林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。



このContentsは、適当に増殖します。

林道日記(OFF-ROAD・DIARY)072



昔から在る、新しい林道。
豪華ミサイルポット付き。


古桧(こび)峠から南へ、藤生(とうにゅう)部落側。
古桧峠線は写真手前からバイクの出て来た正面の道へ。道也直進(写真右奥へ)が久戸沢林道。


上の写真の起点部分はダート、しかも工事用に荒っぽく撒かれていた。
200mもしないうちに舗装、それもまた200m位でダートに変わる。

●古桧峠の間道は50%&50%のハーフダート。
 会津の峠にて古桧峠と呼ばれた峠が在る。現在の七ヶ岳林道の南東側に位置する古絵峠林道がそれである。
 江戸時代から昭和戦前まで、沼田街道の間道として賑わった小さな峠だが、間道は更に細かく、まさに部落の裏道として発達してゆく。
 峠から分岐する間道は駒止から現在の国道289号線にそって麓の針入(はにゅう)、大豆渡(おおまめわた)、金井沢と続き田島に至る。古桧峠を越えると本来なら大豆渡に出るのだ。その隣りの金井沢に出る間道がルーツとなって、普通林道久戸沢線が作られたと思われる。



4tダンプのダブルタイヤ痕だな?。
つい最近まで工事中だった様だ。ここが林道の最高所である。


雑草で全く判らないが写真左の法面はコンクリートなのだ。

 尚、普通林道と在るが金井沢側には簡略なゲートが存在し、管理部落の関係者以外の立ち入りを禁止しているが、古桧峠側は特に規制が無い。
 状況からして金井沢部落側(終点)は早くに開発され、古桧峠側(起点)は最後に繋がったと思われる。

TouringMapple2011.3版に点線で掲載。広域マップルも林道末端が総て点線表記。


「工事の跡?」土砂崩れを右の路肩にカタした様だ。


雑木林と植林の杉林を交互に迎える。

林道久戸沢線
総延長:5.26Km 全線未舗装
 (古桧峠側分岐より終点標柱まで)
編集部、注:
ターマック/グラベルの距離は特に測ってないので漠然と、ではありますが、林道の約3/5は舗装路面かそれに準じるものとお考え下さい。

概要
 これまで幾度か訪れた古絵峠を通る度に時間があればトツゲキしたいという林道であった。2007年10月のツーリングの際にも訪れた林道である。




前回(07')はココでターン。
正面の道、判らなかったなァ・・?。


ちゃんと下草が刈ってある、流石。


二回目に土場、この100m手前から、道は舗装路、
この土場からダート


写真右は待避所だが、すでに笹が待避所を占拠している。


いきなり本来の4m道路に戻る林道は多分ここが最後の工事区感と思われる。ダートのままが良(爆

 
しかしこの時は1Km入った先の土場の所で道をロスト、道は無いと認識してUターンしている。
 因みに、同じ年の7月にリンク先のみしぇる氏が現地作業員の話として「開通まで後2〜3年」という口伝を残している。

今回、別口からの情報を元に、古の間道を実際に走ってみる事にした。

 先に書いた通り古桧峠林道から分岐し、北東の金井沢の部落に出る林道である。当日は起点である古桧峠側から突入した。


もう20年以上在ると思われる起点表記。最初に来た時は、青看すらなかった。

では、逝ってみよう。
 初めてトツゲキした時は多分1Kmも走ってないと思った久戸沢林道。
 走り出すと起点のY字路から200m足らずで舗装路になる。軽く下って登りも中腹でいきなりダートとなり、低い切り通しを越える。後から考えると、ここがこの林道の最標高位置だったと思われる。
 そこで、熊五郎さんが公開してる当日のログを見ると、標高が600m前後の様だ。
ウネウネと下り始めた林道は雑木林と植林の杉林を交互に抜けて、路面を再び舗装に戻し、突然広い土場に出た。
「見た事が在る」
 そう、ここが07'にMRが道を見失い、Uターンした土場だ。今は明確に道があり、走行しながら撮影していた事も手伝ってあっという間に通り過ぎる。
路面状況はまるで賽の目の様にコロコロと変わる。



また舗装路、変わる変わる!




そして砂利道、ダートは長くて5〜600m?


ここは斜度12%はあろうか?という下り坂。
なんとコンクリート舗装だ。金掛かってるなぁ?


 
舗装路は施工1年以内の真新しい物からズタズタに裂けてダブルトタックとなる古い物やコンクリート舗装も見受けられる。ダートは主に砂利主体だが、浮き砂利からグリップ良い締まった路面まである。さらにこれに落葉や笹薮、砂、土砂が流れ込んでスリッピーこの上ない状況がある。
 道幅もそうだ。標柱公称の幅4m普通林道と言う事だが、道幅は秋でも平均目測2.5m程しか無く場所に拠っては雑草に埋もれてガードレールの存在が目視出来ない(爆
 広い所は4m以上ありそうだが、狭い所はKカーでもドアを擦る林道幅だ。




「舗装路に砂利が乗ってるよ?!」(T_T)。。。


さらにもう一カ所!。
舗装に乗った砂利、砂が唐突に深い!。

 そして、今書き込まれた路面情景がまるでちゃんこ鍋の様に一斉かつ日替わりに襲って来るのだ。
「走り辛い・・・」
 二つ目の土場を過ぎて登った所から林道は下り始めるが、コンクリート路面のカーブを過ぎると、林道は加速度的に傾斜を増して来る。
 下りがキツくなった対比50%のハーフ林道の恐ろしさはここからはじまるのだ。舗装路のラスト部分には常に砂と砂利が散乱し流れ残った物が大量に舗装路にはみ出て来る様になった。こうなると5分山そこそこのリアタイヤは、ちょっとブレーキ当てただけでスキーの様に滑ってゆく。



舗装路のラストが林道で言う「排水路」だ。


それはさておき、ヘアピンの出口が舗装路。
逆走は辛いな?逆走は。


部落に近く成ると、再び植林となる。


舗装路に山から滲み出した赤土が流れて感想したいる。。


砂利、舗装、砂利、舗装・・。

 
 終いには舗装路の上が真っ白だ!
これは土石流で出た大量の雨水が山から溢れ出て、林道を川にした所為であるだろう。
 
 やがて高度が下がって来ると雑木林が殆ど無く成り、林道の左右は若いながらも道を守るかの様な杉林造林に囲まれてゆく。最後は舗装で終了か?
「ま、もう一回位あるかな?」
 案の定ゲート目前の100mちょいが舗装。最後までよく解らない林道だった。ゲートは簡易なもので、しかも脇が甘い。容易に通る事は可能だ。

林道を出た正面に国道289号線、真っ正面に金井沢中村のバス停がある。

 終点標柱を撮影すると、部落までざっと200m?のまっすぐな道だ。
 正面に国道と会津乗合自動車のバス停留所があり、これがランドマークと言える。

調査日(11/10/9)の状況:
 一体何回路面が変わったのか?。写真だけでも16回?2〜3枚ピンぼけ、撮り逃しが在った筈なので、ざっと20回は繰り返したコトになろうか?



相当古い舗装が割れて土が剥ぎ出している。
結構傾斜が在る。


またダート、平場に出た。
行く先に何かゲートの棟な物が在る?。


何の変哲もない通行止め。
「入山立入禁止」とあるが、一応な!という感じ。


 林道の竣工年は未確認、少なくともMRが最初に目撃したのは世紀末の99年頃である。13年以上かかって、昨年やっと完成したと言う事だろうか?
 さて、峠からの下りは正直あまり面白く無いので次回は登ってみよう。
 七ヶ岳のアクセスルートが一つ増えた事や黒森周辺の枝林道を一筆書きで廻るには重要な路線と言えよう。
初心者向きの林道であり、むしろ今年11'で言えば七ヶ岳本線の方が砂利多く荒れた感じた。



コチラが終点標柱・・・何故"黒い"?。