ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)023

Repo 2004。


「昔はJ-Topもいっぱいの道幅だったのに…」
側溝を含む総幅は6m程、豪華待避所つき舗装路。

●ついに林道そのものが、
作り替えられてしまう悪路。


 多々石林道と言えば、悪名高き悪路林道として駒止峠に君臨するその筋では有名な物件だった。
 
伊南村側は深いV字溝が荒れまくり、浮き石が雨水と共に路上に散乱する。峠に広い空き地があり、下りはいきなり砂と赤土が雨水とともに交互に襲う林道だったと記憶している。
 しかし、現在(2004)は全く新規に林道を造り直す途中であり、伊南村側も僅か2Kmを残して林道の面影すら失せていた。
 2年後にはロードバイクも余裕で攻められる見通しのよい観光林道になるコトだろう。合掌。
TouringMapple2005.3版にただの道路として掲載?(峠表記のみ)

●多々石林道
区間総延長:未計測(全線舗装予定)

概要
 入口に村営のキャンプ場が出来てアプローチしやすくなったのはよかったが、行けども行けども舗装路である。前に来たのは7年くらいだったか?パジェロJトップで来たのが最後だと思う。
 当時から道幅はあるものの狭い林道であったが、未舗装区間に突入しても、どう見ても大型工事車両は通行可能だ。工事看板を見ると期間が長く、かなり大規模な工事と思われた。
 標高を上げるとそこはかとなく林道当時の面影があったが、未舗装区間を5分も走らないうちに工事箇所に到達する。
おおよそ6M幅のだだっぴろい新規林道であった。落胆もひとしお?である。


なんだこりゃ?工事中だと?

調査日(04/10/23)の状況:
 開削工事は全体の約7割が終了。頂上から両側3Km位まではのり面および地盤補強も終わったようです。よく考えれば2年前くらいから工事してたような…?アーメン。


伊南村側入口。どう見ても普通村道である。
この先にキャンプ場管理事務所と工事詰め所がある。

伊南村側の林道標柱は既に文字も消え去り、
のっぺらぼうだった。

5Kmから舗装路を走り、ようやく未舗装区間へ
そうそう、こんな感じの道だが…

林道区間でホッとしたのもつかの間。
で、デカい法面が。



Oh! Noooooooooooooo~! マイガ〜ッ!。
次は普通車でいいな。仕様は下の舗装路と同じである。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)023-2


2011リヴェンジ編。


「ここからが本チャンだ!!」
前回撤退と同じ立ち位置、今回は強力な助っ人アリだ!。


今度は北東側を望む。何処まで続く、
使われる事の無い舗装路よ!。

●造りかけの悪路、
 そして・・・。

 多々石林道と言えば、悪名高き悪路林道として駒止峠に君臨するその筋では有名な物件だった。
 しかし、当時(2004)は全く新規に林道を造り直す途中であり、伊南村側も僅か2Kmを残して林道の面影すら失せていた。
 2年後にはロードバイクも余裕で攻められる見通しのよい観光林道になるコトだろうと、思わず合掌した記憶が在る林道である。



2車線はやがて1.5車線となり、大きなヘアピンを跨ぐ度に規模が小さくなってゆく。

ホラな!?
どう見ても工事凍結だよ。
何だかアヤシイ・・?。


 この部分は、あの悪名高い
独立行政法人緑資源機構が森林産業の基盤整備として、1973年から全国の山間部で総延長約2000キロの林道を整備を画策した一路線である。
 90年代に計画された
大規模林道飯豊檜枝岐線の一部であり、同機構が粛正された後は事業が停止していた。
 福島県は予算と自然保護の観点から、2009年に未着工の2区間を建設中止とし、残る建設途中の区間の多くも大幅に規模を縮小した。

 2009年当時、
 
県によると県内では2路線12区間(総延長146,9km)が計画され、既に4区間は完成済み。費用は国が3分の2、残りを県と市町村で負担するが、残る8区間(51.1km)を計画通り進めれば、県の負担だけで約80億円にのぼると試算。



その一段下のヘアピンのかつての林道があった。
そう、写真右手のダートがそうだ!。


南向きの斜面は日当り良好!。
直線に登り始める。


しかし、一寸山陰のカーブに差し掛かると・・
まさに多々石!!!


すんごい長いスパンで一階目の葛折れ。
この先ですぐに第二ターン。

 
市町村は、建設後の維持費も負担する為、県が2008年4月から各市町村に必要性を尋ね、計画を再検討した。
 その結果、未着工の「米沢〜下郷線」の下郷2(12km)と「飯豊〜檜枝岐線」の西会津(9.3km)の2区間は、代用路線があり計画中止。
 また4区間は、規格とされていた「幅7mの2車線全面舗装」を「幅5mの1車線」などと縮小し、その上で一部で距離を短くする。さらに1区間は土地取得の問題で休止、残る1区間だけは工事が9割以上進んでいるため継続する方針としたのだ。
(2009年1.1/読売新聞より抜粋)

 S49〜H26が事業期間(企画から竣工まで)と成っているこの大規模林道の全長は120.9km(または121.6km?)の9区間とされ、多々石林道を含む戸坂峠は当初第8区間「田島〜館岩線」であった。
で、県で代行した工事は、その後どうなったのか?
TouringMapple2005.3版にただの道路として部分掲載?(戸坂峠前後は点線による登山道表記?)

●多々石林道
総延長:未計測(全線舗装予定)
 旧道区間距離:7.3Km(全線未舗装)
(大規模林道舗装点から〜
     同舗装地点までの区間)

 今回まず夏に針入側から視察が出来た為、秋に伊南側からの突入と相成った。
 前回と全く同じで、道幅はあるものの狭い林道であったが、未舗装区間に突入してもそれは変わらず、どう見ても大型工事車両の通行を前提としている。すでに工事看板も撤去され、接続するダート路も当時のまま放置プレイだった。
 未舗装区間を5分も走らないうちに新道に到達する。
「ひ、広い・・・」
 無駄に広いだけでも落胆するが、我々の登って来た伊南村古町温泉から出入りする者が殆ど居ない、足下の轍がそう伝えてくれるのだ。
 無論何処にも繋がりはしない7m2車線の舗装路には所々に落葉が体積したり木の枝が落下しているが、誰も撤去する気配すら無い。

 本当にこんな役立たずな舗装路に100億円からつぎ込んで、



これから逝く道と、折り返した道が見通せる。
日当り良好!と言う事はずっと崖っプチと言う事だよな?。


折り返して、やっぱり崖っプチ。
ガードレールが稀に存在するが、ここはない。

その大半が実質天下り役員のフトコロに転がり込んだのかと思うと、怒りを通り越して諦めのめまいすら感じる程だ。

 ところが、この舗装路を北に約1Km程登ると、唐突に林道は規模を縮小し、ヘアピン区間の1段目で道幅が半分程に成るのだ。一応下地としては7mだが、舗装されたのは4m程度だろうか?このターンには別に林道が接続されていたが、
これが多々石?
 念の為そのまま舗装を上がってみると、上の2段目のヘアピンを越えると林道はまるで鉈で落とされた様にブッツリと終わっていた。



崖に開削された道。紅葉がいい味出している。足下はガレ気味だがな。


ここ(矢印位置)に「戸坂峠」の標識がある。
標高1374m、ほぼ峠はこの辺りだろう。
熊五郎さんの足下を見ると、砂利が違う事に気が付くだろうか?。


そろそろお休みの時間が迫っている…?
そんな感じの「峠標識」。

「どうやらアレが多々石の様だな」
と言う訳で多々石林道の現時点での終点はココと推測した。
 既に双方の入口に林道表記が無いのでこの設定は個人的な意味合いである。
 実は、本来の多々石峠はこの位置よりもっと南側にあるのだが、この路線が何故か多々石林道と呼ばれている。
 本来は尾根沿いにもっと南側に出る林道なのかもしれないし、実際に山道があるらしいが、詳しい経緯は不明である。




峠の土場(跡?)雑草が生い茂っているが実は大勢でキャンプ出来る程に奥深い。
改めて間違い無い、多々石林道だ。


熊五郎さんが路肩崩壊を確認中。
こうして見ると、路面はすり鉢気味。


青空の中に一筋の白い間道…?
何処かで聞いた様な絵だな?

「では、逝ってみましょう」
 登り始めると流石に名前通りの岩山、いや石山と言うべきか?林道の轍も深めで沢状に路面が流された所が幾つも散見出来る。
 林道は、会津の峠に良く在る
「日の当たる南側斜面で峠を越え、別尾根の南側斜面で降りる」手法と見た。豪雪地帯の会津において路面への日照時間を少しでも多く稼ぐ手法と言える。
 小さなS字やヘアピンを介しつつ、全体としては僅か1ターンの進路変更で、多々石林道はその鞍部である戸坂峠に登って来れる。しかし、実に10数年振りに辿り着いた戸坂峠には異変があった。
「枝林道がある!」

ゲートが在る戸坂林道(仮)
伐採道では無い雰囲気。行ってみる?


 戸坂峠はその北東(針生駒止)側にかなりの広さの平場があり、その南西側に伊南村と繋がる訳だが、営林署が昭和50年代に設置した峠の表示板が在るのだ。



ホラ来た!林道"羅生門!!"


沢下りの後のせせらぎ。
全部動くんだぁ、この玉石。甲子より始末が悪い。


多々石澤。見事な枯山水だよ。


再び渓流状態。

豪快に沢下り。


 その袂から北に向かって新たな林道が派生していて、その証拠にゲートが設置されていた。
 パジェロで初めて越えた多々石林道は雨で視界が悪く、それでも峠に広い空き地が在ると判ったが、秋晴れで見ると高原野菜が作れそうな程広い平場だったんだと改めて思った。
 その左(北)側に細々と林道が続いていた。そして下りは荒れも無くただただ生い茂る雑草に左右から蝕まれているだけのダートだったが・・
「落ちている・・・!」
 熊五郎氏が見に行った路肩崩壊は浅い沢状に成った林道が大雨で増水し、路盤の緩い所が決壊したと思われた。この決壊区間を境に、林道はまさに崩壊の袂を通過したのだ。
この先はまさに混沌(カオス)である。



ぐは、ここで痛恨の転倒。バイクは岩に立て掛かってるだけ。



ヘルメットもジャケットも脱ぎ捨てて一回休み。
流石に重いゼ!フルペイロード。


この廃道区間で
最もVが深い枝沢の筋
に入ってゆく・・・


 すると、案の定道の真ん中が洗掘され始め、やがて部分的に岩盤が剥き出しに成る「枯れ沢状態」に変化してゆく。恐らく落石があったであろう所もキレイに土石流が流され、ほぼ枯山水の趣となって来たのだ。
「て、手強い」
 この日は2台とは言え、キャンプ用品満載というTTR269ニコ改である。

 慎重にスタンディングでロックセクションを進んでゆくが、それでも沢ならば滝に成りそうな落差の所で、絶え切れずに倒してしまう。



再びキタ!第二の難関。


カンペキに落ちてる。
下の沢(写真右手方向)が、いわゆる
「戸板川」である。



三度平穏な林道に戻って来た、ほのぼの

この後、登りと同じなが〜いスパンの
ヘアピン区間に入る。
 
 仕方なくヘルメットを脱いで倒れたTTRを素早く起こし始める・・が、
お、重い!(爆、だがここはロックステージ、左右に張り出した岩を巧く利用しTTRを押し上げる。ススキ揺れるその目前の風景は、
まさに「賽の河原」
 その後、路面状況は益々悪化するが、この沢も先程と同様に路盤欠損から漏水、ようやく林道に平穏が・・・
訪れない。

 直角コーナーを曲がると小さな沢筋を越えるV字のルートは
路盤崩落、法面崩壊、沢筋土石流、再び法面崩壊とまさに災害の豪華フルコース!ここまでだけでも十分腹一杯な強制バイキング状態なのに、である。
「流石名のある廃林道、豪華絢爛だね」
 とは言ったものの、流石に残り幅50センチの路盤崩壊はスリル満点である。



二つ目と三つ目の間にジャンピングスポット。これが土砂崩れ区間?。



最終のヘアピンを過ぎると、
「見ろ!道が河の様だぞ」(ムスカ調で)。

 
どうにかこの災害密集エリアを通過する頃、思い当たる事があった。

 それは多々石がここ数年災害で通行止めであるという情報だ。関係があるかどうか判らないが、先程から林道上にピンクを帯を付けた地杭ピンを散見しているのだ。
 今のV字ルートが災害地点で復旧の為の測量をしていた目印だろうか?と勘繰ってしまう。ここを越えると林道は三度平静さを取り戻す・・
訳が無い。

 林道は麓の地形を正確にトレースして、その方向を北向きに変えて来た。
 そして再び3連のヘアピンで一気に標高を詰めて来るのだが、その真ん中で変なジャンピングスポットがある。



羅生門の最後矢張り"鬼(泥濘)"土石流区間を突破!


まだまだ続く『楽しいV字溝』。



あの土石流部分が最も低いらしい。
沢は奥に向かって広く深くなる。


ココも路肩崩壊、
単車の転落痕あり(笑w


みえて来た…あれが接続地点!

 
どうもそれは、土石流の土砂の上を走る感覚であった。
 ヘアピンを介して方向が完全に北向きに変わると、またしても駄目押しの土石流で道路が流されている。これは先日の台風12号の仕業だろう。
 かなり緩い土砂だが、何とか突破する。反対側の路肩欠損部にはバイクが落ちた様な跡が在った。その前後も深さが1m近く成る見事なV字溝が道路中央に出来ていて、なかなかに路肩走行がしづらい。

 長い直線の果てに、見た事のある丘と、作りかけの立派な法面のコンクリートが見えて来た。
 現道末端の工事休止地点である。
道路は旧林道から実に5m〜から上に在り、このまま直進で道が出来れば、あの下の3連ヘアピンは無くなる計算と思われた。

 これは例の測量杭が一番低い旧道上に少なかったせいである。
 一気に上り詰め、夏に来た所で合流した。
「制覇〜!!!」
 そして、ここから500mも走るとあの妙な2段絞りの大規模林道の末端と成るのだ。そこから先は快適な舗装路である。
 因みに、この区間もおかしい。
 下の駒止トンネル前から来た大規模林道は、いよいよ橋でも使って一気に谷越えし、現在我々が居る高台の合流点に取り付き、さらに先程のヘアピンに向かって突進するかの様だ。だが実際にはいきなり右にターンすると同時に伊南側同様に道幅を圧縮、
 半分になった舗装路面は旧林道と交差する様に無理繰り高度を上げ始めて、V字の沢を跨ぎつつここに戻って来るのだ。
 ここで、先の解説を思い出してくれると判るだろう。



熊五郎アイ。 最後の力走を見せるMR&TTR269ニコ改。
この場所が大規模林道の方の道床?。


林道では時としてインベタのさらに内側に旧道が生まれる
しかも橋が撤去されずに架かったままの場合も、特に会津では多い。


部分的に路肩欠損もあるが、そのまま放置の
大規模林道「福島県移管部分」。
(写真は進行方向逆です)


横断側溝に合わせて前後2m程舗装済み…。
測量ピンもある。
(写真は進行方向逆です)


ここが
大規模林道「緑資源機構造成分」…
矢印が先程の合流地点。
いらねーよ、こんな道!
(写真は進行方向逆です)


何処までも続く直線2車線………。
いらねーよ、こんな道 ! !
(写真は進行方向逆です)


 そう、
この部分があの大規模林道の「道幅7m」と県が移管した後の「道幅5m」道路なのだ。

 潤沢な予算で必要以上のトンネルや橋をバンバン直線化して造る旧緑資源機構のソレとは違い、県が造った部分は大型トラックが通れる道幅だけ確保出来ればいい地元密着形で、多少の曲線や傾斜は気にしない路側帯アリの仕様なのだ。

なかなか良い味を出している旧林道のコンクリート橋。

 そして、伊南村側の現状を見れば、殆ど利用の様子も無い舗装路が、如何に無駄かと判るだろう。
 県の開削では取り付け部分の仕様変更から道路の取り回しが替わり、その結果として一部に旧林道の橋や折り返しの区間がそのまま残り、今後もそのまま放置されそうである。

 取り敢えず旧道に降りて写真なんか撮って置く。

ここから未舗装、砂利多し。道幅も2車線道路も一車線に激ヤセする。
(写真は進行方向逆です)

 そして、最後の2Kmは道幅7mの二車線道路を一気に下って行った。
案の定、中間は殆ど直線で、最後にS字からヘアピンを介して現国道289号線の駒止トンネル東側に合流した。

調査日(11/10/9)の状況:
 前回の工事中に付き撤退から8年、パジェロJ-Topの通過からだと13~14年前だろうか?
 8年前のあの日、あの後は結局駒止トンネルを抜けたが、トンネルを抜けて振り返るとざっと4〜5台のユンボが今を盛りと動いていた。まだ駒止トンネルの接続から1Km辺りのヘアピンからS字にかけてが工事区間で、その先は今回の様な道が左右から笹竹に覆われる様な感じだった。

 廃道区間は無理と思ったら必ず戻る事を前提に!無理して落ちたら死にます。その他、天候不順の際は作戦を中止する事を願うばかりです。
 前後の舗装路は問題無し。ただ7月に訪れた際は凄い数のアブとスズメバチがいて、早々に避難しました。
 今年中に県で測量を終えている様なので、来年度以降に工事に成る可能性は拭えません。見た限り事前測量と思われますが、平日に工事関係者が居る場合は、さっさと帰りましょう。




国道289号線 駒止トンネル東抗口。何しに使うんだ?こんなやたら広い林道を?。