廃道日記(Riding・Report)
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白虎の棲む穴へ。三度まみえた廃なる旧道へ。 |
廃道日記 22 「稲沢隧道と真名畑隧道」 〜其の参〜 |
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常磐炭坑という一大鉱業が栄えたいわき地方。 地質を読み、 地下水脈をかわして 穴を掘る能力も経験も豊富な技術者達は、 交通の分野においても その力を発揮したと思われる。 |
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ご使用上の注意! このデータは、 あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。 走行距離は主にバイクで測定し、 旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。 また、掲載される内容は大変危険です。 当サイト掲載内容によるいかなる被害も、 当方は保証致しません。 |
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リベンジの秋。紅葉に染まる明治道に入る。 |
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橋からの道はすっかり稲沢に路面が削られ、 或いは植林に因る法面の植栽によって 半分程となった。 さらに登ると見覚えのある看板と暗橋が。 「なんか懐かしいぞ」。 状況から察するに、この暗橋も稲沢に半分 「持って逝かれてるよ」。 |
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看板の起っている場所が本来の道路面。しかし・・・ 「そこは沼」止む無くその上から右折し、法面を下りる。 |
うゎあ、カオス!?。 轍の真ん中を走れ!? その前にどうやって乗ろう・・・? 低いから大丈夫と思うなかれ?、 跨がって走れれば楽勝だが押すとなれば話は別だ。 お、杉林っ!? 光が届かない路上は、シダ類の養殖場となる。 |
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深い轍が二つ!? そしてお約束の倒木(泣w。 |
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「倒木の嵐かよ・・」 倒木と間伐が入り交じった路面はシダの格好の場所なのだろう。怪しいキノコもあるぞ? |
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「キタ!!」 |
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「キタぜぇ〜〜〜!!」 おもったより土被りが少ないイメージの西側抗口。 |
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いつからの倒木なんだろう? コンクリートも思ったより厚い。 天井には板目の模様、戦後のコンクリート被服だろうが、これ自体にも相当強度がありそうだ。 |
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真実の瞳の現実 洞内の水たまりに映る晩秋が美しい? |
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まるで蝋石(石灰岩)の様な白い岩盤は砂岩?。 コンクリート被服と岩盤の間にある亀裂から 万華鏡を望む。 |
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地底湖にはさざ波一つ起つ事が無い・・・東側抗口はまさに韻。 鳥の声と共に崩れた抗口から降り注ぐ太陽。反対に生き物の様に鼓動が変わるたびに ライトの光が強弱に揺れている。 西口は陽に彩られていた。 |
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折れて飛び出した木の根っこが、まるで エヴァ◯ゲリ◯ンの素体の様だ。 |
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最後に角度を変えて抗口を撮影・・・ |
な、ナニィ・・・ |
「虎だ!お前も虎になるんだ!!」 |
・・・(そんなオチかい!!!>俺)
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