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ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。

林道日記(OFF-ROAD・DIARY)
このContentsは、適当に増殖します。

このページは本来の趣旨から逸脱した単なる秘湯への道案内ページですが、
ピストン林道も含まれます。
林道日記(Riding・Report)Ym-417


も一回書きます。

「秘湯へのピストン林道案内」
写真左手が山形県道4号線。ここから看板に沿って写真右の町道に入る。
写真右に在る橋が「須郷橋」広川原川と小屋川を跨ぐ。



さらに細い町道に分岐。看板に沿って写真左の道へ進む、看板の言いなりですね。

●混浴への片道林道(笑w

 この道は、秘湯 広川原温泉に向う片道林道である。極めて手前味噌な発言では在るが、本来「東北露天情話」内の掲載が筋なのだが、ページ端数の関係上ボリュームもそこそこだし、一応林道区間も往復で15Km〜ほどあるので、切り良く林道日記に入れてしまう事にした、ただそれだけである。
 1990年代の福島県境最凶林道5指に入る西沢林道。広川原川の二つの源流、その西側の林道は2003年にほぼ沈黙、2004年以降の通過例は確認できない。(西沢林道のレポはこちら)


↓東沢林道(東沢) ↓広川原温泉の看板の上に[湯の華]の看板 ↓西沢林道(西沢)

県道分岐から6Km、林道起点&入口全景。
かつてあった林道の案内板や注意看板は綺麗サッパリ無い。


と、思ったら昔の広川原温泉の看板は残ってた。
ん〜〜?残っていたと言うべきか?。

 一方東沢には広川原温泉が在った事からピストンながらも林道は生き続け、現在に至っている。
 これが東沢林道である。双方の林道ともその起点は広川原部落奥の三叉路からである。

 実際には白川ダムの県道から広川原部落の最奥までざっくり5Km程の舗装路が在る。源流分岐から林道の起点となり、温泉を要する東沢林道は約8Kmの道のりが在る。合計13Kmの所要時間は一般車でざっと30分程度だろう。

Touringマップル2013版に掲載。広域マップルにもちろん車道掲載。



温泉水が混入してるのに、お魚居るの?
いつも思うのだが春となく秋となく釣り人はいる。でも分岐から4Km辺りまでかな?。


「荒れている」サッパリした様に見えるが、集中豪雨で大分流されたか?。


「走り易い〜〜・!」
危険な程に飛ばせる。殆ど砂利がないよ。

東沢林道 線
総延長:7.8Km(全線未舗装)

 先にも説明したが町道広川原線(仮)の末端の三叉路が起点となる。
広川原部落(北方向)から見て
東(左)の道が東沢林道、西(右)側が西沢林道である。
 この林道の起源が思った以上に古かった。当初この道は佐藤一男著:「福島の鉱山」に広川原鉱山として紹介されていたからだ。この時点で、温泉は鉱山掘削から出る源泉と思っていた。鉱山の世界では良く在る事例だからだ。




「間欠泉←湯の華」親切だな、看板があると。


コンクリート橋。これは比較的良い方。
手すりの無い橋も多い。

 そして、近代(明治/大正期)に鉱山が拓かれ、やがて鉱山の一環として車道と言う形で現在の東沢林道を開削したのは戦前と思ったのだ。
 当然、鉱山道路として車道開削されたものであり、温泉があるのか?も怪しいと思っていた。
 ところが、実際に来てみるとまさに天然掛け流し!もとい吹き出し流し!の間欠温泉だったのである。
  最初は鉱石運搬の小さく細い小径だったこの道は、いまや観光林道として(開削当時からすれば)広く明るい観光バスすら入れそうな林道となっているのである。



「間欠泉 湯の華↑」親切すぎだな、看板。
まあ、一般客相手だから仕方ないか。



落ちてる、ここは最近かな?


"絵に描いた様な林道"
まるでお手本の様な林道だよな?出来すぎ?


"流されている?!"
下の東沢が原因ではなく、山から流れ出た為か?。

 大きな分岐には緑色の看板が掛かっていたが、途中にはいかにも素朴な手書きの看板が思い出したかの様にやってくる。
 初めて来たときは一体何時着くのだろうと深い山間を見て思った物だが、こうして看板が在ると、初めて通る林道で轍を見つけた様な心持ちが良くなる思いがする。

2003年頃の西沢/東沢林道の入口。直進は今は完抜不能の西沢林道。

 だが、それはまさに「昔の話」だ。当時は林道もハンパ無く荒れていたが、旅館建設の際の路盤整備が効いていて、林道道床はまるでアスファルトの様だ。
 走り易過ぎてついついスピードが上がりすぎるので、
秘湯帰りの一般(またはシャコタン、いえいえマジですよ)対向車や春先に多い野生生物や野生GB(ジジババ)の飛び出しには要注意だ。
また、
高級外車SUVも危険である。

 さて、13'秋に来訪した際は、恐らく前年度の集中豪雨に伴う路盤欠損が数カ所確認された。
 もともと橋以外にガードレールの様な防護フェンスの類いは全く無いので基本的に要注意なのだが、特にさらりとロードコーンを組んだだけの様な割と危険な箇所や修復もままならないまま、単にドカシー防護してるだけの所もあるので、用心に越した事は無いだろう。
 下を流れる東沢と着かず離れず遡上してゆくと、8Km程で難なく温泉に到達した。往復15~6Km程の温泉林道である。



「ヤラれている」状況から一昨年前(2011)辺りの集中豪雨では?。


「ここも道が流された?」
これも一昨年前(2011)の集中豪雨か?流された道を造り直しているが、仮設っぽい。


集中豪雨の濁流に良く持ち
堪えたな?。



最後の橋は、東沢に流れ込む支流と
変わらない橋。と言うより暗橋だよ。


ニャンコな奴がいるかもしれない。


調査日(13/9/23)の状況:
 結局2000年、2002、2003年と訪れたMR。
 2004年に西沢林道消滅、通行不能の報を受けてからは林道からも足が遠のき、広川原温泉が営林所から観光組合に移管されて旅館化されると聞いてから足が途絶えてしまいました。
 旅館についてはその後もネット上で訪問記などを散見していたので或る程度は知っていて、ここ4〜5年は機会があれば来訪しようと思っていました。ただ、この接続林道東沢線については記述も余り無く「悪路」「砂利道」「山道」程度の極めて薄〜い表記で、実際往くまで判りませんでした。
 そして、
実際に走ると。10年前からは別物の走り易い林道に変わっていました。実際に道が造り直されたのか?と思う所も在りました。
 ありていに言えば、
北海道で露天風呂にロードバイクで行く様な錯覚に捕われるロケーションの林道ですね。完全に初心者向きです。
 対向車というか動くパイロンがまあバリエーション豊かですので、楽な道でも気を引き締めて走って下さい。



「終点 湯の沢間欠泉"湯の華"」
温泉レポはこちら。


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