林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)020



林道入口の反対側に看板。奥が峠の茶屋。
11月末では流石に休業(冬眠)してました。
蕎麦は旨い。



駒止新道(明治40年竣工、昭和57年に旧道化)の駒止峠に明治から在った峠の茶屋。
あの茶屋は戦後の物らしいが、2007年頃に解体、その長い歴史に幕を閉じている。
(Photo:2011/追記2012)


●駒止に集う有難い林道群。
 しかし…?

 この駒止の基本林道といえるのが、この玉川林道である。南北に駒止峠(旧国道289号)と国道401号線鳥居峠をストレートに結んでいる。さらに東に基幹峰越林道"大窪林道"、クランク状に西へ界(さかい)林道が走る、いわゆる"ハブ林道"と言える。
 
国道289号線の南側には基幹峰越林道"七ヶ岳林道"をメインとする一大林道群もあり、セットで楽しめる林道パラダイスと言えよう。
 林道の数もさることながら、旧道、村道に始まって基幹林道と枝道、廃道に至る迄その状況は様々であり、初心者から上級者までフルカバー対応が出来る。

 駒止湿原といえば、H16年5月にバイカーが迷い込み、9月に軽犯罪法で書類送検されたことが記憶にあり、当時さる格闘道路系サイト掲示板(爆)でも話題になった。


そうだよなぁ、幾ら何でも正面から入る訳はないわなぁ。地元の自然観察員から当時の話をお聞きする。

ついでに天ぷらうどんを所望する。聞いた事ないキノコ(名前忘れた)にどぎまぎしながら食べたが、美味しかった。


初めて見る通行止め看板だが、表示期日はマッキー極太書きで、既に期日は過ぎていた。


駒止峠入口から10分程で堺林道分岐T字路に到達。直進が玉川、左折が堺林道だ。


鳥井峠から堺林道分岐T字路を見る。直進が玉川、右折が堺林道。


 しかしイメージとしては、スカイラインのような林道を走ってから水の旨い沢で喉を潤し、廃道に手こずった後に峠の茶屋で旨い蕎麦を食った憶えしかない。(ヲイヲイ)実際に今回訪れるまでは。

都合3箇所にこの立派な標識が建つ。駒止峠から約4.8Km。
TouringMapple2005.3版に掲載。(界林道は表記無し)
TouringMapple2012.3版に掲載。



さらに2.2Kmほど走ると大窪林道のY字路に辿り着く。標識がある山側(右)が大窪、川に沿って下る(左)が玉川である。



路面状況はよい。大型バイクで十分通行可能であるが、
水を汲みに訪れる対向車には要注意である。

●玉川林道
区間総延長:約7.7Km
(未舗装7.4Km、舗装区間0.3Km)
概要
 南北に駒止峠(旧国道289号)と国道401号線の鳥居峠をストレートに結んでいる基幹林道である。まさにこの道が路面状況も長さも地形も初心者御用達と言える林道である。
加えて、先にも述べたが国道401号線舟鼻峠の現トンネル上の旧道に抜ける東のロングダート大窪林道、07年頃路盤崩壊で通行止めのまま、実質廃道の筈が誰かしらが走っている西の界林道と、スキルに合わせた選択が可能なのだ。

 林道は全体的に普通で徳に景観があるわけでもない。新鳥居峠から駒止峠まで、林道は玉川と共はずっと緩やかな登りの行程である。
 そのルート中、特に鳥居峠側の林道景観は素晴らしく、途中にある冷湖の霊泉
(ひゃっこのれいせん)で喉を潤し一服するのが慣例となっている。
 路面状況もよく、村民もよく利用していて、僅かながらに交通量もある。

朗々と流れる小さな滝。冬に凍結すると綺麗だろう。入って来れれば?であるが。




秋の冷湖の霊泉。夏場でも驚く程の冷たい水がライダーの心も潤す。


 当日はまず駒止峠から入り一度大窪林道にぬけ、もう一度鳥井峠から突入し堺林道に折れて通り抜ける8の字な通過ルートなので写真のバイク向きが両方向である。

 さて、逝ってみよう。
 鳥井峠から入ると、冷湖の霊泉を過ぎ、谷底だった川が身近になる頃にY字路が現れ、ターンするように左折が大窪林道となる。駒止湿原入口の表示があるので判り易い。
 更にその先、沢が途切れそうになる頃に現れるT字路を右に曲がると界林道となる。この路地を直進すると名も無いピークに達する。
 下り始めると程なく民家が右手に現れる。これが峠の茶屋でその鼻先に旧道と合流する。
(現在茶屋は無く、敷地だけが残っている。12'10追記)

 駒止峠(こまど)からだと、まず国道沿いの針入(はにゅう)の部落から、延々と舗装の旧国道を上り詰めなければならない。
 駒止湿原の正面入口を過ぎ、まもなく峠の茶屋が右手に現れると、その手前に裏山に続く砂利道があり、昭和村方面を告げる木製標識でそれと判別出来るが、標柱はない。
 この旧道から少し登った所が最高標高なので、あとはずっと下りとなる。1Kmを過ぎて界林道のT字路、続いて大窪林道分岐を沢沿いに沿って下りとなる。



美味い水です。ただの沢水なのでコップにわずかに不純物が入る。落ち着いた処で2/3程飲んでます。真夏でも冷たい!


古い木製の案内板も建つ。鳥井峠から約2.5Km。



 この区間には幾つか玉川の源流を跨ぐ小さなコンクリート橋が存在するが、これが一種のジャンピングスポットとなって玉川林道の一種のハイライトと言える。
 二つ目のY字路が大窪林道、これを左に延々走れば国道401号に達する。
夏の盛りなら、そのまま直進して霊泉で潤うのもいいだろう。とにかく、使い勝手の良い林道である。

●調査日(04/10/23)の状況:
 安定している山中の林道である。季節の頃の釣り人や山菜取りの車、人には要注意である。人の少ない村道と考えて走るべきだろう。


●調査日(11/7/20)の状況:
 大雨の所為か定例のバラマキか?とにかく砂利が深く巧く走れない。
駒止のお向かいの七ヶ岳林道も溺れる程の深い砂利に荒れていた。
 この日は霊泉に水を汲みに来る村人も大変多かった。


●調査日(12/10/7)の状況:
 昨年の鬼砂利もめっきり減って大変走り易い路面状況。だがこの日は昭和村後援のラリーツーリング「DOOR OF ADVENTURE IN SHOWA 2012」Door of Adventure主催で行なわれたため、玉川林道と大窪林道が一時ルートとして使われていたようである。成る程それで水汲みの一般車がいなかったんだ(笑w


新鳥井峠側入口。
左折して直線区間が舗装されている。
直進は無論昭和村。


駒止湿原への標識があるのですぐ判る。
建てない方が良いと思うけど。



キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)020-1



界林道。
玉川林道側入口。バイクのシートとミラーの間にうっすらと倒れかかった標柱が見える。
(2009年以降、通行止め看板が建つ。2012は看板が不明:12'10追記)


玉川側のみに標柱が建つ。ナナメってる処が流行である。


●界林道
区間総延長:約7.6Km
(未舗装6.4Km、舗装区間1.2Km)

概要
 この界隈の基本廃道といえるのがこの界林道であったが、今回はさほど荒れて無く、いささか拍子抜けだった。季節柄群生植物攻撃も一段落していた為に路面状況も一目瞭然で普通林道に近い。
TouringMapple2005.3版に路線のみ掲載(林道表記なし)



上の写真位置をコンクリの橋から見た所。


玉川側は荒れていたが、気が付くと峠に到達してしまう。距離感が見当違いで途中の写真も忘れてしまった。あうう。



下りは美しいススキの道。

 当日は玉川林道から突入、思った通り駒止側は荒れていたが、峠をぬけて伊南村側は比較的スムーズ、途中2箇所ほど路盤崩壊があったが、ジムニー程度は余裕で通過できる。しかし、補修などはありそうにないので、この先通れるかは未知数だ。


伊南村側入口。手前の沢に向かって大量の雨水が流れ込んでいるが、丸太で段差を補強してクルマが通っている。「ファイト〜、イッパーツ!」的土木補強だ。

 伊南村出口付近は激荒れで車は辛そうだが、バイクは通過できない程でもない。最後に舗装路部分で新しい林道「山上界線」に出会うが、どうも全線舗装の様で割愛した。

●調査日(04/10/23)の状況:
 相変わらず荒れてました。夏場は路面が見えなく何気に溝に足を取られて転倒した事があったが、この時期は大丈夫でした。現在の崩落如何によっては、来年通れるか判らない状況です。



いつの間にか接続していた山神〜界線。全長7.7Km、かなり全線舗装っぽい。時間限界のため、割愛する。



崩れてる処の写真と思ったが、地割れに危険を感じその先で撮影。意味ないよなぁ。


最後はこれかい!という感じの出口付近。舗装区間が遠伸していた。


二つの標識は同じモノである。それ程までして誘い込みたい堺林道とは一体?写真は山神線から撮影。