●四時川林道を影で支える接続林道。
四時川林道はその配下に横川林道を従え、その下には仏具・目兼・弥太郎林道を召し抱えるが、ストレートな四時川林道は60%が舗装化され、ほぼ村道状態である。つまり、実際に林道を走れば字男大平から字横川、さらに国道までは舗装路(約3Km、国道289まで実に8Km)となるわけだ。
そんな平成林道残酷物語を救済する為なのか?「藤の木沢林道」は四時川と横川の未舗装区間を四時川グループに属さずに単独で繋ぐ、ありがた〜いちょっと荒れ林道なのである。
四時川からだと左手。橋を渡るとすぐ未舗装である。
●林道藤ノ木沢線
区間総延長:約2.9Km(全線未舗装)
概要
林道双方の入口にキチンと標柱が建ち実に解りやすい藤の木沢林道。四時川を渡り、しばらく四時川林道を対岸に見ながら川を上ると発電所用ダムから左手に急激に登り始めます。
古いMemoryを辿ると、10数年前に初めて通った時はモロに伐採道で、しかもがっちりバッチリぬかるんでいて「エンデューロコースか?ここは?」と思ったもんです。
今回改めて通ると、当時の面影は急な登りだけで、随分と大人しくなりましたが、やはり路面は軟弱です。水はけも相変わらず悪いので、腕のある方は台風直後なんかが宜しいかと思うほどです。
下って横川側はホントに普通林道です。通行時には残雪もありましたが、特に難はありません。一部に舗装補強部分在り。
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四時川からだと左手。橋を渡るとすぐ未舗装である。
橋を渡るとT字路。右手が本道、左手は作業道(通行止め)
赤土の山を開削した比較的新しい道。
四時川側は雨期に一大マッドステージとなる。
時には20%前後の厳しい坂道。
横川側は比較的大人しい。残雪には驚いた。
除雪の名残に見送られて無事通過。
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