林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。



このContentsは、適当に増殖します。


林道日記
(OFF-ROAD・DIARY)
080


待ってはみるモノだ。
もう随分とご無沙汰だったね。

この林道を通る度に、
乗っている愛機が違う。

古くは92'XLR250Baja
その後、最終型の96'XLR250改
TTR250Reidを経て、
今回はKLX125だ。

待っててくれたかい?
林道の山神様。





山口倉田の交差点が起点?。
それどころかゲート雪が積もっているし。


●蘇った接続林道。
 2006年以降、通行が不能だった界林道。駒止湿原を東西南北に走る林道の西のルートは長年あの一カ所の道路崩落が原因で通行が途絶され、2008年頃にはついに通過する車両を完全に途絶した。玉川林道のT字路には通行止めの看板が5年以上立ちっぱなしとなり、余りの時間経過に看板はやがて倒れ、路肩に捨てられ、小川に転落してしまった。同じ場所にあった終点の林道標柱も廃れ、虫食いに遭い、同じく路傍の草むらに倒れ臥すのだった。
もうダメかと思った2012年秋、林道は何事無かった様に通行止め看板が消えていたが、諸般の事情でこの時は行く事が出来なかった。



東に曲がって川沿いにお堂?。
名称は失念、スミマセン m(_'_)m


ここが台板橋?地図で見るとクランク状
の道の筈が、実際は川の方が曲がっている。
林道規格の2車線に作られたコンクリート橋。


舗装は続くよ、どこまでも・・・。
どこまでだろう?。

そう、今回は一種のリベンジなのである。

 今回は前回調査の時に割愛した接続林道である山神〜界線を経由して、目的の界林道に肉薄する事とした。
 山神線も他に通過レポを見た事がないので多分全線舗装の林道とは思ったが、国道289/401を走るよりは距離の短い抜け道的要素を見込んでの突入となった。
果たして、その結果は・・・?

TouringMapple2011.3版に掲載無し。林道入口の橋からほぼ全線記名が無い。ネットマップ「ウオッ地図」に掲載を確認。

民有林林道 林道山神界線
総延長:7.9Km 全線舗装済み。
 (起点より界林道三叉路まで)
概要
 山神界線は国道289/401号線の重複区間である南会津町山口倉田の十字路交差点が起点と思われる。
 正確には起点標柱が確認出来なかった為だが、東に曲がって200mで渡る台板橋近辺ではないか?と終点標柱から実装距離を逆算してみて、そう思っている。
(オイオイ、思っただけかい!)



「おお?!速そうで実は遅いぞ!!」
まあバカチョンのシャッタースピードだから、こんなもんだろ?



地図に無い分岐路がある。
iPadminiの地図アプリ3種には道が無い事を確認し、今回はスルー(笑w。


「結構急だよ。 これがダートなら楽しそうなんだな。


な〜んの変哲もない舗装路。


界林道が再開発で再運用されたのと平行して、
営林作業が行なわれているのだろう。


 川沿いのお堂を横目に河と平行に東に登る。後から家で幾つかの地図を確認したが、何故かどれにも乗っている台板橋を過ぎると道はダートになるのか・・・と思ったが、やっぱり続く舗装林道。

では、気を取り直して逝ってみよう。
 林道はさゆり温泉のある会津高原南郷スキー場と同じ山並みの斜面に在る。ざっくり言えば、西斜面の北側にスキー場、南側に林道が2本あり、それぞれ沢沿いに道は作られている。
 その一本はスキー場に合流する道で、地図によってはこちらの道は平行する沢(宮床沢)が描かれない場合が在る。因に南郷スキー場に繋がる林道は。ざっと標高800m位が頂点で、沢の由来とも思える宮床湿原をかすめて行く。
 一方、山神線は「大石沢(大桧沢川)」という名称の沢と「台板橋」という橋の名で容易に判別出来る。
一部では相当の傾斜が在る舗装された坂道は、山並みを縫う様に登って行く。途中分岐が一カ所あるが、現場で地図を見ると繋がっていない様で、その場を後にし、道は再び登って行く。
 先の林道より凡そ100m高い斜面に達して、舗装林道はようやく水平移動に移り、十文字辻と言う所を抜けた様だが、現地では確認出来なかった。



「予想外の十字路はドコだ?」後日ログを見ながら、この辺かな?!。
さらに伐採道を開削してるよ。



二つ目のY字路!?。しかし、地図もこの辺は無人部落の西端と言う事で曖昧である。


キターーー!(爆w 界林道!! 
この標識は過剰装備だ。(Photo:2006)


幅員4m、全長7.701m。

 後日ログを見る限り、写真の営林伐採が行なわれていた付近が怪しい。怪しいと思ったのは家に帰った後の祭りで、当日現地では新規の伐採道以外は極めて平和であった。


Photo:2006。
林道山神界線、終点標柱。6年でこんなに剥離するとは・・・?

 さて、平行移動の林業区間はその方向を徐々に東に方向を変え、林道は山なりに界林道の在る山脈北斜面に舞台を移して行く。
 それと同時に、林道は舗装のままゆっくりと降下を開始していた。
 そしてろくに標高の下がらない700m過ぎで北西から鹿水(かなみず)川と平行に遡って来た界林道に合流するのだった。
予想通りに、林道は全線舗装だった。

調査日(13/10/16)の状況:
 06'に確認した時から舗装林道臭かったのだが、やっぱりでした。
ショートカットといえば、短絡(笑



このContentsは、適当に増殖します。

林道日記(OFF-ROAD・DIARY)020-1.5



林道界線、山神線接続三叉路。ここも開発が進む。



鹿水川を渡った所からダート。


生まれ変わったと言うくらい別物の路面状況。


ここが崩落現場、コンクリートの基礎がある。
ガードレールなんて物は、無い。


林道は一時鹿水川の支流に寄り添うが、暗橋直角コーナーでやっと本流に合流。

●復活の界林道。
 2006年以降、通行が不能だった界林道。
 駒止湿原を東西南北に走る林道の西のルートは
長年あの一カ所の道路崩落が原因で通行が途絶され、2008年頃にはついに通過する車両を完全に途絶した。
 玉川林道のT字路には通行止めの看板が5年以上立ちっぱなしとなり、余りの時間経過に看板はやがて倒れ、路肩に捨てられ、小川に転落してしまった。同じ場所にあった終点の林道標柱も廃れ、虫食いに遭い、同じく路傍の草むらに倒れ臥すのだった。

 もうダメかと思った2012年秋、林道は何事無かった様に通行止め看板が消えていたが、諸般の事情でこの時は行く事が出来なかった。 
そう、今回は一種のリベンジなのである。

TouringMapple2011.3版に掲載無し。林道入口の橋からほぼ全線記名が無い。ネットマップ「ウオッ地図」に掲載を確認。

民有林林道 林道界線
総延長:7.9Km 全線舗装済み。
 (起点より界林道三叉路まで)
概要
 
今回は山神線を経由して直接に界林道のダート区間西側に接続した。
 実際、この三叉路から西の区間は界林道も約2Kmの舗装区間である。この三叉路から玉川林道の接続点であるT字路までの区間が問題の再整備区間となる。
 これが一般開放となれば、7年振りに駒止地区の全林道が使える様になるのだ。
では、逝ってみよう。
 接続から僅か5m程で舗装から待ち焦がれていたダートに突入する。
 前回(06')この末端区間は巨大な轍がクレパスの様に段差を作り、誰がやったか車を脱出させる為の補強がいたる所に作られていた。その石や木も、その後の台風による濁流で押し流され、林道はほぼ沢という様相だった。車ならそれなりの改造を施したジムニーの出番であり、軽トラと言えど走破は困難を極めると思っていた。

ところがどうだ?
 道は拍子抜けな程に均され、危ない所など微塵も無い状態のダートである。しかも、大型重機やトラックが出入りした為に路盤も大変引き締まって絶対的に走り易いのだ。
 そんな界林道は山神線との三叉路から再び登り始めた。
 最初は鹿水川に寄り沿って遡上した林道は、川の支流に誘き出されるが、反転上昇で踵を返し、再び川に付き添う。



鹿水川から離れ、本格的に登り始める。


沢から離れた故に直線が多くなる・・気がする?。


ちょっとだけ地形が厳しい?
でも林道自体は優しいままだ。


失礼、鹿水川の源流付近に戻って
来た?。
10年はそのままの路面欠損?。

 支流の手前で、この林道を破滅に追い込んだ路盤崩落箇所があるが、余りに自然な佇まい直されており気がつかなかった。路肩に新しめの護岸コンクリートが在るが、ガードレール等は装着されていない。


時折路面が荒れてくる?いやいや、元に戻ってる?

 支流の暗橋を渡ると。道はそれとなくに荒れ始めた。
 明らかに片側が沢となって流水した後が見受けられた、それより何よりも最低2回は通過経験が在る筈なのに、まるで道が思い出せない、と言う方が正直焦った程だ。
 良く林道は二面性が強く登り下りで全く違うと言うが、ここはその典型例でないだろうか?。
 かつて都合2カ所在ったハヅの路盤欠損、その内の一カ所はそのままに、いよいよ林道は沢とともに遡上する事を諦め、独自に進路を取り始めた。

 地図で言う平場の所、標高800m付近に達する。周りの山々が退き、直線の先に峠のピークを迎えようかと言う所は、かつてススキが茂り過ぎ、足下もおぼつかない思い出があるが、今その場所は低い熊笹が路肩に連なる見通しの良い直線道路である。
 まるで営林署の見本林の様な佇まいだ。
そしてKLX125は、界林道の峠(界峠?)サミットに到達した。
しかし、峠は大きく様変わりしていた。



やっと鹿水川から離れ、いよいよ峠の頂点へ。
左折の切り通し、ここも峠と言える。写真奥、東に下り始める。


やたらと拡張した峠(界峠?)の広場。
大型車両が回頭したタイヤ痕が幾つも在る。


おお、何か標柱が新しく建ってるぞ。

 乗用車2台がやっとの空き地とススキの群生しか知らない筈の峠は、底抜けにルーミーな十字路に変わっていたのだ。
 駐車スペースは普通車どころか10tトラックも車庫入れで来そうな広さだ。
そもそも林道は東西に山を貫いていた訳だが、南北に道なんてあったっけ?。

保安林内作業許可済み標識が新たに立っていた。期間は平成21年10月から平成26年3月末。



画面右が北側の古い伐採道だ。まあまあの山道だが、繋がらないみたい(未確認)



 まあ南側の伐採道はあまりに削られた赤土の法面が鮮烈で、まるでここ1〜2週間の間に作られたかの様な道である。

 一方北側の道はもう何十年もそこに在った旧道か廃道の様な道が整備されたかの様な佇まいである。新しい道には全く興味がなかったが、古い道は紅葉見たさに入ってみる。が、300m程入ってみても造林はそのままに広葉樹の雑木林には当らない様なので引き返す。
 雨も強くなる。峠に戻ると距離を確認し、そのまま東に降りて行く。峠の東西1Km近くがほぼ直線で構成されていると、"峠"と言うより"切り通し"だよな、元林鉄か?これは。


ほぼ真っ直ぐなまま、峠を越えて下り坂。



ゆっくりの高速コーナーからドン詰まりのヘアピンを絡める、いつもの手口。

 
 そして大方の予想通りにドン詰まりのヘアピンが待っていた。路面状態が良好なので飛ばして一気に峠を越えるとここがキモとなる。
 その一方で、このヘアピンの真ん中辺りから発生した轍はやがて巨大な龍となり、バイクや車のフロント
タイヤを飲み込む程に成長してゆく。


初年度登録は昭和47年。普通、総延長が書かれるもんだが、占有面積が書かれてる。
13.97m3て?。

 まあ、落ちなければ問題ないけどネ、つづら折れを2ターン曲がりきると目前に古く質素なコンクリート橋と玉川林道が見える。最後に終点標柱を確認して終了となった

調査日(13/10/16)の状況:
 路面状況は良好、初心者にも行ける林道になりました。ただ、ピークの標識柱にも在る通り、平成26年に作業林道許可が終わるので、それ以降は林道ともども使われなくなりそうな気配も、この龍からは感じますね。
でも、鹿水川の所さえ崩れ落ちなければ、何とか通行出来るでしょう>(期待

今年に限って言えば、許可の問題から平日は営林関係者が多く出入りするかもしれません。日によっては通行出来ない場合も在るかも知れませんのであしからず。

そしてS字コーナーで一気に標高を下げる。あの轍も始まる。


あっという間に深くなる"龍"


落ちれば脱出不能?!落ちるか?普通。


玉川源流の沢を越えるコンクリート橋。短く、名も無い。


界林道終点標柱(爆 よみがえっても基本ゾンビな標柱、向き変わってるし。