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林道日記(0ff-Road・Diary)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)My-523-2(2020年版)



ここからB区間?だと!!!。 (超サイコー。


●聖書Tマップルで縦横無尽に走り回る賀曽利氏の痕跡を追う(笑
■小荒沢林道 (B区間)
 全長:9.47Km(全線未舗装)
 
Touring Mapple 2019.3版に掲載
概要
 
船形山神社が起点入口にある林道。 この神社の北側を船形山に向かって遡るのが小荒沢である。でも林道は小荒沢に平行せずに、尾根隣を流れる保野川の源流に向かってジグザグに北上して行くのだ。
 
一方、この保野川に並走して西進して来るのが岳山林道である。
 岳山林道はまっすぐ船形山の登山口まで上り詰めるが、その途中で合流するのがこの小荒沢林道なのだ。

と、前回書き込んだのだが、ここに来て重大な事実誤認が確認されたので改めよう。
 聖書TMに措いて小荒沢林道と岳山林道は連続して「オススメルート」指定であり地図上でも起点終点は描かれていない。
 実際に上記の写真にある分岐にも何も表記は無く、聖書には
「保野川に平行して登る岳山林道」としか書かれていない。



この先法面路肩崩落のため
通行止。


「イマココ」ここからは下りとなる。


「荒れてる」山からの濁流で排水用の路盤木(排水ゴム付き)が流出。

 しかしこの後、 その見地を完全に否定する証拠が見つかったのであった!(知らなかったクセに何を偉そうに言うか>俺)

では、その証拠まで行きますか。
 MRは取り敢えず当初岳山林道ト誤認していたこの林道をトレースする事とした、
通行止だけど。

行くしかないだろ。(ヤケ
 取り合えずロープを潜って潜入(笑。
入ってすぐに納得、道幅2.5m一杯に濁流が流れた痕跡がある。
 路面流出して敷かれた砕石や砂利が全て流出して、ゴツゴツした岩盤が露出していた。
 濁流は集中豪雨などで一気に流れ込みかなりの距離を走って軟弱な路肩から道路右側(南側)の保野川沿いに流れ出た様だ。


「路肩に放置」大分路盤が削られた様だ。


下りが急になってゆく。


ここもざっくり流されている(笑



 この後、規模の大小に関わらずこの現象で所々岩盤が出てたりする。
 空を見上げれば霧雨とガスで振り返っても船形山の威容は見えない。
 周りも向かって左の山(北)側が深い森林だが雑木林と造林が交互に現れる。
 右(南)は保野川なので林道は比較的明るい。高い山も無いので晴れてれば青い空が見える筈だ。
 
そして遂に通行止めの真の理由、土砂崩れが現れる。



林道を10数メートルで横断した雨水は、
漸く路肩に流れ込む。


「これが崩落部分か」既に片付けされてるが中央はモッコリ〜
あ、対向車だ。


 でもこれ、みんな車で乗り越えて・・・と思った瞬間に対向車が来た。慌ててバイクを路肩の広い所に移す。
来たのはオートザムオフロード!
 結構軟弱な赤土だったけど難なく突破してゆく。
「大型タイヤは違うな」二駆のままかもと写真を撮りながら思う。
 
でも普通乗用車は腹擦るなぁ、コレ。


おおっトザムオフロード!。
そういや、旧販売店名で残る唯一の車種だな。



「普通車だと腹摺るな、コレ」
流石大形16インチ、二駆でも行けるな。


流石森林公園区域。良い森になってるな。


自然(災害)も豊かだ。好い感じのステアケースだな(笑。


水が流れてれば洗い越し。横断する側溝はほぼ埋ってる。


 雨で滑るの面白くて飛ばし気味だったが、こんな天候でも車が来るとは、少し抑えよう。
 その後もウネウネとコーナーを繋げ、通常路面と路面流失が交互に現れつつ標高を下げて行く
小荒沢林道。
ステアケースあの車よく登ったな。

 更に下って行くと
「おおっ!洗い越しだ」
 これを過ぎた直後に左の法面から降りて来る林道が合流する。


自衛隊演習場の西側に当たるルートは
割と直線が多いので飛ばせる(笑。




本物の洗い越しだ(笑キチンと整備され?た道路設備。


実は二段構え。KLX125の足下は小さな橋で、恐らく洗い越しの
水量調節に作られている。
「実は小沢」てコレか?


 やまやまGPSに点線で表記される道の様だが、
TMにはおすすめ表記がない。
 よく見るとタイヤ痕もあるので誰か走ってるのだろう。Maoで確認すると、どうやら青沼に出そうだ。
 しかし通行止の看板が設置され、しかも誰かそれを退かして入り込んでいる。
「と、言う事は通過可能なのか?バイクだけ」
 
その開口スベースでは軽寅すら入れず、さらに目前には道路を覆う雑草と枝葉が扉となっている。


「イマココ」青沼に抜ける道の分岐点。


分岐誰か青沼方面行ってるな?俺も行くか。


県立自然公園舟形連峰。林道の宝庫だな。
突然だが
ここまでを『B区間』と呼称する!


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)My-523-3(2022年版)



二年後、同じ場所。案内板が増えてる。


レポートが三部作になってしまった。
地図の通り3区間に分割してお送りしています(汗


概要
 という訳で、小荒沢林道はついに3パートに分けてお送りする事になってしまいました。
 
御来場の皆様にはこちらの認識不十分で御迷惑をお掛けし誠にすいませんです。多分この解釈で間違い無いと思われますのでもう少々おつき合い下さい。
 さて終点を見失ってしまってる当レポですが、小荒沢林道の終点標柱は確認する事が出来ませんでした。
 
ただこの林道の最初の名前が「保野川林道」であり、本来は文字どおりに保野川の源流に向か
って遡る林道で、後に県道114号から開削された小荒沢林道と統合されて現在に至ったと思われます。
 これは営林署の統廃合に伴う管理圏の変更があり、平たく言えば統合した営林署の意向に沿って改編された物だと思われます。

 
岳山林道の再調査 (2022/6)の過程に於いて旧「保野川林道」の起点らしき場所は特定しましたので、当ページとしてはここを「小荒沢林道 終点」及び「岳沢林道 終点」としてレポを継続してゆきますので、宜しくお願い致します。

では三度参ります。
  さて、ローストセロー君に因る再々訪では三叉路を青沼に向かわず、
そのまま保野川と並行して下って行きます。
 2年振りの三叉路には、新たに色麻町が設置した
「みちのく緑の道」名義?の案内標柱が立ち、取り敢えず行き先とここからの距離を明記しています。
 
が、相変わらず青沼に抜ける「青沼小荒沢線」は通行止
 しかも今度は勝手にゲートの移動が出来ない様に木杭で完全固定され、営林署の強い意志を感じます。
「どうやらあれから更に荒れたが、復旧の目処は立たない様だな」



色麻町で新たな標識を建植。
通行止も固定されてるよ。


「路面の荒れが大人しくなってゆく


空き地には沢釣りの車が並ぶ。


「ここも崩れているな」ブルで退かした跡がある。



「ほぼ水没している横断側溝」もはや飛び石だな?


 まあ今回は他にも行く林道があるのでこのまま進んで行こう。
 路面の荒れは影をひそめ、路面状態は徐々に回復してゆく。
 2年後の話で何を言ってるんだ?と訝しむ方もいるだろうが、
B区間ははっきり言って2年前より状態が悪かった。
 
特に例のAZオフロードと出くわした所はその後も崩落が続いた様で約20mに渡って土砂や倒木を重機で撤去した跡が残っていた。それも何度か行われたらしく、崩落土砂でついに道が盛り上がっていた程だ。
 
だがC区間は明らかに路面状態がいい。
 これは地形的に峻険な谷川沿いが扇状帯に変わると共に穏やかとなった為だ。
 路肩からの出水も大きく減り本来の快適?なダートのままなのだろう。それでもまだ周りは県立公園の雑木林の中、バイクなら楽しめるやや荒いダートは一般車には辛いかもしれない。
 そうして下り続ける林道は保野川に流れ込むある支流で
一つの区切りを迎える。
 そこにはお約束とも言える林道入り口に立つ看板のオンパレードだ。走行注意、安全確保、火の用心・・一つ抜けてるがほぼフルセット。
 
そして抜けているのが「林道名称表示板」なのだ。
 正確には「旧すぎて読めない」が正解、一応まだ倒れてはいないのだが、既に役目は終えていると思っていい。


「また法面崩落」法面弱いな?


川沿いに延々と続くダート直線!。
思わず開けるスロットル。



先に何かあるぞ!。


「ここじゃね?」当該地、現わる。
賑やかな林道管理者設置の看板達。



続いて「岳山林道」に突入。

 この標識、恐らく昭和57年に、この林道の最高標高にある保野川林道「大滝橋」竣工前後に建植され、以来39年間くらい立ち続けた「保野川林道 起点」標識だと思われる。
 あくまで余談だが、この立地、暗橋で本流の保野川に流れ込むこの沢の名前が
「水立堺川」というのも林道起点と思われる思考要素だ。
 
ここが現 小荒沢林道の終点であり、同時に岳山林道の終点でもあるのだ。



旧大滝橋と同じ竣工年だ。


林道入口にある「水源かん養保安林」表示板。ここに重大な記述が。


「現在地(写真左下)」水立境川とある。
この川が国有林と民有林の境であり、営林署管理の林道の入口なのだ。


 因みに県道114号の起点A区間が9.47km、青沼への三叉路までのB区間が6.75km、この終点までのC区間が1.66kmとなり、小荒沢林道の総延長は17.88km。
 
現時点でこのエリア最長林道といえよう。


「読めん!!!」多分保野川林道銘板。

来訪日 2022/6/19の状況。
 結局、
小荒沢林道の総延長は17.88kmとした。



「岳山林道」合流!小荒沢林道、終点。しかしそれを示す物は無い。


 標高1000m近くを越えるこのエリア最高標高の峠と橋を持ち、四季を通して様々な表情と、区域内で見る路盤状況の全てが揃っているであろう林道だ。
 今回は事実誤認もあって公開に関して時間が掛かってしまったが、取り敢えずこんな落とし所でどうだろうか?
 ちなみに種沢林道5.6kmから登り升沢林道8.3kmとセットで走れば実に31,78kmのダート走行が可能となる。そのまま岳山林道に続き、このB区間にある小荒沢青沼林道(仮)や岳山青沼林道とも繋がる、まさに「北のハブ林道」なのだ。


「いよいよ岳山林道」
これ、船形山に行く道じゃなくて、
この森林地区、岳山地区の林道。






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