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ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)



このContentsは、適当に増殖します。



県道380号線。Y字路にはさくらが咲いていた。


林道日記
(OFF-ROAD・DIARY)

007-5












かつての森林資源運搬路は
時代と共に
人々の憩いの場となる。



スキー場側入口。正面に見えるのが旧岳スキー場跡に建つ海外青年協力隊の訓練施設だ。


左折する。4月末はまだ通行止めだったが、無論雪など無い。


●県道に昇格した林道。
概要
 林道安達太良大玉線は、
県民の森フォレストパークあだたらの開発に伴って県道380号線に昇格した林道である。
 福島県が誇るアウトドアレジャーの稼ぎ頭中枢、県収入の外貨獲得の中心基地を側面から支えるのが県道380号線である。
 そのせいか、北は安達太良山への登山口、南は大玉村に向かう県道の分岐点まで、おおよそ7割程度が舗装化されてしまった。
 だが、一部に森林鉄道の土場から作業伐採道として造られたこの林道群には、その由来を垣間見る部分も幾つか散見出来る。
 加えて、昨年08年から国有林の一部伐採なども始まり、風光明媚な観光林道的側面も見え始めている。


経路図には起点からフォレストパーク迄の区間は連続120mmの雨量で通行止めとされる。
険道県道380号線(A区間)
区間延長:約4.2Km(全線未舗装)
  A区間舗装延長 :約4.2Km
  A区間未舗装延長:約4.2Km

 さて、今回は岳温泉スキー場に至る県道386号線の方からで、県道に昇格して立派な青看板が立っています。
この入口隣りには現在JICA(ジャイカ)の訓練所がありランドマークと言えます。因みにこの敷地は旧岳温泉スキー場です。
 林道県道に入り200m程は舗装。
簡易舗装に入って直ぐに夏無川を渡りダートが始まります。この川に掛かる昭和39年製の橋は、同時に防火用水の取水口も併設されています。

昭和39年竣工の橋(橋名は失念)。この道路改良に併せて水路は造り直されたと思われる。


流石県道、ちゃんと案内があるわい。


手前の「!」マークは林道時代からあったような・・?。
県道表示は当然ですな?。


古い橋がある。交互通行は不可。


橋の先は岳グリーン牧場の牧草地だ。



広い。それだけで感動。


夏無川取水口について。
 岳温泉は明治36年に大火に因って全旅館が焼失しました。それ以前にも、戊辰戦争の折に官軍の拠点になる事を恐れた二本松藩が火を放ち、この際も温泉街は壊滅的な大火を経験しました。
 わずか36年の間に2回も町そのものを作り直す事となり、明治の再建でここに取水口が造られ、この水は現在も温泉街中央の掘りを流れています。


 橋を渡ると岳グリーン牧場所有の牧草地に出ます。春、夏、秋と風光明媚で山も町も良く見える高台です。
ただ、
冬のラッセル時にはここの雪屁が最大の難関となります。
 県道に昇格したのに、この辺は昭和から殆ど変わりがありません。通行止めの看板が出るようになった程度でしょうか?
 二つ目の沢は暗橋で(一部の地図では橋表記)これと共に牧場区間から植林区間に変わります。この地区は明治の頃からの造林で、昭和39年まで本宮に繋がる森林鉄道が在ったようです。

 玉ノ井林用軌道はリンク先のTUKA氏「街道Web」にレポートがありますが、この周辺の林道群はこの際に伐採道として造られた物のようです。


農業用と思われる水源がある。


眼下には二本松や大玉村を望む。


橋と同様、沢沿いはコンクリート製の暗橋で渡される。一種の砂防ダムだろうか?。


 軌道の終点は今の「県民の森/フォレストパーク安達太良」の下の辺りで、現在の「アットホーム大玉」の周辺と思われます。
 この地区の杉が何十年周期で伐採されるかは知りませんが、昨年(08)から一部の地区で伐採が始まり、そもそもの地形の良さから展望が開ける林道県道に変化しています。

古レールが支柱になる「右コーナー」の標識。こんな所で鉄分補給かよ。

 その一方で、県道指定後も残された未開発のダート部分には、路肩に旧来の林道用標識が建ち、その殆どが森林鉄道時代の古レールを支柱として立っている点は、県道として大変珍しいです。


案の定、路肩が流されている。


真っ赤に錆びた旧標識・・・。
とても県道とは思えん。


真っ赤に広がる原野・・・。
やっぱり県道とは思えん。


 しかしこれも、舗装化の際には路肩も補強してしまう可能性があり、いずれは消えてしまう物でしょう。
 林道然とした道路に県道のヘキサが立つ姿は違和感を覚えます。
 やがて、沢沿いに分岐のあるT字路や、上の方で登山道と繋がる支線の安達太良林道の分岐を過ぎると、林道はその路盤をダートから真新しい舗装に変えて来ます。
 さらに次のコーナーから直線になると、道路左側から別な道が合流して来ます。

里から林道もとい県道に登ってくる道や町村境界の辺りに建ってます。

これが小関林道です。
↑逝ってみる。
 小関林道は県道から下る支線ですが、他の登る支線に付いては基本閉鎖のロープやチェーンが張られてます。


管理者も同じ思いなのか?。
ここぞとばかりにヘキサが建つ!。


ん〜62号と良い勝負だな?。


全く同じ道幅なので、確かに標識があると間違いはないけどね・・・やっぱ変だ。


 何としても未舗装路を走る方は、迷わず小関林道を走りましょう。(笑w
 5つ目の沢を今度はガードレール付きの橋で越えると、安達太良山の登山口に到着。その手前には300m程登って登山道と交差する林道安達太良山線が在りますが、やはり封鎖中。


安達太良山林道標柱。これが本道で登って行くと更に細かい伐採道がある。

 登山道の入口は前後に広い待避所を持ち、この日も平日に関わらず何台か駐車が見受けられます。
 この辺りも国有林が伐採され、見通しのよい風光明媚な県道が造られていた。
 登山道を過ぎると、間もなくT字路に当たります。ちょくしん(右折?)は阿達太良温泉、左折して橋を渡ると県道380号線沿いに、県民の森(フォレストパークあだたら)にでます。
 フォレストパークのすぐ下にコテージ群が見えますが、新大玉温泉「アットホームおおたま」のコテージです。

ご紹介
大玉村国民休養センター「アットホームおおたま」
MRご推薦(?)の宿です。といっても、おいらのお勧めですから紹介はコテージです。主に3LDKの間取りは8/6/8畳の6人部屋が、フォレストパークのコテージの半額!これは安い。


わあっ!舗装だ。もうこんなトコロまで・・・。


名も知らぬ沢を橋で渡る。
手前のアスファルトは最近の舗装?。


安達太良山林道入口がある。
閉鎖されてるが、昔から在る林道だ。


小関林道入口。←逝ってみる。


 本館の宿泊はこの辺りの旅館とほぼ同じです。
大玉村役場HPへ→→行く。
アットホームおおたまに→→行く。

 県道380号線は、その後県民の森を分断して南東に進み、大玉村の三ツ森貯水池で悪名高い県道146号線に合流します。
当サイトでは、こちらを終点側として最初のページに記載致しました。

ガードレールの距離も伸びて、普通県道っポイ。


眼下に安達太良カントリークラブと大玉村、遠く本宮町を望む。


調査日
(02/12/10及び03/2/18・5/16)の状況:
 路面状況は「普通」で通行可能でした。相変わらず営林署(県?)の管理が良いので安心です。食事や給油は岳温泉で可能です。林道を出た処から10分程度。
 枝道もありますが、岳温泉は国道459号線に戻っての給油、食事や温泉がいいですね。プラスアルファとして岳温泉夜営場やアイスクリーム店、木工芸店など見所満載です。そしてこの国道を北に登ると、エビスサーキットで有名な塩沢温泉を抜けて、国道115号線に道の駅土湯の処で合流します。
 土湯の林道については、別ページにて

調査日
(09/4/30)の状況:
 路面状況は「普通」で通行可能でした。相変わらず営林署(県?)の管理が良いので安心です。ところが、2~3年毎に100m、また100mと少しづつ舗装が更新され、遂に小関林道の分岐まで舗装されました。いづれ全面舗装となるでしょうが、それまでの僅かな間、楽しませて頂きましょう。


県道沿いに登山口がある。


安達太良山林道と交差する登山道。



安達太良温泉との分岐路に到着。冬季閉鎖はここからだ。