良い直線区間、道幅は2mそこそこ、対向車無しとくれば思わず開けるスロットル!だが路肩から飛び出した熊笹の葉が軽虎のボディも触る狭さだ。
 普通車だと傷だらけになるな、日当たり良いのが災いして熊笹の見えがかりの直線は全部コレだもの。
 さらに先に進むと再び深い森の中で
かつての土場らしき空き地に到達する。


「治山ダム」看板が腐ってます。


南丸松保川に架かる「南丸松保橋」に到達。
典型的なガードレール型の欄干は昭和四十年代の象徴?。


中新田営林署、とある。


「南丸森川橋」の銘版。


昭和45年7月竣工。

 
ここにも出口に改めて通行止めの立て札を確認する。
 同じ要に鉄杭が打たれてはいるがチェーン規制等は無い。看板らしき物には先程と同じ内容が書かれて居そうだが、殆ど判別不能だ。
 撮影後、
地図を見ると林道は、突き出した岩塊を大きく地形に併せて迂回しているのだ。 走ってる本人は標高を稼いでる以外、あまり分からないが。



最も旧い橋「北丸松保橋」到達。
この橋の欄干の意匠、岩手でも見たな?
橋を渡ると林道は直角コーナーで北丸松保川に沿って下り始める。




「北丸松保橋」個性的な親柱。



「きたまるまつほはし」
あれ?この親柱、南北で意匠が違うぞ。



昭和四十年十月竣工
おお、青森営林署謹製なのか!。


 やっと先頭に立って意気揚々とKLXで飛ばす!
対向車も車であれば入ってこれまい。暫くして再び深い森の入ると笹藪は前髪前線後退して、道幅が本来の3m道路に戻って、林道はやや上り坂となる。これをズンズンと駆け登って行く。
そして予想通りの
橋が現れる。
南丸松保川だ、それを跨ぐ「南丸松保橋」である。
 PCコンクリート製の橋は全長約20m、幅3.5m位だろうか?ガードレール製の欄干に銘板が付いている。
 昭和45年9月竣工、管轄は中新田営林署とある。
 その先に更に古い橋があった。
 北丸松保川に架かる
「北丸松保橋」である。



「北丸松保橋」に到達、右コーナー。
標高は802mでGWに通行できるかは微妙?。


 現場打ちと思われるコンクリートに何処か見覚えのある鋼鉄製の欄干、銘板には昭和38年竣工の文字。
 
そしてこの辺で最高標高802mを記録する。
 ただ、釣り人がいなくなるのを待って前進、
橋を渡ると直角コーナー先の待避所はガードレールごと落盤していたが、林道自体は被害無く無事通過出来る。
とは言ってもやはり幾つか路肩の欠損場所や、本来の通行規制である森林伐採の現場はこちら側であった。


おお、釣り人が居る。クルマは無い。


写真奥に先程の「北丸松保橋」。
大体200mぐらいで待避所があるんだが?


それは「転落の待避所」
土砂崩れは50m以上の距離があるだろう。。


 この周辺は持ち出された泥で路面状態が良く無かったが、それはここだけである。
 北丸松保川に流れ込む支流を二つの橋で躱しつつ、KLX125は旗坂キャンプ場のある内水面地区に降りて行く。
 路面状況は基本的に良好なのだが、途中に二つの支流を橋で跨ぐ周辺等、一部出水のある所は深い轍なども発生し注意が必要だ。
 そんなこんなで地形に合わせ川に合わせて林道は蛇行しながら急速に降りてくる。最後は標高差541m程なので下は短いのだ。


伐採地を確認、通過。
どうやらここから升沢に資材を降ろしている様だ。




トラックの往復で引き締まった路面。
川沿いの下り直線が続く。



支流の俎板川を渡る。川の名前は地図に無い、橋名から推察(笑。


手前に流水の溝が設置される。
クルマも散見される。



殆ど標高差のない尾根沿いに進む。
地図通り直線区間ばかりだが、クルマも多い。


中新田営林署謹製。


昭和58年11月完成。

 森林運版用の大形トラックが通るせいか一部の欠損や洗掘意外、路盤状況は良好なのでそれなりのスピードは出るが問題は無い。
 あっという間に旗坂キャンプ場に達した。
 最後に、前にもボトルネックの所で建っていた
小柄な鉄パイプの支柱があり、ここでダートは終了。
 ラスト300m程が舗装で升沢林道が終了した。
 秋の連休という事もあって4~50台入る駐車場はほぼ満杯だったが、それ以上に
昨日今日は市民トライアスロン開催日で、林道はその為に解放していた旨の看板が路肩に置いてあった。

 先にも書いたが、
この「升沢林道」は宮城県道147号線「升沢吉岡線」の終点であり、升沢部落の一番奥である内水面地区が、すなわち升沢林道の起点であり、旗坂キャンプ場と船形山登山口を有する自然歩道の入口でもある。



伐採作業の為水路板が新規に設置されている。


ダブルタイヤの轍が残る。対向車無し、フルスロットル。


終点側と同じく鉄杭による簡易ゲートがある。
ここから伐採現場、一般通行が制限される所だ。


 またここには、升沢の清冽な水を使った淡水魚を研究する内水面水産試験場があり、地区の入口には舟形山神社も建立されている。
そして、次の林道である小荒沢林道はこの船形山神社の入口も兼ねるのであった。
 そんな訳で、子供たちの怒号の中、MRは次の林道である
「小荒沢林道」に向かった。


作業管理は吉田森林事務所のようだ。
北部森林管理署長。

調査日:20/9/21の状況。
 
桑沼の三叉路周り、交通量が多いので要注意です。またここからみちのく遊歩道に入るハイカー、船形山登山者の車も多いので路肩駐車車両や対向車要注意です。
 旧い案内板に全長8.3Kmと書かれていたが当方のGPSでは7.2Km、聖書TMと同じ数値だ、誤差の1Kmは何所に行った?(笑


「旗坂駐車場」に到着。正面直進が今来た升沢林道。


「仙台泉ヶ岳トレイルラン」の看板がある。
この年は開催が9月26/27日であった。


駐車場はそのまま登山道やキャンプ場の利用者向け。
大和町管轄なんですね。看板見るまで県営かと思った。



続いて「小荒沢林道」に突入。
 
 林道はほぼ全線ダートですが、流石に標高が高いのでGWは積雪に由る通行止めの可能性があります。因みに2022のGWでは大平桑沼線と種沢林道は通行出来ましたが、升沢は登山道入口までは入れた様です。(末端未確認)因みに起点側の旗坂キャンプ場側は通行止めです。
 ダート自体は伐採現場から旗坂までは交通量があるので良く引き締まって走りやすい。中間の笹薮最狭区間もバイクなら愉しいもんです。
 そして南の泉ヶ岳と北の舟形山を繋ぐロングダートの入口と言える。


トイレはここしかない。
あとは青沼周辺にいかないとトイレは無い。


自然とブナの薫るみち。いやいや同義語じゃね?自然とブナ。


升沢最奥にある内水面水産試験場にてコース確認の為休憩