林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)020-2



鼻船峠を眼下に望む、ここだけが大窪林道のハイライト。


●駒止に集う有難い林道群。しかし…?
 基本林道といえる基幹林道の玉川林道は、南北に駒止峠(旧国道289号)と国道401号線新鳥居峠をストレートに結んでいる。さらに東に基幹峰越林道"大窪林道"、クランク状に西へ"界
(さかい)林道"が走る、いわゆる"ハブ林道"と言える。
 
国道289号線の南側には基幹峰越林道"七ヶ岳林道"をメインとする一大林道群もあり、セットで楽しめる林道パラダイスと言えよう。
 林道の数もさることながら、その質も、旧道、村道に始まって基幹林道と枝道、廃道に至る迄その状況は様々である。なにせ江戸街道時代からの間道がそのルーツなのだ。
 初めて林道を走る様な初心者から腕に覚えの在る上級者まで、車輛も小型車から大型ラリーレイドもこなす様なビッグマシンまで、
フルカバー対応が出来る林道群であり、駒止、七ヶ岳共々「宝の山」と呼べるエリアと言えよう。
 だがそれ故に、駒止湿原といえばかつてH16年5月にバイカーが湿原の遊歩道に迷い込み、9月に軽犯罪法で書類送検されたことが記憶にあり、当時さる格闘道路系サイト掲示板(爆)でも話題になった。


玉川林道を離れ、大窪林道に入る。
玉川側に大窪林道を示す表示などはない。



ある程度登ると、気分のいい高原林道となる。
路面状況はよく、確かに大型バイクでも十分通行可能である。


 実は大窪林道側にその裏口があり、そちらから迷い込んでしまった経緯が在る。
 駒止湿原の裏(北側)の尾根沿いを伝って走る林道なのだが・・・?
T
ouringMapple2005.3版に路線のみ掲載(林道表記なし)

●大窪林道
区間総延長:約17.4Km(全線未舗装)
概要

 この界隈で標高的にもスカイラインと呼ぶにふさわしい尾根筋林道だが、絶景の舟鼻峠(国道400号線)側が通行止め!



ダブルトラックが続く大窪林道、こっちのほうが走り易いが・・・?。


そのすぐ先にY字路。右手が湿原の駐車場へ、
左手が大窪本道。本線は砂利がメチャクチャ深い。



駒止湿原0.3Kmは、ここから駐車場迄の距離。
湿原迄はそこから徒歩だ。


谷川のゲート脇からバイクがすり抜けた跡があるが、どうやっても国道から進入しようとすると曲がり切れず、バイクで綱無しバンジーしそうだ。
 07'頃に国道400号線舟鼻トンネル旧道区間が全面通行止めとなり、旧道出入り口にはゲートフェンスが設置された。
 その代わり、堅く閉ざされていた大窪林道のゲートは開放され、現在に至っているのだ。

 
では、逝ってみよう。

 西側の玉川林道からは特に通行止めの表示板がなく、易々と進入する。
 卵池コーナーを登ってしまうと、後は緩やかなアップダウンが続く。そしてそのまま、ヘアピンコーナー風味の左コーナーから分岐する駒止湿原北側駐車場の入口まで来てしまう。
 ここを右折で駐車場の行き止まり。
大窪林道本線はなんとな〜く左に曲がると前方に本道が直線的に登って行く。
 その真ん中辺りに在る大窪林道のゲートも基本オープン状態だ。と言うかMRはこのゲートが閉まっている所を見た事が無い(爆!
 この湿原駐車場までは比較的交通量が在り、シーズンにはかなり無鉄砲な方が出入りするので様注意である。


尾根伝いのルートに出る。
周りに山が無く、空が広い。


尾根沿いの区間は雑木林が多い。
下草というより熊笹が生い茂る。


紅葉は綺麗。2011秋は10月アタマでまだ紅葉が早かった。
尾根沿いで紅葉初め、青い空とのコントラストを堪能する。


 さて、駒止湿原駐車場入口の50mほど手前に、例のそれらしい農道のT字路があり「一般通行禁止」の真新しい看板が立っているが、簡単に動くゲートのバーに針金で杭が固定された状態である。

ここが例の駒止湿原の大窪側入口。
現在でも厳重な通行止めが続く。

所々に砂利が深い。
場所に拠ってはフロントタイヤが埋まる程だ。



鮮やかな黄色が青空に向かって突き上がる。
秋の南会津はこうでなくては!。

 もっとも、当時看板は無いだろうから、サイドから楽々入れたに違いない。

駒止湿原の大窪側入口。自家用車が10台程度は駐車可能。
奥の駐車場から50mくらいの路肩を一本の山道が縫っていく。どうやらこれが湿原への本登山道のようだ。



唯一と言える分岐がある。


写真右手が畑小屋林道、左奥から手前(カメラ側)が大窪林道本道。
畑小屋林道は大窪林道の支線なのかは実のところ
不明だ。


 大窪林道の前.中盤は 路面状況も普通ながら、少々石も多く走りづらい場面もあった。一通り登り切ると周り山も何もない高原のような尾根沿いを延々と走るようになる。
 しかもその割に眺望は無く、鬱蒼と茂る森を見ながら走る。ただ、紅葉の頃は素晴らしい。

 途中、昭和村赤田周辺に抜ける林道が一本あるのだが、当日は土砂崩れによると思われる通行止めだった。
この周辺まで来て、漸く「この先通行止め」の看板が出てくる。


ずっとこんな感じで通行止め。
誰がどう見てもコレは罠でしょう?

 他にも、地図上では点線の道らしき物が散見出来るが、実際の現場では先程の駒止湿原に向かう遊歩道の様な道ばかりの様である。


ああ、やっぱり村に抜ける林道だろう。


何だか手前が開けて来たぞ・・?。


玉川林道に戻る。


そして、高原道路を抜けて開ける鼻船峠を眼下に望む。
左手に国道400号線が見える。



 この林道も、大窪側に林道表記が確認出来なかったが、帰って写真をみるとなんとなくそれっぽい標柱が確認出来る。あれ?

 そして林道が下り始めようか?という頃、
突然大パノラマが開け、舟鼻峠を眼下に一望する。美しい紅葉の中、隣尾根の国道400号線の新道/旧道が一望できる。
 ここからは断崖絶壁の大つづら折れで、岩盤バリバリの路面状況の中一気に標高をさげ、やがて下りのみバイクが辛うじて通れる舟鼻峠側のゲートに到達する。ちなみに、大型バイクは抜けられそうにない。(06'初期レポ時)
 現在はこのゲートは撤去され、ついでにボロボロだったバーまで撤去され、あまりにすっきりし過ぎてスルーしてしまう程だ。しかしその足もろにはかつて10年来は苦しめられたであろう、あのコンクリート製林道表記銘板が未だに存在している。

 結構な下り傾斜と大つづら折れの為に余力が付い旧道で停車出来ない。
 旧道はかなりの広さだ。
その旧道に接続し、まず左折して昭和村に戻ると見せかけて次の分岐で右折する。
 すっかり熊笹に浸食されて、只でさえ狭い1.5車線のアスファルトが0.5車線となっている。右折した先はすぐ峠、つまり町境であり、越えて東進は下郷町である。
 因みに地図で言う舟鼻峠は林道との合流点周辺の様だが・・・・?

前世紀まで、完璧な迄のゲート封鎖だった大窪林道舟鼻峠側起点入口。


鼻船峠にある林道表示板。
バイクは横を抜けるが、角度の関係から登ってゆくのは高度なテクニックを要する。



ドッギャーン!
この日最初から3本目も通行止めかい!と思った大窪林道鼻船峠入口。だが実は?。
当時はショックだったなぁ・・。

 峠には辛うじて判読出来る下郷町の旧標識が現役でお役目を遂行中である。
 まさに険道時代の道幅の舗装路は落葉が堆積して道路真ん中以外は凡てスリッピーな路面状況だが、決定的な破綻も無く現国道のトンネル出口より先でヘアピンを介して合流する。
 ここに厳重なゲートが設置され、柱には林道不法投棄撲滅を歌うノボリが付けられていた。
 バイクは難なくゲートを通過した。

調査日(04/10/23)の状況:
 舟鼻峠側のゲートが閉じているのはゴミの不法投棄が絶えない為とお聞きしましたが、その視点で見ると確かにスゴい事になってました。しかも断崖の為回収できないとは!非道い人が居るものです。



旧国道舟鼻峠に出る。そのすぐ先にY字路。
左カーブの奥から正面に斜めに走る暗い所が。
旧々国道400号線。



コレが旧々道かよ? ちゅーか 廃県道にすら見えない。
単なる林道の風情だ。



 うっすらと残る下郷町の文字。写真では判り難いだろうが「郷」の下の部分は判るだろう。

調査日(11/7/18)の状況:
 舟鼻峠側のゲートが跡方も無く消えてしまいビックリしました。
 路面状況は全線で砂利を丁重に撒いて一般旅行者が自動車で入り易く、走り易い様にしております。
バイクにとっては地獄だがな!フロントタイヤが砂利に埋まって見えなくなる程撒くなよ。

調査日(12/10/8)の状況:
 当日は昭和村後援のアドベンチャーラリーが行なわれ、高級車が大挙して林道に入ってました。
なのに駒止側にレース運営委員が誰一人入って無いって、ナゼ?
一般車には地獄だよな!
 攻めてルート上の主要な交差点やSSの前後にはオフィシャルな誘導員を配置し、競技車輛と一般車が混走しないように配慮して欲しい。

落葉の堆積する舗装路を縫って走る。


濡れてる路面もなんのその!。
怒濤の旧々道ダウンヒル。


出た!! 新道トンネル手前のヘアピンに合流する!
手前が旧々道の強固なゲートだ。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)020-3



畑小屋林道、終点。
大窪林道側入口。普段は通行止めだが、本日は開いてるぞ。


普段ある看板は横に置かれている。大丈夫か?


取り敢えずトツゲキ!。


よく締まった砂利道で、本線の大窪より大変走り易い。こりゃ危ない林道だな。

●大窪林道をショートカットする林道、
 基本林道といえる玉川林道は南北に駒止峠(旧国道289号)と国道401号線新鳥居峠をストレートに結んでいる。さらに東に基幹峰越林道"大窪林道"、クランク状に西へ"界
(さかい)林道"が走る。
 玉川林道はいわゆる"ハブ林道"と言える訳だが、東に向かう大窪林道は駒止の山々を東西に貫く最も長いダートである。玉川林道と大きく異なる点は、その発祥が江戸時代の街道の間道ではなく、戦前、戦後に森林開発で作られた新しい林道と言う所である。
 そしてその長さ故に、林道を管理する部落の裏山からのショートカットとして作られたのがこの「支線畑小屋線」と思われた。

●畑小屋林道
区間総延長:約3.6Km(全線未舗装)

大窪側に通行止め看板が建つ。どう見ても誘い込みを念頭に置かれてる稀ガス。




ぼぼ地形に沿って作られた林道は解り易い。
周りの地形をヒントにコーナーを組み立てて行く
路面にはゴム板が設置され、水を路盤外に流す処置が散見出来る。


昭和村が垣間みれる?と思うが、部落すら見えない。山と空のコントラストだ。


大分降りて来た。路面状況は相変わらず良好。
十分な道幅も在りエスケープも容易だ。


概要
 管理部落から山仕事に向かう、まさにショートカットな林道。
昔風に言えば、まさに「間道」であるこの林道は、林道起点標柱に昭和56年竣工と歌われる若い林道である。
 一度97'年頃に通過を試みた事があったが、崖崩れで通行不能であった。
 今回、気になって回った次第である。
TouringMapple2005.3版に路線のみ掲載(林道表記なし)

では、逝ってみますか。

 当日は大窪林道側から突入した。
いつも置きっぱなしになっている感のある通行止め看板が無くなっている。
 大窪林道の約2/3、東側の舟鼻峠からざっと5Km程の所にある分岐は、ともすれば大窪林道が眺望も無い単調な砂利ばかりの走りにくい林道と感じる人には朗報になるかもしれない。
 何せ舟鼻峠から入ってハイライトの区間だけ抜き出して走れるからだ。
 時間的にもルート的にも"アリ"の選択と言えるが、それはあくまで畑小屋林道の状況次第だろうか?。

 当然、大窪林道からだと、ただひたすらにダウンヒルだ。看板の事は気にせず下りを走り降りて行く。
 路面状況は良好だ。砂利も浅く大窪林道から見れは苦にならない、よく締まった山道である。
 開削当初から10tトラック等の大型車が入れる設計の林道は、七ヶ岳林道を思い起こす。
 林道は当初から無理の無いコーナーを描ける地形に、無理無く林道が組み込まれたもので、初めて走る事を考慮しても予測がビシビシ当たる"判り易い林道"
と言えよう。



ゲートに昭和村役場職員!
本日はレース開催日に付き解放。普段はゲートを閉じていると言う事だそうだ。



ゴーーール!さて、標柱には何と名前が書かれているのだろう?。



「畑小屋林道起点 延長3.933m/幅員3.6m」


昭和56年完成は七が岳の10年後と言う事かな?
いかにも最近の林道の風情です。


 地図的に4Kmくらいと思われた林道の終わり頃だろうか?と思ったら直線の奥にゲートが在り、そこに人がいて驚いた。車には「昭和村」の文字が?
先行したO氏が話しを窺っていた。
 それによると、例のラリーレイドのオフィシャルらしい。友人に林道内で車やバイクを見なかったか確認していたという。因みに最後に「ここは本来通行止めで普段はゲートで仕舞ってます」と言われた様だ。
 ま、脇が甘いので問題無いが。

 そこからすぐ先で畑小屋の部落に付いて道には舗装が現れた。脇に真新しい起点標柱が在り全線未舗装が確認された。


調査日(12/10/8)の状況:
 当日は昭和村後援のアドベンチャーラリーが行なわれ、高級車が大挙して大窪林道に入ってました。
 大窪側の通行止めは昭和村で解放してました。当初その荒れ具合からコースは大窪林道本線と予感し、一般である我々は枝道である畑小屋林道を下った次第だが、どうやらカテゴリー別にルートが用意されていた様である。

 それにしても、大窪側分岐にレース運営委員が誰一人入って無いって、おかしくね?
一般車には迷惑だよ!
 改めてルート上の主要な交差点やSSの前後にはオフィシャルな誘導員を配置し、競技車輛と一般車が混走しないように配慮して欲しい。
 村が小さくて人出が足りないと言うなら、ボランティアを募集するとか、協賛メーカーから人身御供を出させるとか考えて欲しい。人身事故が起こってからでは対応が遅過ぎると思います。