林道日記(0ff-Road・Diary)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


このContentsは、適当に増殖します。


林道日記
(0ff-Road・Diary)
Ym-406



ガードレールを期待してはいけない。
無論
「落ちたら逝けるぞ大霊界」

民有林林道
(3級)
前ヶ沢林道
(西線・東線)


ダム湖の保安管理の為に生まれた林道。

米沢市・福島の県境近くにある水窪ダム。
ダムの北側には保水管理のための周回林道がある。



当日はお日柄も良く、春の森林浴と洒落込むには最高である。
くれぐれも「飛ばす道ではない」事をお忘れなく。

●前ヶ沢林道東線
区間総延長:約3.15Km(ほぼ全線未舗装)

概要
 前回の八谷沢林道と同じ図柄の表示板ながら「3級」と打たれている事で山形県の民有林林道には3段階の等級があるらしい事が解ったが、その区分についてはおいおい解明してゆく事とする。この場合「ダム管理のためのダムが所有する林道」という意味合いと思われる。
 さて米沢の水窪ダムと言えば、山形県道376号線としてロードバイクではちょっと知られた所である。



起点。橋の袂から未舗装。



全長3Kmだが変化に富んでいる。東線はこのような水たまりを散見する。


しかしなんと開放的な林道か?横長の風景をこんなに作る羽目になろうとは・・・。
東線から西線小湊線の分岐方向(南西)を眺める。



 県道は道幅も広く割とアップダウンもある低速コーナーと視界の効く高速コーナーで構成され、一時はローリング族(お前が言うか>俺)も出没し事故も多発、それを追って大小のパンダも現れ一斉?を風靡した事もある。
 今は部落ぐるみの交通安全運動が効を奏して、静かな水面に時折通りすがりの旅人が吹き鳴らすインラインフォーのエキゾーストが聞こえるだけだ。
 そして、県道にはダム湖を越える「水窪大橋」があり、件の林道はその両袂にある。


おっと、もう3k走ったのか?Y字路だ。
写真は小峡線より撮影。


Y字路を梓川線(西側)より撮影。どの林道も路面状態は良好である。


TouringMapple2005.3版から記載。林道表記ではない。

 この林道は上記の通りもともとダム湖の管理道路である。路面状態は概ね良い。水辺に近いこともあって訪れた好天の日曜には美しく、激しく走ろうとは思わない林道だ。
 当然、数多くの釣り師が至る所に陣を張り楽しんでいる所を見ても、ここはゆったり景観を楽しんでいただきたい。
 また、釣り人に限らず、車の出入りも多いのでブラインドコーナー等は対向車に十分警戒する必要がある。
 
場所によっては問答無用の一撃で湖に転落するので気を付けて欲しい。

●林道梓川線(仮称)
区間総延長:約3Km(未舗装区間2.4Km・舗装区間0.6Km

TouringMapple2005.3版から記載。林道表記ではない。


入口は2カ所あるが、いずれもランドマークがない。

 隣の部落から入る林道。
因みに部落名は「梓川」となるが工事現場の地名は「梓山」となっている。
 この界隈の方にはかなりの近道になるかとは思われるが、後に記述する林道小峡線と併用すると県道376号を経由せずに国道13号から山裏の関根地区、奥羽本線関根駅付近(県道板谷米沢線K232)に接続出来るが、時間的にはそう変わらない。


梓川線国道13号接続点。
米沢より福島へ撮影。奥に出光のGS。


法将寺の裏手で村道が一本化される。
道沿いに山形自動車道の現場事務所。


山形自動車道の下を潜る。
「梓川トンネル」?


山形自動車道を潜ると道は分かれる。
なんとなく左に逝きそうだが、
林道は右!


 混雑を経由し、林道を走る以外にメリットは少なそうだ。

工事看板には、
「東北中央自動車道梓山西工事」
「区間:米沢市万世町梓山地内」
「工期:平成17年3月24日
  〜平成20年1月7日」とある。

左は砕石置き場となっている。
パワーショベルのおっさんに声を掛けられる。


 路面状況は普通林道の標準的なところだが、来訪時には人影もなく峠にも似た前ヶ沢林道T字路手前の急な登り直線などはいい感じでスロットルが開けられる。また、途中の集落裏では山形自動車道の工事が急ピッチで行われていて、林道沿いに工事現場事務所もあるので工事時間帯によっては部落周辺は要注意である。
 部落からあがってくると高速の下を潜ったところで現場とのY字路となる。道幅からなんとなく左に逝ってしまうが、正解は右の植物に浸食されている方なので、お間違いのないように。最後にご紹介中最も路面の荒れている長い直線を登って前ヶ沢東線のY字路に合流する。
総じて、何の変哲もないルートである。尚、林道標柱等は確認出来なかった。


さしずめ梓川峠?最後は長く急勾配の直線を登り上げる。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)Ym-406-2


前ヶ沢東線に合流する。(もしかして小峡線の終点か?あるいは・・?)。


●林道小峡線(仮称)
区間長:約1.1Km(全線未舗装)

概要
 先に「梓川線」とご紹介したが、実は林道標柱が確認できず、あるいはこの小峡線である可能性があることをあら初めお断りしておきます。また、走って来た順番にご紹介している都合から、先に前ヶ沢東線と西線を繋ぐ区間を掲載致します。

といっても、本当に特に何もなかったんだが。

湖がよく見える訳でもなく、道が荒れてる訳でもなく、アップダウンもなく、森が深い訳でもなく・・・。
ただ、繋がってる。それだけである。

●林道小峡線
区間総延長:3.7Km(未舗装区間2.9Km・舗装区間0.8Km


 水窪ダムの南西側にある関根地区、奥羽本線関根駅付近(県道板谷米沢線K232)に繋がる林道。都合3つの林道と接続する林道。
状況から察するに、そもそもこの道が古くから在り、後に水窪ダムが出来たのではないかと推測する。


あまりにも変化のない接続林道。

この日はこの辺で営林署の車を見かけた。
車のある西斜面の奥からエンジンチェンソー?
の音が聞こえる。



前ヶ沢西線との分岐点。経線だけ見ると前ヶ沢西線は後から接続したような印象を受ける。


こちらは関根側の起点。写真奥のY字路で部落は終了し、ここから林道。

当日は営林関係者が4tユニックトラックで入っていた。間伐作業と思われる。


所々に舗装がある。
大型車通行のための路盤、側溝の補強と思われる。

 先の接続区間もダムのために付け替えられたため、あの何の変哲もないダートになっているのでは?と推測する。
総じて梓川が終点と仮定すると、林道の全長は7.8Kmと仮定?出来るが。


関根がわにある起点標柱。

 さて、起点から登ってくると標柱から約300mほど舗装路を走り、田園が視界の後ろに来る頃に路面は未舗装となる。水窪ダムに向かう上り坂はブラインドコーナーの多い比較的急なつづら折れの状況で高度を稼いでゆくが、その経線と道幅やRは10tクラスの大型トラックの通行が前提の様だ。



道路設備には問題ない。
舗装はともかく、未舗装部分の路面も引き締まって走りやすい。



補修区間の前後には標柱が建つ。
この20m程が路肩欠損の後、補修を受けた様だ。


梓川もそうだが最後は直線というデフォなのか?。


小峡線の峠部分に到達。

 また、幾つかの場所で道路や側溝を補強すべく簡易舗装が行われており、実用道路として実働している側面が伺える。路肩も補強や補修の管理がされていて、安心して走れる林道である。


平成12年に路肩欠損があったようだ。
補修標柱が建っている。
米沢営林署はなかなか律儀だ。


途中には怪しくも面白そうな伐採道や枝道が分岐していてその気にさせるが、時間がないのでこの日は割愛した。
(午後から栗子山隧道だし)
 突然視界が開けて、景色がよく見える所があるな?と思ったら路肩が崩壊した現場だった。路肩は10m程下からコンクリート補強されたようだ。ここまで登ってくると後は緩やかなコーナーを抜けて先ほどの前ヶ沢西線の分岐点に合流する。


峠を下り始めるとすぐに前ヶ沢西線との分岐点が見える。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)Ym-406-3


岸辺が接近する部分では対岸の東沢線を俯瞰できる。景色が横に広いぜ。


入り江の入り組んだ湖岸を走る。


時折水窪大橋や対岸の東線を見る。

●前ヶ沢林道西線
区間総延長:約2.7Km(全線未舗装)


標柱ではなく、立派な林道表示板。
積雪時に埋まる事無く、傷む事無く、と言ったところか?。


 前ヶ沢西線はまるで鏡に向き合ったかのように湖の縁を走る林道である。
どちらかといえば全体的に東線より標高が高く、東線がよく観察出来るルートとなっている。
 また、西線は山際からの出水が多く、所々に簡易の排水溝が道路を横切っていたが、総じて路面状況、整備状況も良く軽々と走れる林道である。



深く入り組んだ入り江を大きく回り込んでゆく。明るい林道だ。


 
ただ、先に述べた通り、釣り人が相当入っているので、対向車や移動する釣り人には十分注意すべきだ。
当然、スピードも控えめに。前ヶ沢線は四季折々の水辺の風景を満喫するための林道である。

排水路は側溝のタイプと木桟で組まれた物がある。木桟タイプはゴム板付き。

調査日(07/05/)の状況:
 道路自体は一般の広域地図には載っていたが、ツーリングマップルには載らなかった林道。
一般の地図にも道は載っている。
 路面状態は良好、一部ヘアピンが舗装だったりするが、総じて良いダートである。しかし殆どガードレールはないので特に前ヶ沢全線は湖への飛び出しに要注意だ。

梓川線については工事中のため、最低でも例の隧道?部分までの舗装がされると思われる。
 平日は業務用大型車の対向に、週末は釣り人に要注意である。


大窪大橋を間近に見る。秋の頃にも良さそうだ。


写真右手のコンクリート路肩の下はすぐ湖である。



水窪大橋の南側に到達する。出入り口は攻めてくるバイクに要注意、かなり速い。