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ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)



このContentsは、適当に増殖します。



すっかり色の褪せた「警笛ならせ」と「待避所100m」が
隆盛の頃の林業を偲ばせる。


林道日記
(OFF-ROAD・DIARY)

007-6












かつての森林資源運搬路は
時代と共に
人々の憩いの場となる。



県道380号と小関林道の分岐点。写真右手の下に降りるのが小関林道。



●県道を繋ぐ接続林道。
概要
 
県道380号線は、県民の森フォレストパークあだたらの開発に伴って昇格した県道である。この区間には幾つかの枝林道があるが、小関林道はその一つである。
 09年4月現在、ちょうどこの分岐点がこの県道の北側舗装端であり、全体の約7割の舗装化が終了したと思われる。
 一方の小関林道は、ここ20年程変わることのない表情を見せている。

07'辺りから各地で見られる害虫駆除用のPB。中身を覗くとスズメバチばかりだ。

右折側。振り返る旧標識。支柱は古レール。


沢に沿っての直線が終わり、ヘアピン区間に入る。


戦後森林鉄道以降に造られたであろう車道。



沢を挟んで大きく回り込む林道。提と暗橋と橋が織りなす道程。


無論これは林道管理者が定期的な修繕など、地道な保守管理をおこなっているからに他ならない。
改めて御礼申し述べたい程だ。
TouringMapple2009.3版に表記。

●小関林道
区間総延長:約3.8Km(全線未舗装)

 では、逝ってみよう。
 舗装部分延長の失意に沈んだMRだが、気を取り直して小関林道に車を向ける。県道380号線側は小関林道の終点であり、キチンと終点標柱が立っていた。一昨年にも通ったが、確認していなかったので、近年に建てられたのであろう。
 林道はこの分岐が最標高なので、あとは下るばかりだ。
 暫くは木立の中の直線で、途中古い「100m先待避所」の標識がある。
支柱が古レールで出来ていたので驚く。何故なら県道昇格前の安達太良大玉線には全く見ないアイテムだからだ。無論だからといって軌道由来ではない。
 この後に続く道路が自ずと証明していた。つづら折れとそれに続く橋は車道として最初から造られた幅である。林道はヘアピンを提と橋で構成して比較的大きく緩やかに下っていくが、その緩慢さも車の為の物だ。

雑木林と植林の区間が交互に現れる。

また橋だ。道路規格は狭い。


橋だ!また変わった構造の橋だな?石橋というより土橋なのでは?。


3回目に川を越える橋は、土橋のような暗橋に構造がよく似た橋であった。
 ただ、川の流れる開口部が異様に大きく、まるで薄っぺらなトンネルの様である。
 しかもその内巻きはよくダムなどで散見するウォールパイプの巨大な奴だ。橋の上の林道は1車線なのに下の沢は3車線分の開口がある不条理。
(いや不条理でも何でもないが>俺)


「落ちてくる石に注意」とある。自分の心配をしなさい。(笑

 
さらにもう一組のつづら折れで標高を下げると、その入口に綺麗に色の飛んだ「警笛鳴らせ」と「待避所100m先」の標示板がある。
「兄弟標示板?」
構図を想定して何枚か写真を撮り、何げに古レールを見てると、


漏水は少ないが排水施設にも乏しい。

中盤から植林地帯に入る。
路面状況は終始安定している。


こーいう道筋、好きだなぁ〜。また良い所に味のある標識があるよ。



↑「KRUPP.1910.K.6.E」とある。
クルップ社製 1910年製造?。
後の「K.6.E」の意味は現時点で不明。

← トロッコ用レールらしいが、さて?。


植林の杉林の中をヘアピンで切り返す林道。小さな沢を小さな暗橋で越えてゆく。


「刻印がある」
しかも、 「何処かで見たぞ」
そう、原町森林鉄道縁のあそこだ!
写真を照らし合わせると何とロットナンバーが一致した。
 ここで鉄分を補給すると、本宮から大玉村までに「玉ノ井林用軌道」と言うのが存在していた様だ。
 この支柱に使われたレールが同一かは定かではないが、同じ営林署管轄なら転用の可能性がある。ただ、異なる営林署の原町と同じロットナンバーと言う所が判らない。


暗橋の切り返しは橋。でも土橋っぽい。
単純に土を被せた橋、と理解しているが。


砂防ダム工事によって変貌した小関沢の末端部。橋も新たに架橋、つーか道も変わってるよ。


 疑問は疑問として、さらに先に進むと視界が開け、牧場の奥にある沢に出てきた。ここで初めて「小関」の名前が小関沢に因るものだと判明する。

 この小関沢の一番下の橋は平成4年に砂防ダムと共に新造されたPC橋の様で、道路経線も変更されていた。
のんびりとした牧草地を小関沢に平行してウネウネと走ると、小関の部落に辿り着いた。
 小関の部落内を北に進むとやはり牧草地から県道30号本宮土湯温泉線の到達する。しかし帰宅後地図で再確認すると、林道を出た所で南へ右折した方が幾分短距離で県道に接続する事が出来る様である。
 すっかり舗装化されそうな県道380号線のダート部分へのショートカット林道として活用出来ると嬉しい。

調査日 09.04.30
状況:
 路面状況は「普通」で通行可能でした。相変わらず営林署(県?)の管理が良いので安心です。岳温泉に戻っての給油、食事や温泉へのショートカットに宜しいかと思います。
 路面状況は良。可も不可もなく普通に走行でき、比較的に先読みしやすい経線なので、初心者でも大丈夫。


橋を渡ると泉牧場の敷地内を通る。
林道の起点標柱を探すが見付からない。


小関の部落を縦断する村道に合流。
当日は左折(画面右へ)し北側に逝った。



ビミョ〜なY字路。まるでUターンするかのように右折(写真左へ)する。


 走りやすいのでついついスピードも上がり気味になる傾向があります。
ただ、ほぼ一車線で待避所も小さいので普通車が対向してくると場所によっては逃げ道がないです。
 ブラインドコーナーでは十分に減速し、余裕を持って走るべきでしょう。


県道に出た!。


梅の花びらが舞う県道30号線大和地内。
よい林道でした。