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林道日記(0ff-Road・Diary)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)My-524(2020年版)



ここから岳山林道だ!!!。 (ダートは続くよ超サイコー。


●聖書Tマップルで縦横無尽に走り回る賀曽利氏の痕跡を追う(笑
■岳山林道  全長:5.95Km(全線未舗装)Touring Mapple 2019.3版に掲載
概要
 先に述べておりました事実誤認の小荒沢林道の全長領域が(多分)確定して、これによって岳山林道も自動的に確定したと思われます。
 断定しないのは、勿論小荒沢林道の起点が擬定地だからですが、廃。
 当然接続している岳山林道もその終点は擬定地だからです。
 その為に総延長が5.95Kmと、当初は登山口まで10Kmを超えるロングダートの筈が、この体たらくです。
 しかしその実態は現代の営林活動に合わせた
6mクラスの広域林道であり、トラック輸送のための象徴的な直線ダートが地平線まで続くような超フラットダートがその実態の様だ。



ここから上は小荒沢林道。
ここから下は岳山林道。
しかし確認すべき標識は既に沈黙。


「水立境川から下流が岳山地区」
山故にこの林道を岳山林道という。この地区の営林主幹林道なのだ。


 唯一昭和40〜50年代に架けられたPCコンクリート橋が時代遅れのボトルネックになっている実用林道と言えるだろう。
では、続けて行ってみましょ。
 あくまで余談だが、この立地、暗橋で本流の保野川に流れ込むこの沢の名前が「堺川」というのも林道起点と思われる根拠だ。
 ここが現 小荒沢林道の終点であり、同時に岳山林道の終点と言う事で、岳山林道は終点から起点に向かって下っていく事となる。
などと偉そうだが、道は相変わらず鬱蒼とした雑木林だ。


「岳山林道起点へ」
これ、船形山への道じゃなくて普通に林道なのだ。
最短で行けるけど。


森が開けるといきなり待避所(笑。
超フラットストレートダートの始まりだ。


土場いっぱいの廃材?自然(人為災害)も豊かだ(笑
道路脇に膨大な間伐材が放置されている。



  これを少し降ると道は沢から急速に離れ
風景が縦長から横長に変化する。
 林道左(北)側に
ドドーンと針葉植樹帯が、広大な杉林が現れると同時に普通車のすれ違いにも気を遣う林道は20tトレーラーも交互通行可能な幅6m道路に変身したのだ。
場所によっては7mはあるかも?同時に1km先も見渡せる様な直線ダートに様変わりする。
 そして
林道脇の広大な土場に打ち捨てられた膨大な間伐材が、のた打つ様に捨てられ積み上げられていた。
「人工の森林だから、そもそも環境破壊とも言わないか」まあこれも現実だよな、林業の。
 写真撮影なしにツーセロなんかで来た日には
「即フルスロットル!」メーター読み3桁も余裕の重トラックで踏み固められた安定性抜群の高速フラットダートを堪能しただろう。



林道幅は平均5mくらい。20tクラスの
大型車も入るので土場兼用の待避所が沢山ある。


「路肩に放置」凄い量だな。
この遥か先の左コーナーに……。



この林道最大の支線の三叉路がある。
地図上、唯一繋がってる支線で「賀曽利氏探訪ルート」(笑 でもある。


「昭和50年度林道事業〜」の案内看板が立つ支線入口。
もう一枚はお馴染み「水源かん養保安林」案内板。



 本当に長く見通しがいい為、
かなりの速度にも拘らず対向車を見つけてから擦れ違うまでの時間がえらく長く感じる。
 思わず
「まだ来ねぇ」と呟く程だ。
 
そして埃も凄い(笑。
 
すこーし左にカーブしてもまた直線、途中の比較的大きなコーナーには初めて枝道の三叉路があるが、気持ちよく走ってるとそのまま走り去って仕舞う所だ。
 分岐するこの林道は
聖書TMに記載がある「青野岳山林道」である。


どうやら営林記念碑らしい。
詳細は不明。よ、読めん(曝。


「舟形山登山道/大滝キャンプ場↑約12Km」
もう木が痛んで文字が読み難いです。


 三叉路自体が巨大な広場、いわゆる土場であり営林署にしてもランドマークなのだろう、大きな看板と営林記念碑が建植されている。
 
どうやらこの岳山地区一帯の国有林は戦後色麻町に移譲されたらしい。と言うことは最初木に植えられた杉は70年を経過し伐採時期に差し掛かっているという事だ。今後営林作業で林道が通行できない可能性もあるだろうか?一通り写真に収めると再び起点に向かって走り出す。
「この三叉路と起点は往復だな」
 
 さて撮影が終わるとそのまま起点に下るのを再開する。
 道幅が2m程狭くなる浅い切り通しが現れその先は例のボトルネックである支流の橋だ。
 残念ながらガードレール型の欄干に銘板は最初から無いようで
地図には荒沢と言う名前があるので多分荒沢橋(仮)だろう。
 
この川は後に大変な問題を抱えているのだが、それはまた別のレポで(笑。
 荒沢橋を過ぎると道は再び6mクラスに戻るが、周りは植林ではなく広葉樹林となる。


「林道青野〜岳山線」
二級林道、起点。今直ぐ逝ってみる。


すぐに橋が現れる。
割と直線が多いので飛ばせる(笑。


名前ねえよ(笑下の川は「荒川」、一応「荒川橋」かな。



 雑木林という程ではなく、人の手が入ってるかのような感じを受ける。道は相変わらず超フラットダートのストレートだ。
 
あっという間に3桁にスピードが届き、撮影減速する。
「橋か?」
 路肩の草木に埋没してるが、
そこだけコンクリート路面で幅4mと狭い、やはり橋だ。
 今度は古風な欄干と親柱がある。



「まだまだ続く直線ダート」
片手運転でも相当出てる。


ホント長い高低差も無くフラットダートの鏡。


「どくさわはし(毒沢橋)」「昭和40年10月竣工」と2枚の銘板が現存していた。
 上の小荒沢林道の旧大瀧橋が昭和47年なので
もし岳山林道から延伸したのならあそこまで7年かかった事になる。
 橋を渡ると再び植林の杉林となって、相変わらず直進フラットダートが続く。幅は5mと少し狭い感じになる。



ん!また来た!ボトルネック、橋か?


「ほぼ陥没しているが橋だコンクリの欄干がある?


「どくさわばし」鉱毒でも流れてた?


「昭和四十年十月竣工」


再び植林区間へ。この辺間伐もこれから。

 その直線の先を少し左に曲がると、道がまた狭い、やはり橋だ。「昭和37年9月竣工」の「滝の沢橋」である。
 よく銘板が落ちなかったな?と感心する程ヘコみ捲りのガードレール欄干だが、手前の荒沢橋が古い親柱付きなのでこちらは路肩や欄干が改良してあるのでは無いだろうか?橋自体のボロさは同じである。
 この滝の沢橋の少し手前から直瀬区間が終わり、
地形に沿った林道らしい道並みとなるが、最後はやっぱり橋だ。



「またまた沢」一段低くなってるのもお約束。


「滝の沢橋」法ガードレールの破損が凄い。


 「昭和41年9月竣工」「小柳(おやなぎ)橋」とある。
 ここも立派な親柱があり荒沢橋と同じ意匠だ。
だが何故上流の橋より竣工が遅いかは謎である。
 林道はその後ほぼ廃道の作業道
「薬師沢線」の三叉路を過ぎると、大分山里に降りてきた感じだ。
 反対車線側というか
里山から山に向かう方に「熊出没注意」の個性的な看板が現れ、民家を望む開けた里山にたどり着いた。

 
とりあえずここでGPSを記録する。
 
さらに少し先の路地まで走って探したが起点標柱が見当たらない。
 この熊看板から先は側溝付きの完全舗装路で両脇は畑と小さな祠があるという状態なので、ダートの始まりでもある小栗山字番所という集落の末端を岳山林道の基点とした。


「昭和三十七年九月竣工」ベコベコだよ。


あれっ、通り過ぎた!。



戻って「青野岳山林道」に突入。


林道珍しく盛り上がる橋。欄干も微妙に違うし埋って無い。

 
さて、全速力で引き返しますか。


「昭和四十一年九月竣工」
起点から近い方が竣工が遅いだと?


「おやなぎばし」河川工事と一体整備で遅くなったとか?。


来訪日 2022/6/19の状況。

 レポにはないが舟形山の登山口(大滝野営場)迄の鋪装蕗区間も走ったので、取り敢えず保野川沿い北側の林道を上から下まで走破した事になる。
 
標高は1/10だが万座林道もかくやという東北きっての超フラットロングダートだった。


「薬師沢作業道」全長1Kmとある。


「薬師沢作業道」三叉路。
これは色麻町の林道標識だろうか?初めて見る。


「岳山林道 起点(表示無し)ここでダート終了。
ダート区間を林道とし、GPSもここで終了とした。



 
おかげでそのスピードはマジ3桁行きますが、平日は営林関係者の車両、週末は登山者や釣り人の車も多いので十分気を付けてお楽しみ下さい。
 
直線だけに景色は単調だし、悪路に行く為の「ハブ林道」と割り切って走るのが最適ですね。
 

「熊出没注意」
色麻町謹製の注意喚起看板がいいね。





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