温泉ツーリングスポット



かわうち露天風呂
(福島県)



注1)当日は大変混雑していた為、大浴場は撮影しておりません。
注2)2011年、現在この施設は東日本大震災に伴う退避区域のため、閉館しております。


かわうちの湯 全景。まあたらしい本館と奥に円形の温泉がある。



真新しいのれんが下がるお風呂の入口。
勿論混浴では
ない


温泉成分分析表。
最近これを見ないと落ち着かない。


●温泉空白地帯に現れた、
 温泉ライダーの憩いの場。
「東北露天情話」というタイトルからして露天風呂のレポートが当然なのだろうが、今回大幅に本来の意味合いを大雑把に捉えてお送りするのが、この「かわうちの湯」である。
 何故かと言えば、ひなびた(それはそれで味わい深くはあるのだが)湯治温泉が多いこの辺りで、唯一温泉保養施設の形式を執っていて、快活なイメージが個人的に気に入ったからだ。
 これは勿論新しい施設という事もあるが、先日お邪魔した道の駅ならはの「ならはの湯」同様、
温泉・食堂・特産土産物と、隣にコンビニがあるコンセプトと構成が全く同じ所がステキである。
 つまりひとえにその違いは(マイナーさと露天施設がある事)に尽きる。
うむ、タイトル通りだ。
(自分で言うな>俺)

 川内の湯は川内村役場に寄り添う様に起つ。目前はこの為だけに指定されたかのような真新しい舗装の村道が通っている。となりには木戸川と国道399号線の都合3本が平行に通っている。
 建物はこれも道の駅ならは同様、山の斜面を利用した二階建てで一階が玄関とボイラーを含む機器室。二階にフロント・ロビー・休憩室(大広間)食堂・会議室があり、別棟としてドーム状の大浴場がある。
 朝10時の開館とともに界隈の村民30名前後が入館する。おいらも一呼吸おいて入ると館内に掛かる曲は「スタジオジブリ(SONGS)」。



露天風呂。青空と濃い緑があれば、いい気持ちになってしまう。


 一階で靴をぬぎ、靴箱に鍵を掛けて身体障害者用も兼ねる展望エレベータで2階に上がると、となりのトトロが流れるロビーとフロントのフロアに出る。
右手に券売機があり入浴料500円を払ってフロントにゆき、靴箱の鍵を預けて別な番号札を受け取り、通路突き当たりを左に曲がると、奥に風呂がある。フロントでは浴室脱衣所にある無料ロッカーの鍵を貸してくれるが、ヘルメットは入らないので通路脇にある別のコインロッカーを使うと良いだろう。
 因みにフロントから突き当たりの通路までの間に右に休憩室・左に食堂がある。
 脱衣所から大浴場に出ると一般的な温泉はほぼ取り揃えてある。サウナ・ジェット水流・露天風など…、それにしてもこの洞窟風呂って何を模索した結果なんでしょうか?どうせなら「鍾乳洞風呂」とかの方が…あわわ、隣町でした。



洞窟風呂、そのコンセプトは依然不明である。何故洞窟?



今日も近隣の村人で賑わう温泉だった。


 泉質はアルカリ性単純温泉、泉温26℃ということは、一度熱を加えているということですね。
 でも、この温泉空白地帯に自噴の温泉があり、安価に利用できるのは有難いことだと想いました。
 箱庭ながらも青空を眺めて入る温泉は、格別な夏の湯、と言ったところでしょうか。
 温泉敷地内には地元の生鮮野菜売り場、はす向かいにはコンビニがあり、となりにいかにも(キャンプしてください)といわんばかりに空き地がある。加えて温泉のロビーで酒やビール、カップラーメンや缶詰を売っていて、コンビニ共々「ここに泊まっていけ)という囁きが聞こえる様だった。

泉質:アルカリ性単純泉
   (無色透明無味無臭)

源泉温度:26度前後(加熱湯)
効能:打ち身・切り傷・やけど・
   神経痛・筋肉痛・関節痛・
   五十肩・運動麻痺・痔疾・
   関節のこわばり・くじき・
   慢性消化器病病後回復期・
   冷え性・疲労回復・健康増進
設備:泡風呂・ジェットバス・冷水・
   サウナ・寝湯・洞窟風呂
内風呂:あり。
入浴料:500円(子供300円)





2014年より再オープンしました。