前の林道に戻る。

林道日記(0ff-Road・Diary)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


このContentsは、適当に増殖します。


林道の入口は発見しやすい。プチ大峠の異名?を持つ。


林道日記
(0ff-Road・Diary)
Ym-405

八谷沢林道


鉱山の保安管理の為に生まれた林道。


 
八谷沢林道は八沢鉱山の東側、つまり背に当たる所に積まれたボタ山の周辺を巡る林道である。


●民有林林道八谷沢線
区間総延長:約5Km(ほぼ全線未舗装)
概要
 国道121号大峠バイパスを米沢田沢から南下すると途中、八沢の不動尊前に「三沢模範林事務所」という営林署の詰め所がある。不動尊は喜多方に向かって右(西)詰め所は左(東)となる方位だ。
ここに八谷沢林道はある。

TouringMapple2005.3版から初登場!それまでには林道表記すらない。

 さて、この林道はもともとボタ山の管理道路であったと推測する。ボタ山とは鉱山から掘り出された土砂を溜めておく所で、堆く積まれた土砂を総称してボタ山と呼ぶ。少なくても八谷鉱山の背後である東側斜面に積まれたものはそうであろう。
 林道はこの斜面の端っこに造られた物だが、今は国道沿いの田澤不動尊からのルートと合流し、営林署管轄の普通林道として通行が可能である。林道自体はこの不動尊側からは本来あるべき植林用林道とおもわれ、山頂付近を境に二つの顔をつ林道なのだ。

 今回、この不動尊の向かい側から突入した。ここには林道表示板と共に営林署管轄の「事務所」があり一目で判る。入って直ぐに  川を渡る橋があり、川沿いを暫く西南に走ったのち、急速に標高をあげてゆく。


起点。橋を渡ると未舗装。


500mくらい?小樽川と121号線と併走する。


最初のヘアピンをターンすると、凍結。


プチ大峠の林道はヘアピンで急速に高度を上げる。日が当たる所は雪解け。

さらにヘアピンを重ねて標高を上げてゆく。


 それはまるで旧道121号喜多方側のようにヘアピンの連続で急速に標高を稼ぐのだ。林道には良くあるとは言え、「プチ大峠気分」が山形側で味わえる林道である(爆!なんかメリットあるのか?)
 プチ大峠はそのヘアピン部分の殆どがコンクリート舗装されている。ただ、これはダンプカーが通るための路盤補強と思われる。それ以外はご覧の通りの砂利道で不動尊から頂上T字路までのルートは良好である。
また、路肩には年度ごとの改良工事標柱や豪華木製林道表示板があり、他の林道より金がかかっているなぁ〜と感じる。


ヘアピンにもある林道表示看板。
豪華ウッドタイプ(無垢モノ)である。


●林道伏部沢線(仮称)
区間総延長:1.8Km(全線未舗装)

概要
 まだ一般の地図には記載のない林道である。現在も林道開削中で、この起点から500mほど先に向かうと工事事務所がある。春からは要注目道路である。
 残念ながら当日は積雪があり、新雪の上には通行の後もなく、工事自体も冬季閉鎖ともとれる状況だったが・・(まだ事務所の閉鎖はしてないと思う)


補修標柱がかなりの数がある。


林道最高標高でT字路がある。本道は右折。


右折はなんと新道である。(起点?)。


現在開削中の伏部沢林道。幅4m、全長1.8Kmとあるが・・?



いつものカーブミラー、でも補強付きって初めてみた気がする。


T字路を過ぎるとちょっとだけ登りだがすぐ下ってしまう。当日は沢沿いの日陰は積雪凍結。でも日当たりの良い場所は雪も解け、十分走行可能だった。



排水路は側溝のタイプと木桟で組まれた物がある。木桟タイプはゴム板付き。

 
やがて正面(西側)に出ると視界が開け、眼下に沈殿槽を望む八谷鉱山の汚水処理施設と、正面の同じ高さに旧国道121号線を目撃する。121号線を望みながら林道はやがてボタ山の根本に辿り着く。途中で途切れるこの道はボタ山にすい込まれ消えてしまう。
 T字を左折しヘアピン状に下ると、やがて鉱山の市道に合流する。


一時下るがちょっとだけ登る。


山裏は圧雪凍結。
砂利ベースだと登坂可能。



下りに入っても残雪が残る。

日当たりの良い所は雪もない。



八谷鉱山と国道121号線を望む。


例の道路崩落現場もよく見える。



立派な林道表示板。でもこんな豪華な看板要らないような気もするけど。

調査日(05/11/23)の状況:
 道路自体は一般の広域地図には載っていたが倍率の関係からいままでツーリングマップルには載らなかった林道。また一般の地図にも林道名は載っていない所である。路面状態は良好、ヘアピンが舗装内外は良いダートで旧道121号を望む高台は旧道アタック後には感慨もひとしおである。ただ、新道の伏部沢線は不動尊から作業車両が入っているので、平日は対向車要注意である。


 
T字路左折。本来の道路はボタ山に消える。


市道八谷平澤線に合流。



昔の舗装が残るが殆ど崩壊しここだけ少々荒れ気味。たいしたことはない。


前の林道に戻る。