ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの
覚え書きです。
走行距離は主にバイクで測定し、
旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。

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 「逃したお酒は、いと美味しい」 8

 
まずはテントを張って着替えて荷物を押し込むと、熊五郎さんのヴォクシーに乗り合わせて町に出る。
 神様謹製の秘密の林道を走破して上機嫌な我々だったが、
HPで日帰り入浴OKの宿が震災以降宿舎になっていて入浴不可と断られ、止む無く買い出しして祝杯を上げる事とした。
 五社山から最も近い町は広野町だ。
津波に飲まれたものの破壊を免れたらしい駅前は、しかし閑散としていた。トムトム広野店だったか?駅前のスーパーはあれ以来使われていない様で、国道6号線のそばにある広野町庁舎の近く、新たにイオンスーパーが出店していたので、ここで買い出し。
 そう言えばニュースで言ってたな。とか買い物しながら思い出す。




「わ!?飛んでた」

初日終了!無事此レ名馬もとい銘鹿ナリ?
(Photo By 熊五郎)


 オヤジどもがおでんを囲んで酒盛りを始めたのは、まだ時計が6時という時間だ。Komちゃん謹製の釜飯をおこげの炭まで堪能し、日頃のお医者様の言いつけも今晩だけはOut ob 眼中だ。MRに至っては二日連チャンだし、もう酔っぱらって何を話したかなんて忘れてしまった(写真も撮り忘れた、スマン)が、奥の松サクサク辛口がとっても美味しくてひどく幸せな気分だった(オイオイ痴呆症かよ<俺w
「いやぁ、今日の林道はMRさんと行った林道では最高傑作でしたね〜!」
「いや、大峠」
「大峠も良いけど、八溝もいいよ」
「やっぱ、駒止と檜沢かな?」
 酒が回ると痴呆症のジジイの様に話題が繰り返されてた気がするのは、俺だけか?
しかも寒くなったとか言って寝たのは
午前1時すぎだから最大6時間も宴会しまくった訳である。
 確かに民家の隣の二ツ箭登山口では、今頃パトちゃんが来てるかも知れない(爆



オヤジども「強者どもが夢の酒…」
(Photo By 熊五郎)

 
 それなのに、嗚呼それなのに朝6時には起きてしまうガキオヤジな面々。
 自然と目が覚めるのはジジイ、ワクワクして目を覚ますのがガキの所業だが、皆さんどちらだったのだろう?
 取り敢えず昨日の汁もの三段活用(おでん→うどん→雑炊)とまではいかないものの、ウインナーで再び美味しいオカズに大変身。
 皆さん南極隊に同行できるスキルが在る様な無いような?。
 
ここで悲しい事に熊五郎さんが自宅の所用で現場を離脱。
 見える人には長いながーーい後ろ髪が何時までも見えていたと言う。

「二日目」

その後、日の出の御光を眺めに五社山山頂近くの展望台に行く。
 標高685.2m、相双地区最高峰のこの山はかつて楢葉岳と呼ばれ、源氏がここに京の岩清水八幡宮の分霊を祀る楢葉八幡神社を創建し、二度の東北遠征の基地とした由緒正しい霊山なのだったが、源氏の衰退とともに廃れ、今では神社が山の何処に起てられていたのかも不明らしい。その展望台で北はフクイチから南はマリンタワーまで見えるのは素晴らしい。
 
イヤイヤ、ここから東京電力福島第一発電所の建屋が見えるのだから恐ろしい。
 取り敢えず日の出を拝んで、
さあ、出発だ!今、日が昇る。


  「木の上の弘法も誤ってサルと落ちるみたい」 9

 さて、二日めは昨日取り零した箒平の地蔵峠(仮名)に行ってみる。
 ここは林道日記にも書くが、
二つの地区を繋ぐ重要な峠である。
 
南の四倉・広野を巡る銅山林道周辺地区と、今でこそ木戸川ダムに因って様変わりしてしまった。木戸川林道を経由して有名な乙次郎林道群に繋がる超重要路線なのだ。

 取り敢えず昨日同様に五社山黒森大内林道の大内〜五社山区間を走り抜ける。廃県道でもある大森林道と合流し、一路道なり西へ。
 県道249に出て快適に右折、ウエットで滑る昨日に比べて昨日に比べて乾燥路面はモトクロスタイヤに優しい。



五社山公園展望台。
日の出を浴びてそそり立つその姿、
裏から見ると「逆光モノリス」


「東京電力福島第一原子力発電所」って、
建家が見えるじゃねーか!。



五社山ふるさとの森案内板。


バックミラーを見ると、
「あれ?誰も来ない?」ちょっと待つが来ない。
待てど来ない?
何かあったか?
「Komさんが来ない」 いまさらに慌てて戻ると二番手のおぉじぃ氏が林道出口で佇んでいた。
「戻りましょう!」先頭のおぉじぃセローは明らかに速いペースの戻りだ、転倒しそうな所では減速しつつ廻りを見回すがいない?越えて来た峠までいない。
「峠の手前で?登りで転倒してるのか?」まさか・・・?。
 ウデがいいだけに出してる時のスピードが桁違いなヒトだ、大丈夫だろうか?
 大分戻って下って来た、間もなく黒森/大森林道の分岐点だ!そう思った瞬間、先を戻るおぉじぃ氏がフルブレーキング!
いたっ!
「大丈夫ですかぁ!」
「取り敢えず、(リア)フェンダー吹っ飛んじゃったよ」
 まあ、それはDTMのアタツアーだと泥濘同様に基本かな?MRも昨日ヒルクライムで2回転倒したし、キャンプ場の窪地になってるグレーチングでリアフェンダーをリアタイヤで引っ掛けて曲げたし。
「一体どーいう転倒なんかな?」すでに引き出されたセロっ改だが、割れて外れたリアフェンダーからkonちゃんがナンバーを外していた。
 万能リュックから工具が出され道ばたに店ができている。
「体は?」



県(険)道249号線の分岐である下帚平から1Km。
上帚平の部落入口に在る名も無い峠道。


 「これがっ!地蔵峠(仮)だっ!」下が道、上は地蔵様への参道?



「ん〜大丈夫。倒木越えをおぉじぃさんと別ラインで越えようと思ったら引っ掛かって・・」
あごをしゃくって視線誘導すると、
「そこの側溝に速攻落ちた」
「どんなやねん」大体、何故より難しい倒木の高い位置の所を車線変更しながら越えようとするかな?
「や、イケると思ったんだけど」どっかのブラックな人か?あんたも。
「体が先に側溝に落ちたら、木に引っ掛かったバイクが後から落ちてフタされた」 とんでもない話だな、マジで。
「出られないし、みんな行っちゃって誰も助けに来ないんだもの」
そりはメンゴm(_”_)m



「合掌」すいません、通らせて頂きまする。


イケると思ってリアフェンダー折ってバイクが降って来る・・・上手いヒトの転倒って何気に怖い。まあ、体が無事で何よりだったが、アセりましたよ、敗。
「MRさんなんてフルスピードで遠ざかるもんね」
そんな、人聞きの悪い。

  幾ら楽しいからって、急がば廻りすぎにはご注意!> 10

 リュックのメッシュポケットの所にこれ見よがしにナンバーを積んで、抑え金具の折れたリアフェンダーをタイラップで固定したセロッ改が再び所定の殿に付いて、3台は例の箒平地区に到着した。
 入口で停まって、GPSの記録をスタートさせる。取り敢えず峠まではそのままMRが先頭で、地蔵様の居る峠まで行く。さて、通れるかな?タイヤ痕はなさそうだが?
「いや、倒木の横はタイヤの跡ですね」
「誰か登ってるんじゃない、これ?反対側から」それで一本だけツルツルの道なのか?



いくぜ!バイク通れますね。


あらよっ!! 極めて平常心で降りて行くKonちゃん。

 
「つながっていればね」
「そげなこつ言わんといて」(何人だMR?<俺
 
実は峠までは現調済である。流石に新車のツーセロで行くのを躊躇ったMRだった。
「じゃ、取り敢えずジャンケンポン!」
 トップはKomちゃん、おぉじぃ氏と続き、最後は撮影ながら運転のMRが突入する。
「やっぱバイクで反対側から登ってますね」
「下るだけなら楽勝だな?」


これが"道"?いやいや、十分通れますよ。



ほいさっ!こんなのこの二人にはタスクにならんわ。


 ホントかよ?とか思いつつ先行の二人を追ってKLXで降りて行く。
 
先の二台はたちまち視界から消えるが、成る程?峠のラストがキツいだけで、あとはフツーの山道じゃん。
「電柱があるから管理道なんだろうな」
 
所々で軽虎は通れそうな車幅もあるが、実際には登れないだろう。
 雑草や立ち木、倒木を撤去すれば入れそうでは在るが。



電柱に沿って道は下って行く。


「ウム!ここもええ塩梅だわ」これなら十分ツーセロで登れるな。
下りなら荷物満載でもイケそう?



 二人に追いついたのは渡河の所。フツーに小川の様な浅瀬で、おぉじぃさんがバイク洗う素振りを見せる。イヤイヤ、洗わないから(笑w
 途中、電線だけ先に林道にショートカットしたが、まあ問題なく山隣の林道に合流した。
「七曲林道です」
 近くにサングラスの耳かけをくわえる渋い刑事部長がいる警察署が在りそうな林道名だ。
「ここを右です」
「左は繋がるの?」

「渡河がある〜!」
小川のせせらぎ程度だが。


写真右側に物凄い迂回の轍。いやいや、水たまりだ。


「繋がりますけど11月20日まで工事通行止めなんですよ」
 そう、先月エラい目に在ったのはこの左折した先に合流する木戸川林道である。
ダム側の最後の暗橋が工事中で通れないのをツーセロで「初めての現場越え」でやっと通過したのだ。
 因みに木戸川林道自体はその大半がダム建設に伴って県道化され、かつての全長10Km程のうちダム本体から上流川の2Kmだけがダートとして残るのみと成っていた。



やっぱりこのコースは登り攻めなんだなぁ。
それであの道で下る周遊コースなのか?



ここで電柱とサヨナラ、写真右の電柱の道は自然消滅。
我々は道沿いにさらに下る。



 木戸川林道も、かつては関東営林署管轄の森林鉄道が存在していた(木戸川森林鉄道)が、昭和45年前後にその歴史をトラックに譲り、現在我々が走っている林道に身を変えている。
 そんな訳で、工事中の木戸川林道通行不能の為に、我々はそのまま七曲林道を下る(東に向かう)事と成った。

 
七曲林道も、実はここから木戸川林道までが激アレで楽しい所。
 そんな最終局面に背を向けて、比較的普段な林道であるノーマル七曲林道を北迫川と共に降りて行く。


再び電柱とコンニチハ、
七曲林道から見た地蔵峠入口。


電線は何処へ行くのか?。写真は下見の際に撮影したモノ。
ツアー当日は七曲林道での撮影は行われなかった。


 もっとも、林道自体は9Kmちかくの距離も在ってそれなりにイイ感じの長さと比較的余裕のある道幅が、自然とバイクの阿部玲司スピードを上げて行く。(凄い変換だったので生)
「キャンプ場がある」
 震災前にはネットで好評だったキャンプ場らしいが、あれ以来再開される事が無いまま現在に至っている様だ。
 完全な被害者とも言えるがどうやら除染も入って凄く小奇麗に整備されている。
 実は雨だったらここの長い軒下をお借りしてキャンプでもいいかとは思っていたが、水道もトイレも止められているので
やっぱダメかな?


雨の日に良さそうな軒下。
つかえないのが勿体無いキャンプ場だった。

電線はこのキャンプ場まで。上帚平の方が近いのか?。


 なかなかに良いペースで下りのロングダートを愉しみ、橋を渡ると県道35号いわき波江線に到達する。自販機で喉を潤すのは多分全員二日酔いモードだからか?
 林道の入口を探しつつ何だかズラリと廃棄されたジムニーの「草ヒロ」を見ながら、昨日と同じ蛭沢林道を経由して再び県道35号線に到達した。
 

壱雉を追う者は
二猪に教わる場合もある>
11


最後に橋を渡って終了。
次の林道へ向かう。



「売っているのか?自慢か!」
春先の某塙と違うのは全不動車と言う事か?白のハイルーフがJA11V(HC)、残りは全て2StのSJ-30V。


 
大森林道の青看から右折、アンモナイトセンターの誘導看板を横目に流しつつ直進する。
 県道に昇格しているにも拘らず青看その他に県道の表記が無いとは?標識も無いぞ。部落のラストに出て来たのは知る人ぞ知る何時から在るのか
「災害のため通行止め」の看板と簡単なゲートがまさに”ぽつねん”と鎮座していた。
「ここがラスト?」
「うん、先行ってて、今日朝konちゃんが転んだ林道に出るから」


「蛭沢林道」その手の地図には遠縁なショートコースだ。


でもそこそこいい感じの道。 五社山側の終点から東へ、峠まではこんな感じ。


ラストは砂利深い。起点から20m程が舗装路、折木温泉の上に出る。


「オイオイ・・・」
「対向車に車は絶対ないから、バイクだけ気を付けて」
「了解です」
 
3台は林道→県道→廃県道に逆進化した道に突入した。
 廃れた舗装路には縦横にオフパターンと明らかにカブ純正タイヤのトレッドが刻印され、バラバラのそれらが舗装が途切れる先で、やがて一条に集約されていく。
「しょっぱなからコレだよ」


「昭和10年竣工」だと!
地図をみても痕跡は無いが、何か蚕業があったのか?ていうか元はトロッコかも?。




通行止めも被災中!!。こうして見ると林道県道
険道247もまっとうな舗装路なんだが

 
 
元はほぼ垂直ではないか?と思われる崖が県道上に叩き落ちている。隣りを流れる大久川を隔てるガードレールまでの幅は目測6〜70センチ?確実に1mは無い。
 
ここが現実との境界線、ここから先廃県道の魅力?が爆発していた。
 もはや通過儀礼的に現れる根っこごと倒壊した法面、流失した土砂、堆積して腐葉土と化したアスファルトロードの上に生い茂る薮に見え隠れするガードレール・・・廃道見本市の様相だ。


徐々に細くなる舗装が途切れる。



「ふにゃ〜〜」久々に見る?バイクゲージだよ。

さらに先にも同じような法面崩潰が。



「キタこれ」
ここで初めて県道表記!
「福島県道片倉末続停車場線」やっぱり県道なんだ、ここは!東日本大震災とは真に
「廃道造成マシーン」なのか!
撮影しつつ大自然の猛威と脅威に、人間の力なさを痛感する。
「というか?県道に昇格する理由が解らんな、この道は?」
 
停車場線だから片倉部落から駅に向かう道としての指定なのだろうが?全長16.6Kmのこの道は一体何を運ぶ為の道なんだ?
 そんな疑問も走り出せばすぐに忘れさせてくれる程の荒れっぷりは、もはや見事と言うほかは無い。
 往時のまま残る空間はまさに別世界、大久川の渓流美と共に蛇行する道は時代に取り残された廃道美も兼ね備えている。
(いやそれが目的じゃなかったんだけどな)


その先はカオス。


道は県道確定。これで県道ってアンタ。


「美しい森林浴」もう完全に林道の風情ですよね。
 

「この廃れ具合が」一体何時の橋なんだよ?
銘板は無かったが昭和3〜40年代は間違いなさそう。



 やがて舗装が切れると道は待ってましたとばかりにさらに荒れる。 舗装とか路肩補強のないそもそもの大森林道は、おそらく竣工当時の道をあまり改良される事無く補修のみで使われて、
 
県道指定後は逆に営林署管理から解放されて、県は放置プレイという見事な官官接待なのだろう。
「うわぁ荒れまくり」
 法面崩壊普通の出来事状態、路面の洗掘や欠損アタリマエ!倒木なんて朝飯前である。



振り返る。ここは待避所なのか?広い。



ヘキサキター。ア、ありえね〜!


「県道片倉末続停車場線」
永遠に繋がらない常磐線への県道。



道が全線被災状態。
微妙にバイクだけが通れる災害が多すぎる(笑w。

「ヒトが居る!」
 ハイカーらしい男がかつてのダム取水口の様なコンクリート護岸の対岸で絶賛昼食中だ。そうか?歩ってる人は居るのか?山菜シーズン?キノコがこれからなのかな、楢葉は?
ちゅーか原発事故のあと地場の山菜喰うのかよ?



消えた「落石注意」物理的にな。
消えるどころか、落石だらけだ。



ケルンかよ?廃道は続くよ、何処までも。


 
そんな疑問をまたしても忘れさせる巨大流失現場に遭遇する。
 何故かここだけ幅員4mはあろうかという林道に、
道幅一杯に近い3m幅のV字洗掘が連続2本!
「全長100m近いんじゃねーか?」(と言うより起点を何処にとった距離だよ?<俺)
 これは明らかにこの先の林道が豪雨時に川に成った証拠だ。


「路肩注意」って今更だよなぁ。
思いッ切りイッてる感じの轍。(笑w


「路肩補強は確かに県道」道の上は落石で満杯だがな?


「まだまだ続く廃県道」落石の上には新たな道?無論、単車用。



 V字溝の深さは目測2,5mくらい、単独で落ちれば多分脱出不可だろうな。
 山側法面に一条の薄い轍があり、これを越えて行く。
 洗掘現場のラストは段差30センチ近いステアケースを越えて、程なく黒森五社山線の分岐に到達した。

 先行した二台が待っていた。
 ハイカーが対岸で昼食中だったと話すと二人は見てない、変わりに
雉のつがいとイノシシを見たと言う。
「転倒して疲れ果てた私をここまで導いてくれました」とはおぉじぃ氏。



振り返ると、岩肌から水が染み出して
路面に流れ出す。
末期だ。


「何だよこれは?」路盤ごとイッちゃっているよ〜。


「キタコレ!!!!」
 
 
ああ、最後の一人が転けたか、とちょっと心が軽くなるMR。
「あのウリ坊達は心の支えでした」オイオイ、どんな宗教観なんだよ?
「てゆーか、長いよこの廃道。疲れたよ」
「もう林道はいいです」おお、この二人が疲れたなんて。


もはや道幅が川幅だよ。


どんだけ長い路盤洗掘?見渡す限りの洗掘とは。


 
ダメ押しに最高の廃道だったんだな?ここは。確かに無茶苦茶だからな、この県道は。
 
大いに満足感と達成感を味わったMRは二人に言った。
「じゃあ、林道からキャンプ場に戻りますか」
ええぇ〜?と言いつつ二人とも解っているじゃない、ここは山の中の三叉路よ?
「勘弁してよ」うん、いいセリフだ。


  エピローグ「いざ、海鮮丼!?」>
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 キャンプ場を撤収して時間は2時、遅い昼飯を喰うと帰る時間しかなさそうなので今回のアタツーで温泉は諦めた。
 その分?どっかで豪華にランチしようという話だが、生憎知ってる店はもう中休みの時間である。
仕方なくお手軽に「道の駅四倉」に向かう。



最初はグー!!。行った事が舞い所は勝ち逃げ優先。


橋には通行止めの簡易ロープが掛かるが
緩い為くぐって来れる。



 
東日本大震災の大津波で鉄骨の支柱を残してほぼ壊滅した道の駅は建て替えられ、中途半端な時間にも拘らずそれなりに観光客が足を運んでいた。
 港湾改修がまだまだ続く四倉港で、道の駅の駐車場入口は来る度に場所を変える。
「浜通に来て初めて海を見るなぁ」
「林道でちらっと見えましたね」
「五社山の展望台で見た」
 二階のラウンジはフードコートだ、せっかく海に来たのだから海鮮丼でも喰おうと、やっと元気になる。
「おお、ウマい!」
「昨日のおでんに負けるが、な」
「いやいや、これもいいですね」
今回はこれで解散、また次回は何処に行こうかと思い悩む日々が始まった。



「海鮮丼」それはこの二日で最も豪華な食事(笑。

さて、喰ったら帰ろうぜ!。




銅山林道群01
銅山林道 本線
銅山林道群02 支線群
銅山林道 千軒平支線
銅山林道 檜山支線
銅山林道 銅山支線
銅山林道群03
黒森林道/三森林道(県道247号線)
林道五社山黒森大内線
銅山林道群04
蛭沢林道
猫啼山縦走路
木戸川林道群01
電力管理道/地蔵峠線(仮)
七曲林道
木戸川林道

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