温泉ツーリングスポット






おいたま温泉 賜の湯
露天風呂

(山形県)




田園の露天風呂






「たまたま庭掘ったら出た温泉」賜の湯。
御湯を"賜った"と言う意味から命名したらしい。


●以外とアタリ?
 三匹が行くオヤジ軍団は、欲望の赴くままに、取留めの無い話に興じる。米沢でメシ喰って、さて風呂にでも行こか?という話に成った。
「ここ、行った事無いな?」
「賜の湯温泉?町営の保養施設つートコだな」
という行き当たりばったりな話、いわゆる漢のロマンだ!
(当社比、条件によっては数値の異なる場合も在ります)
これが、以外とアタリだった。
 
おいたま温泉「賜の湯」(おきたま/おいたまどちらの読みも混在する)は平成25年(2013)にリニューアルされ、それまで一本だった温泉井戸を2本に増やし、屋外の施設を更新した。
 いわゆる「日帰り温泉」なのだが、実は離れがあり連泊が可能な宿泊施設も持っている。
 HPによれば施設は置賜駅の駅裏通り徒歩10分とあるが、山形新幹線が華麗にスルーするおきたま駅は勿論ローカル無人駅で、wikiによれば1日の利用者数は約40人(2001年JR調べ)とある。
 その駅前通りにドーンと構える!などと書いても全く緊迫感のないどころか、駅すら見失う程に存在感の希薄な駅前通りにこの施設は立地する。



「温泉分析表を撮影する暇が無い」
時間は日曜の午後イチという事も在り、利用客が多くて脱衣所が空かない。

 
 このHP的には「露天情話」なので選外ではあるが、この温泉のイチ押しは指宿温泉か?という東北では希有な砂風呂である。
 一回1500円(入浴料込み)という値段はさておき、一度入ってみる価値があるかもしれない。
 今回は順当に、フツーに温泉入浴で300円を払って館内へ。そうこの低価格も魅力だ。
 脱衣所はフツー、30人分程のコインロッカーに脱いだ服を詰め込んで施錠する。100円が帰って来るタイプだ。
 
流行っているのか?


カランもシャンプー&ボディソープも完備。
300円でこれは充実装備だ!
手前の石の玉が温泉の注ぎ口。


露天に向かう通路にも洗い場が在る!。
撮影出来なかったが、この入口の上に「露天風呂 隠れ寝湯」の表示が!


露天風呂! 
もともとここに檜露天風呂があったが、リニューアルされている。



「展望露天の景色もいい」
目の前に広がる米沢の田園風景。遠くに飯豊連峰を望む。


 脱衣場を利用する客が多くて撮影が全く出来ない。
 やむなく風呂場を開けると目の前に内風呂があり、その湯舟と出入り口の境に5〜60cm程の石の賜がある。
 なんだこれは?と覗くとお湯の注ぎ口だ。迸るお湯が15人程が入れそうな浴槽にこんこんと注がれる。
 まずは体を洗いながら見渡すと、内風呂に洗い場が10カ所、水風呂とサウナもある。
 そして露天風呂に向かう通路に追加で3つの洗い場がある。
 洗い場にはすべてシャンプーとボディソープが付いている。外には二つの露天風呂だ! 



露天風呂 ぬるめ、
隠れ寝湯 あつめ 
と書いてある。


見えないように造られた隠れ寝湯!
オーナーが造園業ということで、庭もしっかり造ってあるなぁ。


 
「何だか設備いいぞ?これで300円は安くね?」
内風呂が思ったより熱かったので、すぐさま外の露天風呂に出る。
案内には「露天風呂・隠れ寝湯」の文字が踊る。
「隠れ寝湯だと!」
 思わず脊髄反射的に寝湯に向かうと、成る程!と納得した。
 庭園の妙で見えない位置に曲がって作られた隠れ寝湯は内風呂からまったく見られない位置に配置されていた。
 これが2013年リニューアルの露天風呂と隠れ寝湯なのだろう。
それにしても、この寝湯は素晴らしい!



露天はすべてアルカリ温泉!。匂いも殆ど無い綺麗な温泉。


 勿論体格差もあるので万人すべてがあてはまる訳では無いのですが、身長160センチのMRにジャストフィット。頭の上に広がる青空と流れる雲。
 視線を下げ行くと長閑な田園風景の奥に雄大な飯豊連峰を望む。
 この寝湯、体が波に揺れてもずり落ちないようにお尻の位置にステンレスパイプが据え付けてあるのがいいね。
 寝湯が少し熱めと言う事だが、お腹を冷やさないのも良さげだ。
 紹介の順番が逆になってしまったが、ぬるめの露天風呂もなかなかいい。

 
初雪が降る頃に改めて夕日を見に訪れたい露天であった。



素人がいきなり掘った温泉と言えば、
下郷の「弥五島温泉」を思い出すなぁ。


ここの寝湯は実によろしい!。初雪の頃にも来てみたいな。


おいたま温泉「賜の湯」
外風呂「露天風呂」「隠れ寝湯」
入浴料:大人300円 子供:100円。
日帰り入浴 /時間帯:AM5:30~PM10:00(朝5時半からやってる温泉て?八戸かよ!)

温泉成分/上新田温泉(最初の温泉井戸/露天掛け流し)
●泉質 アルカリ性単純泉/源泉温度31.3℃(加熱式・レジオネラ検査証済み)

温泉成分/温泉緯度(二本目の温泉井戸/内風呂掛け流し)
●泉質 ナトリウム塩温泉。

●適応症 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・関節のこわばり・慢性消化器病・痔疾・冷え性・アトピー・病後回復・疲労回復・健康増進・婦人病など。

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