林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。



紅葉見物に最適。何処に出るかは不明だが?



このContentsは、適当に増殖します。

林道日記(OFF-ROAD・DIARY)023-3



戸板(といた)峠から北へ、ゆくは駒止?。
戸板林道(仮)
は、直進する多々石林道の鞍部?にある戸板峠から、さらに北上する林道である。



閲覧上の注意。
この林道は片道林道と思われます。
掲載された林道の「枝道」に付いては、いわゆる"伐採道"と思われますので、
むやみに立ち入らない様に、宜しくお願い致します。




ゲートのある第一コーナーのイン側に殺到するのは・・・雨水!(笑w


最初のヘアピンを過ぎる。
ユルい左だが傾斜があるので正面が空に成る。

●先進林道?
 戸板林道(仮称)は、2011南会津ツーリングの際に気が付いた林道である。
 これを取り上げる気になったのは、まず出入口にゲートが設置されていたからである。
 話が少々脱線するが、トンネル工事に於ける先進坑道をご存知だろうか?
 大きな本トンネルを造る前に、あらはじめ小さなトンネルを掘って、地質や水脈を調査確認するアレである。
 福島の林道のパターンの一つは、いわゆる江戸期の街道、裏街道とそれを繋ぐ間道が交通環境に取り残され、林道化する場合である。
 これを再開発しているのが、現在の林道の路線という見方である。多々石林道の際にも書いたが、既に出来ている道を造り直す方が(状況にも因るが)コスト安という事例だ。大規模林道飯豊檜枝岐線も当初は直接駒止から鳥居峠に向かう予定が変わったのかも知れない。戸板林道(仮称)もそんな理由で先進的に開削された林道ではないだろうか?
 ただ、あの緑資源機構が本当にそんな事を考え、地元に打診したとは到底思えないコスト外の代物という気もするが。
TouringMapple2005.3版に未掲載。広域マップルにも影すらない?(戸坂峠前後は点線による登山道表記)

●戸板林道(仮称)
総延長:2.6Km 全線未舗装
   
(ピストン林道)
概要
 ただ一度の通過は14年前の夕方。既に戸板峠には夜の帳が降りて、ヘッドライトに照らされる風景以外は判らない・・・・
すいません、覚えてナイですm(__;
)m



イイ感じの紅葉?。
上のヘアピンは岩盤の色と紅葉の赤と青空が醸し出すコントラスト。。


でも足下は急な上に流されていて、
スタンドが立てられない。。


抜ける様な青空しかない。


では、逝ってみよう。
 
ゲートがあると言う事だがゲートだけで無普請と言う放置プレイがデフォと言う事もよくある。
 しかし、実際登り始めると路面の状態は致し方なしとするにしても、
ハッキリ言ってこんな山奥の峠の更に頂点に向かう様な小さな林道でちゃんと「下草刈りが成されている」事に驚愕する。
 それ程重要な路線なのか?その意味が判り兼ねる林道なのだ。
 この年の台風12号の影響か?檜枝岐に3日で300mmを降らせた雨は、勢いを緩めながらも駒止や多々石に豪雨をもたらし、結果最初の急角度のヘアピンなどは岩盤が剥ぎ出しになって、あと一歩で路盤崩壊という状態である。



夏の終わりに下草が刈られ、広々とした林道。


「綺麗な金赤・・」いわゆる朱赤なんだが、本来は印刷用語。


ゆっくりと標高を落とす林道の上は紅葉のパレード。


「美しい!」林道のうねり具合に呼応する紅葉に感動する。

白樺もあるが立ち枯れの木も目立つ。

 その後、最初のピークを過ぎた頃から林道は駒止峠に向かって一直線に北上を開始する。廻りには山も無く、完全な「稜線スカイライン」なのだが、意外と下界を見下ろせる場所は少ない。

 そして何処かの尾根ピークで唐突に林道は終了してしまう。
 そんなピストン林道だが、
秋の頃には素晴らしい色合いの紅葉が出迎えてくれるだろう。



良く見たら枯れているのではなく
欠けている?落雷が原因かな?


ああ、俺のバカデジではこれが精一杯の色彩表現なんだよなぁ・・・残念。

調査日(11/10/9)の状況:
 再三申し上げますが、DTMには珍しい
「ピストン林道」掲載です。
 現時点では何処にも繋がっておりません。
 林道の竣工年は未確認である。路面状況は基本的に問題無し。紅葉は最高でした。
 今回の台風による路盤流出が、どの程度修復されるかは不明だが、間違い無く管理された林道なので期待は保てそうだ。
 たとえ先進林道だったとしても、今後延伸する可能性は薄いと思われますが・・・さて?駒止峠の旧国道辺りに接続する事を祈りつつ・・・?




最終土場、奥の岩塊が尾根端となっている。駒止まで逝くかなぁ?!