林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


キャこのContentsは、適当に増殖します。ョン
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)010



米沢、白川ダムから写真の広川原温泉の看板が要所に付けられている。道に間違いはない?。


●国道121号線の裏林道

 国道121号線はスカイバレー同様、喜多方から米沢を結ぶ新街道の一つである。そしてここにも裏林道と呼ぶに相応しい極悪?林道が存在する。
TouringMapple2005.3版に路線のみ掲載(林道表記なし)
 
●林道西沢線(03')
区間総延長:約14.9Km
(全線未舗装、山形/福島県境まで)

概要
 白川ダムは米沢市の北西に位置するこの地区最大のダムである。その水源は飯豊山に発し、清らかな雪解け水を山脈から運んでくる。川はおよそ2つに分類され、東を葡萄沢/西を西沢と呼ぶ。西沢には枝道として東沢林道があり、これが後にいう広川原温泉へのルートとなる。ダムの東端には林道入り口に「広川原温泉○○Km」の看板があり、広川原の部落まで殆ど迷わず来れる勢いだ。

 
足下は砂利ではなく石!落石の上を走らなければならない。

Y字路にある標柱。

フラットダートはここまで。廃道区間に直進突入!?

01'当時の写真、この部分は補修の痕があったが…。



鬱蒼と生い茂る草の壁がただでさえ狭い林道を圧迫する。目前には落石が散乱して、
さてどのラインで走ろう?。




 問題は写真にあるY字路から先である。2年前にも通ったルートだが、車が入っていけない。前はジムニーは十分通れたはず…?と思って入ると、もはやそげなはなしじゃないだだ(急に訛るな>おいら)落石に継ぐ落石で一部道幅は半分以下、倒木ごと落ちた土砂が道路に雪崩落ち、登りルートの不運さも手伝って、実に厳しいルートと化していた。
 路面状況は右写真の通り、かな〜りの荒れです。もう、ほぼ廃道状態。今年は全く営林署で手を入れてないんですね。おかげで手強いです。山形側にはゲートがなく小さな看板のみ、福島側はゲートがおりて通行止めの看板があります。
福島側からのアクセスがいいですね。熊に要注意。

調査日(03/9/28)の状況:
 路面状況は入って約7Kmは普通林道ですがその後は廃道状態。危険ですので一人での走行は避け装備は万全にすること。近くに手頃なスタンドはないので給油も確実に。


今回はionさんもがんばってます。


下の写真のゲートから2Kmほど下った所にある
空き地。野宿にはなかなか適地かと。



西沢林道最終局面!通行止めバーが撤去されたその先は・・?。


●林道西沢線(08')
区間総延長:不明
(全線未舗装、山形/福島県境まで)

 先日、五枚沢/葡萄沢林道を走行した際に西沢林道にも顔を出してみた。
 すると、かつてゲートがあった所はその面影もなく撤去され、それがかえって気になり実際に逝ってみる事とした。青地の写真がその際のものだ。

 林道北側の広川原温泉の方が未見だが、少なくともここを普通のツーリング装備では突破出来ないと推測する。
 南側となる県境付近のバリケードはすぐ奥の暗橋が流され無惨な状況であり、この時点での通過車両は確認できなかった。
 土盛りは高さ約1m前後でこれ自体は乗り越えが可能だが、直後の深さ1m、幅2m程の沢を越えるのは至難の業ではないだろうか?
 ただ、しっかりとした道は残っているので先の広場(前回野宿好適地とした窪地)までは行けるかも知れないが・・・どのみち橋が無ければどうしようもない。

西沢林道、
 廃道確定!?


良い荒れ具合だったのに・・・機会が在ればチャレンジと言うことで。

調査日(08/8/11)の状況:
 路面状況は赤崩林道分岐から入って約1Kmで、通行止め。


土盛りによる林道封鎖だ。
土盛り頂点からカメラをパンすると・・・?


ああ、逝っちゃってるぅ〜。


●広川原温泉の専用林道?
 東沢林道は名前の通り東沢に沿って進む林道で、いわゆる往って来い林道である。しかし、その先に秘湯がある場合、おいら的に最重要路線となる。(爆)
 
●林道東沢線
区間総延長:約7.7Km (全線未舗装)

概要
 広川原温泉までのほぼ専用林道。看板に7.5と表記があるがうちのメーターでは7.7Kmだった。路面状態は「良」で走りやすいが橋の前後に少々砂利が多い時がある。沢ぞいのルートにコンクリート製の廃水区画があるが高低差が大きいため普通車は腹を擦る。これが手ごろなジャンピングスポットで実に楽しい。しかし釣り人が居たので、走行には細心の注意も必要である。

 調査日(03/9/27)の状況:
 路面状況はほぼフラットダート状態。釣り人、温泉に来た人、山菜とりの人と入山している人が大変多いので人と車に要注意です。



03'来訪時、車の後ろにゲートがあり
バーに通行止めの標識がある。


葡萄沢(左)と西沢(右)の合流点。
手前が赤崩林道


●林道東沢線(2013Ver)別紙参考。(林道日記山形 ym417)



上からは落石と倒木、路盤は崩壊流失。道路上は小川になっている。



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林道日記(OFF-ROAD・DIARY)011



遂に転落した大規模林道の標識・・・。
08'確認。
まだ開通してない新規林道なのにこの廃れ具合・・
異常だよ。




立派な碑が建つ岳谷地区。
感謝されるのはここまでか?


●本当は大規模
 「無駄に快適舗装」林道

 今は昔、バブルと市町村活性化の名目で観光資源にも活用できる大きな林道を作る計画が各地であった。しかし今は不景気や省庁再編で計画は頓挫し、後に残るは自然破壊の痕跡だけだった、と思えるような林道である。
 一方、葡萄沢林道は一部この大規模林道の下敷きになってしまい沢向かいに廃道として残るのみだ。こうして林道の全長が大きく減ってしまった不運の林道である。葡萄沢と西沢は山形県内で合流し赤崩林道となり、県境の福島側の五枚沢林道に接続する峰越え林道なのだ。
TouringMapple2005.3版におすすめ掲載

●大規模林道飯豊檜枝岐線
区間総延長:不明
     (開通区間は全線舗装)
概要
 そんな理由で工事が中途になっているのが、この大規模林道飯豊檜枝岐線である。


碑のある岳谷地区から5Km・・?


釣り堀のある最後の橋となる葡萄沢を越える、
その先に?


ある通行止め簡易ゲート。05'は簡単に進入。



置賜営林署の18番とも言える林道封鎖だ。
08'夏の写真。封鎖するくらいなら、こんな道作るなよ・・・?



何が何でも通したくない林道封鎖。
08'秋の写真。ここにゲート必要なのか?
山菜取りなどの里の住人は延々歩いてましたよ、これ程広い舗装路があるのに。

●大規模林道飯豊檜枝岐線(08')
区間総延長:不明
     (開通区間は全線舗装)


 先日、五枚沢/葡萄沢林道を走行した際に当然通過した。
 しかし、大規模林道は荒廃にますます磨きがかかり、しかも07'末よりコンクリートによる道路封鎖をしていることもあって、在る意味危険な道路となっていた。
 一部施工後20年になろうかという(一応明記するが、この林道はこれから開通する新規の林道である)法面は吹き付けコンクリートが剥脱し、部分的に山塊が露出していたり、もろとも崩れてしまったりで、まるで閉鎖された旧国道の面影である。

「ここは旧大峠か?」(爆

 また沢側の側溝は土砂で埋め尽くされ、もはや巨大なプランターとなってガードレールの影すら見えない状況だ。そもそも、この区間を通行止めにする理由が全く解らないし、通行止めがこの状況に因るものなら、それは単なる管理不行届なだけである。
 管理者からすれば、管理予算が出ないのかも知れないが、ならばハナからこんな道を造るべきではないと思う。



大量の瓦礫、漏水、プランター藪化した路肩。
・・・既に
廃道の貫禄すら感じる。


随分前に起きた土砂崩れも放置。
道路半分を埋め尽くす。


 登山メッカの二つの地域を結びつけようという安易かつ短絡的な当林道は
昭和58年頃の工事開始から未だに完成接続せず、今後も明確な開通時期は示されていない。

 幹線クラスの8m道路をここに造って、一体何をしようと思ったのか?どう考えても道幅に見合う交通量が完成後に在るとは思えず、半分の道路規格で創ればとっくに完成していたと思われる舗装林道である。
 既に当時の所轄官庁も消滅し、引き継がれたナントカ機構も只の人員受け皿会社で、今後この事業がどうなるのか?いつ完成するか判らず経済効果も不明なトンネルに一体幾ら掛けてるんだ!某資源機構は。



第四工区工事が始まる旨を告知する工事看板。しかしゲートが開放された形跡はない。



05'来訪時、碑から実に7Km…?その左手に。


舗装が延びて旗がひらめいている…?



葡萄沢林道、路肩欠損のため通行止め。
08'夏の写真。ゴメン、何処が危険なのか解らなかった程度です。
路盤欠損は2箇所、バイク、軽4輪の通行は可能。



何が何でも通したくない林道封鎖2。
08'秋の写真。葡萄沢が危ない!というのは解らなくはないが・・?
もしかして、危ないのは大規模林道の方なのか?


貫通して既に10年ほど経過したが今だに一般車両を通した事はない
飯豊トンネル何のためのトンネルなんだか?。




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林道日記(OFF-ROAD・DIARY)011-2


葡萄沢林道起点。林道標柱はここ2年内に建てられた(かのような)真新しい塗装だ。





08'夏の写真。
橋の袂に通行止めの看板と、通行止めの理由を記した立て札がある。
相変わらず葡萄沢橋の上まで雨水で砂だらけです。つーか堆積してますが。


五枚沢林道はブナ系の雑木林を登ってゆく。


山頂の赤崩林道より新しいと思うが。


鬱蒼とした森を登ってゆく。


山頂までの500m程は明るいスカイライン。
頂上近くの合流点を葡萄沢から見る。、
左が西沢、右が赤崩・五枚沢
林道となる。


●林道葡萄沢線
区間総延長:約4.6Km(全線未舗装)

概要
 そんな理由で割とショートダートになっているのが、葡萄沢林道である。かつては未舗装15Kmを誇った林道の一部は今も大規模林道の対岸に見え隠れしているが、通行は困難を極めるだろうと推測する。一方、辛うじて生きながらえた部分は、いまでは僅か5Kmを切る程しかなく、大規模林道と五枚沢を繋ぐ接続林道と化している。
 尾根隣りとも言える西沢林道が、広川原温泉の分岐点より南側以降が完全廃道となり、ここを峰越えするルートはこの1本となってしまったのは、悲しい限りだ。
さて、
 葡萄沢林道はその半分が鬱蒼と茂るブナ森を尾根に向かって走る。路面の殆どがフラットダートである。
 道路が尾根づたいに隣の赤崩れに抜ける頃には視界も開け見事な青空と共に走れる林道である。林道は当初の1/3となって残るダートを抜け、赤崩林道に接続する。




西沢側から撮影。右が葡萄沢、左側が赤崩、赤崩林道の標柱がある。


●林道赤崩線
区間総延長:約0.7Km(全線未舗装)

概要
 今回始めて分かった林道名。今までは葡萄沢林道がいわゆる本道で、福島県側の五枚沢林道に接続している。その葡萄沢に西沢林道が合流していると思っていた。

 
しかし、実は山県側で2本の林道は合流し、新たに赤崩林道になって五枚沢林道に接続している様だ。その距離僅か700m…?名前変える理由は予算措置って奴か?路面は写真通りです。


先ほどのT字路から赤崩林道。
山形側だと県境への登り一筋な林道だ。


そして県境の道標。う〜む、0.7Kmの林道?


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林道日記(OFF-ROAD・DIARY)011-3



08'夏の写真。北側の葡萄沢林道と同じく、通行止めの看板とその理由を記した
立て札がある。既にコンクリートが動かされていた。



●林道五枚沢線
区間総延長:約8.0Km(全線未舗装)


県境には生態保護地域を表記する看板がある。
概要
 赤崩山の福島県側林道。五枚沢の部落から比較的容易に登れる普通林道。



県境にはこのような標示板もある。



福島県側は五枚沢林道。峠より福島側(南東方向)を俯瞰する。
右手下の方に
爆裂4連ヘアピンが見える。


 県境付近に見晴らし場があり、遠く熱塩加納村?を望む。主にフラットダートだが峠の直前にある大きなつづら折れはガレてる上に砂利が多く、登りはともかく下る時には要注意だ。他は赤崩れの名前の通りの赤土である。このヘアピン区間は05'〜07'にかけて豪雨による土砂崩れなどから断続的に通行止めになっていたようだ。

 この林道は山菜取りなどで入山する方が非常に多く、またこの地区で唯一の県境ルートということもあり、通行量もそれなりにある事を留意して通行したい。
 ヘアピンは特に山道の出入り口らしく、GBクラスのご老体が突然道路に出てくるので、山菜・キノコの時期は特に注意が必要である。


一部に排水路もあるが基本的にはフラットだ。



爆裂4連ヘアピン。約200m程度の直線と組み合わされるコーナーもすっかり道が広くなった気がする。


調査日(03/9/28)の状況:
 路面状況は全体としてフラットダートが多い。基本的に村道なので交通量はあります。山菜取りの人と車に要注意です。

調査日(05/8/27)の状況:
 この日は夕方5時頃通過となりましたが、誰とも擦れ違わない。五枚沢部落以外は寂しい林道でした。
道の真ん中で写真撮ってたものなぁ。


調査日(08/8/11)の状況:
 崩れたヘアピン部分は応急措置程度の状況です。大雨など天候に問題がある場合は迂回すべきでしょう。
 尚、写真の起点位置に葡萄沢林道通行止めの表示等は確認出来ずに、県境で初めて知りました。まあ、告知に気が付いたとしても、行き止まりまで逝きますが(爆


やがて五枚沢と平行して走る。

舗装が延びて最後の直線が短いような気が…?
五枚沢の部落側に林道標柱。