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林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)025

これが会津の玄関口(うそうそ)釜房と甲子の間には壁がある!。
・・・・見せかけですが(笑w





●白河布引山高原に広がる、 メジャー林道と難攻「有」落の廃道化した旧林道。
ここは間違えないだろう?この標識が目に入れば。と、思うのだが?

 甲子林道といえば、その名は全国に轟く超有名林道である。白河布引山側から道路険しい釜房林道で甲子連山を抜け、風光明媚な甲子林道で会津下郷町へ通ずる。余談だが林道自体は国道指定ではない。ただの林道、村道の部類である。国道標識は甲子温泉の方の登山道に逝くしかないのだが。


白河側入口。看板に「下郷」の文字が踊る。


舗装路を道なりに走ると辿り着く。
しかしこの十字路には標識がない。
ここは白河側からだと右折で直ぐダートだ。



十字路を曲がると山裾に入ってゆく。路面状況は最初のころ砂利道だが、
標高を上げる毎に粒(?)がデカくなる。


 そして現在は新国道289号線「甲子トンネル」工事が行われ、平成20年完成・開通を目指し現在も粛々と工事は進行している。
 それに付随して、平成15年辺りから西郷村側での道路の補強、改修が行われなくなった
釜房林道は荒廃の一途を辿り、特に頂上付近において何時通行不能に陥ってもおかしくない状況にある。
 その一方、
甲子林道が舗装化が進行している。布引高原に広がる西部、奥西部の基本林道はこれまで通りの状況である。この場合現地に明確な表示がないので、今回はスキー場先のY字路までを西部林道と明記します。
ただ、西部林道の旧道は
廃道化していたが。


牧草地の中の一本道。砂利が滑る。
まわりは高原野菜の畑が延々と続く。

普通の入口3点セットだが、標柱が確認出来ない。

●釜房林道(本線)
区間総延長:19.3Km(全線未舗装)

概要
 釜房林道は中央分水嶺を縫って走る林道で、白河から会津や下郷に向かう林道である。
 白河布引山は高原野菜の産地という地形で北海道の牧草地を走る道道のようなイメージが少々あるが、標高を稼ぐごとに路面は砂利道からゴツゴツとした石が目立ち始め、嫌が応にも甲子林道の路盤が見え隠れする。
 全体の2/3は高原農園を走る風情だが、羽鳥湖スキー場の手前のY字路左手に、
「コォレワ、サワ デェスカ?」と言ってしまいそうな道がある。
 
太さ200mmの門柱パイプに朽ちかけたチェーンが絡まり、ほほ伐採道状態、いきなりきた人は必ず地図を確認するに違いない。道なりには右と思うだろう。
 だがあえて言おう、
左手のこれが釜房の本道である。


手前の支柱がゲート。何度倒されても、立ち上がってくる。

 誰がどう見ても沢の道を時にはかなりの急角度で登ってゆく。浮き上がった砂利の下は洗濯岩のような岩盤そのもので、極めて走りづらい。 スタンディングでハンドルを押さえておかないと、あらぬ方向に車体ごと持って逝かれ、接地感は皆無である。釜房山を望む頃にはほぼ登山道で、それでもジムニーらしい轍が続いている。



秋枯れが素敵な林を縫って標高を上げる。

山際に近づくにつれ、路面は岩が露出する。
もう砂利じゃなくて「石?」。

西部林道分岐点。この辺はまだ路面がよい。
写真右が西部林道、
左が釜房林道 本道。

深さがあるモノの幅がなだらかなV字溝。
タイヤ痕は恐らくジムニーの純正と軽トラ。



04'の谷底の区間。尾根沿いに釜房山を目指す。
浮き石が大変滑り、走りにくい。が、
まだ道路を均した雰囲気がある。



07'夏。下郷側から同じ道を峠方向から。
法面から落ちた土砂で、
もはや整備もなく、道路足り得ていない。
車が立ち往生している。


 甲子林道の標柱がある西郷村の通行禁止看板を越え、洗濯岩の林道を上り詰めると、路面は突然赤土のマッドに変わる。頂上付近は今にも崩れそうな部分が続き、甲子山の登山道から下郷側の甲子林道を一望できる。

西郷村の看板裏にある甲子林道の標柱。解読不能。



マイガー!相変わらず手強い!
まさにロックステージ。


裏に前の看板がありました。片足は地面に埋まったままひしゃげてる。



07'夏。標識の手前の路面状況、どう見ても
枯れ沢だよ。



キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)025-2



看板がいつの間にか建て変わっている。
ここまでコンクリ上げる苦労が忍ばれるが、一冬で破壊されそう。



●風前の灯火は何時まで燃え続けるのか?路盤崩壊まであとわずか…?

 一般に下郷側の甲子林道が有名であるが、もともと甲子峠から東は釜房林道である。最も荒れていて危険なのは西郷側の釜房林道であり、甲子側は舗装化が進んでいる状況である。

 しかし、現在はマジかなり危険であり、
何時路盤崩落による通行止めがあってもおかしくない状況で、アタックの際も気象条件や過去の降雨量を参考に万全を期す必要がある。


Y字路から後方(羽鶏側)を撮影。
唯一の長い直線。

甲子温泉に抜けるルート。
10年前位にジムニーで入ったが車幅は確保出来ない。
かつての登山道であり、一時は工事用道路となったが、現在は通行不能。



07'夏。直線部分は藪化が進んでいる。
撮影:SJ30V様



赤土区間は流された土砂がどけられない。放置プレー全開ですね。
写真で見る以上に斜度がある。




2004年、
路肩が崩れてえぐれていたり、根っこごと木が崩れていたりと、大変な状況。



2007年、
同じ位置を下郷側から撮影。
本来の道路は崩壊、エスケープルートがあるものの予断は許せない。


ロケーション的には断然釜房側突入なのだが、以上の条件を鑑みると、下道側から入った方が労力少なく走れそうである。状況はまさに風前の灯火といったところだろう。
 04’で崩壊寸前と書いた県境部分はまだ何とか持ち堪えていた。
しかし崩壊は徐々にではあるが確実に進行しており、崩落で埋まったコンクリート縁石より高い土砂を乗り越えたり、路盤が崩れ落ちてしまったために、無理繰り法面に乗り上げつつ走ったり・・・・とかなりエキサイティングだ。
 今回初めて夏に下郷側から羽鳥に通過したが頂上から釜房側の約半分で笹藪が盛大に繁殖し、スタンディング が行えないほど廃道化していた。目視出来る道幅は1m程度しかなく浮き石の視認もままならない状態である。


下郷側から入ると、路面状況は赤土と砂利のダートだが・・・




04'
下郷側ゲート。こちらも何度と無く破壊され(時には車載ウインチ等で引き抜かれたり)た為に
営林署が取った方法は完全封鎖。
トップページと見比べると、近年は土手側が滑らかになっている。


●甲子林道 
区間総延長:2.8Km
(舗装2.1Km・未舗装0.7Km)
マーキングが残る舗装。ごくごく最近ですね。

 林道界に燦然と輝く名林道も風前の灯火。
 何故なら、新国道建設に伴い登山観光を目的とした下郷町が、林道の約7割を追加舗装してしまった為である。(個人的見地による断定(爆))
 山頂ヘアピンから望む林道はほぼ舗装を終了し、完全舗装まで時間はかからないと思われます。釜房との接続点とも言える頂上部分は路面崩壊が激しく、いつ逝ってもおかしくはありません。しかも境には
コンクリート塊等の大規模な封鎖が構築されており、ここを車で超えるのは手強い筈です。かといって釜房を戻るのも危険なので車では立ち入らない方がいいでしょう。

 舗装化は9割で終了。しかし整備がなされない為に最初期(昭和40年代?)の舗装部分が傷み、未舗装に戻りつつある所も散見出来る。当日は台風通過2週間後だったが、倒木は多数。どうやら甲子山に登る方々が退かしたりしている。営林署の管理は見て取れない。

調査日(04/10/23)の状況:
 甲子林道は全体の約7割を舗装し、9割近くが普通の道です。釜房は限界ですね。地震もおおいので突然崩れる危険もあります。下郷側からアプローチして頂上付近の確認をすべきでしょう。


調査日(07/8/26)の状況:
 始めて夏に通過した。
心地よく走るのならやはり秋ですね
しかし荒れていたな。

ええ??舗装してある?

Oh! My God!
マジかい!見渡す限りの舗装林道。


下の方で古い法面が残る。このダートもやがて…?


新旧国道の離合地点。なんとか林道の方も残して欲しいよね。

v
概要を俯瞰出来る看板。高さ1800・横5200はあろうか?
林道は地図上「切れて」いる?


国道121下郷バイパスとの交差点。写真機側に下郷町役場がある。


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