林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


 このContentsは、適当に増殖します。


林道日記
(OFF-ROAD・DIARY)
082-2

そこは、半田山の最西端。

戦前の鉱山操業のエネルギー源として、
戦後は一大パルプ産業が押し進めた、

『生活の糧』

と云う名の自然破壊。

その残滓は、今も尚
山中深く刻まれる。

まるで、報われる日が来るかの様に。



大平林道 支線 (A 改め、板橋林道延伸区間。


おお!殆ど峠なんだがな。かつての道から一面の熊笹を望む。


●半田山最西端にあるラビリンス、その壱。

TouringMapple2013.3版に一部表記。広域マップルには実線/点線表記されている。

●大平林道支線(A (仮)
●板橋林道延伸区間(仮)
 
部分計測区間:1.4km(土場まで)
       (全線未舗装)
概要
 地図を見ると板橋林道本線に合流する名称不明林道。標識や待避所を備えている事から、林道として開削された事が伺えるが、現地に林道名を刻んだ標柱は無い。
 今回は大平林道の分岐として紹介しているが、ご覧の通り止まれ等の標識は総て登り向きなので、板橋林道の本線延伸という可能性がある。

様子を見に逝ってみよう。
 恐らく終点と思われるこの大平林道起点の三叉路から既にダブルトラックは始まっていた。
 林道はこの終点が最高標高と思われ、あとは下りだけの林道と予想したが、果たして・・・?。
 
この支線林道はここまで一定の斜度で緩やかに下っていた。方角的に、三叉路から分岐した西向きの方角から徐々に南西に向きを変えつつありそうだが、来た道とも言える源平森林道より西向きに下る様だ。
 などと考えていると、突然の土場に遭遇した。
しかもメチャ虻がよって来るんだけど。
 そして予想通りにスズメバチも集まって来た、マジ?

 と、言う訳で写真を撮って引き返したのだった。何と言われようと、命あってのモノ種である。


調査日(13/7/23)の状況:
 路面状況は良。走ったのは全体の10%も満たないのでは?(笑w

やまやまGPSのYahooMapで展開すると、T字路を二つ介して板橋林道本線に丁度御在所山の北裏で合流する手筈になっているんだが・・・
雪解けを待って再訪予定。
熊モンが出ないといいなぁ。

●大平林道支線(B (仮)
概要
 地図を見る限りはピストン林道として開削された事が伺えるが、現地に林道名を刻んだ標柱は無い。


調査日(13/7/23)の状況:
 ええと、路面状況は激薮?(笑w
スルーで宜しいかと思います。放置も愛なんですね。
 スズメバチのフレンチキスにご用心。


止まれの標識が逆向きだ。
こっちが終点なんだろうな。


相変わらずこちら(終点)側からは標識が無い。
徹底してるな。


大変解り辛いが、待避所がある。


いい感じに森に分け入って行く林道。
時折足下で路盤の流れた跡が在る。


路側帯にしては広いな、土場か?(笑w。


 と、思ったらまだあるよ(笑w。
森に飲み込まれる様に、な。


 そこで、春先に来てみた。(爆w 
同じ場所を撮影したとは信じがたい潔さだな。



●半田山最西端にあるラビリンス、その弐。

概要
 
さて、問題の支線 A)である。
 この支線、地図上では大平林道始点標柱のあるT字路、つまり林道板橋線のある尾根から、何と隣の尾根をまたいで、西側にぐるりと回るのである。しかも途中の分岐は先の  林道本線部分のENDから繋がる仕様となっているのだ。


 
と、思ったらレンコン畑よ(泪w。けっこうグダグダ


 本当なら新たな周回軌道が出来る筈だが、業界関係者は誰も知らない模様だ。
これは一度行ってみるしか無いだろう。

 写真の広場、夏場は絶対いたくないアブとハチ(しかも雀)の殿堂も、残雪残るこの時期は完全に沈黙している。
 そうだ!こうで無くてはならない、取り敢えず二台体制でトツゲキしてみた。
 本日の同行はお馴染みセローのおぉじぃ氏です。今日も宜しくお願いします。


道幅と路面状況が回復してゆく。
でも広い道では無い。


さらに奥(西)へと道が続く。何処まで続くのだろうか?路地は?


そして案の定というかデフォというか、やっぱりこの広場が最終ターン地点に相応しい場所だったのである。

TouringMapple2013.3版に一部表記。広域マップルには実線/点線表記されている。

●板橋林道延伸区間(仮)
 
部分計測区間:1.4km(土場まで)
       (全線未舗装)
 部分計測区間:1.45km
 (土場から分岐まで/全線未舗装)

 
さあ皆さん、フラグを回収して下さい。と言いたい所だがまだ先が解らない。
 広場から突然轍がシングルモードに変身した。と、次のターンの先は泥濘だ。
 なんだ
やっぱり当HPに泥は選択ではなく必修科目なんだと、解っては居たのだが改めて確認してしまった。しかも同行のおぉじぃ氏にも御指摘を承る、とほほ。
 それでも、いつもの塩梅からすれば、それこそ僅か20m程のレンコン畑区間である。
 泥濘地を過ぎると、もはや軽虎以外では入りたくない状況だ。いやまて、あのレンコン畑も軽虎には
敷居が深いナ、あの時点でジムニー専用と書き直させて頂こう。

 しかし予想に反して、抜けてしまうとやや小振りながらも道幅の想像出来る、それも伐採道ではなく、ちゃんと林道らしき安定した道なりになってゆく。おお、もしかしたらこのままイケるのか?マジなのか!

 でもまあ、そこは使われない廃道っポイ道だから、左右からの日本固有雑種による道路見切り略奪作戦は毎年進行中のようである。


この辺もかつては泥濘だったのだろう。
車の轍が干上がっている


予定通りに倒木も在る。
この道幅が何処まで持つか?これは怪しいな?。


ヤバい!途絶しそうだ!終了か?(笑w。



 
手持ちのiPadminiのヤフー地図には二つの路地が書き込まれているが、この時点では画面を見ながら走っていないので解らない。
 そんなに遠距離にも考えられないので行き詰まったら地図を見る事にしよう。
 そして、案の定それが理由でA)ルートを道が無くなるまで枝道を発見することなく、最奥に行ってしまう。
 それから改めて地図で目星をつけ直して戻って行くと、確かに!たしかに三叉路らしき物を確認する。
これか!
これなのか!

二人は顔を見合わせる。
控えめに言っても只の激ヤブだよね?ツッコミ所満載であるよ。
確かに!たしかに道はある。けどね。
 
ザクザクと歩って入って行くと道路端はちゃんと水勾配に切り出され、足物はフカフカの腐葉土と思いきや、すぐ下は意外に砂利が多い。もともと砂利林道なんだろうと推測した。


オワタっポい。
おぉじい氏が先を見に行くが?戻って来る。


GPSを確認したら「来すぎている」
取り合えず戻ってみる。。


ここなんだが、写真右が板橋林道延伸末端、
左が枝道で大平林道へ(笑w。因みにMRは左から来た訳だが。



マ ジ で す か ?


と、言うわけで反対側に廻ってみた(笑w。



板橋林道終点、何回来んだで。


待避所がある。ここが終点。

 
この激薮が少なく見積もってもあと1.5kmもあるのだ!アリすぎだろう。

 地図上からまあ何となく予測は出来るし、あくまで確認という事で、反対側にまわって見る事でおぉじぃ氏と意見は一致する。



本線は右?B方向?Aはどう見ても廃道だ。
と、思ったらちがうよ(笑w。



だがむしろ道路としての体裁はAの方が
キチンとしている。
標識も(のっぺらぼうだが)完備している。

 
15分後、反対側と言える板倉林道終点地点にやってきた。
 まあ何だ、前回通りの末路だが、まだ見てない伐採道側に回ってみる。
 もう一度復習しよう。
 作業小屋の前に板橋林道終点の標識が在る。この土場を林道のエンドであると同時に伐採道の分岐起点として、ここから幾つかの伐採道に別れてゆく。
 しかし明らかに、それは道の造りとして板橋
林道は全長延伸を受けていたようだ。上の写真に在るA) B)の分岐であり、この場所に逝けばほぼ誰でも直進(A が本線と判る筈である。
 だが、直進の道は意味不明となった標識の奥に
明らかに濁流で押し流された様な、かつて橋のあった所で、ブッツリと道が終了している。イヤ、していた筈である。
 
 ここで、わざわざ伐採道(B方向右に登る人は殆ど皆無と思われた。



橋が無いだけなんだが(笑w。


仕方が無いのでBへ。
橋は在るけどそれは罠。

 何故ならば、本線延長部分は橋落ち(または暗橋の流出)で沢が渡れないが、上流には橋が在りそうだったからだ。
 
そして確かに橋があった。だがしかし、その橋は丸太3本の橋だった。
 試しに丸太にフロントタイヤを掛けると
みるみる丸太の間隔が空いてフロントタイヤが挟み込まれて行く。

 まるでハエトリグサだな、これは。

 相棒は橋の上の枯れ沢部分を乗り越えて行く。
 橋を諦め、同じ様に沢越えすると、その先は明らかに伐採道だ。来訪時は雪解け後の春浅い時期なので、まだ営林業は始まっていない時期である。
 途中まで登って断念し、写真を撮って撤退した。
 そして先ほどと同じ様に帰り道で本来の林道を発見する。
 でもやっぱり薮が密集していて、行くのは断念したのだった。



直接打突渡河!枯れ沢で良かった、苦労したけど(笑w。



絶対位置が判らないと思うので、珍しく例外的に地図情報を上げる。
紫の線がGPSに拠る走行ライン。
国道沿いはゲート封鎖がデフォ、源平森林道側は通行止めのゲートもない。



方角は西向き、正面山あいが茂庭「摺上川ダム」(苦笑w。
ここまでですね。




082
大平林道本線/支線