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C62は「シロクニ」の愛称を持つ日本最大最強の旅客用蒸気機関車。 貨物用のD-51(通称デコイチ)と共に、日本を代表する蒸気機関車である。 松本零士原作「銀河鉄道999」の機関車と言えば判る人もいるだろうか? C62-23号機は無論既に解体されている。 写真はいわき市石炭化石館に保存される 川崎車両(現川崎重工)製、D51-946号機。 |
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館山隧道は上半分がモルタルによる補強巻き立てを受けていた。 モルタルの下には明治30年に組まれた赤煉瓦が覗く。 フラッシュに照らされる艶やかな「紅」。 |
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廃道日記(Riding・Report)012 |
末続駅は常磐線開業当初は信号所として誕生した。 昭和22年村民の悲願として駅に昇格、しかし現在は無人駅である。 手元の資料では、2000年での一日の利用客は約100人とある。 |
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日を改めて、この常磐線隧道群に接近する事とした。 |
勢い大きな過ちを犯していると思われるMR。 お前、林道はどうした!。 本日の講師、ふぉるく博士です。 宜しくお願いします。 |
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驚く程にあっさりと館山隧道平側抗口に辿り着く。 地図には画面右から左にぬける道路と人用の踏切は記名がある。 しかし、道路を交差するのは現行の線路とトンネルのみで、旧線跡の道路と隧道は記載がない。 |
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「館山ずい道 延長85.04M」 「覆工巻厚表示 1954,1」 「30」 と、三段に表示される。 隧道内から北側抗口(仙台方面)、 末続駅を望む、。 美しいコントラストで木々が揺れている。 隧道内から南(平方面)に振り返る。 無機質ながら煤煙に汚れた天井と、 側面に残る鮮やかな煉瓦のテキスタル。 北側(仙台側)抗口。 南側に比べるとちょっと素っ気無い。 北側抗口ではパラペット部分に木が生えている。 パラペットはディンティル? 「格子帯」と言うらしい。 |
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しかし小さな踏切から南側への進入は |
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深谷沢隧道北側(仙台側)抗口。 南側に比べるとちょっと素っ気無い?。 |
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フラッシュで天井を撮影する。 隧道は銀河鉄道を望む星の海にも見える。 少々深い深谷沢隧道の待避抗。 何故かここは石造りである。 |
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深谷沢隧道南側(平側)抗口。 国の威信がかかる鉄道事業。故に恐ろしい程の手間がかかっている。 この区間だけの特色として装飾パラペット「格子帯」を見ることが出来る。 |
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ポータルもキチンと組まれているよ。 格子帯はポータルにも巻き込んでいる。 深谷沢隧道を抜けると天神沢隧道がある。 北側の意匠は同じようだ。 こちらは全面煉瓦造りの待避抗。 煤煙にまみれて、堅積みの 割れた煉瓦の赤が峻烈だ。 |
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先の見えない大沢隧道。「ぐお〜、これ以上進みたくない!」 流石ノミの心臓!無駄に怖がりだな? |
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東京から遠くなるにつれて、意匠が変化してゆく。 民家の屋根の様な末続隧道北側抗口。 取り敢えず、贅沢?に隧道で雨宿り Photo by Foruk |
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現行のトンネルと並ぶ末続隧道。 クールなコンクリートと。 暖かい煉瓦の対比。 作業用の階段があるので上ってみる。 「隣のトンネルまで逝け ちゃう?」犯罪だから。 |
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出口の見えない明治隧道でもバイクならおっけー!。 「出発進行!」 げ、現金な人たちだ・・・・?。 |
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末続隧道北側抗口。博士!楽しそうだな。 末続隧道北側抗口も現行トンネルと並ぶが・・。 幽玄な雰囲気だな。 |
上の写真と何が違うか判らないが・・ 夕筋隧道南側(平側)抗口。 茂みに覆われて抗口の形状が判らないよ・・(笑 |
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凄いよね、植物という生き物は・・? しかも根深い・・・・。 余りの薄さに機密性も薄れ、剥脱するモルタル。 しかし、薄い・・・・。 |
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夕筋隧道のハイライトは北側にあった。 「凸型城門式抗口!しかも豪華石造りだ!」 |
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シカ〜モォ!。 「翼壁まで豪華石造りだ!」 翼壁にも柱が付いてるだよ。 |
廃道日記(Riding・Report)012-2 |
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駐車位置から約300m位?。 旧線と新線の水路が合流する。 無論、水路は生きている。 写真真ん中に写る電柱の辺りで列車と遭遇。 しかしこの左手が総てズリ山とは・・?。 ズリ山頂上近くにある「マニア道」? から俯瞰。 画面中央左にキラリと光る紋章が!? 現行金山トンネル脇の登り口。 本来の道床から2m前後ある。 |
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「ほほ〜これがそうかい」。 しかし、こんな装飾のある隧道なんて、初めて見たよ・・・?。 |
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実に薄っぺらな鉄板に書き文字。 「金山隧道、164.6m」 電話か何か・・電線を引いた跡もある 見覚えのある風景でしょう? 只でさえカーブしているのに、 隧道は煤煙だらけで光が届かない。 |
「煤煙が沈殿しとる!」 余程風通しが悪いのだろう。僅か20m程度でこの汚れ。 |
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炭を栄養に育つカビ,苔・・・。 天井には何故か粘土系の土が染み出した跡。 こんなのがあと1.6Kmもあるのか・・・。 |
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入口を振り返る。 煤煙を養分に育つ苔が隧道内に緑の光を 呼び込んでいる。
廃線と成って尚、鉄道ファンの来訪が |
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見事な凸型!まるで大学の時計台だよ。 「日本鉄道株式会社」明治期に旧東北本線や旧常磐線を造った鉄道会社だそうだ。 開業後間もなく国有化。しかし明治時代の地方線は独自の方針で、 このような様式美溢れる装飾抗門を数多く残しているのだ。 |