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林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。






別名
オリンピック峠


その道は、
オリンピック村を
創る為に開削された。



しかし、
第二次世界大戦に
よって志しは絶たれ、
現在に至る。






林道日記(OFF-ROAD・DIARY)092-2



がっつり薮だよ。人が歩っている様だが殆ど通らない感じだ。


一応方角の確認。最終関門「武名峠〜白根高田」区間である。


●ここからは、
 放置された作業道。
武名峠高田線(仮)
全長1.76km
(全線未舗装 廃道

 
先に書き留めておくが、武名峠から梁川町白根字高田地区に抜ける道は廃作業道である。
 通過した2017年時点の話として高田側区内再奥ににして林道の入口でもある
橋が流失したのは2010年頃と言われている(某グループ内にて)
 
橋が流失した廃作業道という時点で一般的通過を望む人は先に案内した県道102号線へ抜けた方が宜しいかと思います。
 
ここから先は「廃道地獄」です。


見ての通り1.5m幅の作業道だ。
ってば、熊笹で路面が見えん……。


それは作業道というより「修羅の道」

ついに道幅30Bまで減少。てか、ここは法面崩落で
道が埋ってしまい、落ちた木が根付いたのだろう。



では、行ってみましょう。
出来れば2人以上のグループ奨励です。

 武名峠からの下りで始まるこのルート、まずは腰まである熊笹の海をスタンディングで下ります。倒木があっても見えないので要注意ですが、道幅は1.5mもあり路盤自体は安定してます。
 徐々に谷が広がってゆくと道はやがて山の南西に取り付いて視界がひらけます。足元の熊笹も勢いが翳り、放置気味の林間区間に入ってゆく。


薮で路面が見えないのに倒木ごえ!


ヘアピンが1回でターン出来ない狭さ!!
……奥に深いのを利用して8の字にターンする。これスイッチバックか?。


 作業道は細かくつづら折れに下ってゆくが上の熊笹区間と違って道が所々流失崩壊している。
 幅30センチ程の踏み跡に沿って単車を進めてゆく。
 さらに数カ所で車道の名残ながらスイッチバックとなったヘアピンを通過することになるが、問題はその部分にも樹木が育っていて、バイクといえど一回で回頭できないヘアピンが在ること。
 125なら回れても250だと回れない所もある。


「見ろ!!道が沢の様だ」
マテマテ!冗談じゃねえぞ!。



マジでしゅか……セローのフェンダー裏が覗ける。

 道の隣の谷から沢が発生する辺りで林道側にも濁流が被った跡が散見される。置き去りにされた瓦礫を乗り越えさらに下ってゆくと、沢の流れが始まって谷の左右に平場が形成されると、谷の左右からさらに水が集まってくる。
 毛細血管のように集まる支流の水が作業道に流れ込んだ雨水で、
道はまるでトライアルコースのように抉られ、見た目は完全に沢となっていた。


洗掘を避けずに突っ込み走法!


あっちが本来の道!でも道の本来の高さはカメラ側。


洗掘がなければ通れない倒木!いやはや何とも。

 
 ていうかこれ遡上だとかなり辛いです。完全沢落ちルートであり間違えるとバイク逆落としになる撮影ポイントとしてはいい場所?かもしれませんが。
 最後に大きな倒木をくぐって、取り敢えず被災区間を突破です。

 何となく道幅のような空き空間が現れますが、相変わらず道の真ん中に木が生えています。
 その道も先に進むとすぐ洗堀が始まります。
でもここからは急だった傾斜も緩やかになり鬼ヘアピンもどこへやら、平行する川に沿ってゆっくりと下ってゆきます。

 この区間に入って初めての見通しの良い直進が現れます。
 先程来の洗堀も徐々に浅く広くなりますが倒木などもありません。ここに来て始めて路盤に仄かにダブルトラックの跡が見隠れします。


仕方がないのでここを降りる。
降りるというより墜落だな…?



道幅が回復する。本来は2m在るんじゃ無いか?。


ですが、これが曲者!
 
その直線の先にある筈の橋は流出して跡形もありません。
 手前の笹薮を抜けて川底を渡れる部分がありますので、
まずは歩いて確認し、ほぼ無理やり笹薮を抜けて渡河します。
 段差も結構あるので最初からバイクを降りて押した方が安心かと思います。


林道の砂利は綺麗に流され、洗掘と
岩だけが残っている。



倒木も放置プレイ。洗掘を利用して通過するが。足場が悪い。

 川幅はアプローチも含めて17m前後、河原(川本体も含む)は6m程。高低差は3m位ですかね。
 むろん、
天候が悪い場合は渡河厳禁です(つーか天候不良の場合に立ち入るルートではありませんが)ちなみに逆ルートで登る場合はここが最初の難関となります。


真直ぐの下り坂だが
洗掘の浅いV字構になっている。



けっこう急に下る。幸い水量は少ない。


この辺から写真右の薮に!!。


 高田側の登り上げは比較的楽だったと思いますが、先に書いた通りここは数人でサポートが絶対必要かと思われます。渡河区間を通過すると車が数台停められる空き地がありその後道は急速に川から離れます。
 



滑る河原の岩場で無理に跨がらず下る。


こ安定した川底から猛ダッシュ。125だと足が長く見えるな(笑



 目前に休耕田が広がるとすぐに民家が現れて突破を実感します。
 舗装路が始まると間も無く県道に合流して終了となる。


川から離れると原野が現れた。
道はゆったりと下っていく。

調査日(17/6/23)の状況
 路面状況はまあまあ普通。
 先に申し上げたいのは
「ここは作業路ぢゃ無いよ、廃道だよ」と言う事である。
 元
作業道ということで特に林道標柱などの名称記載は現場にない。



「休耕田が現れた」道は続いている。


 なお、梁川町の登山道に指定されているが高田側に案内板があるだけで、道中はピンクリボンだけである。
 また橋が落ちているせいか、特に車両通行止め等の措置はない。

つまり、基本入り放題なので十分気を付けて、
間違っても何となく単独での突入は止めましょう。
 みんなで行くなら楽しめるルート?だと思われるが酷い目に遭ったと思われた方はスイマセン、ごめんなさい。

民家確認!やっと部落に到達。


「つ、疲れた〜」ここに何やら案内板が!。


最近建てられた様な雁形山 散策コース図
ここに唯一「三浦彌平オリンピック山」とある。




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