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次の林道に進む。


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。

林道日記(OFF-ROAD・DIARY)
No-1 下永作林道
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)077-1



「スカイライン?!」言い過ぎだろう?どっちも。


民家の軒先に水道の看板。
よく整備されている。


この舗装道路はまだ足りないのか?
さらに高見を目指して行く様だ。

●裏山の尾根筋を縫う林道「白沢スカイライン」

 
Wikipediaの東北地方の道路一覧の項目で「金谷川スカイライン(通称金スカ)」が載っていて笑わせて頂いた。
誰だよ?ウィキに書き込んだのは?
 大体、路線の愛称と言うのか?誰が呼称を決めたのか事の経緯がよく解らない名称ばかりでは?と思う事が在る。
 勿論、市町村の担当者が真面目に決めているのだろうし、歴史的に古から語られた名称もあるが、必ずしも正鵠を射ているとは思えない名称も多々在る。

今回「白沢スカイライン」と命名したのはMRである。
 だって、金谷川スカイラインだよ?一度でもあそこを走った事がある人なら、スカイラインのイメージがかなり低い所に落ち着きそうな、対向車の離合にも気を使う荒い舗装の山道である。
 あれが"スカイライン"と言うなら、ここだって十分スカイラインだ!と思わず世界の中心で叫びたいくらいだ!(笑w



真っ赤な"路線標柱"を確認。
舗装はまだ続いている物の、ここから明らかに道幅が狭くなっている。


橋の袂から"林道標柱"まで500m
起点と思われる(書き込みは判別不能)標柱。

 それにしても、どうしてこんな町村の境になる尾根筋に、林道を造ったのだろうと思ったが、林道を進むうちに「成る程!」と思うほど、この道は重要路線だったのである。

Touringマップル2012版に部分掲載。
広域マップルに車道掲載。


平成3年(1991)の標柱と平成2年式のジムニー?もしかして「同級生?」。



「存在理由の無い林道などない」
ダートが現れた林道脇にスックと起った星雲仮面ぢゃなかった電力標識。


「ちょっと入ってみよう」
ここだけ僅か20mの舗装。路側帯にある里道は・・・?。


「キターーーー!!」
細い作業道が延々と続いているゾ。


ダート区間はさほど長く無い。
ざっと半分程度の約2Km程である。
側溝、ガードレールと装備は十分。


林道の終点が最も標高が高い。
水道の配水所がある。


終点標柱のトナリには道?
幽霊の様な道路の風情だ(笑w。


下永作林道
総延長:約1.75Km(接続区間も含む)
 未舗装路:1.72km
  (終点側約0.3Kmが部分舗装済み)


日和田北線と書かれた表示板が立ち並ぶ鉄塔群。片道だったり繋がっていたりと、形態は様々。

 平成3年竣工が書き込まれた真っ赤に錆びた柱は、林道起点標柱であった。
 この時点では、まさか尾根沿いに4本も林道が連なっているとは思いもしなかった訳だ、果たして自宅の庭先とも言える白沢村の林道スカイラインとはいかなる物だろうか?
 
 
では、逝ってみよう。
 全く何の変哲もない舗装林道を黙々と登って行くと、やがて左右から山並みが消え、変わりに別な物がその風景の幅を利かせ始めた。
「成る程、送電鉄塔があるのか!」
 林道がダートに変わると鉄塔は際立って存在を誇示し、鉄塔管理道が見え隠れし始める。
 山ばかりと思ったが、実際には高原野菜の様な白菜や大根が植えられた畑も散見され、左右の見通しが利く場所が多くなったが、民家が殆ど無い為に壮大なパノラマが広がる訳でなく、割と普通な山並みが広がっている。
 途中、断続的に舗装路を挟むものの、中盤から南は殆どダートであった。鉄塔管理道以外に徳に分岐・合流するダートも無く、標高2〜300m前後の阿武隈高地の西端の尾根をウネウネと渡り歩く林道であった。
 この時点で、地図に在る道もそれが私道か林道か判別すら出来ずに居たMRである。
 仮に国道は言うに及ばず、県道や林道の起点・終点まで表示して、尚かつ地図上に無い道も通れば道として変換してくれるGPSがあれば、MRは喜んで買うだろう。


水道配水場がある。セオリー通りか。



「下に村道を挟んで林道
道が出来る前は実は一本の林道だったのでは?と思う様な配置展開だ。



あ、起点と書いてある。
あっちは終点か、ホント読めねぇ


 やがて、再びダートは登り始めると、コンクリート擁壁と高いフェンスに囲まれた施設が現れ、林道はそこで終点となる。
「成る程、水道施設があるのか!」

 どうやら、この林道は水道と電気の二つのライフラインを統括管理する為の林道なのだろう。終点かと思われた林道標柱には起点の二文字、MRは終点から入った様だがここに水道の配水施設があるので、標高から言ってもおそらく水道管の敷設に合わせて林道も作られたのだろう。

 
では、この水道は何処から?と地図を見れば村道を挟んで対岸?にまんま林道があるではないか?一度村道に降りて再び林道に入る事とした。



「村道に合流、Uターン!!」
写真正面は南西方面となる。次の林道には反転して突入予定


No-2 西目内林道(仮称)
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)077-2



次の林道入口。先程の配水場は写真右の電柱の辺りにある。
グランドラインは5m程高いが。



一杯建ってる看板類。
一番奥に隠れる様に林道標柱が起つ。


林道名称、完全に沈黙!。
真ん中に走ったひび割れにトドメ刺された感じ。


そして林道は急速に登ってゆく。
傾斜が緩くなる頃にダートとなる。

 次の林道も標柱が有る物の、全く読む事が出来ない、特に林道名は完全に沈黙!辛うじて延長1.48km、幅員4mのみ読み取れる。入口にはダンプ通行注意の標識が在るが、これは矢張り林道側への看板なのか?
ま、行けば分かるだろう(笑w。

Touringマップル2012版に部分掲載。
広域マップルに車道掲載。


竣工日は判別出来ないが、恐らく白沢村建植、平成3年以前か?。
●西目内林道
総延長:約1.5Km(接続区間も含む)
 未舗装路:1.47km
  (終点側約0.3Kmが部分舗装済み)

 
では引き続き逝ってみよう。
 どちらの入口が起点か不明だが、現在MRは方角的に、このスカイラインを北から南に南下している。
 林道の南側は急坂で始まる。冗談抜きで先程の下永作林道と同じ路盤高さまで上がって行くのだ。二つの林道を分割する比較的新しい村道は矢張り林道らより後に改良、舗装と切り下げによる掘り割り化によって路面傾斜を抑えた設計と思われる。
 あ、そうか!
 それで下永作林道の起点標柱だけ新しいのかも知れない。あの村道への接続はどう見ても取って付けた様な繋ぎ方だもの。一通り登り切ると、三叉路が現れた。



「三叉路が現れる」林道本線は写真左。
通行止めを毅然とするチェーンが堅く敷地を振り分けていた。


殆ど轍の無い道が横たわり、チェーン規制で分断されている。


クランク状のコーナー出口には裏口??。


幅員4mは嘘じゃないと思わせる下り。
対向車も皆無で路盤破綻も見受けられない


 どうやら林道は写真左手の方だ。正面は通行止めのチェーンが掛かり、長らく車輛を入れてない様で轍が無い。
 路肩に建てられた看板には「安達疎水土地改良区」の文字が在り、どうやら灌漑用水の管理地の様である。
 地図を見ると林道を挟んで東側に溜め池が在り、恐らく農業用水の管理をしている場所か水源地なのだろうと想像が付く。


施設に出入り出来る道が在る・・が、人専用ですな?

 
標高的にこの部分が最高標高位置だろう。丁度この安達疎水土地改良区管理の山頂部分に標高345.2mの三角点が在る筈だ。
 そして、予定通りに林道は下り始めた。地図で見る限り、この先次の県道と林道の交差点まで高い山は無い。
林道は下りとなっても、模範的優等生的に破綻を見せる事無く、粛々とジムニーを下らせる。待避所以外の道幅はホトンド変わらず、降りしきる雨の中に楽しい程に素直にジムニーを降ろして行く。 
 このまま終わるのか?と最初は笑ったが、林道は更なる展開を始めたのである。て、言うかそれが現れて初めて確認したのだが。



「!!・・・十字路だ!」


丁度筆記体の"X"の形で現れた路地。このカメラ位置が本線。


交差する林道の西側から撮影。
この写真左側に水道本管の制水弁がある。


雑木林を再びゆっくりと下り始める林道。


休耕田を転用したかの様な牧草地。
だが原発事故以降、乳牛等は育てられないだろう。

 現れた十字路のちょっと下に、この林道の本懐とも言える施設も確認した。
 
水道管本管の制水弁である。



杉の木の根元に正三角形に配置された本管制水弁、さながら杉は奉られた様な配置だ。

 最初の施設が配水所だったので、水は何処から来ているのかと考えて居たが、矢張り尾根沿いに本宮方面から送って来ていたのではないか?
そんな事を考えながら、交差した林道は後回しに、さらに先に行ってみる。

 途中、先程も見た「ゴミ捨て禁止」の看板を立てているジモティのパジェロミニと擦れ違う。
 近くに安達郡の最終処分場があるせいか?引き取ってもらえなかった家電製品等の粗大ゴミの放置が後を絶たないのだろうと推測する。
 確かに、上水道本管のある林道に粗大ゴミが一杯では、その水を使うジモティだってイヤになるに違いない。
 まあ、大窪林道よりはマシだが、
絶対棄てないで欲しい。

 下り始めた林道はゆっくりと高度を下げる。周りは雑木林だけでなく、田圃や畑、牧草地なんかも散見され始めた。そして、林道の路肩には本管の空気弁が、度々現れる事となるのだ。


2号管空気弁。道幅は依然として4mをキープ。白石の林道に似ている気がする、


「不法投棄は犯罪です」
弁解の余地無し!持って帰れ!棄てるな!


最後もやっぱり急降下(笑w。

 中間頃に殆ど無かった倒電の高圧鉄鋼案内板が再び現れ、先程のタイプと違う不法投棄禁止の看板が現れる。
パーン・・・。
耳にクラクションの音が聞こえて来た。例の村道がもうすぐ近くにあるのだろう。


再び現れる電力案内。

 林道は最後に失速したかのように急な下りを降りる。暗い雑木林から明るいアスファルトに飛び出すと一瞬自分の車の位置が把握出来なかった。
 良く知ってる場所だ。
 ここは愛称を「あだたらドリームライン」という白沢村の村道であった。途中にやたらと薄いトンネル構造の橋が在る。林道はその横に出て来たのであった。

ここで村道を跨ぐ橋の様なトンネルの袂に出た・・・?。

「奥の細道」って、何?


橋か?トンネルか?。


"林道"って、え?。
せめて路線名くらい書いて下さい。

調査日(12/11/3)の状況:
 平成3年前後に、本宮〜白沢村の間に水道管本管埋設と共に作られたと思われる白沢スカイライン。倒電の高圧電線鉄塔群の管理道路や安達疎水の連絡路も兼用する、まさにライフラインでした。
 ここまでの北側2本の林道は終始安定していて、普通車もこなせる林道である。正直、シーズン中はどうか?と思う林道だ。
 ただ、ダート路の迂回路として、冬場のお遊びルートとしては格好の林道と思っている。雪の日なんかもそもそも単純な道なので、楽しく走れそうだ。






次の林道に進む。