林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。




2012初冬、安子ヶ島林道の補完をしよう。「大穴林道は通行止め」晩秋の豪雨か?。
懐かしのジムニー君登場!

キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)083-1


大穴林道は磐越西線磐梯熱海駅と並走する国道49号線の南側から県道  号喜久田線にショートカットする林道。


どう見ても、事業所の坑道にしか見えない
檜沢林道(仮)の起点付近。


ここも事業所の私道にしか見えん!
檜沢林道は写真左側。


平凡な砂利道、電柱の存在が民家の存在を肯定している。

●安子ケ島林道群の補完。
 
林道ラビリンス再び。
 中通りの中央に位置し、東に三春町、西へ猪苗代町に隣接し、これらを国道49号、磐越自動車道、磐越西線・磐越東線にて、太平洋から日本海に結ぶ交通の要所である郡山市。
 高い割合で森林資源を持ち、古くから安積疎水を始め農業や小型水力発電などの長大な水路の掘削の為に、林道も単なる営林伐採目的ではなく水路の確保という一面をもつ。
 
安子ケ島地域はその郡山の一面を端的に表す区域と言えるだろう。
 2008年頃から各地区の林道に次々とゲートを設置し、林道への一般車両の乗り入れを厳しく規制しているのは、ゴミ不法投棄が激しい事や、水路や発電といったライフラインの保全という観点からだが、林道開設当初からゲートによる規制がある安子ヶ島の林道群はその一つのモデルケースと思われる。
 2008年から09年にかけて安子ケ島林道群の概要とも言うべき基本路線のレポートは終了していたが、その際に未見だった幾つかの林道を今回レポートしよう、
 加えて、昨年(2013)秋の集中豪雨で損壊した基幹林道安子ケ島林道程ヶ沢線の惨状も付け加えておこう。
 尚、来訪は2013初冬なので、現状に変化が在る事も留意して欲しい。
ちゅーか、出来れば直しておいて欲しいんだけどね。
TouringMapple2008.3版に一部点線登山道として掲載。



鉄砲水の痕だろう。川が跡形も無い。



沢沿いの橋の周りに、無惨に流された倒木の残骸が並ぶ。これは酷いな。


「夕日の林道、探索時間のリミットが迫る・・・」
高見山地区に到達、民家は1〜2軒だろう。檜沢林道の終点もこの辺か?。(笑w

 
●檜沢林道(仮)
総延長:不明(13'/11部分未踏破)
調査区間:起点〜程沢林道分岐点まで
     (全線未舗装)
概要
 昭和43年竣工の安子ケ島林道群、檜沢林道はその入口に発電所や採掘鉱山がある林道と思われる。
 国道49号線から 橋で五百川を渡り、大穴林道入口迄はもしかしたら市道と思われるが詳細は不明、理由は林道の起点標柱が確認出来なかった為である。
 今回の調査では大穴林道三叉路からの林道と言う事で記録を取った。


おお、安積山ハイキングコース?
登山口があるのか。


コレは・・
「三叉路が現れる」地図では道路表記はここまで。
この辺が檜沢林道の終点なのか?


 では、往ってみようか?。
 安子ヶ島林道は昭和43年開設後、徐々にその勢力を拡大?し、現在3つの主立った路線を有する。
 だが、燈台もと暮らしと言うか、磐梯熱海の根幹とも言える磐越再選磐梯熱海駅のすぐ裏の距離に在るこの林道は、未だ未踏であった。
 林道入口に在る砕石場の事業所の、まるで場内坑道の様な状態だった為だが、隣接する大穴林道同様に全く関係のない事が解って、予定の合間を見て突入の機会を伺っていた次第である。

 とは言っても本当にフツーの林道というか、市道の様な道だ。電柱に導かれる様に南下して行く。
 途中、五百川の支流である檜沢の源流部分を渡るが、13'秋の集中豪雨の影響が酷い。その先は2軒の民家が在る清涼山地区で終了するハズだ。
 民家を過ぎた先に、いかにもと言う三叉路と標識が現れる。
 檜沢林道の終点が解らないが、ここで檜沢林道と別れて程沢地区に向う程沢林道(仮)に左折する。


何だこのバイクの轍は?
ヤケに楽しそうじゃ無いかい!。


 その入口には、
安積山ハイキングコースの看板がそそり立っていた。

調査日(13/11/23)の状況:
 路面状況は優良。
 流石に民家があるので、道は普通に走れますし普通の砂利道なので林道じゃなくて市道とお考え下さい。それはつまり地域住民の生活を阻害してはならないと言うことです。
普通の林道以上にお気をつけてください。



切り通しの坂道を登ってくると、再び三叉路となる。形で言えばT字路だが。
右折(南側)が安積山に向う道だ。



このContentsは、適当に増殖します。
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)083-2


「左折(東側)」切り通しの左が程沢林道(仮)。
では、突入してみましょう。(笑w


ちなみに三叉路前は「路盤欠損と言うより山体崩壊」
凄い高さと幅で悉く路肩が落ちてます。


TouringMapple2008.3版に道路表記実線として掲載。

●程沢林道(仮)
区間総延長:約2.2Km(全線未舗装)
概要
 磐梯熱海の根幹とも言える磐越再選磐梯熱海駅のすぐ裏の距離に在るこの林道は、未だ未踏であった。
 林道入口に在る砕石場の事業所は、隣接する大穴林道同様に全く関係のない事が解って、突入の機会を伺っていた次第である。
 とは言っても本当にフツーの林道というか、市道の様な道だ。電柱に導かれる様に南下して行く。
 途中、五百川の支流である檜沢の源流部分を渡るが、13'秋の集中豪雨の影響が酷い。その先は2軒の民家が在る清涼山地区で樋沢林道は終了するハズだ。
 民家を過ぎた先に、いかにもと言う三叉路と標識が現れる。檜沢林道の終点が解らないが、ここで檜沢林道と別れて程沢地区に向う程沢林道(仮)に左折する。
 その入口には、
安積山ハイキングコースの看板がそそり立っていた。


程沢林道も清涼山側は穏やか。
写真先がこの林道のピークとなる。


名も無い峠の下り、地形によって蛇行しながら東に進む。。



高さ、幅とも10m程の法
面が崩壊、
流失している。



土砂崩れの痕がある。ブルで片付けしてある。
普通車では辛い段差がある。

 地図を見る限り、程沢林道(仮)は、ここから安子ヶ島3主幹林道の一本である安子ヶ島林道程が沢線に接続するようだ。
 
大した距離もないので往復確認しよう。(笑
 三叉路から左(東)に登り始める。200m位で登り、名もない峠を抜けると林道は登りよりきつい下りとなる。直ぐ下のS字コーナーの法面崩壊に始まり、路面は流失の危機にある危ない林道に激変してゆく。
 僅か1Km程の短い連絡林道の半分以上が路盤に流失のある道。最後の安子ヶ島林道程ヶ沢線に合流する50m程は上の程沢林道の路盤流失がそのまま程が沢線に流れ落ち、壊滅的な打撃を与えていた。
 因みに、この合流区間は前回2011年冬に初来訪した際もジムニーが通れないほどの路盤流失をしており、この時は下の程が沢線への被害は無かったと記憶している。
つまりこの二つの路線は、2011年頃から完全放置プレイと思われた。
 

先程の土砂崩れを皮切りに、
路盤の線濁が始まる。

なんじゃ、これは・・・・!。

右手下に見えるのが基幹林道である安子ヶ島林道程沢線。
この程沢林道の路肩が流失脱落し、下の林道に崩落している。



調査日(13/11/23)の状況:
 路面状況は最悪(爆。
 ただでさえ災害に遭っているのに、その補修などは露ほども感じませんでした。
現在の状況は未確認ですが1年以上も放置プレイだった林道ですので、通行にはくれぐれもご注意下さい。



合流・・!。さて、あの三叉路に戻りますか?


このContentsは、適当に増殖します。
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)083-3

「戻ってきました分岐点!!」

地図を見ると道は二つあるようだ。点線が遊歩道、実線が伐採道と思われる。



マムシ注意の立て札が真っ二つ!
マムシの仕業じゃねーよな?。


実線の方にタイヤ痕がある。
轍に沿って登ってゆく。


●安子ケ島林道群の補完。
 林道ラビリンス再び。

 檜沢林道(仮)は、五百川の支流である檜沢の源流部分を渡り、その先は2軒の民家が在る清涼山地区で樋沢林道は終了するハズだ。
 民家を過ぎた先に、いかにもと言う三叉路と標識が現れる。檜沢林道(仮)の終点が解らないが、ここで林道と別れて程沢地区に向う程沢林道(仮)に左折してみる。



おお、いい感じだ!青の矢印が峠?。
赤の矢印が崖崩れ?地点、通れるのだろうか?。



遠く安積永盛の辺りまで見渡せる。


まあ先の難関も無論だが手前のここも紙一重だ。


路盤は谷の方に向かってカントが付いてる。
そこそこアングルがあって走り辛い。


 周りの木々を押し流している。
どんだけ雨が降ったんだろうか?、


ぐわ!木の根っこごと落ちている。

 一方、三叉路の右折(南向き)側には、安積山ハイキングコースの看板がそそり立っていた。

 では、逝きましょう!
 一応、成りは伐採道の様だ、軽虎ギリギリの寸法で開削した道だが、経年劣化で糊面や路肩が落ちて、道幅は1m前後となっている。
路盤の3割程に崖側にカントがついているため、真っ直ぐに走っていても転落の危険は消えない。
特に危険なところ(イヤ全部危険だけどな)には郡山市役所土木課で杭を打ってくれているので、参考になる。

 先程の楽しそーな轍は、ここにのみ痕があった。この道もクランク状に安子ヶ島林道程が沢線と交差するハズなので、先人はそちらから来たのだろうと推測する。熊の足跡と言う訳にもいかないので、このタイヤパターンだけで方向は判り辛い。

 道幅が狭い崖っぷちと言うだけで、基本的には鉄塔点検道を走る経験があれば難なく通過できる道だな?などと思っていると、
「忘れてたよ!土砂崩れ現場!」 
 先程遠目に見た所には、事も在ろうに
「お立ち台」が自然と、極めてナチュラルに鎮座していた。
 アベノミクスによる景気回復の波及効果で樹里穴東京の復活が囁かれる昨今、郡山市を一望できるこ〜んな見晴らしの良い所に一足先に「お立ち台」が設置されているとは、
まさに「神の采配」と言うべきか・・?
はさておいて、大丈夫か?これ。
「うむ、大丈夫な様だな。」
 あの轍もここを越えてきたようだ。KLX125も難なくお立ち台に登って記念撮影。ひゅーひゅー!
 
 お立ち台からは、北は日和田、南は安積永盛まで鳥瞰出来た。流石は郡山盆地、広々としていいな。

 先の写真にある青矢印に到達すると道は山を分ける沢筋に沿って、いわゆる「V字型」に収斂されてゆく。


「お立ち台!!」轍は誰が見ても明らかに・・・



お立ち台の下のひとコマ。
さほど高いわけではない。
KLXのハンドル高さだと市の杭に当たるが(笑


先の写真にある青矢印の辺り、
植林の分かれ目で、
ここから先は10〜20年物の植林と思われる。


 山腹の沢筋に向かって道はV字型に絞り込まれる。

 そして南向きの斜面から、植林された杉の生育が10年ほど違う様で、道は杉林のトンネルを抜ける事となる。
沢の直前で明かり取り窓の様にぽっかりと青空を望む空間が出てくるが、沢沿いに下る分岐のようだ。
 
だが、その道の先は塗り壁のような檄藪「マント群生」に飲み込まれていた。
 溜息混じりに、取り敢えずそのまま通成に進む。
 沢は枯れ沢となっていた。
 無論、ここにも先行者の轍を確認する。南から西に山を回り込んだ道は、ここで再びその方向性をリセットされ、再び進路を南に差し戻す。



名も無き程沢の支流。枯れ沢を渡ってゆく。
写真は失念しているが、すっかり藪にまみれて、沢沿いに下る道もある。



2013安子ヶ島林道程ヶ沢線を下ってみる!!


 そしてまたしても地形通りに西に向けての旋回を開始していた。
 沢筋を越えたそも道は、方向性はともかく、それまでの「伐採道荒れ」から「完全登山道」の趣に変わっていたが、200m程で窪地からS字を介して登り上がると、交差する別の伐採道には気にも止めずにその場を突っ切り、いきなり左に折れる直滑降の様な土手に辿り着いた。
「こ、こいつは・・・!」
 直滑降に降りる崖っぷちには、入口にあった看板と同じ物が、朽ち果てて無惨に倒れていた。
 さっきの伐採道の交差点辺りから歩道が在るのかも知れない、または
「今走ってきた道、実は登山道の一部ぅ〜」
という事なのか?。

 
だが、倒れた標識の所は実は三叉路で、標識が示す遊歩道は今走ってきた道とは違うようだ。


 道路の作りは先程の沢まで。
沢から南は山道となる。轍も続いている。


まるで江戸時代の街道の様な作りの伐採道。この辺から再び道幅が広がり、
他の伐採道と交差する部分も出てきた。




 つーか、この檄坂部分だけがハイキングコースとの「共用区間」と言う事と思われた。
 ちょっと安心してKLX125を林道程ヶ沢線に突き落とす。(笑w
 そして、MRをここまで運んでくれた例の轍は、安子ヶ島林道の峠側(つまり中山峠側)から降りてきていた。


伐採道の交差点から先を見る。
道はこの先左折のようだが・・・?、


なぁんとここは三叉路、写真右手の倒木の所からハイキングコースが合流するようだ。
看板の示す先は斜度30°位の坂道、下に林道が見える。



調査日(13/11/23)の状況:
 路面状況は最悪(爆。
 ただでさえ災害に遭っているのに、その補修などは無さそうです。重要度の大変低い道なので、通れなくても誰も困らないだろう?と言うのが普通のの見方でしょう。
 勿論ハイキングコースは別にあるのでこの区間にバイクの進入を妨げる看板などはありませんが、実は安子ヶ島林道程が沢線の方から御霊櫃峠に向かうハイキングコースにはバイク差し止めの看板があるのです。
 昔はトライアルの方々が走った道らしいですが、廃。大昔に確かに御霊櫃峠で目撃しましたしね。
どのくらい利用されるハイカーの方が居るのか判りませんが、通行にはご注意下さい。

合流!林道側から見ると大した事は無い坂道なんだけどね。

写真左が安子ヶ島林道程ヶ沢線。実はここから下りが地獄なんだが。



基本!!安子ヶ島林道
本線、ガンドウ沢線
続!!安子ヶ島林道
檜沢線、程ヶ沢線ほか