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林道日記(Riding・Report)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


このContentsは、適当に増殖します。

小倉沢林道/林道サヤド線

蔵王エコーラインという玉虫色に包まれた林道群を走る。

昭和33年以降、観光を含むあらゆる森林資源を開発の名の下にさらけ出された蔵王。
その名残を紐解いてゆく。



「TOYOTAって、ウマい?」

林道日記(Riding・Report)Ym-409




●小倉沢林道
区間総延長:約4.5Km
未舗装区間:2.7km
舗装区間:1.8km(菖蒲地区内)
南蔵王には森林・畜産・観光を主眼とした道路が幾つも造られていた。
 前回アップした芳刈林道などは森林資源の確保を目的としたが、今回ご紹介する二つは放牧を目的に作られたと思われる。
 そのせいかどうかは解らないが、この小倉沢林道は牧場と一体化していた。

TouringMapple2008.3版記載。林道表記。

では、行ってみよう。
 蔵王エコーラインに口を開ける林道入口には「上山市 芳刈放牧場」の独特な看板以外に場所や路線を特定するものがなく、初めて来た人は牧草地に困惑するだろう。入ると同時に下り始める舗装路からは、下界の放牧地が一望できる。直ぐにトイレ付きの公園があり、ここに設置された「放牧場案内図」でようやく路線名である「小倉沢林道」が確認出来た。
「林道じゃなくて、畜産道路だろうか?」


エコーライン側の入口。林道に見えない。


当然標柱もなく、入口には「放牧場」の文字。



芳刈放牧場案合図、ウネウネと中央を横に貫くのが小倉沢林道



牛止めのフェンスが設置されている、その割に容易く突破されている・・・・?
牛の方が頭イイのか?。(笑w


 しかも、それを肯定でもするかのように、目前で牛の大群に行く手を阻まれる。牧場区間にはゲートがあり夜間には任意の時間で閉鎖される可能性がありそうだ。

 林道は牧場の区間が舗装であり、やがてダートとなる。ここにヨシカリ沢にある「不動滝」の看板があるが思わずスルー(笑w
 ダートを下って間もなくヤサド林道との分岐がある。牧場区間こそ若干緩急が付くが、ダート区間にはいると下り勾配はほぼ一定でヤサド線分岐後も淡々と林間を下ってゆく小倉沢林道。
 車窓から見る森も、植林から雑木林に変わるとありがちなコンクリート橋を越えてゆくとヨシカリ沢沿いのルートに変わる。

放牧地は3m幅の舗装林道風味。
見た目以上に狭く感じる。


放牧地が終わると
見捨てられる様にダート仕様(爆。


多分(たぶんかよ>俺)小倉沢林道の支線と思われるサヤド林道



本線の小倉沢、いやこの一帯で一番金のかかった道標だな?。

 この橋を渡ると視界が開け、林道はやがて土場に達する。
山から重機で下ろした木を分類・貯木するのだが、小倉沢は放牧がメインのせいか、土場はさほど大きくはない。
林道は時折、思い出したように短い舗装を絡めつつ下ってゆく。


部分的に舗装もあったりする。

貯木場から直ぐにまたしても釣り堀がある。
しかも怪しい見張り台?も併設されていた・・・って、
「なんじゃ、こりゃぁ」
「なんでしょーねぇ?(笑w」
ナビシートのSJ30Vさんも開いた口が塞がらない様子。
 見てはイケナイ物を見てしまった様な気がしたが、機械的に撮影してその場を後にする。


雑木林を抜けてゆく。


芳刈沢を越える小さなPCコンクリート橋。


貯木場に出る。



何だい、これは?。貯木場には釣り堀の様な施設が・・・。
いや、何故
火の見やぐらが浮いている?


 さらに沢沿いの下り坂をゆくと、コンクリート舗装が現れ、やがて野辺沢林道に合流する。
 こちらの出入り口のも林道標柱や注意書きなどの林道入口三点セットは微塵もなく、初めて来たときに感じた不安の漂う入口であった。
一応、「芳刈不動滝」という青白の看板が目印となるだろう。

調査日(08/8/17)の状況:
 先日は時間の都合から割愛した3本の林道のうち、2本については確認できたので掲載いたします。
 双方とも、基本的に作業用というより生活道路に近いイメージであり、基本的には良く整備されています。
 それ故に、
特に作業車両の通行には十分気を付けるべきです。
 放牧場については、管理棟に管理人が常駐している訳ではなさそうです。
写真の通り道路に牛が“たむろ”していたり、あまつさえ“当り屋”宜しく飛び出してきます。
ハッキリ言って勝てません(核爆!牛の姿が見えなくても牧場内は徐行すべきでしょう。


ここから先は大型トラックが入っているせいか、
路面良好。


あ、舗装だ。


野辺山林道に合流(笑。


野辺山林道、小倉沢林道分岐点。右が野辺山林道本線、左が小倉沢林道。


このContentsは、適当に増殖します。
林道日記(Riding・Report)Ym-409-2


当日は車で来訪した。
サヤド線は野辺山林道の手前約1Kmほどに分岐しているショートダート。



●林道サヤド線
区間総延長:約4.7Km
未舗装区間:4.4km
舗装区間:0.3km(菖蒲地区内)

 南蔵王には森林・畜産・観光を主眼とした道路が幾つも造られていた。
 前回アップした芳刈林道などは森林資源の確保を目的としたが、今回ご紹介する二つは放牧を目的に作られたと思われる。
 部落に最も近いサヤド林道は手軽に山の幸を入手できる村民憩いの山であり林道なのだ。

08/6/8現地確認。

TouringMapple2008.3版記載。林道表記。

では、行ってみよう。
 最初の約300mは舗装だが、グリーンベルトも鮮やかなダートに変わって行く。最初の舗装は断続的で急、しかもその境目付近が最もえぐれていた。ダート区間の方がむしろ路面が安定していると感じる程だ。ちゃんと路盤整備がされていて側溝なども標準装備されていたが・・・。
「何年前の装備なんだよ?」


排水路などは完全な仕上がり。
平成6年頃?。


つくづくヘンな名前だよな。


「ランクル71!逝きまーす!」


断続的に続いた部落側の舗装
先のダートには低く除草された道が続く。


お、標識発見!。



標識は「土砂流失防備保安林」であった。
この周辺は芳刈川にむかって崖状の急な斜面となる様だ




各林道の配置がよく解る。
前回取り上げた野辺山林道が「市道蒲浦〜高森山線」とある。

と思う程に放置プレイは未だ続行中の様だ。
まあ山菜取りの道ならこれで十分だろうし、ちゃんと路面上の草刈りはされているので、まるきり放置という状況ではないが。

「〜保安林」の標識の通り、林道は急な斜面をなだらかな経線で横断する形となる。実際には急な法面となだらかな斜面が交互に折り混ざりつつ、緩やかに林道は登り調子だ。途中、一部路盤欠損も見られるが、そもそも林道幅が十分にあるので、問題は無い。
車4〜5台が駐車出来そうななだらかな名も無き峠を越え、林道が下りに転じると、間もなく本道とも言える小倉沢林道に合流した。

調査日(08/8/17)の状況:
 南蔵王に広がる林道迷宮は、これで大体の道筋が付いて、走り方次第で実に25Km前後のダートを楽しむコトが出来そうである。
とは言っても芳刈林道は現在工事中(08/8/30現在)ですが(核爆
 道祖土(さやど)線という読み方が正解かどうかは解らないが、もしかしたら里山から蔵王に向かう古道かもしれない。
路面状況は良好。一部に荒れや欠損もみられるが、全体的には良く管理されている林道と言えるでしょう。


南蔵王林道よりも立派なコンクリート製の銘板を持つサヤド林道。

その先で一カ所路盤欠損がある。
何時から放置してるんだ?。


雨の上がった林道は瑞々しい風情を見せる。


名付けて「サヤド峠」?。
十分な駐車スペースが存在する。


ここだけいきなり道路の繋ぎを間違えたかのような段差がある。


小倉沢林道に合流。
小倉沢林道の方が使われてる林道のせいか?良く見えるが、双方同程度の状況である。